更新日:2017年08月10日

妊娠後期の腹痛!チクチクするのは陣痛や切迫早産?便秘や下痢?

妊娠後期に入り、多くのママが経験するお腹の痛み。待ちに待った出産が近づいている兆候であることがほとんどですが、痛みの感じ方次第では重大なトラブルにつながる可能性もあります。お腹の痛みが赤ちゃんに影響しないか、不安に感じるママも多いのではないでしょうか。ここでは、妊娠後期の腹痛の原因や対処法について解説します。

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目次

    妊娠後期はどんな時期?

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    母体も胎児も分娩に向けて最終準備

    妊娠後期に入り、母体も胎児も分娩に向けて最終準備に入ります。8ヶ月あたりから心臓や骨髄などの生きていくために必要な機能がほぼ完成しはじめ、9ヶ月になると新生児と変わらない大きさになります。10ヶ月になるとママの骨盤の中に降りてきて、体育座りのようなコンパクトな体勢でママの陣痛が起こるのを待つようになります。

    分娩への最終準備に伴い、妊娠後期に入るとママの身体にお腹の張りや痛みなど、さまざまな症状が現れるようになります。

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    陣痛や破水に注意

    お産のはじまりには個人差があり、人それぞれです。パターンは以下の3つありますが、おしるしはなかったというママもいて、(2)のパターンが多いです。

    (1)おしるし→陣痛→破水→出産
    (2)陣痛→破水→出産
    (3)破水→陣痛→出産

    初産の場合は陣痛が10分間隔になったら受診するようにとの指示がある病院が多いかもしれません。もしも陣痛の前に家で破水してしまった場合には、まずは病院に連絡をし、清潔な下着に着替え、大きいナプキンをあてて、いち早く病院に向かいましょう。

    出産予定日は設定されていますが、おしるしや陣痛、破水は突然やってきます。あらかじめ起こった場合の準備をしておきましょう。

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    破水は突然やってくる!出産予定日が近づいている方は要注意

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    前駆陣痛から本陣痛までの期間は?前駆陣痛から出産までの流れ

    切迫早産といったトラブルも

    切迫早産とは、早産(日本では、妊娠22〜36週)の一歩手前の状態を言います。言葉で聞くと少し不安になりますが、「赤ちゃんが出てきそうになってきているけど、ちゃんと対応して今は産まれないように頑張ろう。」と希望が持てる状態です。

    「切迫早産」は妊婦にとって身近な病気です。日ごろから感染症を予防したり、バランスの良い食生活を心がけたりするなど、対策を行いましょう。また、もしも「切迫早産」と診断された場合には、かかりつけ医の指示に従い、安静にして過ごしましょう。

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    切迫早産とは?切迫早産の原因と症状、対処法、予防法とは

    妊娠後期は腹痛が起こりやすい?

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    妊娠後期に入ると、お腹の張りを感じやすくなります。胎児が成長して子宮が大きくなり、子宮の筋肉が収縮して、お腹全体が固くなる症状です。また、疲労や精神的ストレス、身体の冷えなどがお腹の張りの原因になることもあります。

    これらの陣痛は妊娠の経過によって起こるものなので、過度に心配する必要はありません。しかし、生理的なお腹の張りか、病気やトラブルで起こっているお腹の張りなのかは、区別がつきにくいものです。不正出血や短時間に何度も痛みが出るようであれば、病院で相談してみましょう。

    腹痛にはどんな原因があり、それぞれどのような対処を行うべきかきちんと把握しておくと安心ですね。

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    妊娠後期、お腹の張りや痛みが来たら、慌てないで、すぐやるべきこと?

    妊娠後期の腹痛は便秘や下痢が原因なことも

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    妊娠後期の便秘

    赤ちゃんの成長につれて子宮が大きくなると、子宮が腸を圧迫し、便秘を引きおこしやすくなります。また、ストレスにより自律神経が乱れて、お通じがこなくなってしまう場合もあります。便秘が続くと、便やガスが腸にたまり、腹痛を感じることもあるでしょう。

    薬に安易に頼れない時期なので、健康的な生活習慣を心がけることが大切です。食物繊維の多いものを食べたり、水分補給をこまめに行ったりしましょう。軽い運動やお風呂で身体をあたためることも血行促進に効果があるだけでなく、リフレッシュにもなるため、おすすめです。また、便意がなくても毎日トイレに向かう習慣をつけることで便秘が解消されるかもしれませんよ。

    妊娠後期の下痢

    妊娠後期に下痢になりやすい原因は以下の4つあります。

    (1)さまざまなホルモンが増減することで、身体の中のホルモンバランスが乱れているから

    (2)妊娠に欠かせないプロゲステロンというホルモンには、腸の働きをおさえる作用が含まれており、腸内が不安定になってしまうから

    (3)ホルモンバランスの乱れにより、体温調節機能が低下し、身体が冷えてしまったから

    (4)お腹が大きくなり、胃腸の働きが弱まっている中で、赤ちゃんの分まで必要な栄養素をとろうとして、胃に負担がかかっているから

    妊娠中は暴飲暴食はせずに、消化が良く温かいものを選ぶようにすることがおすすめです。また、衣類にも気をつけ、冷え対策をしっかりと行いましょう。身体の不自由さにストレスを感じやすい時期ですが、安静にリラックスして過ごすことが大切です。

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    妊娠後期の下痢の原因を知って正しい対策をしよう

    妊娠後期のチクチクする腹痛は胎動や陣痛?

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    胎動

    胎動は16〜20週で感じるようになることができるのですが、初産婦は2週間程度遅めに胎動を感じる傾向があります。胎動はママにとって赤ちゃんが成長している安心材料のひとつになりますよね。胎動の原因には、しゃっくりやキックやパンチ、おしっこなどがあり、動きや気持ちによって違うことを知っていましたか。元気な赤ちゃんで、胎動で激しく腕や足が当たることによって、腹痛を感じることもあるようです。

    赤ちゃんの胎動がまったく感じられない場合、早期胎盤剥離などのトラブルが起こっている可能性があるので、医師に相談しましょう。

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    前駆陣痛と胎動の違いは?前駆陣痛の痛みと胎動の種類とは

    前駆陣痛

    出産が近づく兆候として、前駆陣痛が起こります。一般的には出産が近づいたら感じるものですが、なかにはまったく感じなかった人もいるようです。「偽陣痛」とも呼ばれ、本陣痛の予行練習のような大切な働きをしています。

    前駆陣痛の特徴は以下の通りです。
    ・陣痛周期が不規則
    ・間隔が短縮しない
    ・痛みに強弱がある
    ・夜中に目覚めがあるが、また寝られる
    ・収縮の合間に家事ができる
    ・主に下腹部の痛み

    初産婦の方は最初は本陣痛との区別がつかず、「もしかして」と不安になってしまうこともあるかもしれません。数回痛みを感じたら念のため時間を記録しましょう。最初は30分おきに痛みを感じるかもしれませんが、前駆陣痛の場合は数回続いて消えていくことでしょう。

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    前駆陣痛はいつから?前駆陣痛の痛み、症状、特徴と対処法

    本陣痛(分娩陣痛)

    お産が始まると、子宮が赤ちゃんを押し出すために、規則的な収縮を繰り返します。この収縮のときに感じる痛みが陣痛です。人によって痛みを感じる場所も程度も少しずつ違い、一人目と二人目でも痛みの強さが変わることがあるでしょう。

    本陣痛の特徴は以下の通りです。
    ・子宮収縮が規則的
    ・次第に間隔が短縮する
    ・1回の収縮が60秒以上続く
    ・収縮に強弱がない
    ・夜間は寝られない
    ・収縮の合間にも家事ができない
    ・主に腰から臀部にかけての痛み

    もしも、陣痛のような痛みを感じた場合には、痛みを感じた時間を記録しましょう。初産の場合は痛みが10分間隔になったら受診するようにとの指示があることが多いです。経産婦の場合は、陣痛から出産までの時間が短いので、15分間隔になったら病院に連絡することが多いでしょう。昨今では「陣痛アプリ」が多数あります。簡単に時間を計れるので、ダウンロードしてみるのも良いかもしれませんね。

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    陣痛がきたらアプリが活躍!おすすめの無料陣痛アプリ6選

    妊娠後期の腹痛には妊娠トラブルも?

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    切迫早産

    「切迫早産」とは、子宮の収縮が頻繁に起こることで子宮口が開き、赤ちゃんが出てきそうになったり、羊水が漏れて破水してしまったりする危険性のある病気です。切迫早産の兆候として、下腹部痛と背部痛、お腹の張り、不正出血などがみられます。痛みが長く続く、規則的に痛む場合は産婦人科を受診しましょう。なかには、そのまま入院が必要になるケースもあります。

    絨毛膜羊膜炎(じゅうもうまくようまくえん)

    「絨毛膜羊膜炎」とは、赤ちゃんを包む卵膜の内の1つである絨毛膜と羊膜に細菌が感染し、炎症を起こす病気です。早産の最大の原因となっている感染症で、炎症が進行すると赤ちゃんへの感染につながり、早産や切迫早産になる可能性があります。下腹部の痛みやおりものに異変を感じた方は、すぐに医師に相談しましょう。

    子癇(しかん)

    妊娠高血圧症候群の人が発症しやすい病気のひとつが、「子癇(しかん)」と呼ばれる脳血管障害です。子癇は初産婦に多いといわれています。子癇の症状は、妊娠中毒症のひとつで、重症なものでは意識喪失や全身の痙攣が見られ、母子の命に関わることもあります。頭痛や腹痛、目がチカチカするといった症状が見られる場合は早めに病院で診てもらいましょう。

    HELLP症候群

    「HELLP症候群」とは、妊娠高血圧症候群の一病型であり、溶血、肝酸素の上昇、血小板減少がみられます。妊娠高血圧症候群の人に多く発症するといわれています。上腹部痛やみぞおちあたりに痛みを感じた人は、注意が必要です。産婦人科で相談しましょう。

    常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)

    「上位胎盤早期剥離」とは、子宮壁の正常な位置に付着している胎盤が、胎児が産まれる前に剥がれてしまう病気です。母子の命に関わることもあります。強い腹痛や持続性のある腹痛を感じた場合はすぐに専門医に相談しましょう。

    妊娠後期の腹痛に注意しよう

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    妊娠後期は腹痛を感じやすい時期です。出産前の前兆のような嬉しい痛みから、病気のサインである痛みなど、理由はさまざまです。自己判断に頼りすぎず、母体と赤ちゃんの安全を考え、気になることがあれば医師に相談しましょう。腹部のどの辺りからくる痛みなのか、どのような痛みなのか、症状を細かく記録しておくと良いかもしれません。

    不安も多くなる時期ですが、お腹の中の赤ちゃんと出会えるまであと少しです。元気な赤ちゃんが産まれてくるように、無理せず過ごしてくださいね。

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