更新日:2017年08月24日

赤ちゃんが太る原因はミルク?母乳との違い、正しい与え方と体重が異常に増えたときの対処法は?

昔から、ミルクは母乳より太りやすいと言われています。ミルク太りは「ハイハイをするようになれば痩せていくから大丈夫」との声も聞きますが、ミルク太りがきっかけで痩せない体質になってしまう可能性があるそうです。ここでは、赤ちゃんのミルク太りの原因と対処法、正しいミルクの与え方について、医師監修の記事で解説します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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ミルクはカロリーが高いの?

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100mlあたりの母乳とミルクのカロリーを比べてみると、下記のようになっています。

・母乳……約65kcal
・ミルク……約66~68kcal

カロリーはほぼ同じくらいですよね。母乳とミルクを比べた場合のカロリーに、明らかに大きな差があるわけではありません。ただし、赤ちゃんにとって、1~3kcalの差と言うのは、大人に比べてとても大きなものになります。

ミルクが太りやすい原因

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では、どうしてミルクは母乳に比べて太りやすいと言われているのでしょうか。

高タンパクで栄養が豊富

ミルクは母乳に比べて高タンパクで、栄養が豊富となっています。母乳のタンパク質が100gあたり「1.1g」なのに対して、各メーカーのミルクのタンパク質は100g「1.5g」になっています。また、ミルクは「炭水化物」や「脂質」も、母乳に比べて含まれている比率が高くなっています。

粉ミルクの赤ちゃんは、あまりうんちがでない傾向があります。母乳には消化を助ける「酵素」が含まれていますが、ミルクには含まれていないのが原因です。赤ちゃんは便秘がちになり、より栄養をため込みやすくなってしまいます。

作ったミルクを全部飲ませてしまう

月齢によってミルクを飲ませる量が変わってきますが、だいたいの目安は決まっています。ミルクを飲ませる場合は、決まった時間に決まった量を飲ませてあげているママがほとんどだと思います。ただ、赤ちゃんは、常に同じ量を欲しがるわけではありません。あまり飲みたくない場合もあるはずです。

母乳に比べて、ミルクの場合は赤ちゃんが自分で飲む量を調節できません。赤ちゃんがあまり飲みたくないときにも、もったいないのでママがつい全部飲ませてしまう傾向があります。規定量のミルクを必ず飲ませるのではなく、赤ちゃんの様子をみて、ミルクの量を適宜調節してあげてください。

■筆者の体験談
筆者も完全ミルクなのでこの気持ちはよく分かります。ミルク缶はお値段が結構しますし、残されると、あ~もったいない、と思いがちです。哺乳瓶にミルクが無くなるまで飲ませていたのですが、やはり順調にぷくぷくと太ってしまいました。もったいないから飲んで!と与えるのは肥満の原因になります。

飲みたがる分だけミルクを与えてしまう

満腹中枢が未熟な赤ちゃんは、与えられれば与えられるだけ飲んでしまいがちです。赤ちゃんから「満足」というサインを感じ取りにくいのです。ですので、ママは赤ちゃんにミルクを多めに飲ませてしまうことがあります。

母乳は消化が良いので「泣いたら飲ませる」というスタイルでも構いませんが、ミルクはそうはいきません。泣いたとしても、適量が決まっているので飲ませすぎないよう気を付けましょう。

「お腹が空いてるのかも…」と泣くたびにミルクを飲ませた結果、栄養過多となり、肥満の原因となってしまう場合があります。赤ちゃんが物足りなそうにしている場合は、白湯で補うとよいでしょう。

正しいミルクの与え方

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粉ミルクの缶の適量を守る

粉ミルクの缶や箱に、赤ちゃんの月齢ごとの適量が記入してあります。規定量と一日の回数を守って、ミルクを飲ませるようにしましょう。ミルク缶に書いてある規定量の範囲内であれば、飲ませすぎているという心配はありません。

さほど飲んでいないように感じても、次のミルクの時間まで赤ちゃんのお腹がもつようであれば、必要以上に飲ませようとしなくても大丈夫です。赤ちゃんにもミルクを飲みたくない時はありますし、飲める量に個人差があります。太りすぎを避けるためにも、赤ちゃんの様子をみながらミルクを与えましょう。

欲しがるからと言って飲ませすぎない

ミルクを飲む量には個人差があり、とにかく規定量以上にミルクを欲しがる赤ちゃんもいます。泣いてほしがるようですと、ママも困ってしまいますよね。しかし、いくら欲しがったとしても、月齢に合わせた量以上を与えるのはあまり良くありません。

赤ちゃんは満腹中枢が未熟ですので、与えれば与えるだけ飲みますし、もっと欲しがる時もあります。もし、ミルクを規定量以上に欲しがるようならば、赤ちゃんとのスキンシップや遊びをして気を紛らわせたり、白湯を飲ませたりと工夫をしていきましょう。

寝る前にたくさん飲ませすぎない

大人が寝る前にたくさん食べると太りやすいように、赤ちゃんも寝る前にたくさんミルクを飲みすぎると太りやすい傾向があります。それと同時に、胃袋が満腹になりすぎて苦しくなり、なかなか寝つかないという悩みも出てきます。

「寝る前にミルクをたっぷり飲むとよく寝てくれる」と聞きますが、寝る前こそ「たっぷり」ではなく「適量」を飲ませるよう心がけましょう。その方が、赤ちゃんのお腹も落ち着いて、穏やかな睡眠を誘ってくれるはずですよ。

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赤ちゃんの体重が異常に増えた場合の対処法

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赤ちゃんの体重が異常に増えすぎた場合は、ミルクを薄めて与えるなどの方法をとります。ただし、自己判断で行うのは避けてください。「太りすぎてしまっているのでは?」と心配な場合は、必ず医師に相談するようにしましょう。赤ちゃんの3~4ヶ月健診や6ヶ月健診などで相談するのもおすすめです。

多くの場合、赤ちゃんがハイハイしたり、あんよをしたりして動き出すと自然と体重は落ちていきます。しかし、赤ちゃんの体質によっては、病院の指導を受けたほうが良い場合もあります。気になる場合は医師に相談することによって、ママも安心できますよ。

まとめ

最近のミルクは、かなり母乳に近い栄養素になっています。赤ちゃんの体質や飲む量には個人差が大きいため、必ずしも「ミルクは太る」とは言えなくなってきています。筆者の娘はミルク太りでぷくぷくしていましたが、息子は完全ミルクでも痩せ型の赤ちゃんでした。

ミルクの適量や赤ちゃんの体重が気になる場合は、各自治体の保健センターで身体測定と育児相談をやっていることはあるので、自治体の施設や病院でぜひ相談してみてください。

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