更新日:2017年01月26日

hcg注射後に妊娠検査薬が使えるのは何日後から?濃さによって違う?

不妊治療で用いられるhcg注射ですが、これが妊娠検査薬に陽性反応をもたらすことがわかっています。陽性反応が出ても、結局妊娠していなかった。ということにならないためにも、注射後にはどんな注意が必要なのかまとめてみたいと思います。

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目次

    hcg注射とは

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    hcgとは「human chorionic gonadotropin」の略で、日本語では「ヒト絨毛性ゴナドトロピン」と呼ばれるホルモンの一種です。これは、妊娠が成立すると分泌されるホルモンです。
    排卵に関わるホルモンと、妊娠の継続に関わるホルモンの分泌を促します。排卵前に投与すると、投与後24〜36時間後に強制的に排卵が起こりますので、タイミングを取ると、妊娠しやすいと言われています。

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    hCG注射の効果と副作用、排卵のタイミングはいつ? | mamanoko(ままのこ)

    hcg注射後に妊娠検査薬が陽性になる原因は?

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    妊娠検査薬は、妊娠すると分泌されるhcgの分泌量を基準に判定しています。そのため、体内にhcgを投与したあとであれば、妊娠が成立していなくても妊娠検査薬で陽性が出てしまうのです。
    陽性になる期間は、注射後から約2週間と言われていますが、注射の単位によっても異なりますので後ほど詳しくまとめていきたいと思います。

    hcg注射の影響はいつまで続く?

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    そこで気になるのが、注射の影響はいつまで妊娠検査薬に出てくるかです。排卵のために摂取したhcgですが、時間の経過に伴って徐々に減少していきます。それでは、注射をした後では具体的に体にはどのような変化があって、どのくらい待てば妊娠検査薬の正しい反応が得られるか見ていきたいと思います。

    注射後の体内の変化

    まず、排卵されているのであれば、基礎体温が上がります。そして直接的な体の変化ですが、乳首が敏感になった、胸が張ってきた、体がだるい、眠いなどの症状が出る方が多いようです。
    また、ムカムカしたり吐き気を催す方もいらっしゃるようで、妊娠の初期症状のようなものを体感される方もいらっしゃいます。

    hcg注射の濃さによる違い

    hcg注射について調べると「5000」とか「3000」とか、数字が出てくると思います。これらは、注射の単位(量)を表しています。注射の単位は、それぞれの症状によってお医者様の判断のもとに決められています。
    この単位によって、偽陽性が出る日数が異なります。3000だと約1週間、5000だと約10日、10000だと約2週間は残ると言われています。

    注射後の適切な検査日は?

    このように、注射後に妊娠検査薬が偽陽性を示すということは、理解していただけたでしょうか。妊娠検査薬が陽性を示すのは体内のhcg濃度が50mlU/mlになる頃なのです。
    これは、妊娠が成立していれいれば妊娠3週の終わり頃(生理が始まる頃)の時期ですので、排卵してから2週後くらいという計算になります。そうなると、5000や10000を注射した場合には、注射の濃度がやっと消えることに妊娠の反応が出ることになり、少しわかりにくいかもしれません。
    もしhcg注射による偽陽性だった場合は、陽性反応が日に日に薄くなる傾向にあります。また妊娠が確定すれば、その線が薄くなることは妊娠初期の段階ではありませんので、一つの目安になると思います。

    hcg注射の排卵効果と副作用

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    排卵効果について

    先ほどの記述のように、hcgには妊娠継続のためのホルモンと排卵を誘発するためのホルモンを分泌する役割があります。hcgは卵巣を刺激しますので、接種後36時間以内に成熟した卵胞から卵子が排出されるのです。
    そのため、排卵障害がある場合に、hcg注射によって適切なタイミングでの排卵を促すことができるのです。しかし、注射をしても排卵されなかったというケースも苦なくありません。これは、ほかの原因により成熟した卵子が排卵されなかったり、そもそも排卵されなかったということもあります。あくまでも「排卵を促す効果」であることを、理解しておく必要があります。

    注意したい副作用

    重大な副作用として、卵巣過剰刺激症候群や血栓症などが報告されています。特に卵巣過剰刺激症候群、OHSSと呼ばれるものは、hcgで過剰に卵胞が刺激されることで卵巣が肥大化してしまうことです。
    これは、体型が痩せ型で若い女性の発症リスクが高くなります。腹痛や腰痛、吐き気、尿量が減る、そのほか胸水や腹水といった重症ケースも見受けられることがあります。また注射をうちつづけることで、女性ホルモンが乱れてしまうこともあるようです。
    医師の指導の元で治療を行っている限り、過剰に怖がることはありませんが、注射後に気になることがあればまずは受診された方が良いでしょう。

    不妊治療はお医者様と一緒に

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    hcg注射をすると、体内にhcgが長く止まりますので女性ホルモンが崩れて生理周期が乱れて質の良い卵子が育ちにくくなるという見解を示す医師もいます。一概にhcg注射がいい、悪いということは言えません。
    大切なのは、信頼する医師の元でしっかり説明を聞き、メリットとデメリットを理解した上で治療に家族と向き合うということではないかと思います。
    ひとくちに「不妊治療」と言っても、たくさんの考え方や治療があります。自分が病院や先生、治療法を選ぶことはとても重要なことです。ぜひ信頼できるお医者様、ご家族と一緒に治療を進めていきましょう。

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    きょうこ

    2歳と4歳児のママです。いやいや期と反抗期の子供達に四苦八…