更新日:2018年06月13日

学資保険の返戻率とは?金額はいくらになる?平均相場や元本割れについても解説

学資保険選びには欠かせないポイントのひとつが、「返戻率」です。戻ってくるお金の比率のことで、返戻率によっては学資金に数十万円の差が生まれることもあります。そのため、学資保険を決める前にしっかりと理解しておくのがおすすめです。ここでは、学資保険の仕組みや返戻率の意味、よりお得になるポイントやトレンドについて解説します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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記事の監修

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ファイナンシャルプランナー
田中 みゆき

学資保険の返戻率とは?

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返戻率とは戻ってくるお金の比率

学資保険の返戻率とは、保険会社へ支払った保険料の総額に対してどのくらいの学資金を受け取ることができるかを数字で表したものです。読み方は「へんれいりつ」で、戻り率と呼ばれることもあります。

基本的に返戻率はパーセンテージで記載され、保険料の総額と受け取った学資金が同じ場合、100%になります。返戻率が高いほど、支払った保険料よりも多くの金額を受け取ることができます。学資保険を検討している人の多くは、この返戻率が気になるのではないでしょうか。

学資保険の返戻率の平均相場は?

学資保険の返戻率は商品によってさまざまです。一般的に、貯蓄を重視した学資保険の返戻率と保障を重視した学資保険の返戻率には差があり、だいたい60~110%の範囲です。貯蓄を重視した学資保険の返戻率の平均は、約105%だといわれています。

学資保険の返戻率は年々下降していて、人によっては「学資保険は損をする」といった話を耳にしたことがあるかもしれません。これには、保険会社の「予定利率」というものが関係しています。

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学資保険と予定利率の関係とは?

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予定利率は保険料を決める基準のひとつ

予定利率とは、契約者に対して約束する運用利回りのことで、保険料を決める際の基準のひとつとなっています。通常保険会社は、契約者から支払われた保険料の一部を積み立て、運用します。保険料は運用によって生まれる収益を想定して割り引かれていて、この割引の基準となる利率が予定利率です。

つまり予定利率が高いほど利回りが高くなり、保険料が安くなるという仕組みです。そして予定利率は、標準利率をもとに決定されています。

予定利率を決めるための基準が標準利率

標準利率とは、金融庁が定めた一定の基準のことです。10年国債の利回りなどをもとに決められていて、経済状況によって左右されます。標準利率は予定利率に影響し、標準利率が上がると予定利率も上がる仕組みになっています。

標準利率・予定利率が上がると返戻率も上がる

基本的に、標準利率・予定利率が上がると返戻率も上がります。予定利率が高いということは、契約者が支払う保険料に対して、保険会社が予定している収益も高くなるからです。そして、予定利率が高くなると割引が大きくなるため、保険料は下がります。

保険料
返戻率
標準利率・予定利率が上がる下がる上がる
標準利率・予定利率が下がる上がる下がる

返戻率は下がり続けている

返戻率が高いほど嬉しい学資保険ですが、全体的な返戻率は年々下がり続けています。特に、2016年から始まったマイナス金利政策の影響は大きく、2017年4月には標準利率が1%から0.25%まで引き下げられています。そして標準利率が下がると保険料は上がるため、各保険会社によって保険料の値上げや商品の販売停止がおこなわれました。

返戻率と受け取り金額の計算方法

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返戻率の計算方法

返戻率は「受け取る学資金の総額(以降「受取金」)」を「支払った保険料の総額(以降「支払金」)」で割り、100%を掛けて算出しています。

返戻率=受取金÷支払金×100

受け取り金額の計算方法

返戻率の計算方法をもとに、受取金は支払金と「返戻率を100で割った数字」を掛け算することで算出することができます。

受取金=支払金×(返戻率÷100)

受け取り金額の計算例

支払金
受取金
支払金と受取金の差
A.返戻率90%200万円180万円-20万円
B.返戻率110%200万円220万円+20万円
C.返戻率110%300万円330万円+30万円

たとえば、返戻率が110%の学資保険に総額200万円の保険料を支払った場合、学資金として220万円を受け取ることができます。実際に支払った200万円よりも、20万円多く返ってくることがわかりますね(表A)。

200万円×(110÷100)=220万円

一方、返戻率が90%の学資保険で同じ金額の保険料を支払った場合、受取金は180万円になります。そして、支払った200万円よりも20万円少なくなってしまいます(表B)。

200万円×(90÷100)=180万円

つまり、返戻率が高いほど多くの学資金を受け取ることができます。さらに、返戻率が100%を超えている場合、保険料が高いほどお得になります。保険料を高く設定すると、その分支払金が大きくなるためです(表C)。

学資保険の元本割れとは?

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学資金よりも支払った保険料が多い

「元本(がんぽん)割れ」とは、学資金の受け取り総額が支払った保険料の総額よりも下回ることです。投資したお金である保険料を「元本」と呼び、元本よりも利益が下回ることから元本割れと呼ばれます。

つまり元本割れは、返戻率が100%を下回る場合に起こります。元本割れをしている学資保険は一見損に感じるかもしれませんが、その分保障内容が充実しているケースがほとんどです。

元本割れをしている学資保険を選ぶ際は、保障内容をよく検討するようにしましょう。特に医療保険など、ほかの保険にすでに加入している場合は、保障内容が重複している可能性があります。保障内容によっては、学資保険以外の保険に加入したほうがお得になるケースもあるでしょう。

返戻金次第で元本割れに

返戻金とは保険会社から戻ってくるお金のことで、契約を解約したときにもらえるお金を解約返戻金と呼びます。保険料の払い込みが厳しいといった理由で契約を途中解約した場合、解約返戻金の設定金額によっては支払ったお金がほとんど戻ってこないことがあります。

返戻金を受け取ることができないと、本来100%を上回っていた返戻率が元本割れしてしまう可能性があるでしょう。そのため、満期までしっかりと払えるような学資保険を選ぶことが大切です。

学資保険の返戻率が高いケースは?

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子どもが小さいうちに加入する

学資保険は子どもの年齢が低ければ低いほど、保険料が安くなります。学資保険の場合、商品によっては妊娠中に入ることができるものまであります。学資保険を検討している場合は、子育てで忙しくなる前にチェックしておけると良いですね。

学資金の受け取りを後にする

基本的に支払った保険料は、保険会社に預けている期間が長いほど、運用される期間も長くなります。そのため学資金の受け取りはできるだけ先のほうが、運用される期間が長くなるため返戻率が高くなります。

余分な特約を付けない

学資保険によっては、特約として医療保障や死亡保障が付いているものがあります。これらの保障をつけると、その分保険料が値上がりし、返戻率が低くなります。返戻率を高くするには、できるだけ余分な特約を付けないほうが良いでしょう。

ただし、「保険料払込免除」の特約は付けたままのほうがおすすめです。保険料払込免除とは万が一契約者が死亡してしまった場合などに、それ以降の保険料の支払いが免除されるというもので、基本的にはどの学資保険にも付いています。

※特約…メインの保障に対して付けることができるオプションのようなもの

できるだけ一括で払う

保険料は月々で支払うよりも、できるだけまとめて支払ったほうが安くなります。1年分をまとめて支払う年払いや、保険料をすべてまとめて支払う一括払いなどです。支払う余裕がある場合は、まとめて支払ったほうが良いでしょう。

ただし、一括払いの場合は、クレジットカード決済ができないケースがあります。クレジットカードのポイントが気になる場合は、支払い前によく確認しておきましょう。

学資保険の返戻率は比較できない?

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学資保険の返戻率の条件は商品によってさまざまです。そのため商品同士で返戻率を比較する際は、できるだけ条件をそろえるようにしましょう。おもな条件は以下の通りです。

●契約者(子どもの保護者など)と被保険者(子ども)の年齢
●保険料の支払い期間・方法
●学資金の受け取り時期
●受け取る学資金の総額
●特約の保障内容

ただし、すべての条件をぴったりそろえて比較することは難しいかもしれません。その場合は、まずは条件の中で自分が優先するポイントを決めて比較するようにしましょう。

返戻率と条件、バランスの良いものを選びましょう

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学資保険で教育資金の貯蓄を考えている場合、できるだけ返戻率の高いものが嬉しいですよね。商品によっては数十万円の差が生まれるものもあるため、返戻率は学資保険選びの中でも非常に大事なポイントです。

しかし、返戻率だけで決めてしまうと後々頭を悩ませることになるかもしれません。たとえば、支払期間が短いとその分保険料が高くなるため、無理をして契約してしまうと途中で支払うのが難しくなってしまうことがあります。そのほかにも、学資金の受け取りを後にしすぎてしまい、本当に必要なタイミングでお金を受け取れないこともあるでしょう。

学資保険を選ぶ際は返戻率だけでなく、家族のライフプランに合ったバランスの良いものを選べると良いですね。

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※この記事に記載されている情報は、2018年3月時点の情報をもとに記載されています。

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