更新日:2017年08月20日

保育園の種類や保育時間、保育料は?保育所とは違うの?保育園の基礎知識

共働きの家庭の増加とともに保育施設のニーズが高まっています。保育施設について調べてみるといろいろな種類があって混乱しますよね。ここでは保育園がどういうものか、保育園や保育所の特色、保育園の種類や料金、利用条件などをわかりやすく紹介します。

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保育園とは?保育所とは違うの?

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保育園・保育所とは、保護者が仕事や病気・介護などの理由で子どもの保育をできない場合に、保護者に代わって保育を行う施設です。児童福祉法では「保育所」と定められており、国や自治体の制度上は保育所という名称が使われます。一般的に使われる「保育園」というのは保育所の通称のようなもので、保育園と保育所は同じものをさします。小規模保育園や認可外保育園など定員の少ない保育園では、保育所、保育室という呼び方が使われることも多いようです。

保育園の種類

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認可保育園

認可保育園は国が定めた認可基準をクリアして、自治体から認可を受けた児童福祉施設のことです。設備費や保育料などに税金が投入されているので、世帯によっては負担の軽い料金で子ども預けることができます。ほかにも園庭が広い、公立保育園と私立保育園がある、子どもの人数が比較的多いなどの特色があります。子どもの預け先として認可保育園を希望している家庭が多いでしょう。

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認可保育園とは?保育料金や入園の基準はどう決まるの?認証、認可外との違いは何?

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公立保育園と私立保育園違いは何?それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説

小規模保育・事業所内保育

小規模保育園は主に0~2歳までの3歳未満児のみを保育する小規模な認可施設のことです。定員も6人から19人と少人数制で家庭的な保育が魅力です。小規模保育園といえば自治体から助成や補助のでる認可外保育園を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、待機児童問題解消のために国が認可した小規模保育園も増えてきました。

事業所内保育は、企業や病院、省庁が従業員や公務員の子ども保育するために開設した施設です。認可外保育園として運営されている施設がほとんどですが、一部の認可基準を満たした施設は外部からも園児の受け入れを始めました。

事業所内保育では受け入れ枠が「従業員枠」と 「地域枠」に分かれていて、従業員枠に関しては園側が利用者の選定を行うことができます。その場合も認可の選考基準に沿って、自治体から保育の必要性の認定を受ける必要があります。ただし従業員枠と地域枠の割合などには柔軟に対応しているようです。

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認可の小規模保育や事業所内保育とは?地域型保育事業の種類やメリット・デメリットを解説

保育ママ(家庭的保育)

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保育ママとは、保育ママの自宅などで少人数の子どもを保育する制度です。自治体の独自の基準をクリアして研修をうけた人が保育ママになることができます。国の認可事業として運営しているケースと、自治体が独自基準で運営しているケースがあります。保育料も自治体によって各家庭異なります。

小規模保育園と同じように0~2歳までの子どもの利用に限るため、家庭的な保育を望む保護者は預け先の候補として考えてみてはいかがでしょうか。保育ママ一人にたいして子どもが1~3人、補助者がいる場合も子どもが5人までと少ない定員に設定されているため、保育者と子どもの愛着形成が期待できるでしょう。

ただし、利用時間が普通の保育園に比べて短かったり、休日が保育ママの都合にあわせたものになったりすることがあります。

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保育ママ(家庭的保育)とは?認可の保育事業なの?保育時間や保育料金、メリット・デメリットを解説

自治体が助成する認可外保育(認証保育園など)

自治体によっては、自治体が独自に定めた基準をクリアした認可外保育園に助成を行っています。自治体によって独自の呼び名があり、東京都では認証保育園、横浜市では横浜保育室、川崎市では川崎認定保育室などとよばれています。認可外保育園のため、契約は園と直接行います。施設基準、職員基準なども自治体の基準をクリアしているため、わりと質の高い保育が期待できる園が多いでしょう。2歳未満児が保育対象の小規模保育が多いものの、年長児クラスまでを対象とする保育園も増えています。開所時間を認可保育園より長く設定している都道府県も多く、働くママの強い味方となりそうですね。

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認証保育園とは?認可保育園・無認可保育園との違いは?保育料金や申し込み方法を解説

認可外保育園(無認可保育園)

無認可保育園ともよばれる認可外保育園は、一般的に民間の企業や個人によって経営されています。施設基準や開所時間など、国の認可基準に沿っていませんが、平成28年4月より乳幼児を保育する全施設で都道府県の指導監査を受けることが義務付けられています。

各施設によって保育内容に個性があり、幼児教育に特化した認可外保育園や、夜間や休日も預けられるといったサービスをおこなう認可外保育園もあります。認可外保育園と聞くと悪いイメージを持ってしまいがちですが、決してそうではありません。妊娠中に利用の申し込みができたり、認可保育園入園の足掛かりになったりするというケースもありますので、見学に行ってみてはいかがでしょうか。

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認可外保育園(無認可保育園)とは?保育料金はどう決まるの?認可との違いを解説

保育園の保育時間は?

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認可保育施設の保育時間

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認可保育園や認可の小規模保育、事業所内保育は、開所時間が原則として11時間以上と定められています。一般的に朝7時ごろから夜20時ごろまで子どもを預けられる保育園が多いようです。なかには夜22時ごろまで子どもを預けられる施設もあります。

認可保育施設を利用する子どもは保育の必要性に応じて「保育標準時間」「保育短時間」に分類されます。「保育標準時間」の子どもは最長11時間、「保育短時間」の子どもは最長8時間が保育時間として定められています。さらに就業などの理由によって一部の家庭が延長保育の利用契約をできます。一般的には、朝7時ごろから夜18時ごろまでを保育標準時間、朝9時ごろから夕方17時ごろまでを保育短時間に設定している園が多いようです。

認可の小規模園や保育ママ(家庭的保育)といった認可事業施設では基本的に認可保育園より短い利用時間が設定されている施設が多いでしょう。運営母体や保育ママの考え方のよっては、家庭の状況によって柔軟に対応してくれることもあるようです。

認証保育園の保育時間

東京都の認証保育園では原則13時間の開所が義務付けられています。さらに延長保育が受けられるという保育園が多いようです。延長保育を含めて朝7時ごろから夜20時ごろまで預けられる保育園が多いでしょう。なかには夜22時ごろまで保育を行っている園もあります。フルタイムで働いていて通勤に時間がかかってしまう、残業が多くなってしまうといった家庭では、認証保育園の利用を検討してみても良いかもしれませんね。

認可外保育園(無認可保育園)の保育時間

認可外保育園では保育時間の決まりは特にないため、日中だけでなく夜間や早朝、お泊り保育なども利用できる園があります。各園によって保育時間が異なりますので施設に確認してください。

保育園の保育料金はどれくらい?

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認可保育施設の保育料

認可保育施設の保育料は、自治体によって各家庭の所得をもとに異なる料金が設定されています。所得の高い家庭では認可外保育園より高い利用料金になってしまう場合もあります。また3歳以下の園児の保育料は少し高めに設定されています。自治体によって保育園運営に投入される金額が違うため、保育料金も自治体によって変わります。引っ越しなどで利用する認可保育園の地域が変わるときは注意が必要です。

公立保育園でも私立保育園でも料金設定は同じですが、私立保育園の場合は制服購入をしなければならなかったり、送迎や習いごとといった有料サービスがあったりするケースもあります。給食費やおやつ代、入園料などは通常の保育料金に含まれていますが、公立保育園、私立保育園ともに延長時間の保育料は通常保育の保育料とは別にかかるでしょう。

保育園や幼稚園に通う兄弟姉妹がいる場合には割引があったり、3人目以降は無料になったりする自治体もあります。詳しいことは自治体に確認するようにしてください。

認可外保育施設の保育料

認可外保育園の利用料金は各園によって異なります。認可保育園の利用料に比べて負担が大きいと感じる家庭も多いでしょう。東京都内などの都市部では1ヶ月の保育料金が10万円を超える施設も珍しくありませんが、全国的な平均を見ると5万円~7万円ほどに設定されている場合が多いようです。保育料とは別に入園料や利用登録料、年会費、教材費や給食代がかかる施設が多いでしょう。

認可保育園へ入園する足掛かりとして認可外保育園を利用するという家庭も多いでしょう。認可保育園への入園が決まりキャンセルとなった場合や急に退園となった場合も、払い済みの利用料や年会費などは戻ってこないケースがあります。説明会や見学の際に確認しておくと安心です。

自治体が助成する認可外(認証保育園など)の保育料

都道府県によって定められた上限内で、各園一律の保育料を園に直接支払います。自治体によっては補助金が出るケースがあり、家庭の負担が少なく済むよう工夫されています。兄弟で同じ園を利用している場合には割引されたり、3人目以降は無料になったりするといった助成が受けられる自治体もあるでしょう。

月々の保育料を支払ったあと数ヶ月分まとめて自治体から補助金が下りるケースもあれば、助成金の分を引いた保育料を支払うケースもあるでしょう。助成や補助の詳細については自治体に確認してください。

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保育園の料金はどれくらい?年収によって費用が違うの?保育料の平均や計算方法、支払い方法について

保育園を利用できる条件は?

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認可保育園は、親の就労や病気、介護など、家庭での保育ができないという理由がある場合に利用を認められます。都市部では待機児童が多く、そういった利用理由があっても認可保育園に入園するのはなかなかむずかしいというのが現状ですが、地域によっては求職中であっても定員の空きがあり利用できる場合もあります。各自治体に確認するようにしてください。

認可外保育園では利用の理由は特に必要ありません。定員に空きがあればだれでも利用可能です。しかし、待機児童問題が深刻な地域では就労や病気、求職活動中といった理由のある家庭のほうが入園を優先されるケースもあります。園長の采配次第でリフレッシュ目的の定期利用も認められる場合がありますので、こちらも見学や説明会の際に確認すると良いでしょう。

また一部の助成が受けられる認可外保育園では家庭外の保育を必要とする理由のある家庭に限って補助金が下りるといった自治体もあります。自治体によってその基準も異なりますので、地域の保育園を管轄する部署に確認をするようにしてください。

保育園の受け入れの年齢は?

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労働基準法で出産の翌日から8週間は産後休業と定められており、生後56日以前のママの就業は認められていません。産休後すぐに復帰するママがいるという想定で生後57日から預けられる保育園もあります。しかし、0歳から受け入れをおこなっている保育施設でも、生後4ヶ月からなど受け入れる月齢を定めている園が少なくありません。園によって生後半年、8ヶ月を超えてからなど基準がかわりますので注意が必要です。

認可外保育園では保育する子どもの年齢が0歳からと設定されているところが多いようです。特に東京都の助成がある認証保育園は、0歳児の受け入れが各施設に義務付けられています。認可保育園では施設によって1歳児から受け入れているという園も多く存在し、各自治体のホームページなどで確認がすることをおすすめします。

また小規模園や事業所内保育園では、0~2歳までの3歳以下の子どものみを預かる施設が珍しくありません。3歳から就学までのあいだ、どういった施設に預けるのか、幼稚園やこども園なども視野に入れて検討すると良いでしょう。

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保育園には何歳から入れる?いつから預けるのが理想?早く預けるとかわいそう?

病気のときに保育園に預けられる?

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子どもに37.5℃以上の熱が出たときや感染症にかかったときは、保育園の利用ができません。その場合、病児保育室や病児後保育室に預けることができます。

自治体に認められた病児、病後児保育室は事前に登録が必要です。認可保育園に併設されていたり、小児科内に併設されていたりするものが知られていますが、シッターを自宅に派遣してくれるような民間企業によるサービスもあります。自治体に認められた病児、病後児保育室は就学前の子どもには助成があって軽い負担の料金で預けられる場合がほとんどですが、民間企業のシッターサービスでは高額なところもあります。

病児保育室やシッターサービスでも症状が重いときや、40℃近い高熱のときは利用ができません。病後児保育室では熱やひどい下痢などの主な症状が治まった回復期の子どもだけの利用に限られています。詳細は各施設の登録の際によく確認をしてください。

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病後児保育とは?病児保育との違いは?利用方法や費用は?

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病児保育とは?発熱や嘔吐・インフルエンザのときでも預けられる?利用方法や費用、注意点を解説

家庭の状況にあう保育園選びを

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保育園というと都市部では厳しい保活のことばかりがクローズアップされ、保育園の種類や違いについてはよくわからない人もいるでしょう。実際にはさまざまな利用者のニーズに沿うような認可施設が増えてきています。どの保育園にもメリット、デメリットはありますが、子どもや家庭の状況にあう園を見つけられると良いですね。

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