更新日:2017年06月19日

おりものがピンク色になる原因と対策!妊娠初期や生理前後だと異常?排卵との関係は?

”おりもの”というと、下着が汚れるイメージが思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。実は「おりもの」は、女性の身体からの大切なメッセージなのです。ピンクのおりものが出た場合、どのような身体の変化が考えられるのでしょうか。ここでは、おりものがピンクなる原因や病気・妊娠初期症状との関係について解説します。

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目次

    おりものとは?

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    おりものは、子宮内膜や子宮頸管(しきゅうけいかん)、腟壁、皮脂腺、汗腺などから分泌される液体や、古い細胞の粘液などが混ざってできた液体です。女性ホルモンのはたらきが、おりものの色や量、におい、状態に影響します。

    自浄作用がある

    おりものが分泌されることで、腟がうるおい清潔な状態に保たれると同時に、細菌が体内に侵入しににくくなります。この作用は「自浄作用」と呼ばれています。

    受精を促進する

    排卵期になると、おりものの量が増え、ゼリーのように伸びやすく透明な状態になります。これにより精子が卵子のもとに到達しやすくなり、受精が促進されます。

    おりものの正常な色とは?おりものの色は変化する?

    正常なおりものは、透明~白で、クリーム色になる場合もあります。おりものの色は女性ホルモンの作用によって日々変化しており、黄体期のおりものは白く濁りって粘り気が強くなり、下着につくと黄色く変色して見えるときもあるでしょう。

    ただし白濁色でカッテージチーズや豆腐のようにボロボロしているおりものや、鮮やかな黄色のおりものは、病気のサインかもしれません。変化を見逃さないように注意しましょう。

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    おりものの色の変化で病気がわかる?茶色や白、ピンクだと異常?生理前や妊娠初期のおりものの色の特徴は?

    おりものがピンク色になる5大要因

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    おりものがピンク色になるのは、おりものに血液が混ざっているためです。おりものに血液が混ざる原因としては、主に以下の5つの出血が考えられます。病気が原因の場合もあれば、生理や妊娠、ホルモンバランスの変化によるものもあるため、それぞれの特徴を知っておくことが大切です。

    ・排卵出血(中間期出血)
    ・生理前・生理後の出血
    ・妊娠初期や臨月の出血(着床出血、おしるし)
    ・病気による不正出血(器質性出血)
    ・ホルモンバランスの乱れによる不正出血(機能性出血)

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    不正出血でおりものが茶色やピンク色に?量が多いときやにおいが強いときは病気?

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    不正出血の原因を解説!腹痛を伴うことも? 鮮血が出ると危険?

    生理前後のピンク色のおりものの原因は?排卵出血とは?

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    生理前・生理後におりものがピンク色になることがある

    生理前・生理後には、おりものに経血が混ざっておりものがピンク色になる場合があります。生理前・生理後の数日間に一時的な出血があったとしても、その後すぐに収まるようなら生理による出血と考えて良いでしょう。

    排卵期には「中間期出血(排卵出血)」が起こることも

    排卵期に少量の出血が起こる場合があります。この出血は「中間期出血」と呼ばれ、「排卵出血」と呼ばれることもあります。排卵出血は病気ではありませんが、毎月出血を繰り返す場合にはピルを用いて治療を行う場合があります。

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    不正出血と生理の違い・見分け方!生理前・生理後の不正出血の原因についても解説

    妊娠初期はおりものがピンクになりやすい?

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    妊娠超初期~初期はおりものがピンク色になりやすい時期

    妊娠すると、着床時に子宮内膜が傷ついて出血する「着床出血」が起こったり、胎児が成長するときに子宮内の毛細血管が切れて出血したりすることがあります。出血すると血液が体内で酸化しておりものに混ざり、ピンク色や茶色になって出てくる場合があるでしょう。

    臨月のピンク色のおりものは「おしるし」の可能性も

    妊娠後期~臨月には、「おしるし」が原因でおりものがピンクに変色することが考えられます。「おしるし」の場合には、冷静に対処することがもっとも大切です。陣痛や破水がはじまったら病院に連絡して指示を仰ぎましょう。

    また、婦人科健診の直後には、「内診出血」が起こることがあります。「内診出血」は、検査器具によって子宮や腟に傷がついたときに起こる出血です。おしるしと区別がつかないことも多いですが、いずれにしろ落ち着いて様子を見ましょう。

    流産や子宮外妊娠による出血には注意しよう

    着床出血やおしるし、内診出血は異常ではありませんが、大量に出血する場合や、出血が長期間続く場合、腹痛を伴う場合には、切迫流産や子宮外妊娠の可能性があるでしょう。出血の状態を確認して異常な出血を見極めましょう。

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    妊娠超初期のおりものは少ない?においや色の特徴は?

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    妊娠中はおりものが多くなる?色やにおいの特徴は?量が多いときの対処法や異常なおりものについても解説

    不正出血の種類とは?おりものがピンク色になるのは病気?

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    ピンク色のおりものが出る原因のひとつに、生理でないのに出血してしまう「不正出血」があります。不正出血を大きくわけると以下の2種類があります。

    病気が原因で起こる「器質性出血」とは

    腟の炎症や子宮がん、子宮内のポリープや子宮内膜症など、腟や子宮の病気によって起こる出血のことを「器質出血」と呼びます。下腹部痛や性交時痛、性交時出血などの症状とともに出血が起こる場合が多いでしょう。

    ホルモンバランスの乱れが原因で起こる「機能性出血」とは

    「機能性出血」は、女性ホルモンが正常に分泌されていないために起こる出血です。ストレスや生活リズムの乱れが原因で一時的に出血してしまう場合もありますが、「黄体機能不全」や「無排卵月経」といった女性ホルモンにかかわる病気にかかっている可能性もあります。出血だけでなく、生理不順がないか、基礎体温の変化に異常はないか、といった点をあわせて確認しましょう。

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    不正出血が起こる可能性がある腟や子宮の病気一覧

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    不正出血の原因になりうる病気には、腟や子宮の炎症や子宮がん、良性の腫瘍などがあります。それぞれどのような特徴があるのでしょうか。

    萎縮性腟炎

    更年期にかかりやすい病気である「萎縮性腟炎」は、女性ホルモンの分泌量の低下によって起こる病気です。女性ホルモンの分泌量が低下して腟壁が委縮してしまうと同時に乾燥しやすくなり、腟が細菌に感染しやすくなります。

    萎縮性腟炎になると、おりものに血が混ざってピンクや茶色のおりものが出たり、性交時に出血したりする可能性があるでしょう。

    細菌性腟症

    「細菌性腟症」も、不正出血が起こる可能性のある腟の病気です。特定の原因菌が特定されず、目立った症状が出ない場合が多い点が特徴で、「非特異性腟炎」と呼ばれることもあります。不正出血でおりものがピンクや茶色、赤褐色に変色する場合があるほか、出血がない場合でも、灰色がかった水っぽいおりものが出ることが多いでしょう。魚が腐ったような悪臭を伴います。

    症状としては下腹部痛がありますが、症状がないときもあるため、おりものの変化に注意することが大切です。ひどくなると子宮内膜炎や卵管炎、骨盤腹膜炎につながる可能性があることに加え、妊娠後期に細菌性腟症になると、早産になったり新生児が病気にかかるリスクが高まったりすることもあります。

    子宮頸管炎(しきゅうけいかんえん)

    子宮頸管炎は、子宮と腟を結ぶ子宮頸管が性行為などの外的刺激によって細菌に感染することによって起こる炎症です。子宮頸管炎になると、不正出血が起こっておりものが変色するほか、おりものが膿状になったり、性器にかゆみが出たりする場合があるでしょう。

    子宮内膜炎や骨盤腹膜炎など、ほかの病気と併発する可能性もあるでしょう。併発した場合には、腹痛や発熱を伴うことがあります。

    子宮頸管ポリープ

    子宮頸管にできる腫瘍である「子宮頸管ポリープ」は、少しの刺激で傷つき、出血してしまう組織なので、性交や排便、運動による刺激で不正出血を起こしてしまうことが考えられます。良性の場合がほとんどで、がん化することはめったにないといわれています。

    おりものがピンクや茶色に変化し、悪臭を伴うときは、子宮頸管かもしれません。病院を受診すると、内診時に簡単に切除してもらえます。

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    子宮頸管ポリープとは?悪性の場合はあるの?切除術とはどんな手術?

    子宮頸がん

    「子宮頚部」と呼ばれる子宮の入り口部分にできるがんである「子宮頸がん」になると、おりものがピンクや茶色に変色するほか、悪臭を伴う場合があります。主な症状としては性交時出血や排便時出血、生理のときに経血量が増加することがあげられます。

    子宮頸がんは早期に発見することができれば治療しやすいといわれる病気ですが、進行してしまうと治療が困難になる場合もあります。症状が少ない場合もあるため、定期的にがん検診を受けてチェックするように心がけましょう。

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    子宮頸がんとは?症状や原因は?検診やワクチンについても解説

    子宮体がん

    子宮内膜にできるがんを「子宮体がん」と呼びます。子宮体がんになると、不正出血を伴い、おりものが変色する場合があります。おりものがピンクや茶色に変色することに加え、悪臭がしたり、膿のような状態になったりすることもあるでしょう。症状としては、排尿痛や性交痛、骨盤周辺の痛みがあります。

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    子宮体がんはどんな病気?ワクチンはある?初期症状や検査、ステージとは?

    子宮筋腫

    「子宮筋腫」も不正出血を伴う可能性がある病気です。子宮筋腫は子宮の筋肉や子宮の内側・外側にできる良性の腫瘍で、主な症状は経血量の増加と月経痛です。頻尿や腰痛といった症状を伴う場合もあるでしょう。

    子宮内膜症

    子宮内膜症は、子宮以外の場所に子宮内膜の組織ができてしまう病気で、不妊につながる可能性があります。不正出血を起こすことに加え、進行すると生理痛がひどくなったり貧血を起こしたりする場合もあるでしょう。

    子宮腟部びらん

    「子宮腟部びらん」は女性ホルモンの分泌量が多い時期になりやすい状態で病気ではありませんが、不正出血を起こす場合があります。

    「子宮腟部びらん」になると、子宮頚部の内側の粘膜が外側に広がり、不正出血を起こしたり、粘り気のある白や黄色のおりものが増加したりする可能性があるでしょう。病気ではないため治療を行う必要がない場合が多いですが、おりものが多すぎたり不正出血がひどかったりするときには治療を行うことも考えられます。

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    ピンク色のおりものに気付いたら確認すること3つ

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    ピンク色のおりものの量と出る時期・期間

    ピンク色のおりものが大量に出る場合や長期間続く場合には、病気による出血が原因かもしれません。また、排卵期や着床時、臨月など、出血を起こしやすい時期かどうかを確認することに加え、ピンクのおりものの量や出る期間にも気を付けると良いでしょう。

    においや状態など、色以外の変化

    おりものがピンクに変化するだけでなく、おりものから悪臭がしたり、膿のように見えたりする場合には、子宮の病気が原因となっている可能性があります。おりもののにおいや状態も確認しましょう。

    性交時・排便時の出血、下腹部痛、陰部のかゆみ

    おりものの変化に加え、性交時や排便時の出血や、下腹部痛、発熱、かゆみといったほかの症状もチェックしましょう。これらの症状があるときはすぐに病院を受診してください。

    不正出血を予防するには?

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    ストレスをためず、基本的な生活習慣を整える

    不正出血を予防するためには、ストレスをためず、基本的な生活習慣を整えることがもっとも大切です。ストレスや生活習慣の乱れはホルモンバランスの乱れを引き起こす可能性があるほか、免疫力を低下させたり、さまざまな病気の原因になったりすることが考えられます。

    ストレスをためすぎないように心がけると同時に、睡眠や栄養を十分にとり、適度な運動を欠かさないようにしましょう。

    女性ホルモンのバランスを整える食べ物・サプリを摂取する

    女性ホルモンの分泌量が少ない場合やホルモンバランスが乱れている場合は、女性ホルモンのバランスを整える作用のある成分や、女性ホルモンと似た作用を持つ成分を摂取するのもおすすめです。

    ビタミンEや大豆イソフラボン、ザクロやマカに含まれる成分を積極的に摂取すると効果的であるといわれています。ビタミンEが多く含まれる食材は、ナッツ類や植物油、アボカドなどさまざまです。普段の食事に取り入れてみると良いでしょう。

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    おりものがピンクになったら、不正出血かどうかを確認しよう

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    おりものがピンクになる原因は、生理や妊娠にかかわる出血やホルモンバランスの乱れによる出血、腟や子宮の病気とさまざまなので、自分の出血の原因を判断することが難しい場合が多いでしょう。

    おりものの色以外にも、おりものの量や出る時期・期間、その他の症状があるかどうかをチェックしてみましょう。そうすることで異常なおりものとそうでないおりものを見分けやすくなります。明らかに病気が疑われるときや自分ではよくわからないとき、不安なときは、無理せず病院を受診してくださいね。

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