更新日:2017年06月06日

前駆陣痛やおしるしが来たら?本陣痛までの流れと体調の変化

臨月になってお産が近づいてくると、少しずつ身体が出産に向けて変化し始めます。初めての出産では、前駆陣痛の感覚やおしるしがよくわからないママもいることでしょう。前駆陣痛やおしるしとはどのような感じなのか、実際に来たらどうすれば良いのか、出産に向けての流れと身体の変化について解説します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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前駆陣痛とは?

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出産前に起きる不規則な子宮収縮

「前駆陣痛」とは、陣痛が起きる前に起こる不定期な子宮の収縮のことです。本陣痛は間隔がだいたい等間隔で痛みも強くなっていくものですが、前駆陣痛の痛みはいつの間にか消えてしまうため、「偽陣痛」とも呼ばれています。出産につながる本陣痛の予行練習といったところですね。

前駆陣痛が起こりやすい期間

前駆陣痛が起こり始める時期は、個人差がありますが、臨月に入ってからが多いようです。妊娠中お腹の張りやすい人は臨月前から前駆陣痛を感じることもあり、前駆陣痛がわからないままいきなり本陣痛が来る人や、出産直前まで感じない人もいます。

前駆陣痛の症状

前駆陣痛の痛みの感じ方は人それぞれで、生理痛のような痛みやお腹が硬くなる感じ、腰が重くなるような痛みなどさまざまです。出産が近づき、お腹が張りやすくなったと感じるのも前駆陣痛のひとつです。軽い痛みが長く続くときもあれば、痛みの間は動けないくらいの張りがくる場合もあります。

前駆陣痛の間隔、痛み

前駆陣痛は痛いとはいえ、本陣痛と比べると我慢のできる痛みです。痛みの間隔も不規則で、一度で終わることもあれば、数回続いていつのまにか遠のいていくこともあります。

しかし、念のために痛みを数回感じ始めたら時間を計っておきましょう。最初は30分おきくらいにお腹が張るのを感じるでしょう。前駆陣痛であれば消えていき、本陣痛であれば20分、15分と間隔が狭まってきます。感覚が短くなるにつれ、痛みも我慢できないくらいになってきます。

陣痛の感覚が15分の等間隔になったら、病院にいくときです。ただし、病院に連絡するタイミングは、初産婦か経産婦かなどによって異なるので、あらかじめ病院に確認をしておきましょう。

前駆陣痛から本陣痛までの流れ

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一般的な流れ

出産の一般的な流れとしては、以下の順番であることが多いです。

・前駆陣痛が頻繁に起きるようになる
・おしるしがある
・本陣痛になる(破水が陣痛前にある場合もある)

ただし、個人差が大きいので、誰もがそうであるとはいえません。おしるしがある場合とない場合もあります。

前駆陣痛は早ければ出産の1ヶ月前

前駆陣痛を感じ始めるのは、早ければ臨月間近からの人もいれば、出産予定日が近づいても感じない人もいます。また、前駆陣痛だということに気が付かないまま過ごす人もいます。

おしるしは早くても約10日前

おしるしがあったら、大体その2~3日後くらいに陣痛が始まります。人によっては時間がかかることもあり、おしるし後4~5日、遅くても10日以内に陣痛が始まると考えると良いでしょう。おしるしを見つけたら、いつでも病院に行けるよう心構えを持って生活しましょう。

流れは人それぞれ

一般的な流れとしては、「前駆陣痛」→「おしるし」→「本陣痛」といわれていますが、パターンは人それぞれです。そのときには気付かずに、後になって考えてみると「あれは前駆陣痛・おしるしだったのかもしれない」と思うこともあります。出産予定日が近くなってきたら、何が起こるかわからないので、自分の身体のサインに気を配りましょう。

出産間近の体調変化

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出産が近くなる身体のサインはさまざまですが、気が付く人もいれば気が付かない人もいます。特にわかりやすい体調の変化についてご紹介します。

トイレが近くなる

すでに妊娠中の頻尿に悩んでいる人も多いでしょうが、今まで以上に頻尿になり、夜中に何度も目が覚めてトイレに行くようになります。これは、赤ちゃんの頭が大きくなって下がってきて、膀胱が常に押されているような状態になっているためです。

食欲がわく

子宮が下がることで、それまで圧迫されていた胃が楽になり、食欲がわいてきます。急に食べることが楽しくなったら出産が近いサインかもしれません。

しかし、臨月は体重も増えやすい時期なので注意が必要です。「臨月までは体重管理を頑張っていたのに、最後の1ヶ月で3kgも増えてしまった」という話もよく聞かれます。急な体重増加は、妊娠高血圧症候群や、産道に脂肪がついて難産になることもあるので、食生活に気を付けましょう。

おりものが増える

出産に向けて子宮頸管が柔らかくなっていくため、出産前は分泌物が増えます。破水と間違う量のおりものが出たというママの体験談もありました。尿漏れや破水の可能性もあるので、臨月に入ったらナプキンやおりものシートを付けておいた方が安心です。

おしるしがある

前駆陣痛によって子宮が収縮し、子宮壁についている卵膜がはがれて出血する場合があります。これがおしるしです。陣痛前に見られることもあれば、陣痛が始まってから出ることもあり、またおしるしがないまま出産する人もいるので、必ずしも起こるというわけではありません。

おしるしはおりものに血が混じったような少しドロッとした出血の場合が多く、ナプキンにおさまる生理の始まりくらいの出血なら問題ありません。止まらないような大量の出血や大きな血の塊が出る場合は、おしるしではなく何か異常がある可能性が高いので、すぐに病院に連絡してください。

おしるしはあるのに陣痛がこないとき

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おしるしがあれば一両日中に陣痛が始まることが多いです。しかし、おしるしがあったものの、なかなか陣痛がつかないと焦る人もいるようです。おしるしの後1週間ほど変化がなかったというケースも多くあります。

焦らずいつも通りの生活をして、ゆったりした気持ちで陣痛を待ちましょう。できればよく動き、陣痛を呼ぶような努力をしておくと良いですね。出産前の大掃除や雑巾がけなども良いでしょう。

ただし、おしるしがあった後にひとりで遠出をするのは少し危険です。いつ何が起き手も対応できるよう、生活範囲は近所で過ごしたおいた方が安心です。

前駆陣痛やおしるしがあったら

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出産まであとわずかのサイン

前駆陣痛を感じるようになっておしるしを見つけたら、本陣痛はすぐそこです。特におしるしは子宮壁から卵膜がはがれ始めているサインなので、身体も出産に向けて進み始めています。近日中に陣痛が来るのは間違いないので、いつ本陣痛が来ても問題ないように準備しておきましょう。

痛みの間隔を計る

前駆陣痛を感じたら、痛みの間隔を計っておきましょう。痛みが弱いから前駆陣痛だと思っていたら、実は本陣痛だったというのもよくあることです。前駆陣痛や本陣痛は特に眠っている間にきやすいので、枕元に時計を置いたりスマホに陣痛アプリを準備しておいたりするなど、時間を計れるようにしておいた方が安心です。

お風呂やカイロで温める

身体が冷えていると陣痛が起きにくく、陣痛が始まっても微弱陣痛になりやすいといわれています。身体を温めることで前駆陣痛が本陣痛に繋がることもあります。お風呂にゆっくり入って温めたり、足浴をしたり、カイロで冷えを避けることで、陣痛を促進する効果があります。ママ自身がリラックスした気持ちでいることも重要なので、よく身体を温めてゆったりした気持ちでいましょうね。

■陣痛と身体を温めることに関する体験談
筆者は、陣痛を促進すると言われるクラリセージのアロマオイルを入れて入浴していました。

いつでも入院できるよう準備する

前駆陣痛やおしるしを感じたらすぐにでも入院できるよう、出産準備品を見直しておきましょう。特に経産婦さんは、前駆陣痛だと思っていたらすぐに生まれてしまったということもあるので(筆者もそうでした)、まだ前駆陣痛だからと軽視しないようにしてくださいね。

前駆陣痛とおしるしに関する体験談

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筆者は1人目の出産時、出産予定日を過ぎても前駆陣痛すらなかったので、入院して陣痛促進剤を2日間投与しました。3日目にやっと痛みがきたのですが、時間がバラバラでまだ前駆陣痛でした。

前駆陣痛の痛みは軽いものと考えていたので、「こんなに痛いのに前駆陣痛なのか」とびっくりしました。本陣痛につなげるために病院内を歩いてくるように言われたのですが、あまりの痛みにまっすぐ歩けず、泣きながら壁をつたって動きました。(しかし、まだこの時点でも間隔は不定期でした)

しばらくたってトイレに行ったらおしるしに気付き、痛みも更に激しくなりました。部屋に戻ったところでベッドに嘔吐しナースコール。LDRにやっと移動することができました。

3人目の出産は、出産予定日の随分前でした。まだ予定日前だし前駆陣痛だと思っていたら本陣痛になって急激に間隔が短くなり、あれよあれよという間に自宅で産んでしまいました。

生理痛程度の痛みが寝る前にあったのですが、本陣痛だと気が付いたのは1時過ぎ、生まれたのは夜中の2時というスピード出産でした。トイレに行く間もなく、おしるしには気が付きませんでした。経産婦さん、筆者のようにならないよう、余裕を持った行動をしましょうね…。

もうすぐ赤ちゃんに会えます!落ち着いた心で迎えよう

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出産は人それぞれのドラマがあり、マニュアル通りにいかないものです。たとえ同じ母親から生まれたきょうだいであっても、同じ出産はありません。前駆陣痛が増えてきて気になり始めた人も、おしるしはあったのになかなか陣痛がこないと焦っている人もいるでしょう。これから始まる陣痛に緊張しているかもしれませんね。

しかし、陣痛は必ず終わりがくるものであり、乗り越えられるものです。落ち着いて挑めば大丈夫ですよ。どんな流れであっても必ず赤ちゃんは生まれてきますし、すぐに赤ちゃんと対面することができます。楽しみに頑張ってくださいね。

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