更新日:2017年05月19日

新生児の発熱の原因・対処法。どのくらいの体温から受診したほうが良い?

新生児はママからの免疫であまり熱を出さないと言われていますが、それゆえに病気の判断がつきにくいですよね。どのくらいの体温から病院を受診した方が良いのか、何が原因で発熱をするのかなど、新生児の発熱や病気についてご紹介します。

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目次

    新生児の平熱とは?

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    新生児の平熱はおよそ37℃前後といわれています。赤ちゃんは体温調節が未熟なので、生後5~6ヶ月頃までは、ママからもらった免疫のおかげで病気としての熱を出すことはあまりありません。しかし、着せすぎや温めすぎ、水分不足で簡単に体温が上がってしまうこともあります。

    受診の目安は38℃以上

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    赤ちゃんの体温が37℃台後半のときは、病気の始まりや着せすぎなど、病気か病気ではないかの判断は難しいかもしれません。しかし、熱が38℃以上になったときは何らかの病気であることが多いので、受診することをおすすめします。

    薄着にして水分を取らせても熱が下がらないようであれば、早めに受診しましょう。赤ちゃんがぐずるなど苦しそうなら、少しでも苦しさを和らげるために頭を冷やしてあげるのも良いですね。

    新生児が熱を出したときにチェックする症状

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    赤ちゃんの発熱で受診するときに、医師から他にはどんな症状があるかを聞かれるでしょう。発熱とともにあらわれる以下のような症状は、受診のサインです。

    熱の高さ

    赤ちゃんの体温は、着せすぎや水分不足などが原因で上がってしまうことがあります。薄着をさせて水分補給しても熱が下がらない、38℃以上の熱がある、といったときは病気を疑ってください。健康なときに平熱を測っておき、熱が上がり始めた日時をメモしてお医者さんに伝えましょう。

    嘔吐

    赤ちゃんはちょっとしたことで母乳やミルクを吐き戻します。また、ゲップや咳をしたときに吐くこともあります。しかし、病気が原因で吐くこともあるので、いつもと違う吐き方や吐く回数、吐く量でおかしいと感じたときは受診しましょう。

    下痢

    赤ちゃんのうんちは、誕生してからの日が浅いほど水っぽくて回数が多いので、素人が見ただけでは病気の下痢との判断ができません。しかし、うんちに血が混じっていたり、白っぽいうんちが続くときは受診しましょう。医師が判断しやすいように、赤ちゃんがうんちをしたおむつを持参すると良いですね。

    皮膚の様子(湿疹、皮膚の腫れ)

    赤ちゃんの肌に湿疹や皮膚の腫れがあるときは、突発性発疹や溶連菌感染症などの病気の可能性もあります。肌に何らかの異常が見られるときは、いつごろからどんな風にどこに出たのかをメモしておきましょう。

    機嫌

    赤ちゃんは泣くのが仕事なので、不機嫌なことも多いでしょう。しかし、病気が原因で機嫌が悪いことがあります。ずっと泣いていたり、不機嫌な状態が続いたりするときは注意が必要です。

    激しく泣き続ける、元気がない、ぐったりしているなど、不機嫌でも赤ちゃんによって出かたが違うので、普段の様子と比べてどう違うのかをお医者さんに伝えましょう。

    咳、たん、鼻水

    3ヶ月未満の赤ちゃんは免疫機能が未熟なため、気管支炎や肺炎が進行しやすくなります。咳が続くときは要注意です。また、RSウィルスでは、咳と鼻水を伴うこともあります。発熱時に咳、たん、鼻水があるときは、いつからどのくらい出ているのか注意しましょう。

    新生児の発熱で考えられる原因

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    新生児でもかかりやすく、発熱を伴う病気で一般的なものには、以下のようなものがあります。

    上気道炎(一般的な風邪)

    赤ちゃんはちょっとしたホコリで咳が出たり、外気の冷たさで鼻水を出したりします。しかし、症状が一時的ではなく、長引くときには上気道炎(一般的にいう風邪)の可能性があります。

    咳が長引く、ぜーぜーという喘鳴がする、乾いた咳をするときは注意が必要です。また、鼻水がドロッとした粘着状で黄色や緑色であることも、風邪のサインといえるでしょう。

    インフルエンザ

    赤ちゃんは母乳に含まれる免疫力のおかげで風邪をひきにくいといわれていますが、残念ながらインフルエンザなどのウイルス性の病気にかかってしまうこともあります。インフルエンザにかかると、肺炎や脳症などの合併症や重篤化が心配されます。

    家族にインフルエンザの人がいたり、保育園でインフルエンザが流行っていたりするときに高熱が出たら、早めに受診しましょう。

    肺炎球菌感染症

    肺炎球菌感染症とは肺炎球菌という細菌に感染して起こります。肺炎球菌は小さな子どもの鼻や喉の奥に居ることがあり、免疫力が低下しているときに重い病気を引き起こすことがあります。他の赤ちゃんと遊んだり、保育園で集団生活をしたりすることで、肺炎球菌に感染することも珍しくありません。

    肺炎球菌感染症は中耳炎や肺炎、菌血症、細菌性髄膜炎などを引き起こします。寒い季節などに起こるというような季節性のものではないので、年間を通して注意が必要です。

    溶連菌感染症

    溶連菌とは溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌で、いくつか種類があります。一般的には喉に感染し、咽頭炎や扁桃炎、赤い小さな発疹を伴う猩紅熱、中耳炎、副鼻腔炎などの病気を引き起こします。

    発熱の他に特徴的な症状は喉の痛みですが、体や手足に小さい発疹が出たり、通称イチゴ舌ともいわれる、イチゴのような小さなツブツブが舌にあらわれたりすることもあります。

    突発性発疹

    感染症発生動向調査によると、「突発性発疹の報告症例の年齢は、0歳と1歳で99%を占めている」と報告されています。突発性湿疹は、発熱と発疹を伴い、ヒトヘルペスウイルス(HHV)6型、7型が原因といわれる感染症です。突然の高熱から始まって発熱は3~7日続き、熱が下がり始めたころに全身に小さいプツプツとした発疹が出ます。

    高熱にもかかわらず、比較的元気なことが多いですが、発疹が出るころには不機嫌になることが多いのが特徴です。通常1回かかるといわれていますが、まれに2回以上かかることもあります。

    アデノウイルス感染症

    アデノウイルスは一般的なウイルスのひとつで、風邪、胃腸炎、結膜炎、膀胱炎、肺炎などの原因になります。50種類もの型があると言われ、感染する型によって症状が異なります。夏風邪のひとつである「プール熱」もアデノウイルスの感染が原因です。

    エンテロウイルス感染症

    エンテロウイルスは子どものさまざまな病気の原因になるウイルスといわれています。エンテロウイルスに感染すると、手足口病、ヘルパンギーナ、胃腸炎、出血性結膜炎、無菌性髄膜炎などの病気を引き起こします。

    夏風邪とも呼ばれるヘルパンギーナの原因でもあるため、夏に感染するイメージがありますが、一年中注意が必要なウイルスです。手足口病は手足や口の中に米粒ほどの発疹が出ることがあり、ヘルパンギーナは喉に水泡ができることがあります。

    新生児単純ヘルペスウイルス感染症

    単純ヘルペスウイルス(HSV)2型による感染症で、産道からの感染が主な原因です。生後5日目~9日目に起こることが多いのが特徴です。発熱の他に元気がない、母乳やミルクをあまり飲まない、嘔吐、けいれんなどの症状を伴うことがあります。母親にヘルペスの既往があるときには注意が必要です。

    RSウイルス感染症

    感染者の咳やくしゃみによる飛沫感染、感染者が触った部分に触れた手から口や目にウイルスが入ることによる接触感染が、RSウイルスの主な感染経路です。生後1歳までに50%、2歳までにほぼ100%の乳幼児がかかるといわれています。

    咳や鼻水などの呼吸器系の感染症で、大人は比較的軽い症状ですが、乳児は重症化することがあります。何度でも感染しますが、2回目以降は症状が軽くなるといわれています。11月から1月までの冬の時期に流行しやすいですが、最近では夏でも起こることがあり、季節性がなくなりつつあのが現状です。

    細菌性髄膜炎

    細菌性髄膜炎は、大腸菌やインフルエンザ菌などの細菌が原因となり、脳を包む髄膜に感染して起こります。発熱に、不機嫌や元気がない、嘔吐、けいれんなどを伴うことがあります。感染症の中でも重篤なものなので、後遺症や死亡につながることもあります。

    尿路感染症

    赤ちゃんはおむつをしていることから外陰部(尿道口の周辺)が不潔になりがちで、尿路感染症になりやすいといわれています。尿路感染症とは腎臓から尿管、膀胱、尿道などの経路に炎症が生じる感染症です。

    一般的に尿道が短い女の子に起こりやすく、発熱の他に不機嫌、元気がない、おしっこをするとき痛がるなどの症状があります。

    敗血症

    敗血症とは肺炎や尿路感染症などが進行して血液の中に細菌が入り込んで増殖することです。発熱の他に不機嫌、元気がない、母乳やミルクをあまり飲まない、皮膚が腫れるなどの症状があらわれることがあります。細菌性髄膜炎を合併することが多いので、注意が必要な病気です。

    発熱時の沐浴はどうする?

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    基本的に38℃以上の発熱は病気の可能性が高いとみなし、受診して医師の判断を仰ぎましょう。その際は、いつぐらいから沐浴を始めたら良いか、注意することなどを聞いておくと安心ですね。

    いつもと違うが大切なカギ

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    赤ちゃんは自分の言葉で不快な症状を表現することができません。病気に気づくのが遅いと重症化してしまうこともあります。そこで大切になってくるのが、赤ちゃんの様子が普段と違うと大人が感じることです。赤ちゃんによって平熱や普段の様子は異なります。

    健康なときに起床時、午前中、午後、就寝前と4回くらい検温することを何日か行い、平熱を知っておきましょう。また、病気になったときに、赤ちゃんの機嫌や様子が普段とどのように違うのか比べられるよう、日頃から赤ちゃんとの触れ合いや観察を大切にしてくださいね。

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