更新日:2017年07月13日

シャフリングベビーとは?発達との関係や特徴について解説

「シャフリングベビー」という言葉を聞いたことはありますか?ハイハイをする時期になってもハイハイしないで、座ったまま移動しようとする赤ちゃんのことを指します。発達障害児の特徴のひとつでもあることから、心配するママやパパも少なくありません。シャフリングベビーの特徴や発達障害との関係について解説します。

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目次

    シャフリングベビーとは

    シャフリングベビーとはハイハイをすることなく、お座りの姿勢のまま移動をする赤ちゃんのことです。一般的な赤ちゃんは生後6ヶ月頃からずりばいやお座りができるようになり、次第にハイハイでの移動ができるようになります。

    一方、シャフリングベビーの場合はハイハイすることなく、お座りでの移動を経て、つかまり立ちやひとり歩きへと成長するのがほとんどだといわれています。

    シャフリングベビーの特徴

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    座った姿勢で移動する以外の特徴

    ハイハイをすることなく座った状態で移動するシャフリングベビーですが、その他にもいくつか特徴があります。

    ・うつ伏せを嫌がる
    ・寝返りの時期が遅い、または寝返りをしない
    ・お座りの状態で抱き上げても、足を伸ばそうとせずお座りの姿勢のまま
    ・足を床につけることを嫌がる
    ・座って移動をする以外の成長は正常である
    ・両親や兄弟がシャフリングベビーだった

    上のような特徴がある場合はシャフリングベビーである可能性が高いといえます。ほとんどのシャフリングベビーは上のような発達過程をたどるのですが、これは成長におけるバリエーションのひとつ。つまりその子の個性であるといえそうですね。

    シャフリングをする時期

    シャフリングをする時期はお座りができるようになってから、つたい歩きをするまでの期間です。シャフリングをする期間が短期間の赤ちゃんはシャフリングの後にハイハイをする赤ちゃんもいます。また数ヶ月シャフリングが続く赤ちゃんは、シャフリングの後にハイハイすることなくつかまり立ち、つたい歩きへと移行します。

    シャフリングベビーの原因は?発達障害との関係は?

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    シャフリングベビーの40%に家族歴

    シャフリングをする原因は、足の筋力が弱い・足を動かすのが嫌い・足の裏を床につけるのを嫌がるなど、諸説あるようですが、医学的にはっきりとわかっていません。しかしシャフリングベビーの40%は兄弟や両親などがシャフリングベビーだったという家族歴があり、遺伝も関係しているのではないかと考えられています。

    神経系の病気を持つ子どももいる

    ほとんどのシャフリングベビーは、その子の個性でそのような発達過程をたどるのですが、まれに発達障害や脳性まひなどの神経系の病気を持つ赤ちゃんもいるようです。神経系の病気が原因でシャフリングをしている場合は以下のような症状もみられます。

    ・母乳やミルクの飲みが悪い
    ・首のすわりが悪い
    ・言葉の理解が遅い
    ・表情が乏しい
    ・目が合わない
    ・手や指の発達が遅い

    シャフリングとともに上のような症状がみられたら、何らかの病気が隠されている可能性もあるので医師に相談してみましょう。

    シャフリングベビーのその後の成長

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    歩き始めは遅い傾向

    シャフリングベビーは足の裏が地面につくのを嫌がったり、たっちが好きではなかったりという原因も考えられることから、歩き始めの時期は遅い傾向にあります。しかしほとんどの場合、1歳6ヶ月~1歳10ヶ月頃までにはひとり歩きを始めるといわれています。

    歩き始めれば徐々に追いついていく

    歩き始めたシャフリングベビーのその後の発達は、定型発達の子どもに徐々に追いつき、その後の成長の遅れも認められないといわれています。

    対策は必要?

    シャフリング以外に気になる症状がなければ、ほとんどの場合、治療も対策も必要ありません。赤ちゃんに「歩いてみたい」という意思が生まれるまで、ゆっくり見守ってあげましょう。

    もし何か対策をとりたい場合は、足が鍛えられる動きをしていないのでベビーマッサージで筋肉に刺激を与えてあげましょう。赤ちゃんとふれあえることにもつながるのでおすすめです。

    またハイハイがしたくなる環境づくりも大切です。固いフローリングが苦手なのかな……と感じたらコルクマットなどを敷く、ハイハイをしたくなる広いスペースをつくってあげるのもおすすめです。

    シャフリングベビーは病院に相談した方が良い?

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    赤ちゃんの成長の個性のひとつであるシャフリングベビーは、ほとんどの場合ゆっくり成長しているだけなので治療も対策も必要ありません。しかしシャフリングとともに神経系の疾患の症状がある場合は、早めの対策のためにも小児科や地域の福祉課に相談することも必要です。

    ただの発達の一過程であれば安心もできますし、何らかの疾患が原因の場合は、早めに療育を始められるので、赤ちゃんの可能性を広げることができます。

    シャフリングベビーの特徴があらわれても心配しないで

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    赤ちゃんを育てていると、ついつい同じ月齢の子どもと比べてしまいます。周りの子どもはハイハイしたり歩いたりしているのに、なぜ我が子は座ったまま移動するの……と心配してしまいますよね。

    しかしほとんどのシャフリングベビーは、1歳10ヶ月頃にはひとり歩きを始め、その後は周りの子どもに追いついていきます。シャフリング以外に気になる症状がなければ、それほど不安に思う必要はありません。

    早くハイハイしてほしい、早く歩いてほしい……と思ってしまいそうですが、焦らずにゆっくりと赤ちゃんの成長を見守ってみましょう。シャフリングベビーは個性のひとつであると前向きにとらえ、心配しすぎずにすごせると良いですね。

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