更新日:2017年09月21日

妊婦の尿漏れは気づかないことも!パッドやおむつの選び方や予防法

妊婦になってから尿漏れを経験したという人は少なくありません。くしゃみや咳などのタイミングや寝ているあいだなど思わぬときに起こる尿漏れに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。尿漏れパッドなどを用いたケア、尿漏れ予防・改善に効果が期待される骨盤底筋トレーニングなどを解説します。

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尿漏れに悩む妊婦は多い

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尿漏れを経験する女性は多いといわれています。下着の汚れやにおいが気になる、尿漏れを心配して外出を控えたくなるなど、尿漏れにより日々の生活へ影響が出る可能性は否定できないでしょう。一方で問題の性質上、病院に行くのは恥ずかしい、どういった予防・対策をすればいいか相談しにくいといった声は根強く、悩みをひとりで抱えている方も多いようです。

尿漏れ・尿失禁には大きく分けて4種類あります。重い荷物を持ち上げたときや咳・くしゃみをしたときなどに腹圧がかかると尿漏れが起こる「腹圧性尿失禁」、急に尿意を感じて我慢できずに漏れてしまう「切迫性尿失禁」、尿意を感じるのに排尿できず少しずつ出てしまう「溢流性失禁」、排尿機能は正常だが身体機能の低下や認知症により起こる「機能性尿失禁」です。女性の場合は加齢や出産により「腹圧性尿失禁」が現れることが多いといわれています。

妊婦の尿漏れはいつごろから?

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妊娠中はさまざまな身体の変化が生じますが、最も大きな変化がある部位のひとつはお腹(子宮)でしょう。大きくなった子宮が膀胱を圧迫したり、骨盤底筋群と呼ばれる筋肉が緩んだりすることで、腹圧性尿失禁タイプの尿漏れが起こることがあります。

このため、最もお腹が大きくなる妊娠後期や臨月ごろに尿漏れに悩む妊婦が多いようです。ただし症状には個人差があるため、まったく尿漏れがない人もいれば、妊娠初期や中期ごろから尿漏れに悩む人もいます。個人差を考慮すると、明確に何ヶ月頃から尿漏れになることが多いと断言するのは難しいため、症状が出る前に対策を取ると良いでしょう。

気づかないことも?くしゃみなどの尿漏れのタイミング

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尿漏れの種類によって、尿漏れするタイミングは異なります。妊娠中になりやすい腹圧性尿失禁の場合には、日常の咳やおならをはじめ、飛ぶ・走るなどの運動をする、悪阻で吐く、花粉症・風邪でくしゃみが出るといったお腹に力が入るときに尿漏れが起こることがあります。人によってはトイレの後や夜間寝ているときに無意識のうちに尿漏れが起こるというケースもあるようです。

尿漏れ対策としてのおむつ、パッド、ナプキン、シート

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妊娠中は子宮が大きくなり、膀胱を圧迫することなどで尿漏れが起こりやすくなります。妊婦の尿漏れ対策としては、市販の尿漏れパッドや吸水ライナーなどの専門のケア商品を活用する方法があります。かぶれ予防として布ナプキンを利用する方や生理用ナプキン・おりものシート、おむつで代用する人もいますが、吸収力やにおい対策、快適さなどでは専用の商品の方が高い評価があるようです。ただし、人によって好みの厚さや肌触りなどがあるため、自分にあうものを選んで活用すると良いでしょう。

体操、骨盤ベルトで尿漏れ予防

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妊婦の尿漏れ予防にはどのような方法があるのでしょうか。尿漏れの種類にもよりますが、妊婦や出産後のママに多い腹圧性尿失禁の場合には、骨盤底筋群と呼ばれる筋繊維の膜と付近の結合組織の力を高めることが尿漏れの予防・改善につながるといわれています。骨盤底筋は、排尿時に尿を止めるときに力が入る部分です。

骨盤底筋群を鍛える方法のひとつが骨盤底筋トレーニングです。さまざまな骨盤底筋トレーニングがありますが、楽な姿勢で骨盤底筋のみに力を入れて数秒間その状態を保ち、同じことを数回繰り返すといったトレーニングが多いようです。トレーニング以外では、骨盤底筋をサポートするベルトなど着用するアイテムを使用するという方法があります。妊娠中の骨盤サポートベルトとしてはトコちゃんベルトなどが有名ですが、大切なお腹のためにも正しい方法で装着し、苦しい・痛いなど何か違和感があれば使用を中止しましょう。

尿漏れと破水の違い

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妊娠中の尿漏れは破水との区別が難しく、特に妊娠後期以降になるとどう見分けたら良いのかが気になる方も多いかもしれません。破水はお腹の中で胎児を包んでいる卵膜が破れて羊水が体外に出る現象です。破水には、子宮口から離れた子宮の上の部分から羊水が流れ出る高位破水、陣痛が始まる前に破水する前期破水といったパターンがあり、一度に大量に羊水が出る場合もあれば少しずつ出ることもあります。

尿は黄色がかった透明で尿独特のにおいで、羊水は半透明で白っぽく生臭いにおいがあります。尿漏れと破水を区別するには、色とにおいがいつもの尿と違うかどうかを確認してみましょう。また尿漏れが止まらない感覚がある場合や胎動が減ったように感じる場合には、破水の可能性を考慮し病院へ相談しましょう。お風呂から出た後に腟からお湯が漏れる「お湯漏れ」という現象もありますが、これもにおいや色、一気に流れ出るかまたは少量が出続けているかといった点に注意してみましょう。

破水は感染症による胎児への影響などがあるため、判断に迷う場合は大事をとって早めに病院へ相談しましょう。

かぶれやかゆみ、カンジダなどに注意

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尿漏れの際に気になるのは下着の汚れやにおいではないでしょうか。尿漏れによる下着の汚れは衛生面からもケアが必要です。尿漏れのケアを怠ると、かぶれやかゆみが生じたり、病気につながったりする可能性があります。特に腟カンジダは湿気により繁殖することがあるため注意すると良いでしょう。特におりものの色が変わったり、ひどいにおいがしたりする場合には病気が原因である場合があります。妊娠中であれば、おりものが茶色・赤褐色のときには血が混じっている可能性があるため、気になる変化があれば医師に相談しましょう。

いつもと違う点があれば早めに相談!

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尿漏れは妊娠中の身体の変化により起こりやすくなるものです。恥ずかしい、相談しづらいといった理由でそのままにしてしまうケースやひとりで悩んでしまうケースが多いといわれていますが、お腹の赤ちゃんのためにも、病気を防ぐためにも、適切なケアを心がけたいですね。尿漏れと破水の区別は難しいものですが、気になるようであれば早めに相談し、子どもへの影響を未然に防ぐようにしましょう。

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