更新日:2017年10月11日

妊娠中に食べてはいけないものリスト!影響する病気と食材まとめ

妊娠中に食べると、感染症などの病気にかかり、お腹の赤ちゃんにも影響のある食べ物があります。しかし、少しでも食べてはいけないのではなく、過剰摂取すると危険な食材です。後で知らなかったと後悔しないように、妊娠中に食べてはいけないもののリストをチェックしてみましょう。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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妊娠中に食べてはいけないものはある?

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赤ちゃんのために妊婦が栄養を摂ることはとても大切なことですが、お腹の赤ちゃんに影響を与えることから、妊娠中に食べてはいけないものがいくつかあります。妊娠中に食べてはいけないものを知らず知らずの内に食べてしまい、後悔することがないように、どのような食べ物を食べてはいけないのかを知っておきましょう。また、赤ちゃんにどのような影響があるのかも解説します。

妊娠中に影響する病気と食材一覧

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妊娠中に摂取することにより、母体やお腹の赤ちゃんが影響を受けやすい病気と食材を詳しく解説します。

リステリア食中毒の恐れがある食材

リステリア食中毒は感染症のひとつで、免疫力が低い妊婦に感染しやすい菌です。感染してしまうと38~39℃の熱が出て、重症化すると20~30%の人が死にいたります。妊娠中に感染するとお腹の赤ちゃんにも感染してしまい、流産や早産になる可能性があります。

リステリア食中毒の恐れがある食材は、加熱せずに製造されているナチュラルチーズなどの乳製品、食肉加工品の生ハム、魚介類加工品であるスモークサーモンなどです。リステリア菌は、食品を加熱することで予防できます。リステリア菌に感染しても早期発見の場合は、抗生物質を使用すれば、赤ちゃんへの感染を防げる場合があるようです。

トキソプラズマの恐れがある食材

トキソプラズマの恐れがある食材は、生肉やユッケなどの加熱が不十分な肉類です。免疫力が低下している妊婦が感染すると、約50%の確率でお腹の赤ちゃんに感染してしまいます。流産や死産になる可能性も高くなり、無事産まれても水頭症になることがある怖い感染症です。

母体の症状は軽い風邪のような症状で、妊娠する前に感染していればトキソプラズマの免疫ができています。生肉を食べ、トキソプラズマに感染している疑いのあるときは、血液検査を受けるなど、早期発見と早期の治療に努めましょう。

水銀を含む食材

水銀を含む食材は、主にマグロ類を使用した料理または加工食品になります。その他、キンメダイなどの深海魚も水銀を含んでいます。水銀自体は母体に影響はありませんが、お腹の赤ちゃんはなかなか水銀を排出することができないので、妊娠中は控えたほうが良いでしょう。

しかし、マグロなどの魚類は栄養価も高く、妊娠初期でも週1~2回の頻度であれば食事に取り入れても問題はないといわれています。料理の中でも特にお寿司は、水銀を含んでいる魚介類が多いため、食べすぎには注意しましょう。水銀の含有量と食べる量の目安は、厚生労働省のHPで確認することができるので、一度目を通しておくと安心です。

サルモネラに感染する恐れのある食材

サルモネラに感染する恐れのある食材は、生卵や十分に加熱されていない肉類、殺菌していない乳製品です。サルモネラは、お腹の赤ちゃんに直接影響するわけではありませんが、感染すると食中毒の症状を引き起こします。

特に妊娠中は、食中毒にかかると子宮が収縮しやすくなり、その結果流産や切迫早産になる可能性があります。生卵を食べたからといって必ずしもサルモネラに感染することはありませんが、心配な場合はよく加熱してから食べるようにしましょう。また、普段からこまめに手洗いなどを行うことでも、感染を予防することができます。

子宮収縮を促す恐れのある食材

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子宮収縮を促す恐れのある食材は、ターメリックやバジル、ナツメグなどのスパイス類やアロエです。一般的に香辛料は、摂取すると体を温める効果が期待でき、体内の血行も良くなって食欲が増すというメリットがあります。しかし摂取量を間違えると、子宮収縮を引き起こしやすくなり、流産や早産になりかねません。

料理に適量使用する分には問題ないとされているため、スパイス類を使用する際は適切な量を守って使用するようにしましょう。

ヨウ素を含む食材

ヨウ素を含む食材は、わかめやひじきなどの海藻類、インスタントみそ汁やうどん、合わせ調味料などです。その他に、昆布や海藻のエキスが入っているものなども対象になります。ヨウ素が特に多く含まれている食材が「昆布」。昆布は、食材として使用するだけでなく、だしとしても多く使用されているため注意が必要です。

ヨウ素の過剰摂取は、甲状腺機能の低下を引き起こします。逆に摂取量が少なすぎるとヨード欠乏症やクレチン症になり、赤ちゃんに脳機能障害や発達障害を引き起こす可能性があります。海藻類は適切な量を守って摂取することで、妊娠中の体重コントロールには強い味方にもなる食材。気付かないあいだにヨウ素を摂りすぎてしまうこともあるので、十分に注意しましょう。

ビタミンAを多く含む動物性の食材

ビタミンAを多く含む動物性の食材は、ホタルイカ、ウナギ、レバー、鮎などです。これらの食材には「レチノール」と言うビタミンAが豊富に含まれており、妊娠初期に過剰に摂取することで奇形児になる確率が上がります。

1日の摂取量の上限の目安は2,700μgといわれており、特に妊娠初期に過剰摂取が続いた場合に影響を受けやすいと考えられています。しかし妊娠中はどうしても貧血状態になりやすいため、鉄分補給を助けてくれるレバーなどは積極的に摂取し、1日のビタミンAの摂取量を超えない範囲で食事に取り入れるようにしましょう。

お酒(胎児性アルコール症候群)

妊娠中に摂取したアルコールは、胎盤を通して直接お腹の赤ちゃんに届きます。赤ちゃんがアルコールの影響を受けると、赤ちゃんの頭の大きさが小さくなったり、発育が遅れたりする胎児性アルコール症候群になる可能性があります。また、未熟児や障害児で生まれてくる可能性も高くなるので注意が必要です。

週に1度、コップ1杯程度のアルコールであれば問題ないとされていますが、妊娠中の飲酒は赤ちゃんに影響しやすいため、産婦人科でも妊婦には飲酒をすすめていません。お酒が好きな人も、できる限り妊娠中の飲酒は控えるようにしましょう。

妊娠中の摂取量に注意する食材リスト

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妊娠中の「摂取量」に注意したい食材リストです。

カフェイン

カフェインは、摂取すると胎盤を通してお腹の赤ちゃんに届きます。妊娠中にカフェインを過剰摂取すると、お腹の赤ちゃんの中枢神経を刺激し、興奮させたり覚醒させたりといった作用が働きます。カフェインの影響で赤ちゃんの発達が遅れることもあり、カフェインの過剰摂取は赤ちゃんにとっては悪影響です。

1日の摂取量の目安は300mg程度とされており、この量を越えると妊娠を継続するのに影響が出る恐れがあるので注意しましょう。カフェインにはリラックス作用もあるため、気分転換やリフレッシュしたいときなどは、少量であれば我慢せずに摂取しても問題ありません。

魚介類

メチル水銀を多く含むマグロなどの魚介類を過剰摂取しすぎると、赤ちゃんの神経系の発達に影響をおよぼす可能性があります。妊娠中は摂取量を控えめにし、頻繁に摂取することを避けましょう。たまに摂取する分には影響がないとされているため、神経質になりすぎず、適切な量を食べるようにしてください。

スパイス類

スパイス類は健康に良い効果がありますが、過剰摂取は禁物です。お腹の赤ちゃんへの影響だけではなく、妊娠中の痔や妊娠高血圧症候群の原因になることがあります。料理にスパイス類を適度に使用する分には問題ありません。妊娠中は、塩の代わりに味付けに使用するなどして工夫しましょう。

ビタミン類を多く含む動物性の食べ物

ビタミン類を多く含む動物性の食べ物は、妊娠初期に摂取しすぎると特にレチノールの作用によって赤ちゃんが奇形や先天異常になるリスクが高まります。ビタミン類の中でも、野菜などと違い体外に排出されにくいため、妊娠中は1日の摂取量を守ることが大切です。

鉄分補給に有効なレバーもビタミン類を多く含む動物性の食材にあたるため、知らないあいだに過剰摂取してしまう危険性があります。妊娠初期に過剰摂取することで影響が出やすいので、摂取量には特に気を付けましょう。

妊娠中に注意する食材リスト

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妊娠中に注意する食材リストです。なぜ注意が必要なのか、食材ごとにその理由もあわせて解説します。

スプラウト

スプラウトは、穀類などの種子を発芽させて芽や茎を食用としている野菜の一種です。生スプラウトを食べるとサルモネラ菌に感染する恐れがあり、生卵などと同様に注意する必要があります。そのまま食すのではなく、ゆでるなど、しっかりと加熱してから食べるようにしましょう。食べ方を間違えると食中毒になる恐れもあるので、妊娠中の調理の仕方には十分注意してください。

夏野菜

夏野菜は栄養価が高いので、妊娠中の食事には積極的に取り入れたくなりますが、生の状態で過剰摂取することは避けましょう。妊娠中に夏野菜をサラダにして食べている女性も多いですが、生野菜の食べ過ぎは体を冷やしたり、胃腸に影響を与えて下痢や便秘の原因になったりすることがあります。夏野菜を調理する際は、ゆでて温野菜にするなど、野菜を加熱して食べるようにしましょう。

フルーツ

フルーツには、妊娠中に必要な葉酸やビタミンなどの栄養素が豊富に含まれているため、間食やデザートに取り入れたい食材です。しかし、フルーツは食べすぎると体を冷やしてしまい、果糖の過剰摂取になってしまうことがあります。

特に鉄分の吸収を妨げる働きのあるタンニンが含まれる柿や、砂糖をコーティングしているドライフルーツなどは妊娠中には向いていません。その他、輸入品のフルーツは農薬の心配もあるので気を付けましょう。

レトルトやインスタント食品

レトルトやインスタント食品は、栄養素があまり含まれていない食べ物です。栄養素の代わりに塩分や糖分、添加物、脂肪分などが多く含まれているため、妊娠中の食事にはあまり向いていません。たまに食べる分には問題ありませんが、妊娠中にはできるだけ控えるようにしましょう。

スナック菓子

スナック菓子は、間食や小腹がすいたときなどに手軽に食べられますが、お菓子自体のカロリーが高く、脂肪分や糖分、油分を多く含むことから過剰摂取は避けたい食べ物です。塩分を多く含むものが多いので、妊娠中に食べたいときは少量にとどめましょう。

妊娠中に食べてはいけないものに関する体験談

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妊娠中に食べてはいけないものはいくつかありますが、筆者は特に気にすることなく食べていました。妊娠初期は神経質になり、あれもダメこれもダメと言っていましたが、ストレスがたまり、結局何を食べていいのかわからなくなりました。

それからは妊娠中に食べるものを神経質に制限することはせず、いろいろな食材を少しずつ、大好きなコーヒーはカフェインレスのものに変えて、ケーキやお菓子も食べていました。感染症などが恐い気持ちもありましたが、1日の摂取量や調理法を工夫すれば、そこまで神経質になることはないと思います。

むしろできるだけストレスなく妊娠生活を楽しむために、ある程度自由に食事するのは妊娠中とても大切なことだと思いました。

バランスの良い食事を心がけましょう

妊娠中に食べてはいけないものをご紹介しましたが、どの食材も全く食べてはいけないわけではありません。過剰摂取すれば赤ちゃんに影響を与えるものも多いですが、適切な量を守っていれば心配する必要はありません。妊娠中はできるだけバランスの良い食事を心がけ、ストレスのない楽しい食事をしましょう。

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