卵子の質を高めよう!おすすめの食べ物やサプリは?

卵子は、加齢によって質が悪くなるので老化するともいえます。35歳を超えると染色体異常などが増え妊娠率や出産率も低下してしまいます。卵子の質がわかる検査方法はなく、質を改善させるというのは難しいのですが、卵子へのストレスを減らすことは可能です。身体を温め、活性酵素のバランスをとる食べ物やサプリなどをご紹介します。

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目次

  1. 卵子の質と妊娠率の関係は?
  2. 卵子の質が下がる原因は?
  3. 卵子の質が悪いかどうかを検査する方法は?
  4. 卵子の質を上げるにはどうすれば良いのか
  5. 卵子の質をキープするために今できることから始めよう
  6. あわせて読みたい

卵子の質と妊娠率の関係は?

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卵子の質とは

最近では、出産年齢の高齢化がすすんでいます。生殖医学も発展し、妊娠・出産にともなうトラブルに対処できるようになってきましたが、やはり35歳を超えると、妊娠率や流産率が上がってしまいます。

それは、加齢によって卵子の質が低下することが原因といわれています。つまり、卵子の質の低下は卵子の老化ともいえるでしょう。卵子の質が下がるとは、具体的にどのようなことをいうのでしょうか。まず、女性は年々卵子の数自体が減っていきます。そうなると、エラーのない、無事に受精できる卵子の確率は減っていくことになります。

さらに、加齢にともなって、卵子の染色体異常が増えていきます。卵子は染色体の数を減らしながら成長します。排卵前に一回、排卵した後に一回分裂して数を減らし、46本あったものが最終的に23本となります。これを減数分裂と言いますが、この工程で間違いが生じ、卵子の核に過不足が出てしまうのです。

これは純粋に遺伝子レベルの質の低下になってくるので、すべての女性にひとしく起こる可能性があります。

卵子の老化がすすむと不妊の原因に

加齢によって卵子の数が減るだけではなく、排卵されるまでの長い時間ストレスにさらされていくことで、卵子の質の低下はすすみます。質が低下していくと、卵子が十分に成熟できなかったり、精子と出会っても受精する力がなかったりします。受精できても順調に受精卵が分割できないなど、さまざまなトラブルが起こりえます。

さらに、高齢になると卵子の形態異常も増えてしまいます。これらはすべて、不妊や流産の原因となってしまうのです。

卵子の質の低下は、自然妊娠だけではなく、体外受精などの生殖補助医療でも妊娠率を下げてしまいます。日本のデータによると、生殖補助利用を受けた人の妊娠率は、35歳ぐらいまでは25%以上ですが、そこからどんどん下降し、37歳で約20%、40代を超えると10%を下回ってしまいます。

自身の卵子を使って体外受精などの治療を施した場合、アメリカの研究データでは、赤ちゃんが無事に生まれてくる生産率は20代では50%~40%です。30代後半をすぎると急激に下り40代では20%を下回ります。

しかし、若いドナーの卵子を使った治療では、生産率の低下はほとんど見られません。この差が、卵子の質の低下をさしていると考えられます。これらの結果は、妊娠率、さらに生産率も加齢による卵子の質の低下に大きく左右されるといってよいでしょう。

卵子の質が下がる原因は?

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年齢が大きく関係している

さまざまな研究データから、卵子の質と年齢が大きく関係していることがあきらかです。しかし、質の低下を呼び起こす詳細なメカニズムはまだまだわかっていません。

人の卵子は生まれたときから減り続ける一方で、あたらしく作られることはないですから、年齢を重ねると卵巣内で存在する時間がより長くなっていきます。その間に、何らかのストレスがかかり、トラブルが起こっていくと考えられます。

ミトコンドリアの機能の低下

卵子の質に大きく関わっているのではないかとされるのが、ミトコンドリアです。ミトコンドリアとは、ほぼすべての細胞に存在する細胞小器官です。ミトコンドリアが細胞の中で呼吸をし、エネルギーを生成しているおかげで、生物は動けるのです。

最近の研究で、卵子のミトコンドリアのDNA量の低下や、機能の低下が卵子の質の低下に関係しているのではないかとされています。エネルギー量が下がると、卵子は正常に分裂したり、着床したりすることがで難しくなります。また、卵子のもとである卵母細胞の修復もできません。

バランスの取れた食事や有酸素運動がミトコンドリアの活性化には有効とされています。

活性酵素のバランスの変化

活性酵素は本来、細菌やウイルスなどから身を守るために作られる物質ですが、身体のサビの原因ともなります。この活性酵素も、卵子の質に大きく影響をもたらす要因です。卵巣から卵子が排出されるとき、次の排卵準備のための黄体退縮時、活性酵素は促進する役割を果たします。

正常な卵巣機能の維持に欠かせない物質ではあるのですが、バランスが乱れ、活性酸素が過剰となってしまうと、さまざまな問題が起こります。排卵過程で、卵子は活性酸素にさらされる一方、この活性酸素を消す消去酵素や抗酸化物質も存在しています。

このバランスが崩れて、活性酸素が過剰になってしまうと、卵子は酸化ストレスによる障害を受けて、質が低下し、受精が困難になるといわれています。

また黄体期の中期に何らかの原因で活性酸素が過剰になれば黄体機能不全となる可能性もあります。卵の質をキープするのに重要なのは、活性酵素とそれを消す抗酸化物質のバランスともいえるでしょう。

冷え性や体温の低下

冷え性や低体温を放置しておくと、血のめぐりが悪くなります。血液循環の悪化は、卵胞の発育が悪くなったり、排卵障害が起こったり、受精しても卵子が発育できないという状況を引き起こす可能性があります。

本来、血液に乗って、大切なホルモンや栄養などが運ばれていくのですが、それらが子宮や卵巣に充分に届けられなくなるからです。またこれによってホルモンバランスが崩れると、イライラやストレスがたまってしまい、それがさらに血管を収縮してしまうという悪循環に陥ります。

「冷えは女性の大敵」といいますが、子宮や卵子にとっても悪影響といえるでしょう。

卵子の質が悪いかどうかを検査する方法は?

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検査ではわからない

残念ながら、卵子の質をセルフチェックする方法はありません。それでは病院に行けば卵子の質を診断できるのかというと、そうではないのです。現在、卵子の質を事前に検査で調べる方法はありません。つまり、無事に妊娠し、出産できたという結果だけが質の違いをあらわすこととなります。

体外受精の場合、着床前診断という方法があります。夫婦のどちらかが重い遺伝性疾患を持つときのみ検討されます。着床前の受精卵に異常がないかどうか検査するのですが、問題があったからといってこれが必ずしも卵子の質が原因とは限りません。

卵子の数を計るAMH検査

質の検査はできませんが、自分の卵巣内にあとどのくらい卵子のもとが残っているかを調べる検査があります。それがAMH検査です。この検査は血液を採取するだけのものですが、まだ新しい分野のため保険は使えず自費となります。

AMHの数値が低ければ、卵巣の中に残っている卵子が少ないといえます。卵子の在庫の目安なので、卵子の質とは関係ありません。ANH検査の値は不妊治療がいつまでできるかの目安ともいえます。

良質な卵子なら体外受精できる

不妊治療の分野でも、いまだに良質な卵子だけを選んで採取するというのは難しい状況です。たとえば体外受精においては、うまく妊娠、出産までできて初めて「良質な卵子だった」ということがわかるのです。

病院によっては少しでも質の良い卵子を採取するため、さまざまな試みをしているようです。採取方法を人によって変えてみたり、薬で排卵を止めて卵巣を休ませたり、遠赤外線治療法で身体を内側から温めて卵胞の発育をうながしたりしています。

卵子の質を上げるにはどうすれば良いのか

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卵子は新しく作られることはないので、卵子の質を前より良い状態にするのは難しいともいえます。しかし、卵巣にある卵子の質を下げずにキープする努力は可能です。

食事や睡眠を整えよう

身体の冷えは、卵巣の状態を悪くしてしまいます。とくに卵胞が発育する時期は、身体を温めることが重要になります。それには適度な運動や入浴が効果的です。血行を良くし、代謝を上げることで、妊娠に必要なホルモンや酵素などが子宮や卵巣にいきわたります。

ストレスをためない生活も重要です。女性ホルモンは脳からの指令で分泌されるので、脳に過度なストレスがかかると乱れが生じるのです。リラックスできる時間を作ったり、睡眠時間をしっかり取ることが必要となります。

また、毎日の食事にも気を遣いましょう。栄養バランスはもちろん、なるべく身体を温める食べ物を積極的にとりいれると良いですね。根菜や温かい飲み物がおすすめです。女性ホルモンのバランスを整えるためには、亜鉛やビタミンが重要になってきます。牡蠣やビーフ、ナッツ類、果物などを上手にメニューに取りいれていきましょう。

効果的な漢方やサプリ

コエンザイムQ10、カルニチンは活性酵素のバランスを調整して、身体の酸化を防いでくれます。酸化、つまり身体のサビは卵子の質を下げる要因のひとつです。いろいろなサプリなどもでているので、検討してみても良いですね。また、医療分野ではメラトニンの投与が卵胞内の酸化ストレスを抑制するという研究結果もあります。

漢方薬で血のめぐりを良くし、体を温めることも卵巣には良い影響を与えます。有名なものは当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)で、生理不順にも効果があるとされます。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)も同じく、血の流れをサポートして足元の冷えや生理痛をやわらげます。加味逍遥散(かみしょうようさん)は自律神経やホルモンバランスを整えます。

最近は、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)にも注目が集まっています。卵巣から分泌されるホルモンの一種で、卵胞内の女性・男性ホルモンやエネルギーの産生を手助けしています。加齢にともない分泌量が低下するので、その分を補充することで卵胞細胞が活発になるとされています。

海外では「若返りサプリ」などと称され人気ですが、ホルモン剤はデメリットもあるため、服用は医師に相談、確認したほうが良いでしょう。

卵子の質をキープするために今できることから始めよう

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卵子の質は、加齢によって下降し、35歳を超えると染色体異常などが増えてしまいます。卵子の老化が進むと、妊娠率や出産率も低下します。ミトコンドリアや活性酵素が質の低下に関係しているとされますが、いまだに明確な答えはありません。

卵子は減る一方なので、質を改善させるというのは難しいのですが、今の卵子の状態を保持したり、卵子へのストレスを減らすことは可能です。規則正しい食事や睡眠を心がけ、身体を冷やさないようにするのが、卵子の品質を維持する第一歩といえるでしょう。

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