妊娠10週目の「妊娠初期流産」が不安な妊婦さんのQ&A

妊娠10週はまだつわりの症状に悩まれているママも多いことでしょう。でも、つわりがみられるというのは赤ちゃんが育っているという証拠です。妊娠初期は流産のリスクも高いので、つわりの症状に加えてママ達の心配や不安は大きい時期。妊婦の皆さんは無理のない生活を心がけましょうね。

108481

目次

  1. Q1 初期流産は誰でも起こるもの?
  2. Q2 流産になりやすい人はいるの?
  3. Q3 母の年齢が高いと流産のリスクは高くなる?
  4. Q4 妊娠初期に気をつけたい流産の症状は?
  5. Q5 流産の徴候があったらどうしたらいいの?
  6. Q6 万が一流産になってしまったらどうなるの?
  7. まとめ
  8. あわせて読みたい

Q1 初期流産は誰でも起こるもの?

流産とは、なんらかの原因で妊娠22週未満に妊娠が中断されてしまうことを言います。そのうち妊娠12週未満までの流産を「早期流産」、12週から22週未満までの流産を「後期流産」と定義します。

流産は全妊娠の約15%の確率でおこると言われ、そのうち妊娠初期におこる「早期流産」の確率は13~14%と流産のほとんどを占めています。妊婦さんが妊娠初期に無理な生活をしないようにと言われる理由はこの為ですね。

妊娠と気がつかないうちにおこる超初期の流産(化学流産)も含めると、流産の割合はさらに高くなると考えられ決して珍しいことではありません。どなたでも、絶対に流産しない!と断言できる方はいません。どなたにでも、流産をする可能性はあるのです。

Q2 流産になりやすい人はいるの?

Image

初期流産の多くは胎児側に原因があると言われています。流産となってしまった胎児の60%に何かしらの染色体異常が認められ、この場合流産を食い止めることは難しいと考えられます。

その他に考えられる原因としては、母体側のホルモンの異常(黄体機能不全、高プロラクチン血症など)や、子宮内膜症、双角子宮などのなんらかの子宮の異常が考えられます。

3度流産を繰り返すことを「習慣流産」と呼びますが、習慣流産の場合はもしかするとママ側に何かしらの原因があるかもしれませんので、一度詳しい検査を受けることをおすすめします。

Q3 母の年齢が高いと流産のリスクは高くなる?

Image

流産の原因で最も多い胎児の染色体異常には、母体の年齢が関係すると言われています。下記の図のように、母親の妊娠時の年齢が高くなればなるほど流産率は高くなるというデータがあります。特に、35歳をすぎるとその割合はぐっと高まります。

女性が一生のうちに持つ卵子の数には限りがあり、そして卵子は日々減っていきます。年齢と共に卵子の数が減ってしまうことは仕方がないことであり、元気な卵子が減る分、不妊や流産の可能性は高まっていくのです。

Q4 妊娠初期に気をつけたい流産の症状は?

Image

流産の症状で主なものは、「出血」と「腹痛」です。出血はその量や性状によって緊急性が変わってきます。

妊娠初期は、胎盤が作られる過程で子宮内膜が変化する為、少量の出血がおこる場合があります。筆者も妊娠10週頃に初めての出血がありとても驚いた経験があります。出血が茶色っぽく量も少ないようであれば安静にすることで自然とおさまる場合が多いと思います。

しかし、鮮血で量も多く、出血が止まらないといった場合は流産が進行している可能性が高いので、すぐにかかりつけ医に相談をしましょう。腹痛は、安静にしておさまるようであれば問題ありません。定期的に痛む、出血を伴う痛みが強いなどのときは、医師に相談をしましょう。

Q5 流産の徴候があったらどうしたらいいの?

Image

妊娠12週前の進行流産の場合、現在の医療では有効的な治療はないとされています。医師によっては止血剤や張り止めの薬を処方する場合がありますが、その明らかな効果は認められていません。

出血や腹痛が見られた場合は、とにかくママが慌てずにリラックスして、体が休まる環境を整えてあげましょう。体を冷やすと血液循環が悪くなりますので、温かい物をたくさん摂って体を積極的に温めてあげるといいですよ。

赤ちゃんがどんな様子なのかを知ることでママの不安も和らぎますので、不安なことは医師やスタッフに遠慮なく聞くようにしましょう。特に医師から指示がないようであれば、家での過度な安静を保つ必要はありません。

ただし、重い物をもったり激しいスポーツをしたりといった行動は妊娠全期を通して避けた方がいいことです。

Q6 万が一流産になってしまったらどうなるの?

Image

万が一流産となってしまった場合、何もせずに経過を見るケースと医療的な処置が必要になるケースとがあります。

処置が必要ないケースは「完全流産」といって赤ちゃんや胎盤などの付属物が全て自然と体外に排出された場合です。エコーで子宮内を確認して残っているものがなければ特に処置は必要ありません。

逆に、「不全流産」といって子宮内に残っているものがある場合や、「稽留流産」のように赤ちゃんが体内で亡くなっているにも関わらず子宮内に留まっている場合は、医療的な処置が必要になるかと思います。

治療としては麻酔をした上で子宮内の内容物を人工的に取り除く処置が一般的です。治療後は数日安静にし、少しずつ日常生活の動作を拡大していくようになります。処置後は必ず医師の診察を受け、経過をみてもらうようにして下さいね。

まとめ

妊娠10週はまだまだ妊娠初期で安定しない時期になります。妊婦の皆さんは不安なことも多いでしょうが、大切なのはママが気持ちをリラックスして、赤ちゃんのことを信じてあげることです。体の無理はせずに、赤ちゃんを第一とした生活をしていくようにしましょう。

あわせて読みたい

「妊娠9週」はどのような時期?妊婦さんの身体の変化と過ごし方
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/3455
Image
【体験談】妊娠11週目!妊娠初期流産と私の切迫流産体験談
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/7773
Image