更新日:2017年08月04日

不正出血で妊娠がわかる?着床時の出血後に妊娠検査薬を使用するタイミングは?

妊娠超初期(着床前後)~妊娠初期にかけてのまだ妊娠しているかどうかがはっきりとしない時期には、どんな症状が妊娠のサインとなるのか気になりますよね。妊娠初期症状のひとつに、受精卵が着床するときに起こる不正出血(着床出血)があります。着床時の出血の特徴や妊娠検査薬を使うタイミングについて解説します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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不正出血とは?

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生理以外で性器から出血することを「不正出血」と呼びます。不正出血の原因は、ストレスによるホルモンバランスの乱れや排卵期に起こる女性ホルモンの分泌量の変化、子宮・腟の病気などさまざまで、妊娠にかかわるものもあります。

不正出血の量と期間

不正出血の量や期間は場合によって異なり、突発的に少量の血液が出て収まることもあれば、少量あるいは大量の出血が数日~数週間にわたって続くこともあります。出血量が明らかに多いときや出血がだらだらと続くとき、強い下腹部痛や性交時痛といった症状があるときは病気の可能性が高いため、すぐに婦人科を受診しましょう。

妊娠にかかわる不正出血

妊娠にかかわる主な不正出血には、受精卵が着床するときの子宮内膜からの出血や、赤ちゃんがお腹の中で大きくなることで子宮内の毛細血管が切れることによる出血、妊娠後期~臨月にかけて出産が近いことを教えてくれる「おしるし」、検査器具によって性器が傷つくことで起こる出血があり、どの出血も病気ではありません。

しかしながら、妊娠中に流産や病気によって出血が起こる可能性も考えられます。不正出血が起こったときには、注意すべき不正出血でないかを確認することが大切です。

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不正出血で妊娠の可能性がわかる?着床出血はいつ?

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受精卵が子宮内膜に着床したときに子宮内膜から不正出血が起こることがあります(着床出血)。妊娠したからといって必ずしも着床出血が起こるわけではありませんし、着床出血が起こったからといって必ずしも妊娠するわけではありませんが、着床出血は妊娠初期の大切な兆候のひとつです。着床出血にはどのような特徴があるのでしょうか。

着床時の不正出血(着床出血)のタイミング

精子と卵子が受精すると、受精卵は女性ホルモンのはたらきによって厚くなった子宮内膜の中にもぐりこみます。これを「着床」と呼び、着床時には子宮内膜が傷ついて少量の不正出血が起こる場合があります(着床出血)。受精から着床までにかかる期間はおよそ1週間なので、着床のタイミングは生理予定日の約1週間前ということになります。

したがって、着床時の不正出血は生理予定日の数日前~1週間前に起こる可能性が高いと考えられます。生理が来たと勘違いしてしまうことがあるため、出血が起こった場合には着床出血以外の妊娠初期症状もあわせて確認しましょう。

着床時の不正出血(着床出血)の色

着床出血の色は、もともとの血液の状態や出血後に体外に血液に排出されるまでにかかる時間によって異なるため、鮮血のような赤の場合もあれば、赤褐色や茶褐色の場合もあります。白いおりものと混ざってピンク色に見えることもあるでしょう。

着床時の不正出血(着床出血)の量・期間

着床時の不正出血は、少量かつ数日で収まる場合がほとんどですが、個人差があるため一概には言えません。生理と同じくらいの量・期間だったという人もいれば、おりものに少し混ざるくらい少量で2~3日すると出なくなったという人もいます。

不正出血以外の着床時の症状

着床時には、不正出血が起こるだけでなく下腹部痛を感じる人もいるようです。痛みの強さや感じ方や人それぞれですが、下腹部がチクチクしたり、生理痛のような痛みを感じたりする場合があるでしょう。ただし下腹部痛が全く起こらない人もいるため、痛みがないからといって心配しないでくださいね。

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着床出血の直後は陽性反応が出ない

着床時の不正出血が起こると、本当に妊娠したのかどうかを確認したくなり、すぐに妊娠検査薬に手を伸ばしてしまう人がいるかもしれません。しかし、着床直後に妊娠検査薬の反応を確かめても通常は陽性反応が出ません。妊娠検査薬を使用する正しいタイミングを知っておきましょう。

妊娠検査薬を使うなら生理予定日1週間後から

妊娠検査薬を使用して妊娠しているかどうかを確認することができるのは、生理予定日の1週間後からです。早く知りたくてうずうずしてしまうかもしれませんが、タイミングを間違えると正確な結果が出ない可能性があります。焦らずに待ちましょう。

また、できるだけ早く妊娠を知りたい人には、「早期妊娠検査薬」がおすすめです。早期妊娠検査薬であれば、生理予定日の3日前から反応を確認することができますよ。

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着床時の不正出血が起こったら

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出血量や期間、その他の妊娠初期症状を確認する

着床時の不正出血と思われる出血が起こった場合には、流産や妊娠の異常、病気が原因の出血でないかどうかを知る手がかりをつかむため、出血量や期間、不正出血以外の妊娠初期症状もあわせて確認しましょう。明らかに出血量が多い場合や出血が止まらずだらだらと続く場合、腹痛がひどい場合には着床出血以外の出血が起こっている可能性があります。病院へ行きましょう。

飲酒・喫煙、薬を控える

着床出血と思われる出血が起こり、その他の妊娠初期症状にも当てはまるものが多いときには、妊娠している可能性があることを頭に置きつつ健康に気を付けて生活を送りましょう。飲酒・喫煙や薬の内服を控えるとともに、無理をせずに休息をとり、しっかりと体調を管理したいですね。また、胎児の健康のために「葉酸」を摂取しはじめると良いでしょう。

妊娠検査薬で確認する

生理予定日から1週間が過ぎたら妊娠検査薬で反応が出るかどうかを確認してみましょう。フライングをしてしまうと正確な結果が出ない可能性があるため、妊娠検査薬は正しいタイミングで使用してくださいね。陽性反応が出た場合には、病院でさらに詳しく調べてもらいましょう。

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不正出血以外の妊娠初期症状は?

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着床時の不正出血以外にも、妊娠超初期にはさまざまな症状があらわれます。着床時の不正出血が起こったときには、以下のような症状がないかをチェックしてみましょう。

・息切れ
・めまい、失神
・乳房の張り、痛み
・疲労感
・吐き気
・頭痛
・腰痛
・頻尿
・生理が来ない
・基礎体温の上昇
・下腹部のけいれん
・食べ物の好みの変化
・気分の浮き沈みが激しくなる

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妊娠初期に注意すべき不正出血の原因

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妊娠超初期~妊娠初期の不正出血は、妊娠にかかわる不正出血ばかりとは限りません。流産や切迫流産、子宮外妊娠といった妊娠にかかわるトラブルや女性の病気が原因となって不正出血が起こる可能性もあります。

流産、切迫流産

妊娠22週未満で赤ちゃんがお腹の外に出てしまうことを「流産」、流産になる直前の状態を「切迫流産」と言います。流産や切迫流産は不正出血を伴うことがあり、一般に切迫流産の場合は出血が少量で、流産の場合は比較的出血量が多い傾向があります。

流産のときは妊娠を継続することはできませんが、切迫流産のときはまだ赤ちゃんが子宮の中にいるため、正常な妊娠状態に戻すことができる場合もあります。出血がだらだらと続いて止まらない場合には婦人科を受診しましょう。

異所性妊娠(子宮外妊娠)

卵管や卵巣など子宮内膜以外の場所に起こる妊娠のことを「異所性妊娠」と言い、「子宮外妊娠」と呼ばれることもあります。異所性妊娠は不正出血を伴うことがありますが、もっともよくある症状は腹痛です。卵管に妊娠した状態に気づかずに放置してしまうと、卵管が破裂して大量の出血を起こす可能性があります。強い腹痛がある場合にはすぐに病院に行ってください。

絨毛膜下血腫(じゅうもうまくかけっしゅ)

受精卵は、胎盤を作りはじめるときに子宮内膜に「絨毛組織」という組織を伸ばします。絨毛組織は胎盤のもととなり、胎児が母体から酸素や栄養をとりいれるために欠かせない組織ですが、絨毛組織が子宮内膜に入り込むときに子宮内膜から出血することがあります。これが血腫になったものが「絨毛膜下血腫」という血のかたまりです。出血時には腹部の張りや痛みを伴います。

絨毛膜下血腫は妊娠初期~中期にできやすく、自然に血腫がなくなり妊娠が継続される場合がほとんどですが、血腫がなかなか消えない場合や大きい場合は流産や早産につながる可能性があると指摘されています。超音波検査をすることで発見できる場合が多い血腫ですので、症状に心当たりのある人は病院で治療を受けましょう。

胞状奇胎(ほうじょうきたい)

胎盤をつくるもととなる「絨毛」が変化して水のたまった袋のようになり、子宮の中にブドウの房のように大量に集まっている状態を「胞状奇胎」と呼びます。その見た目から「ブドウ子」と呼ばれることもあります。不正出血を伴う場合があるほか、つわりがひどくなったり、高血圧や蛋白尿といった妊娠高血圧症候群の症状を伴ったりする可能性があります。これらの症状を伴うときは、病院で検査を受けましょう。

近年では超音波検査で発見できる場合が多く、妊娠の陽性反応が出たあとの検査ですぐに見つかるケースも多いようです。超音波検査に加えてhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンの検査を行うことで胞状奇胎であることが確定します。胞状奇胎では正常な胎児が育っていないので妊娠を継続することは不可能で、吸引装置などを用いて胞状奇胎を除去する処置を行うことになるでしょう。

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女性の病気、性感染症

子宮や腟の炎症といった女性の病気や性感染症が原因で不正出血が起こる場合もあります。具体的な病気としては、子宮がんや子宮内膜症、子宮筋腫、細菌性腟症、トリコモナス腟炎、淋菌感染症(淋病)、性器クラミジア感染症などがあげられます。

病気によって症状は異なりますが、不正出血以外に腹痛や性交時痛、排尿痛といった症状を伴うことが多く、早産や新生児の病気の原因となる可能性があります。おりものが黄色や黄緑、灰色になったり、膿状や泡状に変化したりする病気もあるため、不正出血だけでなく、おりものの変化に注目することも大切です。

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不正出血に注意して妊娠の準備をしよう

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不正出血は妊娠の兆候を教えてくれる大切なサインですが、着床時の出血は必ずしもあるとは限りませんし、着床出血と思われるものが起こったとしても必ずしも妊娠するわけではありません。体調管理に気をつけながら妊娠検査薬で反応が出る時期(生理予定日の1週間後)まで待ち、陽性反応を自分で確認しましょう。陽性反応が出たらすみやかに病院を受診してくださいね。

着床時の出血と思い込んでいたものが、実際には流産や異所性妊娠、その他の病気を原因とする不正出血だったという場合も考えられます。出血の状態だけでは判別がつきにくいため、不安なときは病院で診てもらいましょう。

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