赤ちゃんのミルク以外の飲み物はいつから?水分補給の方法は?NG・おすすめの飲み物一覧

赤ちゃんは母乳やミルクから栄養を摂るものですが、それ以外の飲み物をいつから与えれば良いのか悩むママも多いのではないでしょうか?今回は赤ちゃんの水分補給の方法やおすすめの飲み物、避けた方が良い飲み物を紹介します。ミルク以外の飲み物を飲まないときの対処法も、参考にしてみてくださいね。

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この記事の監修

片村 優美
管理栄養士
片村 優美

目次

  1. 赤ちゃんのミルク以外の飲み物はいつから?
  2. 赤ちゃんの水分補給に母乳・ミルク以外の飲み物は必要?
  3. 赤ちゃんの水分補給のタイミング
  4. 赤ちゃんの飲み物の容器は?
  5. 赤ちゃんがミルク以外の飲み物を飲まないときはどうする?
  6. これは飲んでいい?ママが気になる飲み物一覧
  7. 赤ちゃんの飲み物に関する体験談
  8. 赤ちゃんの水分補給は母乳・ミルクを中心に
  9. あわせて読みたい

赤ちゃんのミルク以外の飲み物はいつから?

生後3ヶ月までは母乳・ミルクのみを与えるのがおすすめ

離乳食が始まる前の赤ちゃんは、基本的に母乳やミルクだけで十分な水分を摂ることができるといわれています。白湯や赤ちゃん用の麦茶は生後1ヶ月頃から飲むことができますが、とくに生後3ヶ月までは母乳やミルクのみを与えることをおすすめします。

生後間もない赤ちゃんはたくさんのミルクは飲めません。そのため、白湯や麦茶などを頻繁に与えてしまうと、肝心のミルクを飲めなくなってしまうことがあるので注意してくださいね。

生後4ヶ月から白湯・麦茶に挑戦してみよう

母乳やミルクの味しか知らない赤ちゃんの場合、離乳食がスムーズに進まないことがあります。そのため、離乳食前の準備として、母乳やミルク以外の味に慣れさせるために白湯や麦茶を与えてみてはいかがでしょうか。初めは嫌がってしまうかもしれませんが、喉が渇いているタイミングで少量ずつ挑戦してみてくださいね。ただし、無理に母乳やミルク以外のものを与える必要はないため、赤ちゃんが嫌がったらやめても構いません。

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離乳食が始まったら果汁を与えても良い

昔は離乳食が始まる前から果汁を与える習慣がありましたが、現在では果汁は離乳食が始まってから与えるのが良いといわれています。ただし、必ずしも与えなくてはならないというわけではないので、離乳食の進み具合を見ながら、スプーン1杯から始めてみてくださいね。

甘い果汁を与えすぎると、ほかの離乳食を食べなくなったり、虫歯になったりすることがあります。そのため、欲しがるからと与えすぎないように注意しましょう。

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赤ちゃんの水分補給に母乳・ミルク以外の飲み物は必要?

お風呂上り

お風呂上がりの水分補給は、基本的に母乳やミルクで十分だといわれています。しかし、赤ちゃんがあまりに母乳やミルクを飲み過ぎているのが気になる場合は、白湯や赤ちゃん用の麦茶を与えても良いですね。お風呂上りがミルクのタイミングでない場合は、無理に飲ませる必要はありません。

母乳は飲みたがる時に好きなだけ与えるのが基本ですが、人工乳で育てている場合には普段と違うタイミングでミルクを飲んでしまうと、生活リズムが崩れてしまう可能性があります。ミルクの時間ではないけれど喉が渇いているようなら、白湯や麦茶を与えるようにしましょう。なお、お風呂上りにあまり水分を摂ってくれなくても問題ないので、無理に飲ませないようにしてくださいね。

下痢や熱があるとき

赤ちゃんが下痢をしていたり、熱があったりするときは、経口補水液(イオン飲料)を与えるのも良いでしょう。ナトリウムなどのミネラルをしっかりと補給することができるので、効果的に水分を摂れますよ。ただし、元気なときにイオン飲料を飲むと、かえって喉が渇いてしまうことがあります。

また、イオン飲料は甘みがある赤ちゃん好みの味です。ほかの飲み物を飲んでくれなくなる可能性があるため、必要以上に与えないように注意してくださいね。

脱水症状のとき

新陳代謝が激しく汗をかきやすい赤ちゃんは、脱水症状になりやすいものです。おしっこの量が少なかったり、唇が乾燥していたりと軽度の脱水症状の可能性があるときには、母乳や赤ちゃん用のイオン飲料を与えるようにしましょう。嘔吐や下痢が原因で脱水症状になっている場合は、5~10分おきに少量ずつ飲ませるようにしてくださいね。

1日に与える水分量の目安は、体重10kgまでは、1kgあたり100mLです。半日以上おしっこがでなかったり、手足が冷たくなっていたり、お腹の皮膚の弾力がなくなっていたりするときは、中度以上の脱水症状になっているかもしれないので、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。

赤ちゃんの水分補給のタイミング

汗をかきやすい赤ちゃんは、こまめな水分補給が必要です。そのため、以下のタイミングで水分補給をすることをおすすめします。

・起床後
・外出後
・汗をかいたとき
・熱・咳・鼻水などの症状があるとき
・大泣きしたあと
・お昼寝のあと
・気温が高い日の外出中

ただし、必ずこのタイミングで水分を摂らなくてはならないというわけではないので、赤ちゃんが飲んでくれないからと無理に飲ませないようにしましょう。

赤ちゃんの飲み物の容器は?

哺乳瓶

離乳食が始まるまでは、基本的に赤ちゃんの飲み物は哺乳瓶で与えるようにしましょう。使用する乳首は、赤ちゃんの月齢や発達にあったものを選ぶようにしてくださいね。

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スプーン

母乳育児で哺乳瓶に慣れていない赤ちゃんの場合、哺乳瓶を使って白湯やお茶などを与えてしまうと、乳頭混乱を起こして母乳を飲んでくれなくなるおそれがあります。そのため、スプーンを使って水分を与えるようにすると安心ですよ。スプーンに慣れさせることもできるので、離乳食前に練習しておいても良いですね。

スパウト・ストローマグ・コップ

離乳食が始まったら、スパウトやストローマグに挑戦してみてはいかがでしょうか。おっぱいやミルクを飲むときと違った動きで飲むことになるので、上手にできないからと神経質にならないようにしましょう。ストローを嫌がる赤ちゃんもいるので、そういうときはコップを使ってみるのも良いですね。

この時期にコップやストロー飲みができなくても全く心配はいらないので、あまり嫌がる場合は無理強いせず、赤ちゃんが楽しくトレーニングできるように工夫してみてくださいね。

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赤ちゃんがミルク以外の飲み物を飲まないときはどうする?

赤ちゃんがミルク以外の飲み物を飲んでくれないと、脱水症状を起こしてしまうのではないかと不安になってしまいますよね。しかし、離乳食開始前の赤ちゃんはミルクや母乳だけで十分な水分を摂ることができるものなので、安心してください。

無理矢理飲ませようとすると、余計苦手意識を植え付けてしまうかもしれないので注意しましょう。おしっこの量が少な過ぎるなどの症状が気になるときは、一度専門家に相談してみてくださいね。

これは飲んでいい?ママが気になる飲み物一覧

白湯

白湯とは煮沸して適温まで冷ました水のことで、湯冷ましとも呼ばれます。生後1ヶ月頃から飲むことができますが、離乳食が始まる前の生後4ヶ月頃から与えるのがおすすめです。離乳食前に母乳やミルク以外の味に慣れさせることができ、赤ちゃんの便秘対策も期待できますよ。

ただし、硬水は赤ちゃんに負担が大きいので、必ず軟水を与えるようにしましょう。

麦茶

赤ちゃん用の麦茶は、白湯と同じく生後1ヶ月から与えることができますが、生後4ヶ月頃から飲ませたほうが良いでしょう。自宅で麦茶を作って飲ませるときは、水出しではなく煮出し、白湯で薄めてから与えるようにしましょう。大人と同じ濃さのものは赤ちゃんには負担が大きいので、与えないようにしてくださいね。

どのくらいの薄さが良いのかわからないときには、一度市販の赤ちゃん用の麦茶をママが味見してみましょう。麦茶はミネラルが豊富なため、栄養補給にもおすすめです。

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フォローアップミルク

フォローアップミルクは、離乳食が3回になったころ、不足している栄養を補うために与えるものです。ただし、すべての赤ちゃんに必要なものではないので、離乳食の進み具合や、母乳やミルクを飲む量を見て、栄養が不足しているようであれば与えるようにしましょう。

ミルクというと哺乳瓶で与えるイメージがありますが、離乳食が進んでいる時期に与えるフォローアップミルクは、コップやストローで飲ませることができます。メーカーからは3歳まで飲むことが推奨されていますが、もともと必須のものではありませんし、1歳を過ぎると牛乳が飲めるようになるので、必要なくなることも多いです。

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経口補水液(イオン飲料)

赤ちゃんの体調不良時に役立つイオン飲料は、生後3ヶ月頃から飲むことができます。甘くておいしいので好んで飲む赤ちゃんも少なくありませんが、日常的に飲ませるとほかの飲み物やミルク、母乳を拒否するようになる可能性があるので注意が必要です。

汗をたくさんかいて熱中症が心配なとき、体調がよくないときなど、素早い水分補給が必要なときに与えるようにしましょう。また、大人用と赤ちゃん用では濃度がまったく違うので、必ず赤ちゃん用のイオン飲料を選ぶようにしてくださいね。

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果汁

果汁は、昔はよく離乳食前から与えられていましたが、今は離乳食が始まってから与えることが推奨されています。必ず与えなくてはならないものではないので、ほかの離乳食とのバランスを見ながら与えるようにしましょう。

また、アレルギーの心配もあるので、初めは白湯で2~3倍に薄め、スプーン1杯から飲ませてみてくださいね。便秘解消も期待できますよ。

ハーブティー

ハーブティーは、ノンカフェインのものであれば生後1ヶ月頃から飲むことができるといわれています。しかし、離乳食が始まってから、または1歳を過ぎてからの方が良いなどと意見がわかれているので、ママ自身が納得できるタイミングで与えるようにしましょう。

牛乳

牛乳は、赤ちゃんが1歳を過ぎてから与えることが推奨されています。消化器官が未発達のまま牛乳を飲んでしまうと、たんぱく質をうまく分解することができず、アレルギー症状を引き起こしてしまうおそれがあるのです。また、牛乳を大量に飲むと、カルシウムが鉄分の吸収を妨げ、鉄欠乏性貧血になってしまうことも指摘されています。

加熱した状態で離乳食に使うのであれば生後7~8ヶ月頃から与えることができますが、加熱していない牛乳は、1歳を過ぎてから少量ずつ飲ませてみるようにしましょう。

麦茶以外のお茶

ウーロン茶や緑茶などの麦茶以外のお茶は、カフェインを含んでいるので赤ちゃんには飲ませないようにしましょう。お茶以外でも、カフェインを含む飲み物は避けるようにしてくださいね。

赤ちゃん用として販売されているほうじ茶や、白湯で薄めた大人用のほうじ茶は生後1ヶ月頃から飲ませることができます。ただし、微量ですがカフェインを含んでいるので、麦茶の方がおすすめですよ。お茶は冷たいものではなく、人肌に温めたものを与えるようにしましょう。

ジュース

赤ちゃん用のジュースは離乳食が始まるころから与えることができますが、必ずしも必要なものではないので、与えすぎないように注意しましょう。糖分や塩分の多いジュースは、消化器官が未熟な赤ちゃんにとって負担が大きいものです。

日常的に飲ませていると虫歯のリスクが高くなったり、ジュース以外の飲み物を飲まなくなったりすることがあるので注意してくださいね。ジュースを飲ませたあとは、しっかりと乳歯のお手入れをしてあげることが大切です。

赤ちゃんの飲み物に関する体験談

筆者の娘は母乳が大好きで、それ以外の飲み物をなかなか口にしてくれずに苦労しました。離乳食が始まったころから赤ちゃん用の麦茶を与えてみたのですが、ひと口も飲んでくれないことがほとんどでした。とくに夏場は水分が足りているのか心配で、支援センターなどでよく相談をしていたほどです。

無理強いして苦手意識を植え付けることはしたくなかったので、常に娘の目の届くところにコップやお茶など置いておくようにしました。興味を持ってくれたときに飲ませるようにすると、ゆっくりではありますが徐々に飲む量が増えていきました。まもなく3歳になる今では、麦茶や牛乳をごくごくと飲んでいます。

赤ちゃんの水分補給は母乳・ミルクを中心に

麦茶や白湯など、生後1ヶ月頃からミルク以外にも与えられる飲み物はありますが、母乳やミルク中心で水分補給を行いましょう。ミルク以外の飲み物を多く与えてしまい、肝心のミルクが不足してしまっては本末転倒ですよね。麦茶や白湯などは、あくまでも補助的なものとして考えるようにしてくださいね。

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