サンタクロースの由来や起源は?誕生日はいつ?赤い服、靴下や煙突の意味も解説

12月になると楽しいクリスマスがやってきますね。子どもから「サンタさんはどうしてプレゼントをくれるの」「煙突から入ってくるのはなぜ」とある日突然質問されるかもしれません。ここでは、子どもの質問に答えられるようにサンタクロースの由来や起源について解説します。(この記事は2021年10月時点の情報をもとに作成しています)

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目次

  1. サンタクロースの由来や起源、誕生日は?
  2. サンタクロースの赤い服の由来は?
  3. サンタクロースの靴下や煙突から来る由来は?
  4. 黒や緑のサンタクロースもいる?「クランプス」とは?
  5. クリスマスイブにサンタのお話で盛り上がろう
  6. クリスマスプレゼントを選ぶ

サンタクロースの由来や起源、誕生日は?

名前の由来は「聖ニコラウス」

サンタクロースの起源といわれているのは、270年ごろに実在したギリシアの司教「聖ニコラウス」です。裕福な家に生まれ、貧しい人に財産を分け与えたことから、子どもたちに贈り物をする守護聖人として敬愛されていました。

聖ニコラウスは英語で「セント・ニコラウス」と発音し、これがやがて「サンタクロース」という呼び名に変わったとされています。

聖ニコラウスがサンタクロースになるまで

聖ニコラウスがサンタクロースに姿を変えたのは、19世紀に入ってからのことです。そのころアメリカやイギリスでは、クリスマスはお酒を飲んで大騒ぎする行事と化していて、その荒れた様子に「クリスマスを家族でお祝いするあたたかい行事にしたい」と考える人たちが現れました。

そこでスポットライトを当てられたのが、子どもたちに贈り物をする守護聖人、聖ニコラウスでした。作家や詩人などの手によって新しいサンタクロース像が作り出され、聖ニコラウスがサンタクロースとして再登場したのです。

12月6日は「聖ニコラウスの日」

サンタクロースの誕生日は、モデルとなった聖ニコラウスの誕生日と考えることができますね。しかし、残念ながら、聖ニコラウスの生まれた日は記録に残っていないようです。

その代わりではありませんが、ヨーロッパでは聖ニコラウスが亡くなった12月6日を「聖ニコラウスの日」としてお祝いしています。オーストリアやオランダ、スイスの子どもたちがプレゼントをもらうのは、クリスマスではなく12月6日だそうですよ。

サンタクロースの赤い服の由来は?

コカコーラの宣伝で世界中に広まる

サンタクロースといえば、赤い服に真っ白なひげが定番の姿ですよね。この姿が世界に広まったのは意外と最近で、1931年にコカ・コーラの宣伝に使われたことがきっかけでした。

それまでは統一されたイメージのなかったサンタクロースが、画家ハッドン・サンドブロムが描いた宣伝用の作品によって世界中に広まったのです。陽気で恰幅が良く親しみの持てるサンタクロースの姿に、世界中の人が魅了されたのでしょう。

司教服の色が由来という説も

赤い服を着たサンタクロースが定着する以前には、白や青、緑や紫といった色とりどりの衣装に身を包んだサンタクロースが描かれていました。実はその中に、赤い服を着たサンタクロースも存在しています。

これは、聖ニコラウスがキリスト教の司教で、司教服の色が赤だったことが理由のようです。赤は血の色を表し、血を流しても人を助けるという意味が込められています。

日本のサンタは早くから赤い服を着ていた

日本では、明治の初めに日本初といわれるサンタクロースが登場しました。クリスチャンだった元お侍が扮した殿様姿のサンタクロースです。

明治31年(1898年)には日曜学校の子ども向けに「さんたくろう」と題した教材が発行され、挿絵にはツリーを持ち、ロバを従えて歩くひげの長いサンタクロースの姿が描かれました。「三田九郎(さんたくろう)」という名のおじいさんが、助けてもらった恩返しに、クリスマスの夜にプレゼントを持って現れるという物語だったそうです。

その後、大正3年(1914年)に出版された「子供之友」には、現代と同じ赤い服を着たサンタクロースの挿絵が描かれていたのがわかっています。意外にも日本では、コカ・コーラの宣伝が始まるより前からサンタクロースの服は赤だったようです。

サンタクロースの靴下や煙突から来る由来は?

煙突から金貨を投げ入れた物語が由来

サンタクロースが煙突から入ってくるといわれるようになったのは、聖ニコラウスのある逸話が由来となっています。貧しい一家のために金貨の入った袋を煙突から投げ込み、3人の娘が身売りされるのを救ったというエピソードです。

このときに、ちょうど暖炉の前に干してあった靴下の中に金貨が入ったことが、靴下を用意してプレゼントを待つことの始まりとなったようです。(※諸説あります)

トナカイのソリは19世紀の書物が由来

トナカイが引くソリに乗ったサンタクロースの姿が最初に書かれたのは、「聖ニコラウスの訪問」という詩の中でした。19世紀の神学者クレメント・C・ムーアが自分の子どもたちのために書いたもので、後に絵本として世界中に広まりました。

冒頭の一文を取った「クリスマスの前の晩」という題名でも知られています。日本でも翻訳者やイラストの違う絵本が何冊も出ているので、お気に入りをみつけて読み聞かせてあげるのも良いですね。

黒や緑のサンタクロースもいる?「クランプス」とは?

ブラックサンタクロース

陽気なサンタクロースとは対照的に、子どもたちから怖がられている「ブラックサンタクロース」をご存じでしょうか。ドイツでは、聖ニコラウスが良い子にプレゼントを配るのに対し、ブラックサンタクロースは悪い子に石ころやじゃがいもを配るのだそうです。特に悪い子を棒で叩いたり、袋に入れて連れ去ったりもするといわれていますよ。

オーストリアでは、「クランプス」というヤギの角を持ったおそろしい悪魔が聖ニコラウスの相棒として悪い子どもを懲らしめます。クランプスは日本の「なまはげ」のような存在といえるでしょう。

グリーンサンタ

実は、緑色の衣装に身を包んだ「グリーンサンタ」も存在しています。グリーンサンタが子どもたちにプレゼントするのは「緑あふれる未来」です。そのために、森の働きや自然の大切さを子どもたちに伝えています。

グリーンサンタはデンマーク出身で、好きな言葉は「メリーグリーンクリスマス」。510歳のおじいさんですが、元気に世界中の森を守る活動をしています。

クリスマスイブにサンタのお話で盛り上がろう

子どもたちが大好きなサンタクロースには、意外な由来や起源がありましたね。クリスマスイブに家族で食卓を囲みながらサンタクロースのお話をすれば、子どもたちの気分はきっと盛り上がるでしょう。思い出に残るクリスマスを過ごしてくださいね。

※この記事は2022年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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