妊娠すると胸の張りはいつから?妊娠初期の胸の張りがない・なくなるのは大丈夫?
妊娠すると、胸の張りや痛みを感じる妊婦さんも多くいます。これはホルモンの分泌が変化することで生じるといわれています。胸の張りはいつから始まり、どのくらいで治まってくるのでしょうか。妊娠途中で胸の張りがなくなる原因は何なのでしょうか。ここでは、妊娠によって起こる胸の張りの特徴や原因、痛みの対策について解説します。[PR]
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目次
妊娠初期の胸の張りはいつから?
妊娠初期の自覚症状のひとつに、胸の張りがあります。胸がいつもより熱っぽく感じたり、ずしっと重く感じたり、突っ張ったような軽い痛みを伴ったりする症状です。いつから胸の張りを感じるようになるのかは気になるところですね。
まず、妊娠成立の流れを見てみましょう。卵巣から卵子が排卵され、精子と出会って受精し、受精卵は子宮に向かって移動します。そして、子宮に到達した受精卵が子宮内膜に着床した時点で、妊娠は成立します。
一般的に、胸の張りはこの排卵の時期から生じるといわれています。つまり、妊娠の成立前から胸に違和感を感じる人もいるのです。胸の張りは個人差が大きく、なかにはまったく変化を感じないという人もいます。逆にいつもの生理前の胸の張りとは少し違うと感じることもあるようですね。
妊娠初期の胸の張りと生理前の症状の違いは?
原因はどちらもプロゲステロン
胸の張りを感じるのは、乳腺の発達のためといわれています。乳腺は、出産後に乳汁を分泌するための大切な組織です。乳腺の増殖や発達には、2種類の女性ホルモンの分泌が関係しています。
女性ホルモンは、女性らしい身体をつくる「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と妊娠を維持する「プロゲステロン(黄体ホルモン)」にわかれ、どちらも妊娠後に分泌量が上昇します。プロゲステロンは、生理前の黄体期にも分泌が増えます。
プロゲステロンは乳腺を活発に刺激する働きがあります。乳腺内の血管を拡張する作用があるので、乳房が内側から押され、胸の張りにつながるといわれています。このため、妊娠中や生理前には胸の張りを感じる人が多いのです。
生理が始まるとプロゲステロンの値が低くなるので、胸の張りの症状は治まります。しかし、妊娠初期の場合はプロゲステロンの分泌が増え続けるため、胸の張りはしばらく続くことになります。
生理予定日以降も続くなら妊娠初期症状かも
胸の張りは、生理前も妊娠初期も「プロゲステロン」が原因となっているため、症状のみで区別するのは難しいといえるでしょう。生理が来るころに症状が治まれば、PMS(月経前症候群)である可能性が高くなります。
生理予定日を過ぎてもずっと胸の張りや痛みが続くようであれば、妊娠初期の症状である可能性が出てきます。気になるときは妊娠検査薬を試してみても良いですね。
他の妊娠初期症状も確認しよう
胸の張りだけでは妊娠初期症状と特定するのは難しいため、他の自覚症状がないかを確認してみましょう。妊娠初期の症状として多いのは、眠気やだるさ、精神的なイライラ、頻尿などです。
また、頭痛や腰痛、腹痛など他の部位に痛みを感じる人もいるようです。胸の張り以外の妊娠初期特有の症状がみられる場合は、妊娠の可能性があるため、判明するまでは身体を十分にいたわりながら様子を見ましょう。
妊娠初期の胸の張りがなくなるのはいつ?
安定期(5ヶ月)ころまで続く
妊娠中にロゲステロンの分泌量が増え続けるのであれば、胸の痛みも増し続けるのではと心配になる人もいるでしょうが、安定期になるころには、一般的に胸の張りは落ち着くことが多いようです。
原因は明らかではありませんが、つわりなどの他の症状が落ち着き、精神的に安定する時期ということが関係しているともいわれています。個人差があるため、安定期を過ぎてもずっと胸の張りが続く人もいますし、妊娠中期になって急に胸の張りを感じる人もいるようです。
妊娠中期~後期に再び胸が張り始める
安定期に入って胸の張りが落ち着いた人が、妊娠中期~妊娠後期になって再び胸の張りを感じることがあるようです。これは、身体が自然と産後の授乳の準備をしているからです。妊娠8~9ヶ月でプロゲステロンの分泌はピークを迎え、エストロゲンは出産後まで増え続けます。
母乳を作る乳腺をプロゲステロンが発達させ、母乳が通る乳管をエストロゲンが発達させます。また、母乳分泌に関係している「プロラクチン」というホルモンも増加して乳腺の発達を助けるため、胸の張りを感じる人が多くなります。
妊娠中期から後期にかけては、張るだけではなく、胸がサイズアップする人も多いようです。また、胸が衣類でこすれたり少し触れられたりするだけで、痛みを感じることもあります。
妊娠初期の胸の張りがない人もいる?
妊娠初期の胸の張りがほとんどない人もいる
胸の張りは個人差が大きく、なかには張りをほとんど感じない人もいるようです。これは、生理前に胸の張りを感じる人がいたりいなかったりすることと同様です。ホルモンの分泌変化が症状として現れないこともありますし、症状が現れても最後まで気づかないこともあります。
突然胸の張りがなくなったというケースも
妊娠初期に胸の張りを感じていたのに、突然感じなくなったということもあります。お腹の赤ちゃんに何かあったのではないかと心配になりますが、胸の張りが消えたからといって必ずしも流産であるとは限りません。妊娠が判明する前に胸の張りがなくなった場合は、生理前の症状であった可能性もあります。
妊娠後であっても、ホルモンの分泌量が変化して体調が変わった可能性や、身体が安定してきた可能性考えられます。出血や腹痛など、他にも気になる症状がないかをまずはチェックしてみましょう。心配なら医師に診てもらうことをおすすめします。
妊娠初期の胸の張りが痛いときの対処法!
下着を替える
妊娠初期は、胸のサイズが変わったり乳首が通常よりも突出したりする時期です。妊娠前のブラジャーだと、こすれて胸の痛みが増すこともあります。締め付けのないマタニティ用ブラジャーやワンサイズ上のブラジャーなど、肌への刺激の少ない下着を選びましょう。
乾燥や刺激も胸の痛みの原因になるため綿や絹など、天然素材で肌に優しいものがおすすめです。ワイヤーがないスポーツブラや、お腹を冷やしにくいブラトップ型の下着も便利です。
胸を軽く冷やす
胸が張りすぎて熱をもっていたり、胸の血管が広がって痛みがあったりするときは、冷やすと楽になることがあります。ポイントは急激に冷やさないことです。
保冷剤を直接あてたり氷をあてたりすると、血流が悪くなって痛みが増すかもしれません。以下は胸に優しい冷やし方の一例です。
・水に濡らしたタオルで胸全体を包む
・小さめの保冷剤をタオルに包み込んで痛むところに軽くあてる
・洗ったキャベツの葉を胸にあてる
冷えは妊娠中の身体には悪影響をおよぼします。ひんやり心地良い程度を心がけましょう。
過度に身体を温めない
入浴や運動などで身体が温まると、胸の張りを強く感じることがあります。胸の血管が広がり、乳腺が刺激されることがあるからです。妊娠中は身体を冷やさないために、厚着をしたり長湯をしたりする人もいますが、胸の張りがひどいときは避けたほうが良いでしょう。
入浴の際は熱いお風呂に長時間浸かることは避け、温めのお湯にしましょう。シャワーも胸に直接あてないように気をつけてみてください。胸を洗うときには強く洗わずに、柔らかいタオルや手で優しく洗うと良いですね。
妊娠初期の胸のマッサージは乳腺への刺激になり、痛みや張りが悪化することもあるため控えてください。痛みが続いて張りやかゆみが酷いときは、病院で相談してみましょう。
妊娠初期の胸の張りの体験談
筆者は生理前にはほとんど胸の張りを感じたことがなかったのですが、妊娠が判明する前は強い胸の不快感がありました。当時はそれが「胸の張り」だとは気づかず、やたらと胸が重いし乳首がかゆくて気持ち悪いなと思っていました。
乳輪の色が濃くなって胸の血管が浮き上がるようになってから妊娠がわかり「これが胸の張りなのか」と実感しました。普段胸の張りと無縁の人は不快感の有無にも注意してみると良いかもしれません。
妊娠初期の胸の張りは赤ちゃんが生まれるまでの準備期間
いつもと違う胸の張りを感じると「妊娠したかもしれない」とそわそわしますが、まずは生理の時期や他の自覚症状とあわせて経過を見てみましょう。妊娠初期の胸の張りは、安定期には落ち着く人が多いですが、中期以降にまた感じる人もいます。出産後も続くことが多いため、長いお付き合いになるかもしれません。
痛みがひどいときは、優しく冷やしたり下着を替えたりするなど、胸の張りと上手に付き合っていくコツを身につけましょう。赤ちゃんが生まれるための準備だと考え、妊娠生活を楽しくゆったり過ごせると良いですね。
妊娠初期には葉酸摂取を心がけましょう
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妊娠1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月の女性は葉酸を摂取するよう心がけましょう。厚生労働省は妊娠可能性のある女性に対し、食事からの摂取に加えて1日400μgの葉酸を摂取することを推奨しています。
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