【男女別】おむつかぶれの治し方!新生児のケアは?体験談も紹介!

おむつをはずしてみたら、赤ちゃんのおしりが真っ赤になっていたことはありませんか。おむつかぶれは、多くの赤ちゃんが一度は経験するトラブルです。不快な状態が続くと機嫌が悪く泣きやまないことが多いため、ママにとっても悩みの種ですよね。ここでは、おむつかぶれの症状や原因とともにさまざまな対策をご紹介します。

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目次

  1. おむつかぶれの症状は?
  2. おむつかぶれの原因は?
  3. 【ケース別】おむつかぶれの対策と予防法
  4. おむつかぶれに関する体験談
  5. 病院受診の目安は?何科?
  6. おむつかぶれがないか赤ちゃんを観察しよう
  7. あわせて読みたい

おむつかぶれの症状は?

おむつかぶれとは、赤ちゃんのおむつに触れる部分に起こる肌トラブルをいいます。医学的に「おむつ皮膚炎」と呼ばれるおむつかぶれには、どのような症状が見られるのでしょうか。

ポツポツとしたあせものような湿疹

おむつかぶれになると、肛門周辺やおむつに触れているおしりの部分が赤くなったり、ポツポツとしたあせものような湿疹が現れたりします。おしりだけでなく、太ももやウエストなど、おむつのギャザー部分に現れることもあるでしょう。

かゆみ、痛みを伴う

おむつかぶれはかゆみや痛みを伴い、ひどくなると皮膚がめくれて赤くただれてしまいうことがあります。かゆみや痛みを感じると、赤ちゃんは泣いたり不機嫌になったりすることで、つらさや不快感をママに訴えることがあります。

赤ちゃんのお腹が満たされていて発熱などの症状がないのにもかかわらず、赤ちゃんが泣き止まずに不機嫌な場合は、おむつかぶれがないか確認してみると良いでしょう。

おむつかぶれのサイン

おむつかぶれになると、おむつ替えのときにおしりを拭いたり、入浴時にお湯をかけたりすることで、赤ちゃんが痛がって泣き出す場合があります。また、赤ちゃんのおむつをはずすとき、おしりに手を伸ばしてかゆそうにするしぐさがある場合はおむつかぶれを疑ってみましょう。

おむつかぶれになって痛みやかゆみを感じていても、赤ちゃんは言葉でママに伝えることができません。赤ちゃんの様子を普段から注意深く観察し、おむつかぶれの症状が軽いうちに対処してあげられると良いですね。

おむつかぶれの原因は?

赤ちゃんの皮膚は薄くて弱いため、刺激に敏感でトラブルが起こりやすい傾向にあります。おむつかぶれは、どのようにして起こるのでしょうか。

尿や便による刺激

おむつかぶれの原因のひとつとして、排泄物による刺激があげられます。おしっこに含まれるアンモニアなどの老廃物や、うんちに含まれる細菌や酵素などの成分が、赤ちゃんの皮膚に刺激を与えてしまうことがあります。特に新生児は肌のバリア機能が弱く、またうんちの回数が多いため、かぶれないようにこまめにおむつを取り替えてあげる必要があります。

赤ちゃんがお腹をくだして下痢をしている場合は、うんちの回数が増えて排泄物が肌に触れる時間が長くなります。特にうんちには大腸菌をはじめとする腸内細菌などの刺激物が多いため、月齢が進み肌のバリア機能がしっかりと整ってきた赤ちゃんでも、おむつかぶれになりやすいといえるでしょう。

汗や蒸れによる湿気

赤ちゃんのおむつかぶれの原因に、汗による蒸れがあげられます。赤ちゃんはもともと汗をかきやすい体質ですが、おしっこやうんちをした後のおむつの中は、温度や湿度が上昇してますます汗をかきやすくなります。

密閉されたおむつの中で汗をかくと蒸れてしまい、おむつかぶれにつながります。夏や湿度の高い時期は、通気性の優れたおむつや衣類を選び、おしりのかぶれを防ぐ対策をしても良いですね。

摩擦による刺激

おむつの繊維やおしりふきによるこすれの刺激は、おむつかぶれの原因となる可能性があります。赤ちゃんの皮膚は大人と比べてとてもデリケートです。ちょっとした刺激で肌が荒れる場合があるでしょう。

おむつかぶれに悩まされる赤ちゃんはたくさんいますが、体質や健康状態によってかぶれやすさや程度は異なります。もともと肌が弱い赤ちゃんは、おむつかぶれになりやすい傾向にあるようです。栄養が足りていなかったり、免疫力が低下したりしているときには皮膚のバリア機能が弱くなりやすいため、おむつかぶれになっていないか注意深く観察しましょう。

【ケース別】おむつかぶれの対策と予防法

赤ちゃんがおむつかぶれになってしまったら、どのように対処すれば良いのでしょうか。間違った対処をすると逆効果となり、症状がひどくなる場合があります。赤ちゃんの症状に適した方法を選びましょう。

基本のおむつかぶれ対策

おむつかぶれを防ぐには、基本的に清潔にすることと保湿をすること、肌への刺激を減らすことを心がけると良いでしょう。下記のような、基本的なおむつかぶれ対策を行うと効果的です。

・お風呂やシャワーで肌を洗い流してから保湿をする
・ぬるま湯に濡らしたガーゼや刺激の少ないおしりふきなど、肌を清潔にできるグッズを活用する
・おむつやおしりふきの種類を変えてみる
・軟こうなどで肌をケアする

市販の軟こうやワセリンは、場合によっては症状が悪化することがあります。自宅で対処をしても症状が改善されなかったり、ひどくなってしまったりした場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

新生児の場合

赤ちゃんの皮膚は、菌や繊維などの刺激物を防ぐためのバリア機能が未熟です。とりわけ、月齢が低いほどバリア機能が弱い傾向があります。新生児は、おしっこやうんちの回数が多いため、デリケートな部分を清潔な状態に保ちづらいといえます。

新生児の排泄回数には個人差がありますが、おしっこは1日13~18回くらい、うんちが1日2~3回くらいが一般的です。新生児のおしりはできるだけ清潔に保ち、通気性の良い状態に整えてあげましょう。新生児のあいだはこまめにおむつの状態を確認したり、通気性の良いおむつを選んだりすると良いですね。

おむつメーカーによっては、肌に優しいおむつが販売されています。おむつかぶれに悩まされた場合は、オーガニックコットンを使用しているものや、赤ちゃんの肌に触れる部分にこだわって作られたおむつを試してみましょう。

男の子の場合

男の子の場合、おむつかぶれを防ぐための性器の手入れに悩むママが多いようです。おしっこやうんちは、おしりのあいだだけではなく、睾丸(こうがん)の裏にもたまりやすいものです。特に夏や湿気の多い時期は肌トラブルが起きやすいため、睾丸の裏など、汚れが隠れやすい部分も優しくケアしてあげましょう。

女の子の場合

女の子の場合、デリケートな部分のひだのあいだはおしっこやうんちがたまりやすい場所です。不衛生な状態が続くと、ひだの内側にもかぶれが起こるため、おむつを交換する際は表面とあわせてひだの内側もケアしてあげましょう。

デリケートな部分は、あまり強くこすると傷になりやすい部分です。ぬるま湯で濡らした柔らかなガーゼや、刺激の少ないおしりふきで優しくケアしてあげましょう。

おむつかぶれに関する体験談

出産後退院するときに軟こうを処方されました

出産後の入院中に赤ちゃんのデリケートな部分が赤くなっていたため、退院時におむつかぶれ用の軟こうを処方してもらいました。子どもは冬生まれだったので、暖房や服の着せすぎが原因だったのかもしれません。

処方してもらった軟こうが効いたのか、おむつかぶれは心配したほど広がりませんでした。新生児のうちから塗布できる軟こうを処方してもらえる場合があるため、退院後おむつかぶれに悩まされたときは、1ヶ月健診を待たずに小児科を受診することをおすすめします。

おむつのメーカーが合っていなかったようです

長男が赤ちゃんのころ、夏の暑い時期などによくおむつかぶれを起こし、小児科を受診していました。軟こうを処方され、おしりや陰部に塗ったりこまめにおむつを替えたりしていましたが、一向に快方に向かいませんでした。

そんなとき、いつも購入していたおむつが品切れで、別のメーカーのおむつを初めて使用しました。すると、おむつかぶれが徐々に引いていき小児科を受診する必要がなくなったのです。新たに購入したおむつが長男には合っていたのだと思います。もし、おむつかぶれに悩まされたときは、一度おむつのメーカーを見直しても良いかもしれませんよ。

病院受診の目安は?何科?

おむつかぶれがひどい場合や家庭で対処しても治まらない場合は、病院に行って医師に相談しましょう。症状に合った薬を処方してもらえるだけでなく、赤ちゃんにおむつかぶれ以外のトラブルがないかを診てもらうこともできるでしょう。薬は、用法・用量を守って塗ってあげましょう。

おむつかぶれを病院で診てもらう場合、小児科と皮膚科のどちらを受診すれば良いのか迷う方が多いようです。小児科では、赤ちゃんの病気全般を扱っています。一概にはいえませんが、おむつかぶれの症状が軽い場合や薬による影響が気になる場合は、まずはかかりつけの小児科へ行くと良いでしょう。

ただし、小児科は赤ちゃんへの影響が少ないように、弱めの薬を処方することがあるようです。小児科で処方してもらった薬を塗っても治らない場合や、症状があまりにもひどい場合は、皮膚科を受診しましょう。小児科の先生から専門医や皮膚科を紹介してもらえるかを尋ねても良いですね。

おむつかぶれがないか赤ちゃんを観察しよう

おむつかぶれになると、赤ちゃんのデリケートな部分が赤くなる肌トラブルや、痛み・かゆみなどのとてもつらい症状が現れます。赤ちゃんがかゆがったり痛がったりする姿を見るのはママもつらいですよね。

まずは、自分から声をあげることのできない赤ちゃんの変化に気付いてあげることが大切です。おむつかぶれを防ぐためにはこまめにおむつを替え、必要に応じておしりを洗い流して清潔な状態を保ってあげましょう。あわせて皮膚を保護するために保湿をして、デリケートな素肌を守るように心がけてください。

おむつかぶれになった際は、一度おむつやおしりふきのメーカーを見直してみるのもひとつの方法です。おむつかぶれがひどい場合は、自己判断は避けて小児科や皮膚科を受診し、赤ちゃんの健康を守ってあげてくださいね。

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