更新日:2017年10月11日

妊婦が牛乳を飲んでも大丈夫?妊娠中の牛乳のメリットとデメリット

牛乳はカルシウムが豊富に含まれており、妊婦さんに必要な栄養を補ってくれる役割があります。妊婦さんが牛乳を飲むことに対して、身体や赤ちゃんに何か影響はないのでしょうか。ここでは、妊娠中に牛乳を飲むことのメリット・デメリットを解説します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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妊婦は牛乳を飲んでも大丈夫?

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妊婦さんは牛乳を飲んでも問題ありません。妊婦さんが牛乳を摂取することでのお腹の赤ちゃんへの影響はなく、妊娠初期から妊娠後期まで飲こむとは可能です。ただし、牛乳の過剰摂取は避け、毎日適量の牛乳を飲むようにしましょう。

妊娠中こそ飲みたい牛乳のメリット

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妊娠中に欠かせないカルシウムが簡単に摂れる

妊娠していない女性の1日に必要なカルシウムの量が600mgなのに対し、妊婦さんが1日に必要なカルシウムの量は約900mgといわれています。つまり、妊娠中はより多くのカルシウムを摂取する必要があり、妊婦さんが牛乳を飲むことで妊娠中に欠かせないカルシウムを簡単に補うことができるということです。

特に妊娠初期に接触的に牛乳を飲むことは、赤ちゃんの骨格形成を助ける重要な役割を担っており、赤ちゃんが骨などの欠損症になるリスクを抑えることにもつながります。牛乳は100mLで110mg程のカルシウムが含まれているため、カルシウムを他の食材から補うよりもはるかに効率良く摂取することができるでしょう。

マグネシウムが豊富

牛乳には、カルシウムに加えてマグネシウムも豊富に含まれています。カルシウムとマグネシウムを同時に摂取することはとても大切です。カルシウムを十分に摂取していても、マグネシウムが不足していればカルシウムをうまく体内に吸収することができず、栄養のバランスが崩れてカルシウム不足が進行することになります。

牛乳はカルシウムとマグネシウムを同時に摂取することができるので、栄養のバランスを崩すことなく、妊婦さんに必要な栄養を補うことができます。

偏りがちな栄養を整えてくれる

牛乳には、食材だけではどうしても偏りがちな栄養を整えてくれる働きもあります。食材だけでは補えない栄養を牛乳で補給することで、妊娠中に必要な栄養をバランス良く摂取できます。

牛乳が嫌いではなければ、つわりでつらいときに冷たい状態で飲むのも良いそうです。特に吐き悪阻の方は、つわりの時期は栄養を考えなくてもよいといわれても気になってしまうので、もし飲めるなら無理をせずに飲むと、栄養の補給になりそうですね。

妊娠中の牛乳によるデメリットと注意点

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脂肪が多い

牛乳は栄養が豊富な面もありますが、脂肪が多いというデメリットもあります。妊婦さんが1日に必要な脂質の量は約55gとされていますが、牛乳100mLに約3.8gもの脂肪が含まれているため、飲みすぎると身体に脂肪がつきやすくなり、産道にも脂肪がついて難産になる可能性も上がります。

カルシウムを牛乳だけで補おうとすると脂肪も一緒に摂取することになるので、他のカルシウムを含む食材を組みあわせるなどして、牛乳は1日にコップ1杯程度を目安にしましょう。

体質により下痢をする

牛乳には、「乳糖」という糖質が含まれています。乳糖の消化不良により、妊婦さんによっては牛乳を飲むと下痢をしてしまうことがあります。

日本人は、乳糖を分解して消化する機能が他の民族よりも弱いといわれているので、牛乳を飲んでお腹を壊してしまう人も多いのです。牛乳を飲むと下痢をしやすい妊婦さんは、牛乳以外からカルシウムを摂るなど、牛乳を無理に飲まなくても問題ありません。

コーヒー牛乳やプリンなど加工物に注意

コーヒー牛乳やプリンなどの牛乳を使用した加工物には砂糖が多く含まれているものが多く、カルシウムを摂取しようとすると糖質も多く摂ってしまいがちです。たまに飲んだり食べたりする分には問題ありませんが、過剰摂取は糖尿病の原因もなるので注意しましょう。

低脂肪乳には注意が必要

牛乳の脂肪が多いのが気になるという妊婦さんは低脂肪乳を選びたくなるかもしれません。しかし、牛乳に含まれる脂質には大切な役割があり、脂溶性ビタミンも豊富に含まれています。低脂肪乳だと妊婦さんや赤ちゃんの免疫力に影響が出て、将来のアレルギー症状などに影響する可能性があります。

全く必要ないと思われがちな脂肪でも、牛乳に含まれる脂肪もある程度摂取することが大切です。また、低脂肪のヨーグルトの脂肪は、牛乳同様に免疫力に影響することが報告されています。

牛乳とアレルギーの関係

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妊婦は3大アレルギーを控えたほうが良い?

牛乳・卵・大豆にはタンパク質が豊富に含まれていますが、この3つの食材は「3大アレルギー要因」といわれており、アレルギーの影響が出やすいと考えられています。しかし、妊婦さんはこの3大アレルギーを控えたほうが良いというのは10~20年前の話です。現在では3大アレルギーを控えたからといって、特にアレルギーを予防する効果はないといわれています。

母親、きょうだい、親族に特定の食品にアレルギーがあるケース

母親、きょうだい、親族に特定の食品にアレルギーがあると、体質遺伝の影響で赤ちゃんにも同じアレルギーが遺伝してしまう可能性が高くなります。必ずしもアレルギーが発症するということはありませんが、育つ環境や食べ物によって影響を受け、アレルギーが発症することが多いです。アレルギーがある妊婦さんは、赤ちゃんにも大きく遺伝する可能性があることを頭に入れておきましょう。

適量を守れば問題ない

牛乳は、1日の摂取量を守れば特に大きな問題はありません。しかし、摂りすぎは禁物なので、牛乳の場合は200mLを目安に、卵は1日1個に抑えたほうが無難です。また、そのまま摂取するよりも加熱してから摂取することで、アレルギーが発症する確率を大幅に減らすことができます。

必ずしも牛乳を飲むこと=子どもが乳アレルギーになるわけではありません。しかし、いつもよりもお腹が冷えやすいこともあるので、ホットミルクにしたり適量を守ったりすることは大切だといえるでしょう。

牛乳が苦手な人の対処法

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気持ち悪いときは無理して飲まない

牛乳が苦手な妊婦さんは無理をして飲む必要はありません。無理やり飲んで気持ち悪くなってしまうと、嘔吐や下痢などの原因になることがあります。特に体調が悪いときは冷たい牛乳は無理をして飲まないようにしましょう。

ヨーグルトやチーズを食べる

どうしても牛乳が苦手な妊婦さんは、他にカルシウムを摂取できるヨーグルトやチーズなどを積極的に摂取してみましょう。牛乳より食べやすいので、間食などに取り入れると摂取しやすくなります。

料理に入れる

そのままの牛乳を無理して飲む必要はありませんが、グラタンやシチューなど、牛乳を料理に入れて摂取するのもおすすめです。食材と一緒に食べることでさまざまな栄養がバランスよく摂れるため、牛乳嫌いな妊婦さんでも実践しやすい方法です。カロリー控えめなお菓子に使用してみても良いですね。

スキムミルクで代用する

牛乳をスキムミルクで代用するものおすすめです。ハンバーグの生地に混ぜ込んだりポテトサラダに混ぜたりするだけで、カルシウムを摂取することができます。いろいろな料理に使用しやすいので、調味料や隠し味として使ってみると良いでしょう。

カルシウムを多く含む食材で代用する

牛乳の他にも大豆製品や種実類にもカルシウムが含まれています。これらの食材も良質なタンパク質を含んでいるため、吸収率が高くて健康にも良い食材です。骨付きの魚でもカルシウムを補えるので、和食中心のメニューを積極的に取り入れましょう。

量に気を付けながら牛乳を飲んでカルシウム補給を

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妊婦さんが牛乳を飲んでも問題ありませんが、1日に200mL程度を目安にしましょう。あまり多く飲むと、脂質も多く摂ってしまうため注意しましょう。妊娠中にはたくさんのカルシウムが必要になるので、毎日欠かさずカルシウムを補ってくださいね。

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