郵便局(かんぽ生命)の学資保険の特徴は?満期金や祝い金についても解説

かんぽ生命は日本郵政グループが運営する保険会社です。さまざまな種類の保険を取り扱っており、生活に身近な郵便局で手軽に契約できるということで、幅広い世代から親しまれています。なかでも注目を集めるのが「はじめのかんぽ」という学資保険です。ここでは、はじめのかんぽの特徴や加入者の口コミを一挙にご紹介します。

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この記事の監修

田中 みゆき
ファイナンシャルプランナー
田中 みゆき

目次

  1. 郵便局の学資保険「はじめのかんぽ」とは?
  2. 郵便局の学資保険の口コミとメリットは?
  3. 郵便局の学資保険をシミュレーション
  4. 郵便局の学資保険に加入した人の決め手は?
  5. 郵便局の学資保険のデメリットは?
  6. 郵便局の学資保険の貸付とは?
  7. 豊富な選択肢が魅力の学資保険
  8. ままのて限定!ライフスタイルを考える無料相談
  9. あわせて読みたい

郵便局の学資保険「はじめのかんぽ」とは?

「はじめのかんぽ」は、かんぽ生命が販売する学資保険です。「ゆうちょの学資保険」や「郵便局の学資保険」といった愛称でも親しまれています。

はじめのかんぽでは、学資金の受け取り方を3つのプランから選ぶことができます。医療保障を付けることもできるので、学資保険に加え医療保険の側面も持っているといえるでしょう。返戻率は決して高いとはいえませんが、日本郵政グループという信頼感や近くの郵便局でも加入できる利便性も兼ね備えている学資保険です。

郵便局の学資保険の口コミとメリットは?

3つのプランから選べる

はじめのかんぽは大きく分けて3つのプランから選択することができます。プラン別の保険料と返戻率の例は、以下の表のとおりです。保険料払込期間は12歳で、基準保険金額は200万、30歳の男性を契約者、0歳の赤ちゃんを被保険者として算出しています。

●大学入学時コース

返戻率
保険料(円)
保険期間
受取時期と受取金額(円)
受取総額(円)
97%14,32018歳満期18歳(200万)200万

●小・中・高と大学入学時コース

返戻率
保険料(円)
保険期間
受取時期と受取金額(円)
受取総額(円)
96.2%18,72018歳満期6歳(10万) 12歳(20万) 15歳(30万) 18歳(200万)260万

●大学入学時と大学在学中コース

返戻率
保険料(円)
保険期間
受取時期と受取金額(円)
受取総額(円)
97.5%14,24021歳満期18歳(50万) 19歳(50万) 20歳(50万) 21歳(50万)200万
受取時期に関する口コミ

・18歳の受取時期が一般的ですが、はじめのかんぽは17歳でも受け取れるので、大学進学の事前準備としては良いです。今は入学金などを事前に振り込む大学があると思うので大変便利です。
(みすけさん/30歳)

・受取時期が何回かに分かれているプランがあるので、一気にお金を受け取るよりも気が楽です。必要な時期にお金が入ってくるのは、親としてはとても助かるので嬉しいです。
(まなあさん/27歳)

全国の郵便局から加入することができる

はじめのかんぽの大きな魅力は、全国にあるほとんどの郵便局で入れるという点でしょう。現在郵便局は全国に24,000以上あり、そのうちの7割近くの店舗でかんぽ生命の保険を取り扱っています。身近な郵便局で保険の相談ができるのはうれしいポイントですね。

郵便局まで行くのが難しい場合は、自宅訪問をお願いすることができます。自宅訪問の受付は、かんぽコールセンターで行っています。

郵便局での加入に関する口コミ

・郵便局はとても身近な存在なので、そこで加入できるのはとても便利だと思います。普段から利用している場所ということで安心感もあります。
(まるまるまさん/31歳)

・郵便局の場合、わざわざネットで申し込んだり保険相談などに行ったりせずに、その場で説明を受けて申し込みができるのでとても便利だと思いました。
(まなあさん/27歳)

親は65歳まで、子どもは12歳まで入れる

はじめのかんぽは、12歳までの子どもなら加入することができます。保険会社によっては3歳までしか入れない学資保険がある中で、子どもが小学生になっても加入することができるプランがあるのは心強いですね。

さらに、親は65歳まで契約者になることが可能です。プランにもよりますが、加入可能な年齢の幅が広いのはメリットといえるでしょう。

医療保障の特約を付けられる

はじめのかんぽでは、子どもの教育資金に備えられるだけでなく、ケガや病気による入院・手術に対する保障も付けることができます。

自治体によっては、子どもの医療費は無料です。しかし、ほとんどの場合、子どもの入院にともなう親の付き添い入院や差額のベッド代に関しては自費扱いとなります。子どもの医療保障は絶対に必要というわけではありませんが、あると安心できるものです。

ただし、医療保障を付帯すると保険料が上がります。保険料が上がると返戻率が下がってしまうので、本当に必要な保障かどうかよく検討する必要はあるでしょう。

配当金がある

はじめてのかんぽには配当金が付いています。配当金とは、かんぽ生命の毎年の決算に基づいて支払われるお金のことです。配当金は、経済状況によっては支払われないことがあります。過度な期待はせず、「予想外のボーナス」としてとらえておくと良いですね。

妊娠中から入れる

はじめのかんぽには、出産予定日の140日前から加入できる「出生前加入制度」があります。産後は何かと忙く、学資保険に加入する時間を取れないママが多いかもしれません。出産前に加入しておけば、ママも安心感を得ることができますね。

ただし、医療保障の特約は出産後でなければ付けることができません。医療保障を検討している人は、あらためて手続きをする必要があります。

保険料払込免除の保障付き

はじめのかんぽには、保険料払込免除の保障が付いています。たとえば、契約者のパパやママが亡くなったり、病気や事故によって重度の障害が残ったりした場合、その後の保険料はすべて払い済みとみなされます。

基本的には、保険料払込免除の保障はほとんどの学資保険に付いています。貯蓄だけでなく、万が一の備えにも大きな効力を発揮してくれるのはうれしいポイントですね。

郵便局の学資保険をシミュレーション

実際に加入した場合の返戻率と保険料

ここでは、実際にはじめのかんぽに加入した場合の保険料や返戻率についてご紹介します。シミュレーションの条件は以下の通りです。

●契約者…30歳男性
●被保険者…出生前
●受け取る学資金の総額…200万円(=基準保険金額200万円)

保険料払込期間
満期
返戻率
月払保険料
12歳21歳97.614,240 円
18歳21歳95.29,700 円
12歳17歳(※祝金なし)96.614,380 円
17歳17歳(※祝金なし)94.810,340 円
12歳18歳(※祝金なし)97.114,320 円
18歳18歳(※祝金なし)94.89,760 円

月々の保険料は平均的ですが、すべてのプランで返戻率が100%を下回ってしまっています。これを元本(がんぽん)割れといい、とにかく貯蓄を重視したいという人にはあまりおすすめとはいえないでしょう。

そのほかの学資保険との比較

かんぽ生命は元本割れしてしまっていますが、ほかの学資保険の返戻率はどれくらいになるのでしょうか。ここでは2つの学資保険の返戻率と保険料をご紹介します。

ソニー生命「学資金準備スクエア」

返戻率…107.2%
月払保険料…13,597円

明治安田生命「つみたて学資」

返戻率…104.7%
月払保険料…15,910円

上記2つの保険の返戻率は、契約者を30歳の男性、被保険者を0歳とし、はじめのかんぽの「21歳満期(保険料払込期間…12歳)」に近いプランで算出したものです。

かんぽ生命「はじめのかんぽ」

返戻率…97.6%
月払保険料…14,240円

上記のように比較すると、はじめのかんぽは返戻率が低いことがわかります。返戻率が気になる場合はほかの保険を検討しても良いでしょう。

明治安田生命の学資保険の評判は?つみたて学資の返戻率や販売停止の可能性…

郵便局の学資保険に加入した人の決め手は?

子どもの出産後、近所の郵便局ではじめのかんぽに加入しました。最大の決め手は選べるプランの多さです。

我が家は共働きのうちに保険料の負担を軽くしたいと考え12歳払済を選択し、小学校から大学入学までのあいだにご褒美感覚で祝い金がもらえるプランを選択しました。制服などの学校用品にあてるか、入学前に家族で旅行しても良いかな、と今から楽しみにしています。

さらに、医療保障を付けることができたので、ケガの多い男の子ママには安心感があります。

郵便局の学資保険のデメリットは?

返戻率は元本割れしている

プランの選択肢が多い点や医療保障を付けられる点など、さまざまなメリットがあるはじめのかんぽですが、残念ながら返戻率は元本割れしてしまっています。貯蓄性を重視している人は、よく考えて加入するようにしましょう。

クレジットカード払いは初回のみ

はじめのかんぽでは、保険料をクレジットカードで支払うことができます。クレジットカード払いはポイントの付与が期待できるため、メリットに感じる人がいるかもしれません。

しかし、クレジットカード払いができるのは初回の支払いのみです。2回目の支払いからは使用できなくなるので、注意する必要があります。

途中解約はさらに損になりやすい

はじめのかんぽを満期前に解約すると、解約返戻金が支払われます。しかし、支払われる解約返戻金の金額は、ほとんどの場合支払った保険料の総額よりも少なくなります。

はじめのかんぽは、もともとほとんどのプランで元本割れを起こしていますが、さらに返戻率が下がってしまうでしょう。これははじめのかんぽに限らず、多くの学資保険にあてはまります。保険料は一括でない限り10年以上払い続けるものなので、無理なく支払える金額かどうかよく考えて契約しましょう。

郵便局の学資保険の貸付とは?

一時的にお金が必要になったときには、貸付制度を利用してお金を借りることができます。貸付限度額は解約返戻金額の一定の範囲内で、期限は1年です。返済期限を過ぎても返済されない場合は、貸付利率が高くなります。さらにもう1年経過すると、返済の代わりに保険金額が減額されます。

豊富な選択肢が魅力の学資保険

はじめのかんぽの魅力は、多彩なラインナップにあるでしょう。自分たちのライフスタイルにぴったりの受取時期を選びたい方におすすめの学資保険です。医療保障など、さまざまな事態に備えて柔軟に対応できる保障を付けることができるのも心強いですね。

しかし、以前は高かった返戻率が近年の保険料改定で低下し、現在は元本割れとなっています。貯蓄性を重視する場合は、ほかの学資保険を検討してみても良いでしょう。

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※この記事は2018年4月時点の情報をもとに作成されています。
※この記事に掲載されている口コミは、2018年4月25日~26日にアンケートを通じて集計されたものです。