悶絶級のかわいさ!赤ちゃんマンガに癒やされよう【0歳児の成長がわかるおすすめ12選】
赤ちゃんマンガは子育てのヒントが満載です。2ヶ月、3ヶ月と月齢ごとの成長が学べたり、おもしろいエピソードに笑えたり、かわいい赤ちゃんに癒やされたりと、育児が大変だと感じたときの息抜きにぴったりです。今回はブログやツイッターでも人気に火が付き書籍化されたマンガを厳選してご紹介します。ぜひチェックしてくださいね。
目次
ママも最初は0歳!赤ちゃんマンガで勉強&癒やされよう
ままのて編集部に、出産を終えて育休中のAさんが遊びに来てくれました。子育て中のBさん、Cさんの3人で育児談議に花が咲きます。悩んだときにマンガで勇気をもらったというAさんの話を皮切りに、Bさん、Cさんもマンガに助けられていたエピソードが飛び出しました。3人は、どのようなときにマンガを読んで救われたのでしょうか。
おっぱいをあげてやっと寝たかと思ったらまたすぐに授乳の時間。おっぱいが足りていないのかもしれないと授乳のたびに気になっていました。でも、マンガの作者たちも同じように悩んでいることがわかったのです。おむつ替えや離乳食で格闘している様子を見て、「大変そうだけれど何とかなるかも」と元気になりました。
授乳や抱っこ、寝かしつけ…。これから待ち受ける育児のハードルも、みんな一緒だと思うと心強いですね。
育児書では一般的に2ヶ月になるとまとまって寝る、3ヶ月では首がすわり始め、4ヶ月でよだれが増えるというようなことが書かれていました。しかし、我が子の場合は少し成長が遅め。不安になったときに息抜きがしたくてマンガを読んでみたところ、成長のスピードは人それぞれだとわかり安心しました。
100人いれば100通りの成長があって当たり前。マンガで描かれているのは、作者の体験談だから説得力があります。
産後1、2ヶ月を過ぎたあたりから夫に対してわけもなくイライラすることが増えました。孤独感に涙したり、うまくいかずに焦ったりすることが多かったように感じます。悶々としながらリフレッシュにと入った本屋で見つけたのが赤ちゃんのマンガです。わらをもつかむ思いで読んでみたら、共感することが多く久々に大笑いしてすっきりしました。
マンガに描かれる「子育てあるある」は、ときに爆笑を誘います。作者と同じ目線になって泣き、笑い、喜びを炸裂させれば、読後は気持ちが晴れやかになるかもしれません。
書籍化されているのは、ブログやInstagramなどでおもしろいという評価を獲得しているマンガばかりです。そこには子育てのヒントや笑えるエピソードがたくさん詰まっていますよ。
それでは、おすすめの赤ちゃんマンガをAさん、Bさん、Cさんのレビューとともにご紹介します。子育ての壁を感じたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
タイトル | 作者名 |
---|---|
たまご絵日記 ~新米かあちゃん奮闘記~ | ナナイロペリカン |
ぼっち育児楽しんでます | 鳥頭ゆば |
オカアチャン1年生―トリペと2 | コンドウ アキ |
すくすくそらまめ マイペース赤子のあるある成長記 | 眉屋 まゆこ |
むすメモ!妊娠中~2歳 | つかさ ちずる |
生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした | モンズースー |
きみといつまでも | あおむろひろゆき |
ヨチヨチ父 とまどう日々 | ヨシタケシンスケ |
ギブミー睡眠 リトルモンスター・ひなとの日々 | くりこ |
#ピヨトト家~うちのアホかわ男子たち~ | ぴよとと なつき |
ママは悪くない! 子育ては“科学の知恵"でラクになる | ふじい まさこ |
娘が可愛すぎるんじゃ~! | きくまき |
たまご絵日記 ~新米かあちゃん奮闘記~
たくさん笑えて、ときに涙
2009年生まれの長女、タマ子出産から1歳の卒乳までの24時間待ったなし育児を描くコミックエッセイです。同名の大人気ブログをもとに書き下ろしました。生まれたばかりの赤ちゃんを「ゼリー状の宇宙人」と形容してしまうあたりに、作者のセンスがうかがえます。
書籍には、ブログに寄せられた読者のコメントも載せられています。世の中のママたちの本音がわかり、「みんな同じように悩んでいて安心した」「妻の大変さがよくわかった」というレビューが多く見られますよ。出産祝いに贈るのもおすすめです。
頻繁なおむつ替え、洗濯の山、寒さに凍える風呂あがりなど、育児中のママが共感せずにはいられないことばかりが描かれています。自分の気持ちを代弁してくれているようで、胸にじんときて笑いながらも泣きました。
ぼっち育児楽しんでます
大変なときこそ笑ってみよう
ぼっち育児とは「ひとりぼっちの育児」のこと。書籍は、作者の鳥頭ゆばさんが人気ブログ「巣ごもりゆばさん ~ズボラ育児連載中~」で公開しているマンガをもとに編集されています。
生まれ育った地元から離れ、夫は仕事で不在という孤独な環境での育児に奮闘する様子が綴られています。4ヶ月から1歳頃まではお風呂で自分の身体を洗うタイミングについて悩み、6ヶ月頃からは離乳食を食べない問題が勃発します。
しかし、ぼっち育児に襲い掛かる数々の困難も、作者の手にかかれば爆笑のエピソードに。気持ちの切り替え方や、作者が使った便利なアイテムは育児の参考になりますよ。「ママ友ができない」「夫が不在がち」という状況で孤軍奮闘しているママに、ヒントをくれるマンガです。
食べてくれない離乳食を作る切ない毎日や、忙しさにかまけついつい出不精になる日々は、自分のことを書かれているのかと思うほど。泣いたり笑ったりの「育児あるある」に、共感の声が多いのもうなずけます。妊娠中や長女の2歳以降の様子、第二子誕生の話などがまとめられたブログもおもしろいです。
オカアチャン1年生―トリペと2
リラックマ作者が届ける子育てマンガ
作者は大人気のキャラクター「リラックマ」を手掛けるコンドウアキさん。長女、トリペちゃんが生まれてから1歳になるまでの奮闘記です。ほのぼのとしたタッチは健在で、ちょっと抜けた夫と、大物感が漂うトリペちゃんが愛すべきキャラクターとして描かれていますよ。
0歳児育児は日々修行のようなおもしろさ。両足で顔面をキックされても、全力で哺乳瓶を拒否されても、「寝かしつけは地蔵になること」と悟りを開きながら、楽しく育児をしている姿が印象的です。2ヶ月、6ヶ月と月齢ごとの成長も追体験でき、育児の予習をするにもぴったりの一冊です。
人気のイラストレーターらしく、赤ちゃんがとにかくかわいいです。育児疲れのときに読んだので、赤ちゃんの愛らしさを再確認できました。次はトリペちゃんの成長と、第二子「モッチン」を描く続編を読みたいです。
すくすくそらまめ マイペース赤子のあるある成長記
冷静な観察眼が笑いを誘う
作者の冷静な観察眼が光る、育児四コママンガです。赤ちゃんの摩訶不思議な行動に、作者がテンポよくツッコミを入れるオチは、思わずくすりとさせられますよ。
タイトルにある「そらまめ」は、長男ヒロ坊のニックネーム。ふっくらほっぺの横顔が、そらまめの形に似ているのだそうです。もちもちのコッペパンのような手足を動かし、のびのび育つヒロ坊の様子に、癒やされる人が続出ですよ。
作者が「育児の大変さをたのしまなくてはもったいない」と描き始めたマンガです。もともとはツイッターにあげていたものだからか、読み進めやすいのが魅力です。月齢が3ヶ月ごとに分けられているので、話す言葉や動きが参考になりました。
むすメモ!妊娠中~2歳
酸いも甘いも詰まったあるあるネタに共感
むすめのメモ、略して「むすメモ」。むすめがお腹の中にいるときから、生後2歳になるまでの子育てエピソードをゆるいテイストで4コマにまとめたコミックエッセイです。
マシュマロのようにふわっとやわらかなイメージのイラストとは裏腹に、夫に「頑張れ」といわれて「じゅうぶん頑張っている」と涙する話や、新生児期にいろいろな情報を妄信して、がんじがらめになってしまった話など、育児の大変さもしっかりと描かれています。子育ての酸いも甘いもたっぷり詰まった「あるあるネタ」は、夫婦で勉強になりますよ。
第1章は妊娠中から出産まで、第2章以降は6ヶ月ごとに月齢を区切って章立てされていたのでわかりやすかったです。おむつ選び、授乳の悩み、夜泣き、ひとり遊びなど、その時々で違う悩みや発見があるのがおもしろいですね。出産前の育児の予習にもおすすめです。
生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした
不安なママの気持ちに寄り添う
発達障害のADHD当事者で、グレーゾーンの息子ふたりを育てる作者。大人になってから発達障害であることを知りました。息子がほかの子と比べて発達が遅れていることに気付いたのは1歳8ヶ月の頃です。
障害が発覚した当初に気持ちを救ってくれたのは、ほかの当事者たちが悩み、苦しみ、闘っている声。「ひとりじゃない」という思いが、作者を強くしてくれました。書籍では、そのときの体験をもとに、作者のありのままの感情がストレートに表現されています。同じように「育てづらさ」を感じているママに、救いの手を差し伸べてくれるかもしれません。
子育て本とはいいながら、作者自身が生きづらさを感じていた半生も綴られているため、発達障害がゆえの考え方や特性がわかります。子どもの行動に悩んでいるママのヒントになるかもしれません。診断や療育、子どもへの対処法も参考になります。なにより「不安なママの気持ちに寄り添いたい」という作者の気持ちが伝わってきて、ママの心の鎧(よろい)も外れるのではないでしょうか。
きみといつまでも
パパ目線で描く娘の成長記録
ちょっとしたことで感傷的になってしまう泣き虫パパが描く育児マンガです。カーテンで遊ぶ我が子に花嫁のベールをかぶった姿を思い浮かべて涙したり、「歩き始めるとハイハイが見られなくなる」としんみりしたり。ママとは違う考え方がある一方で、女性と同じように考えている部分もあり、夫婦でお互いの気持ちを理解するのに役立ちそうです。
作者は赤ちゃんと同じくらい、ピュアなハートの持ち主です。赤ちゃんへのあふれる愛を隠しません。それなのに赤ちゃんにはその思いが届かないらしく、ママの存在にはかなわないところに哀愁が漂います。パパが肩透かしを食らうエピソードは爆笑もの。育児の疲れも吹き飛びますよ。
ヨチヨチ父 とまどう日々
育児に戸惑うパパを応援
作者は「もうぬげない」などで人気の絵本作家、ヨシタケシンスケさん。妊娠中からママになる女性と違って、赤ちゃんが生まれてから「パパ」になった男性が戸惑う気持ちを等身大で描きます。
今どきの「イクメン」とは真逆にある、男性の気持ちを見事に表現。パパが感じる育児の脇役感や報われない感は、思わず同情してしまうほどです。子どもが生まれると夫婦の気持ちにすれ違いが生じやすいものですが、お互いに温度差があると感じたときに読むと、相互理解につながるかもしれません。
本の帯に「パパは共感。ママは落胆。」とあるように、目線はどこまでも男性寄り。だからといって、「パパの気持ちを理解して」などと押しつけがましい感じはありません。パパの共感を誘いながらも、育児で押さえておきたいポイントを教えてくれるので、育児がわからないパパも子育てに参加したくなるはずです。ぜひ、夫婦で読んでくださいね。
ギブミー睡眠 リトルモンスター・ひなとの日々
育児の理想と現実を笑いに昇華
「赤ちゃんがスヤスヤ眠るとか、スベスベの赤ちゃん肌は全部ウソ」という産科医の衝撃の一言からはじまった育児生活。その言葉の裏にある「育児の理想と現実」の格差には、「わかる、わかる」と同意せずにはいられません。
おっぱいと寝かしつけの無限ループ、泣きやむ気配すら見えない夜泣き、無残に引き出されたティッシュの山など、エネルギッシュな赤ちゃんの様子に子育ての大変さを実感します。しかし、それを上回る育児の楽しさ、子どもへの愛情、成長の喜びを感じられ、読んでいるとほのぼのできます。
書籍のもととなったのは、アメブロの「子育て」ジャンルで1位を獲得したこともある人気ブログです。かわいらしい絵柄でサクサク読み進められるので、育児の合間の息抜きにぴったりです。
#ピヨトト家~うちのアホかわ男子たち~
二人目育児の対比が参考になる
インスタとアメブロで公開され話題のピヨトト家の兄弟が描かれています。「男の子あるある」に大爆笑、育児疲れも吹き飛ぶおもしろさです。
みどころは、一人目と二人目の育児の違いについて描いたページ。洗濯、食事、おむつ替えと慎重に対応していた長男の育児と比べ、次男の育児は良い意味で「手抜き」になりました。はじめての子育てで「あれはダメ、これはダメ」と情報に振り回されて悩んでいるママは、「頑張りすぎなくても良いのか」と気が楽になるはずです。
3歳の長男シンくん、1歳の次男カイくんの毎日を中心に描きます。男の子ふたりが繰り広げるドタバタな日常がいとおしく、これから二人目が生まれてくるママに「なんとかなる」と元気を届けてくれますよ。「育児を楽しもう」という気持ちになれる前向きコミックです。
ママは悪くない! 子育ては“科学の知恵"でラクになる
子育ての悩みを科学的に解明して話題に
「NHKスペシャル」が産後のママに起こる心と身体の変化や、赤ちゃんの発達について科学的に解明した内容をコミックエッセイにした異色の育児書です。消えない孤独感にさいなまれ、夫や子どもに対して常にイライラしてしまうママの憂うつは、ホルモンの関係によるもの。子どもの人見知りや夜泣きも、科学的に説明ができる現象としてまとめています。
番組を作ったのは3歳の子どもを育てている女性というだけあって、取り上げられているテーマは、苦しむママの気持ちに寄り添ってくれる内容です。子どもをかわいく思えなかったり、夫と一緒にいるのが苦痛に感じたりするママも、気持ちを整理するための糸口を見つけられるかもしれせん。
産後のママにも読みやすいよう、コミックエッセイで難しい内容をかみ砕いて説明しています。これまで「ママの気持ちの問題」として見過ごされていたことも、科学的な理由があるとわかれば、とらえ方が変わってきます。現在子育て中の人だけではなく、出産前の夫婦にも読んで欲しい1冊です。
娘が可愛すぎるんじゃ~!
娘自慢が止まらない笑いの一冊
タイトル通り「娘がかわいすぎる」という気持ちがあふれ出ているコミックエッセイです。むっちりほっぺの娘さんになら、なにをされてもとろけてしまう作者。作者のハートが撃ち抜かれる様子を見ると、育児の大変さに負けそうな日々も「楽しまなくては損だな」という気がしてきます。
愛が止まらない作者ではありますが、丹精込めて作った離乳食を拒否されたり、ノロウイルスで一家全滅してしまったりと、子育ての試練も経験しています。子育て中に起こるさまざまな出来事が満載で、育児の予習にもおすすめです。
通常は心が折れてしまうような出来事も、作者の娘さんに対する無上の愛で、ポジティブな出来事に昇華されているのはさすがといったところ。良い所をみつけて伸ばすというスタイルは真似したくなります。ボリュームが多く、読みごたえも十分。一気読みせずに、時間を見つけて少しずつ読むのも良いですよ。
赤ちゃんマンガは無料で読めるブログもおすすめ
吉木ゆん うちの娘は塩対応
娘のアコちゃんが大好きな作者。パパを後追いする姿を見て、自分よりパパのほうが好きなんじゃないかと思ったり、卒乳して楽だと思う反面で寂しさを感じてしまったりと、思い通りにいかないもどかしさを素直に吐露しています。
喜怒哀楽を誇張せず、等身大で綴る日常は、友だちの話を聞いているかのような親しみを覚えます。ママの本音が垣間見れ、同じような月齢の子を育てているママたちにとって、心強い存在のブログといえそうです。
スッキリときれいな絵柄で、さくさく読み進められます。読者から寄せられるコメントも「わかるわかる」という声が多数。一緒に育児をしている感覚も魅力のひとつです。
今日もおなかがぽんぽこりん
妊娠中から新生児期をまとめたブログと、リアルタイムの育児を綴るInstagramの2本立てで育児の記録を公開している作者。ブログでは経験者として新生児期を振り返ります。
当時辛かったこと、疑問だったことについては解決策や自分なりの解釈がマンガと一緒に綴られています。作者の一歩引いた目線が、育児のヒントになるかもしれません。
赤ちゃんはもちろん、夫や実母、実弟と出てくる登場人物誰もが魅力的。作者の観察眼と突っ込みがおもしろく、次々と読み進めたくなります。出産レポや妊娠記録もおすすめです。
赤ちゃんマンガで子育ての喜びをかみしめよう
育児中は「絵が描けるならこの場面を切り取って残したい」と思うような出来事の連続ですよね。赤ちゃんマンガは、そんな数々のエピソードを鮮明に描いています。マンガを読み進めるうちに、赤ちゃんと一緒に過ごしている貴重な一瞬一瞬が、かけがえのないものなのだと実感する人も多いのではないでしょうか。
自分でマンガを描くことはできなくても、自分の記憶にとどめておくことはできます。漫画の作者たちと同じように、赤ちゃんと過ごせる毎日を大切にしながら、成長の喜びを感じていきたいですね。