更新日:2017年11月06日

七草粥の意味は?七草の日はいつ?簡単レシピ・作り方5選

1月7日は、一般的に七草粥を食べる日として知られています。では、どうして七草粥を食べるようになったのか、意味をご存じでしょうか。ここでは、七草粥の由来やおすすめのレシピ、子どもと楽しめる絵本についてわかりやすくご紹介します。七草粥を食べて元気に冬を乗り切りましょう。

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七草の日はいつ?人日(じんじつ)の節句とは?

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1月7日は人日(じんじつ)の節句といいます。人日の節句は、桃の節句(3月3日)や端午の節句(5月5日)などを含む五節句のひとつです。もともと中国から伝わったもので、日本に定着し現在まで受け継がれています。

人日の節句という名前は、中国で次のように1月の暦が決められていたことに由来します。

・元旦:鶏の日
・2日:狗(犬)の日
・3日:猪(豚)の日 
・4日:羊の日 
・5日:牛の日 
・6日:馬の日
・7日:人の日

それぞれの日には、対応する動物を殺生してはならないと定められていました。1月7日は人の日として、犯罪者への刑罰を控える日でもありました。中国ではこの日に七種の野菜を汁物にして食べるという風習があり、この習慣が日本に伝搬したとされています。

七草粥の意味・由来

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七草粥の由来

冬の野草は寒さに負けない生命力を持っています。そのため、古来中国では冬の野草を食べることで身体が強くなると考えられ、1月7日に7種の野菜を汁物にして食べ、健康を願うという風習がありました。

一方日本では、1月15日に7種の穀物(米・小豆・粟など)をお粥にして食べるという習慣がありました。そこに中国の野草を食べる文化が混ざり、七草粥として現在まで続いています。

1月7日に七草粥を食べる意味

1月7日に春の七草を入れたお粥を家族で食べると、1年間健康に過ごせるという言い伝えがあります。迷信のようでありますが、実は理にかなっています。

お正月のおせち料理は味付けが濃いものが多く、食べ過ぎると胃や腸に負担がかかることがあります。また、この時期は新年会があり、帰りが遅い、飲み過ぎなどで胃腸を壊してしまう人も少なくありません。

七草粥はさっぱりとした薄めの味付けで、七草の風味を楽しむものです。ごちそうを食べすぎた人や不規則な食生活が続いている人は、七草粥で疲れた胃を休めましょう。

春の七草を覚えてみよう!

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春の七草は、いわば日本のハーブのようなものです。味や香りを楽しめるだけではなく、身体の調子を整える栄養素が豊富に含まれています。子どもと一緒にぜひ覚えてみましょう。

せり(芹)

せりは日本原産の野菜のひとつです。関東から東北、九州の大分など広く分布しています。おひたしや胡麻和え、炒め物などさまざまな料理に使われ、カロテンやビタミンC、妊娠中の女性に欠かせない葉酸や鉄を含んでいます。

なずな(薺)

ナズナはぺんぺん草、しゃみせん草の名で知られる野草です。古くから冬の貴重な食材として食されてきました。食物繊維やカリウム、カルシウムなどが含まれています。利尿や解熱作用が期待でき、煎じて飲まれることもあります。

ごぎょう(御行)

ごぎょうはハハコグサとも呼ばれるキク科の野草です。成長すると黄色い花を咲かせます。食用には茎や葉が若いものを使用します。かつてはヨモギの代わりに草餅に使われたこともあり、餅花(もちばな)という名前で呼ばれることもあります。

はこべら(繁縷)

繁殖力が強く、野山や空き地などで広くみられる野草です。白い花を咲かせ、根以外は食べることができます。特に若い茎や葉はほうれん草のように柔らかく、おひたしなどで食べるのもおすすめです。

ほとけのざ(佛座)

ほとけのざはコオニタビラコとも呼ばれるキク科の野草です。田や周辺のあぜ道に生息しています。シソ科の雑草にもホトケノザという紫色の花を咲かせるものがありますが、食用ではないので、注意が必要です。

すずな(菘)

すずなはカブのことで、日本でも古くから親しまれてきました。葉にはベータカロチンやビタミンC、Eカルシウムや鉄が含まれます。一般的に食べられている白い部分は根で、カリウムやビタミンC、食物繊維が含まれます。購入後は葉を切り分けて別々に保存することで長持ちしやすくなります。

すずしろ(清白)

すずしろは大根を指します。古くは「大根ある家に病なし」といわれるほど、栄養価が高い食材として重宝されてきました。根(白い部分)にはビタミンCが、葉にはベータカロチン、カルシウムが含まれています。消化酵素を多く含んでいるので、胃調が疲れやすい新年におすすめの食材です。

春の七草の歌

昔から唄われている春の七草のわらべ歌です。手をまな板と包丁に見立てて七草を刻む様子を再現しています。

七草粥の作り方!おすすめレシピ5選

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昔ながらの作り方は?

1月6日に七草をつみ、その晩にまな板の上で細かく刻みます。厳密には、包丁で刻む回数などの作法が決まっていますが、近年では意識されることはほとんどありません。翌日の1月7日にお粥を炊き、七草を加えて塩で味を調えます。

最近では、自分で七草をつむ人は少なくなりました。スーパーなどで七草粥セットが販売されているので、そうした商品を活用してはいかがでしょうか。

基本の七草粥

まずは基本的な七草粥のレシピを確認しておきましょう。

■基本の餅入り七草粥
味付けはしょうゆと塩のみという、七草に焼き餅を加えたシンプルな七草粥です。だし汁が加えられているので、野菜の青臭さが軽減され、子どもでも食べやすい味に仕上がっています。

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春の”七草がゆ”で無病息災☆ レシピ・作り方 by グルヤマ|楽天レシピ

https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1570000646/

炊飯器を使った七草粥

炊飯器を使えば七草粥が簡単に作れます。火加減を気にせずに調理できるので、忙しい人にぴったりの時短調理法です。

■炊飯器で作る七草粥
大根とカブはお米と一緒に最初から煮込み、残りの七草は炊き上がりのタイミングで入れるのがポイントです。失敗が少なくお手軽にお粥が作れます。

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炊飯器で作る✿七草粥 レシピ・作り方 by ☆メリッコ☆|楽天レシピ

https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1370005438/

七草粥のアレンジレシピ

基本のレシピに飽きてしまった、子どもが食べやすい調理法を探している、という方におすすめのアレンジレシピです。

■中華風七草粥
中華だし、ごま油、しらす、卵が入った中華風アレンジレシピです。シンプルな七草粥も、具材を変えるだけで豪華に大変身します。

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卵とじで食べやすい☆中華風七草粥 レシピ・作り方 by らるむ。|楽天レシピ

https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1270004604/

■リゾット風七草粥
七草粥を洋風にアレンジしたリゾット風レシピです。バターとチーズのコクが七草を優しく包み込みます。子どもでも食べやすい一品です。

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七草リゾット レシピ・作り方 by オキシマカズホ|楽天レシピ

https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1640000587/

■七草雑煮
七草を使用したお雑煮のレシピです。お粥の食感が苦手という方や、お正月のお餅が余っている方におすすめです。なると(つと)や手まり麩の色合いが食欲をそそります。

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七草雑煮 レシピ・作り方 by 2727椿|楽天レシピ

https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1600015156/

七草粥を赤ちゃんや子どもに食べさせるときのコツ

七草は少し青臭さがあるため、野菜が苦手な子どもには食べづらいかもしれません。なるべく細かく刻んでおく、事前にアクを抜いておく、だし汁や調味料で子どもの好みに味付けする、卵でとじるなどの工夫をしてはいかがでしょうか。

できたては熱くやけどをする可能性があるので、しっかり冷ましてから食べさせましょう。七草粥の由来やわらべ歌で、あらかじめ七草に興味を持たせておくのも良いでしょう。

フリーズドライの七草をお粥に混ぜても

最近ではフリーズドライの七草セットが販売されています。面倒な下処理がいらず、扱いやすいと人気です。できあがったお粥に混ぜるだけなので、いつでも簡単に七草粥が食べられます。七草粥以外にも、卵焼きやパスタのアクセントとしても使用できます。

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フリーズドライ春の七草と塩漬けの桜のセット

¥1,000〜(2017/11/06 時点)

5g(乾燥七草3g、桜花塩漬2g)×3袋セット

おかゆに混ぜるだけで簡単に七草粥が作れる、フリーズドライの商品です。桜の花の塩漬けが入っているので、トッピングに使えば春らしく仕上がります。個包装で使いやすく、プレゼントとしてもおすすめの商品です。

■この商品に関する口コミ
いつもの七草とは違い桜が入るときれいで可愛く、お粥が高級感に溢れていました。 来年もリピできればと思っています。

引用元:review.rakuten.co.jp

七草粥・春の七草に関する絵本

この時期は春の七草に関する絵本を読み聞かせてはいかがでしょうか。親子のコミュニケーションが密なものになり、子どもが日本の伝統に親しむきっかけにもなりますよ。おすすめの絵本を3作品ご紹介します。

おばあちゃんのななくさがゆ

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おばあちゃんのななくさがゆ

¥1,404〜(2017/11/06 時点)

「おばあちゃんの行事食シリーズ」のひとつで、七草粥をテーマにした絵本です。主人公のきりちゃんとおばあちゃんが一緒に七草粥を作りながら、春の七草にの由来や豆知識を紹介してくれます。

12ヵ月のおてつだい―ぼくとポチのシリーズ

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12ヵ月のおてつだい―ぼくとポチのシリーズ

¥1,080〜(2017/11/06 時点)

「ゆうたくんちのいばりいぬ」シリーズで人気のきたやまようこ氏による作品です。12ヶ月それぞれの季節の行事が楽しく紹介されており、1月には七草粥のお話が盛り込まれています。日本の文化を知るきっかけに役立つ1冊です。

■この商品に関する口コミ
小学1年生の息子のために購入。学校からの推薦図書ということもあり、夏休みの読書に適しています。見開きで1ヶ月の季節感を盛り込んだ短いお話になっていて、無理なく楽しんで読んでいるようです。

引用元:books.rakuten.co.jp

野の花ごはん

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野の花ごはん

¥1,620〜(2017/11/06 時点)

野山で取れる野草や花を使った「野の花ごはん」がバラエティ豊かに紹介されています。七草粥をはじめ、タンポポの葉とチーズのサンドイッチ、いちじくのコンポートなど、見ているだけで元気がでそうなレシピばかりで、子どもと一緒に作ってみるのもおすすめです。自然の恵みを感じられることでしょう。

■この商品に関する口コミ
日頃から山菜採りが趣味で季節ごとにいろいろなものを採ってきて食べていました。子どもたちが絵本を見て、料理を始めました。

引用元:www.amazon.co.jp

パパやママ、おじいちゃんおばあちゃんも一緒に!七草粥を楽しもう

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春の七草粥は日本に古くから伝わる伝統食であり、お正月の食べすぎや胃の疲れをリセットする役割もあります。子どもはもちろん、パパやママ、おじいちゃんおばあちゃんなど、家族みんなで七草粥を食べてみませんか。濃い味付けや高カロリーな食事に慣れた方でも、シンプルで風味豊かな七草粥は新鮮でおいしく感じられるでしょう。

七草粥を通じ、日本の伝統や風習に興味を持たせてあげるのも素敵ですね。栄養たっぷりな七草粥を食べ、元気に冬を乗り切りましょう。

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藤谷みづほ

女の子と男の子の母親です。現在は在宅でライター活動をしてい…

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