更新日:2017年06月15日

陣痛の始まりと痛みとは?前駆陣痛から後陣痛までの時期と長さ

初めての妊娠、出産は解らないことや不安でいっぱいだと思います。出産予定日が近づいてくると、陣痛はいつくるのか、痛みはどのくらいなのか不安になってきますよね。ここでは、陣痛の始まりや痛みの強さ、前駆陣痛から後陣痛までの時期と長さについて解説します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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目次

    陣痛の始まり

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    陣痛とは?

    陣痛とはいったいどのようになった時のことを言うのでしょうか?お産が始まると、子宮は赤ちゃんを押し出すために、規則的な収縮を繰り返すようになります。この収縮の時に感じる痛みが「陣痛」です。医学的には子宮収縮の間隔が10分となった時が陣痛発来、すなわち出産のはじまりと言われます。

    陣痛の起こるメカニズム

    陣痛の起こるメカニズムはまだはっきりしていませんが、胎盤の寿命により妊娠を維持する黄体ホルモンが減少すること、子宮の中で赤ちゃんの位置が下がることによって、子宮収縮を促すホルモン「オキシトシン」が分泌されて陣痛が引き起こされるのではないかといわれているようです。

    赤ちゃんが生まれたいときに始まる

    赤ちゃんの脳から分泌されたホルモンによって陣痛が始まるという説もあります。この説からですと、赤ちゃんが生まれたいと思ったときに陣痛が来るので、もう少しだけ気長に赤ちゃんのタイミングを待ってあげるといいですね。

    陣痛の痛み

    痛みの変化

    陣痛の痛みは、お産の始まりから終わりまで、ずっと同じような痛みではなく、子宮の収縮に合わせて、痛い時と痛くない時を繰り返します。陣痛の間隔は、痛みのピークから次のピークまでの時間のことをいいますが、陣痛の間隔が初産婦さんで10分間隔位、経産婦さんで15分間隔位になったら連絡するように指示されます。

    人によって痛みの場所や程度が違う

    陣痛は、痛みの場所や程度も少しずつ変化していきます。お産の始まりは、軽い生理痛のような不規則な痛みから始まり、しだいに強く規則的に痛むようになります。陣痛が始まりお産が進んで来ると、赤ちゃんが下りてきて、骨盤が押し広げられるため、腰や足の付け根、太ももがギリギリと痛むようになります。腰が金づちで叩かれるような痛みと表現するママもいます。

    赤ちゃんが生まれるという直前には、出てくる赤ちゃんの頭に押され、膣口周辺が痛みます。この時の表現が鼻からスイカが出てくるような痛みと言われるのでしょうね。

    一人目と二人目で違うことがある

    陣痛の痛みは一人目と二人目で違うことがあるのでしょうか? 陣痛の痛みは個人差があることが大前提ですが、多くは初産でも二回目以降の出産でも同じように痛いです。しかし、一度陣痛の痛みを知っている経産婦さんの方が、痛みの度合いとお産の進み方を知っているため、陣痛を経験していない初産婦さんに比べると少しだけ楽に感じるようです。

    どのくらい痛みが強くなるのかわからないよりも、一度経験して解っている方が気持ちに余裕が生まれるからかもしれませんね。

    前駆陣痛と陣痛の起こる時期

    妊娠36週~40週未満の臨月に前駆陣痛が起こる

    前駆陣痛は、妊娠36~40週頃の臨月に入ってから起こることが多いようです。ただし、臨月に入る前からすでに前駆陣痛が来る人もいれば、本陣痛が来る前日に前駆陣痛が来る人もいて個人差があります。このように本陣痛は出産間近に起こるものではありますが、前駆陣痛を感じてから本陣痛が始まるまでは人によって違ってきます。

    前駆陣痛から本陣痛までは2週間~1ヶ月くらい

    前駆陣痛があってから、2週間~1ヶ月くらいで本陣痛が来る場合が多いようです。このように長い期間で前駆陣痛が続くと、精神的に疲れて来ると思うので、気分転換をしに遠出は避けて、外の風を吸いに体調をみてウォーキングなどをすると良いでしょう。

    前駆陣痛後すぐに本陣痛が始まる人もいる

    前駆陣痛が来たと思ったらすぐに本陣痛が始まる人もいるようです。筆者は前駆陣痛に気付かずに本陣痛が始まったので、このような場合だったのだと思います。本当に前駆陣痛から本陣痛への流れは個人差がありますね。

    陣痛の間隔と長さ

    陣痛の間隔

    本陣痛の痛みの間隔は規則的で、徐々に間隔が短くなっていくのが特徴です。痛みの間隔が短くなるほどお産が近い証なので、最初は長かった間隔が、極端に言うと20分、10分、5分と少しずつ短くなります。一方、前駆陣痛は、痛みの間隔が不規則で、安定していません。規則的に痛みを感じないので、ただの下腹部痛と勘違いして、前駆陣痛がおきていると気づかない人もいます。筆者もその一人でした。

    陣痛の長さ

    痛みを感じる陣痛の長さは大体1分前後と一定です。そして子宮口の開き具合が大きくなるほど痛みを感じる間隔は短くなり、子宮口が完全に開ききる頃には2分に1回の間隔で痛みを感じます。この頃になるとほとんど痛みの時間になり辛いですが、ここからはゴールがだんだんと見えて来るので、希望の光が見えてきますよ!

    病院へ連絡するタイミング

    一般的に、初産婦さんの病院に連絡するタイミングは、陣痛の痛みの間隔が10分になった頃です。経産婦さんは陣痛が始まると急速に子宮口が開いていく傾向にあるので、15分間隔位で病院に連絡するようにしてください。元々の頸管長や張りの強さ、前回のお産の進み具合によっては、陣痛らしい痛みを感じた時点ですぐに病院に来るように言われることもあります。

    後陣痛とは?

    出産直後から感じる痛み

    後陣痛とは、出産直後からママの子宮が元の大きさに戻ろうと急激に収縮する時の痛みです。経産婦の方、赤ちゃんが大きかった方、多胎妊娠だった方など、子宮に大きな負担がかかった方は後陣痛がより強い痛みになる傾向にあります。授乳のときに出るホルモン「オキシトシン」が分泌され子宮の収縮を促すので、授乳するとより強い痛みが出ることがあります。

    また、無痛分娩で出産したママは陣痛のピークを経験しないため、後陣痛の痛みを強く感じやすいようです。あまりに痛みが強くて耐えられないというときにはお医者さんや看護師さんに相談しましょう。授乳中でも服用できる鎮痛剤を処方してもらえたり、子宮収縮剤を処方されているママは、服用をやめることができたりする場合もあります。

    痛みが強すぎる場合に考えられる原因として、子宮やその周辺が炎症を起こしていたり、下腹部に痛みが出る病気にかかっていたりすることもあるようですので、痛み方が普通ではないと感じたら、我慢せずに伝えて下さいね。

    後陣痛の始まりとピーク

    後陣痛の始まりは出産直後からで、一般的に出産当日から翌日にかけてもっとも痛みが強く出るようです。多くのママは3~4日で痛みが引くようですが、1週間ほど続くこともあり、個人差があります。また、初産の場合は痛みを感じないママもいるようです。筆者の場合は、出産直後からの授乳が本当に痛くて、毎回授乳するのが怖かったです。ですが、後陣痛の痛みは3日で収まりました。

    初産婦と経産婦の痛みの違い

    比較的初産の方は痛みが軽く、経産婦の方が強い痛みを感じる場合が多いようです。初産の場合、だいたいのお産は、陣痛開始から出産まで長い時間がかかるために、出産後の子宮の収縮も長い時間をかけて行われます。2人目以降の経産婦の出産だと、子宮が出産を経験しているために、陣痛開始から出産までの時間が短くなることが多く、そのために出産のための子宮の収縮が早くなります。

    出産が短時間だと、子宮への負担が大きくなるので、経産婦さんは産後の子宮収縮の力が強くなってしまうために、収縮する際に起こる後陣痛が初産婦さんより強く出るようです。

    陣痛の痛みは想像を超える痛み

    筆者が体験したお産は一般的な流れのお産でした。夜中の3時に弱い陣痛が来て、6時には陣痛の間隔が10分になったので、病院に向かいました。ここまでは、まだ痛みに耐えることができていたのですが、病院についてからは、出して頂いた朝ごはんも痛みで食べることができないほどになっていました。

    それからゆっくりと子宮口が5センチまで進み、痛みがさらに増してからはお産が早く進み、子宮口が全開になりトータル7時間での出産になりました。5センチになってからは、痛みよりも産まれることの楽しみの方が大きかったです。

    何が一番痛かったのかというと、痛みの終わりが見えない陣痛に耐えている時間でした。痛みのピークを何回乗り越えても、子宮口が中々開いてくれない時が一番辛かったです。筆者の場合は、子宮口が開くのが遅かったのですが、親戚の方の場合は、お産前の内診で既に子宮口が開いていたのと、破水からの陣痛だったので子宮口が開くのが早かったみたいです。

    陣痛の痛みは命の尊さを教えてくれる

    陣痛の痛みは経験してみないと解らない痛みで、できたら体験せずに出産したいと思いますよね。でも筆者は、この痛みを体験して良かったなと思える痛みだったと、今では思っています。頑張って痛みに耐え抜いて、赤ちゃんが産まれた時の感動は、今まで経験したことのない感動で幸せな気持ちでいっぱいになりました。この感動は、自分への頑張った最高のご褒美になります。

    そしてこの痛みが教えてくれることは、命の尊さでした。陣痛の痛みは本当に辛いものですが、これからママになる皆さんには絶対に耐えられる痛みです。そして人生で1度しかない赤ちゃんとの命がけの共同作業で、赤ちゃんとママの絆は深いものになるのです。

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