更新日:2017年01月05日

ピンク色のおりものの原因は?病気と妊娠初期の見分け方とは

女性にとって”おりもの”といったら、下着が汚れること位にしか思っていないのではありませんか?デリケートな部分のことだから、ましてニオイや色など人に聞けないという方が多いと思います。実は、女性にとって「おりもの」は、大切な体からのメッセージなのです。「おりもの」のことを知って、ご自分の体のこと考えてみましょう。

39554
0

目次

    おりものとは?

    「おりもの」という言葉を聞いたことはありませんか?女性だけが知る特有の言葉かと思います。生理のことは学ぶ機会があっても、だれも教えてくれないのが「おりもの」のことです。

    おりものは子宮や膣から出てくる分泌物のことで、子宮内部の古い細胞なども混ざって出てきます。年齢や周期によって量は変化しますが、通常は臭いもなく透明か無白色の状態です。

    「おりもの」のお陰で膣(ちつ)の部分が、常に必要な弱酸性の状態(pH4.5~5.0)に保たれ、外部からの細菌の侵入を防ぎ体の体調を守ってくれているのです。

    「おりもの」は、女性にとって生理同様に大切な体からのメッセージなのです。

    おりものにはその時折によって「色」がある!

    おりものには、「色」があることはお気づきでしたか?
    通常は透明、または無白色なのですが、いつもと違った色が現れた時は、何らかの異常が体の中に起こっていて、何かの病気や異常を示していると考えられます。

    ピンクのおりものの原因

    今回は「ピンクのおりもの」の原因について詳しくお話していきましょう。
    普段は透明か無白色のおりものが、なぜ「ピンク色」になるのでしょうか。実は「ピンクのおりもの」の原因には、下記の3つといわれます。
    ・排卵出血
    ・着床出血
    ・不正出血

    この3つは実はどれも妊娠に関係があることを示しています。

    排卵出血とは?

    Image

    誰もが経験したことがあるのが「排卵出血」です。排卵出血は、生理と生理の間に起こる”排卵”に伴って起こる出血のことを言い、「中間出血」とも呼ばれます。ある意味「排卵出血」は自然的な現象なので心配はいりません。

    排卵時にホルモンのバランスが崩れ、子宮内膜が少し剥がれ落ちるものが出血となっておりものに混じったり、排卵する際に卵が卵巣から排出される際に起こる出血が子宮や卵管などからてピンク、または茶褐色となって排出されたりするので、多くの女性が経験している現象です。

    しかし、妊娠を望まれる場合、やはり気になる出血の一つとなることは間違えありません。目安としては「排卵出血」は少量ということです。
    もし、妊娠初期で生理と生理の間にピンク、または褐色の出血を大量に伴ったときは、病院へ受診することをおすすめします。

    着床出血とは?

    「着床出血」は、卵子が精子と受精し、着床するときに起こる出血と言われています。しかしその出血は、着床によって起こっているのか、それとも受精着床前の生理の出血なのかの判断が難しく、妊娠初期に起こる出血の一つと言われています。

    着床出血なのかそれとも危険な出血の一つなのかの目安は、”量”です。

    色は様々ともいわれ、ピンク色だったり、少し赤い血が混じる状態だったりと人それぞれの場合が多く判断がつきにくいのが着床出血です。

    しかし、基本おりものに混じって出る程度の量なので、あまりにも生理のような出血が起こった時、妊娠の可能性が少しでもあると思われたときは、初期の流産の可能性もあるので迷わず病院へ受診されることをおすすめします。

    不正出血とは?

    おりものの色が突然、「ピンク色」になったり、赤や褐色(かっしょく)になる理由は、膣内から出血する「血液」が原因です。出血がおりものに混ざることにより、ピンク色になったり、茶褐色になったりします。

    おりものに色がつくことは不思議ではありません。生理前後に起こる現象として経験していると思います。しかし、生理中はもちろんですが、生理前後でもなくて、突然おりものに色が混じっているときは、原因を考えなくてはいけません。それが特に「妊娠中」であればなおさら、重要視しなくてはいけません。

    不正出血の原因

    Image

    不正出血の原因にはたくさんの要因が考えられます。普段の生活の中のストレスで起こることもありますが、子宮に関する感染症やポリープ、そして子宮に関するガンの場合も考えられます。

    ストレス

    現代社会では、取り巻く環境によって沢山のストレスを日々受けていることが多々あります。ご自分では意識していなくとも体の症状として現れることが多く、特に女性は生理などに症状が現れることがあります。それはホルモンのバランスと関係からくるものです。

    子宮がん・子宮体がん・卵巣がん

    生理周期と関係なく、起こる不正出血に「がん」があります。生理ではないのに出血、またはおりものがピンク色で血液の量が普段よりも多く感じたり、量が多く臭いがきつく感じられたら注意が必要です。

    子宮頸(けい)がんは比較的若い世代(20代~30代)、子宮体がんは、閉経前後の世代(50代~60代)が発症しやすいと言われています。

    子宮筋腫・子宮内膜症

    年齢に関係なく女性ならではの病気が子宮筋腫や子宮内膜症です。
    この子宮に起こる病気によって「ピンク色」のおりものが出る場合があります。子宮筋腫や子宮内膜症は、生理の症状を重くし、日常の生活もままならないほど苦しむこともありますので、早めに受診し対策をすることをおすすめします。

    細菌感染症(非特異性膣炎)

    細菌によって引き起こされた膣炎内の炎症を「細菌性膣炎」と言います。デリケートなゾーンゆえ、あまり口にすることはありませんので馴染みはないかもしれませんが、決して珍しい病気ではなく、3人に一人はかかったことがあると言われます。
    膣の内部が炎症を起こしますので、それによって痛みやおりものが増えたりします。病気にかかった時は、ほとんどの場合、臭いがきつくなるので目安にしてください。

    子宮膣部びらん

    ”びらん”という言葉を聞くと何かしらの病気ではないか?と思われるかもしれませんが、”びらん”とは「ただれている」という状態を意味します。子宮膣部という場所が「ただれている」ことを「子宮膣部びらん」といいます。決して怖い病気ではなく、女性の7割位の方はそれぞれ”びらん”の状態であるといいます。ただその「ただれている」面積が広いとおりものの量が増えたり、黄色くなったり、痛みがあったりといった場合は、医師に相談してみてください。

    萎縮性膣炎(いしゅくせいちつえん)

    ホルモンバランスが崩れ、膣内正常な菌の減少により、おりものが黄色くなったり、血が混じったり、性行為の際痛みを伴ったり、臭いがきつくなったりする症状をいいます。閉経後の女性に多い症状で別名”老人性膣炎(ろうじんせいちつえん)”と呼ばれたりしますが、出産後の月経が始まるまでの産婦さんや病気で卵巣を摘出した女性などにも見られる炎症です。

    子宮頚管ポリープ ・子宮内膜ポリープ

    ”ポリープ”とは、粘膜の一部がいぼ状に隆起したものをいいます。つまり”できもの”です。女性の子宮の出入り口にあたる細い部分に出来たポリープを「子宮頚管ポリープ」といい、子宮内にできたものを「子宮内膜ポリープ」とよびます。どちらも生理が重くなったり、おりものが増えたり、不正出血等の症状が見られます。不安を感じたら病院を受診してください。

    機能性出血(きのうせいしゅっけつ)

    ホルモンバランスが崩れ、卵巣機能が何かの原因によって起こる不正器出血のことをいいます。生理が未成熟の思春期や更年期に多く、卵巣機能が安定した時期は起こりにくくなります。出血も1日で終わるときもあれば、数日から長期に渡って起こることもあり、貧血を起こす原因のひとつとなっています。

    その他の原因と目安

    様々な症状がありますが、おりもの、そして出血が一つの目安になることは、間違えありません。たかがおりものと侮らず、普段から自分の体と対話し、観察することによって自分の体を知りましょう。おりものの色や量、臭いといった症状からも隠れた様々な病気を早期発見することも可能です。

    妊娠中のピンク色のおりものの原因

    切迫流産・切迫早産

    妊娠初期でおりものがピンク色だった場合考えられることとして上げられるのが、「流産」や「切迫流産」、妊娠後期では「切迫早産」です。

    おりものは通常は透明か、白色が基本です。ピンク色になるということは、子宮内部からの「出血」が起こっていると考えられます。

    検診で内診があった後や、胎盤の成長と赤ちゃんの成長がうまくかみ合わなくても出血が起こることもありますので、ピンク色のおりものがあったら、必ずしも流産とは言えませんが、気になるときは下腹部の痛みがなくともすぐに病院へ電話し相談するか、受診することをおススメ致します。

    おしるし

    「おしるし」という言葉はご存知ですか?出産が間近になるとよく聞かれる言葉が「おしるし」です。「産徴(さんちょう)」ともいい、出産が近くなって赤ちゃんが生まれる子宮の出口(子宮頚管)が開いてくると赤ちゃんを包んでいる卵膜と子宮の間にすき間ができ始めます。その隙間からはがれ出る出血がおりものに混じって排出されるので「ピンク色のおりもの=おしるし」と「もうすぐ出産」と呼ばれる兆候となります。

    おしるしかどうか個人差がありますので、痛みを伴うピンク色のおりものの場合は、かかりつけの産科にその症状を相談し、指示を仰ぐとよいでしょう。

    ピンク色のおりものの対処法

    Image

    早めに病院を受診する!

    特に妊娠初期は、ピンク色のおりものには気を付けなければいけません。おりものがピンク色になるということはどこからか出血が起こっていると考えられるからです。
    いつもと違う症状が見られた時は、痛みを伴わなくても電話で問い合わせをするか、早めに受診をしてください。
    また、妊娠していない方でも、おりもので自分の体調を図ることができます。日頃から生理の周期をチェックし、その際に現れる症状のひとつ”おりもの”にも意識をするようにしてみましょう。

    規則正しい生活を送る

    女性の体は、ご自分が思っているよりとってもデリケートです。睡眠不足やストレス、過度のダイエットや食生活の乱れから栄養のバランスが崩れ、生理の周期が乱れたりします。

    そういった生活が予期せぬ出血を起こしかねません。リズムを作ってなるべく規則正しい生活を送りましょう。特に妊娠初期も規則正しい生活を送り、体に負荷をかけないように過ごしましょう。

    バランスの良い食事をとる

    人の体を整えているものに食事があります。毎日のことですから意識するだけで随分と大きく変化がみられるのが食事だと思われます。
    たかが食事と侮らず、明日の自分の体を作るのが”食事”と意識し、1日、1週間、1か月と周期を軸にバランスの取れた食事をするようにしましょう。

    まとめ

    Image

    如何でしたか?生理の周期に意識を合わせる人は多くとも、”おりもの”まで意識している方は、少ないと思います。
    生理周期はもちろんですが、女性特有の”おりもの”を観察することによって、普段の自分の体の状態をよく知り、自分の体と向き合うきっかけのひとつにしていただければと思います。

    おりものの関連記事はこちら

    Image

    生理前のおりものの特徴とは?妊娠初期のおりものとの違い | mamanoko(ままのこ)

    https://mamanoko.jp/articles/23606
    Image

    おりもののにおいが気になる。おりもののにおいの原因と抑える方法は? | mamanoko(ままのこ)

    https://mamanoko.jp/articles/18659
    Image

    おりものがいつもより多い原因は?おりものの見分け方と病気の関係について | mamanoko(ままのこ)

    https://mamanoko.jp/articles/19215
    Image

    おりものに血が混じっている原因は?流産や病気の可能性について | mamanoko(ままのこ)

    https://mamanoko.jp/articles/19214
    Image

    黄緑色のおりものは病気のサイン?においや状態での見分け方 | mamanoko(ままのこ)

    https://mamanoko.jp/articles/24318
    Image

    おりものが黒い原因と対処法とは?黒いのは病気の可能性も | mamanoko(ままのこ)

    https://mamanoko.jp/articles/19159

    おすすめの記事

    関連する人気の記事

    ライタープロフィール

    Image

    ふろ~れ

    子育ては楽しむもの♪…今頃やっとわかってそう思い返します。子育て期間は人生で一瞬!「楽しか...