断乳・卒乳後の寝かしつけ方法は?夜泣きへの対処方法は?
母乳育児をしているママのなかには、おっぱいで寝かしつけをしてきた方も多いでしょう。気になるのが断乳・卒乳後の寝かしつけや夜泣きへの対応です。断乳・卒乳後も赤ちゃんがスムーズに眠りにつけるよう、寝かしつけのコツや注意点をご説明します。ぜひ参考にしてくださいね。
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目次
断乳・卒乳で寝かしつけに苦労することも
おっぱいによる寝かしつけを行っていると、断乳・卒乳後にどう寝かしつければ良いか、心配ですよね。激しいぐずりや夜泣きはパパやママの睡眠不足にもつながり、精神的にも疲労してしまいます。断乳・卒乳後の寝かしつけをスムーズにするためには、事前にさまざまな対策をしておくことが大事です。
断乳・卒乳後の寝かしつけをスムーズにするコツ
断乳・卒乳後の寝かしつけをスムーズに行うには、以下のような習慣を取り入れると良いでしょう。
赤ちゃんの生活リズムを整える
いくら一生懸命寝かしつけをしても、赤ちゃんが寝るタイミングでなければ意味がありません。よりスムーズに眠りにつかせるには、1日の生活リズムをしっかり作ることが大事です。
食事やおやつの時間、昼寝、お風呂、夜の寝かしつけの時間は、毎日決まった時間に行ってください。いつも同じ時間に行うことで、決まった時間になると自然に眠くなるようになります。特に、昼寝の時間が遅すぎたり長すぎたりすると、つい夜ふかしになってしまうので注意しましょう。
日中にしっかりと赤ちゃんの身体を動かす
日中にたくさん身体を動かしておくことで、寝つきが良くなり、熟睡につながります。気候が良ければ外遊びを取り入れてみるのもおすすめです。珍しい遊具や新しいおもちゃでおっぱいから気をそらせるようにしましょう。
寝室の環境を整える
断乳・卒乳後にスムーズに寝かしつけができるよう、室温は適切か、周囲はうるさくないか、などさまざまなことに気を配りましょう。特に、部屋の照明は大切です。カーテンを閉め、照明を暗くしておきます。部屋が暗くなると眠る時間だと認識できるように、習慣づけておくことが大事です。
また、お部屋におもちゃがあると、つい遊び始めてしまう子どももいます。寝かしつけに適した寝室環境を整えてあげましょう。
入眠の儀式をつくる
添い乳で寝かしつけていた場合、おっぱいに代わる入眠の儀式が必要です。背中をトントンする、絵本を読む、子守唄を歌う、抱っこ紐でゆらゆら揺らすなど、ママにあった方法で試してみてください。
断乳するときの寝かしつけのコツ
赤ちゃんにしっかり言い聞かせる
断乳する1週間くらい前から、赤ちゃんに断乳することを伝えましょう。カレンダーを見せて「この日にバイバイするよ」と伝える方法もあります。赤ちゃんは理解していないようで、意外とわかっているものです。よく言い聞かせておくことで、雰囲気を察してくれる赤ちゃんもいるようです。
寝る前にスキンシップをしっかりとる
赤ちゃんにとって授乳はママの愛情を受け取るようなものです。授乳がなくなると、たちまち寂しさや不安を感じてしまうこともあります。そのため、たくさん抱きしめる、よしよしするなどのスキンシップを多くとってあげましょう。
パパや家族に協力してもらう
断乳をしたばかりのころは、夜中におっぱいを欲しがり、激しく泣き続ける赤ちゃんも多いものです。3日ほど機嫌が悪い状態が続くこともあります。その都度ママが抱っこをするとママの体力が心配ですよね。赤ちゃんもおっぱいをもらえるかと期待して一層泣く、ということがあるかもしれません。パパが休みの日に行う、両親に協力してもらうなど、サポート体制を整えておくことが大事です。
最初の数日は泣いても我慢
断乳から3日間程度は、激しく泣いたり抱っこに抵抗したりすることがあります。かわいそうになり、おっぱいをあげたくなるかもしれません。しかし、この時期はまさに赤ちゃんが自立しようとしているときです。暖かく見守るようにしてください。
断乳・卒乳後の寝かしつけ方法
断乳・卒乳後におすすめの、具体的な寝かしつけ方法をご紹介します。
添い寝をする
断乳・卒乳前におっぱいで寝かしつけを行っていた場合には、添い寝での寝かしつけがおすすめです。ママやパパが近くにいることでリラックスし、眠りにつきやすくなります。また入眠直後は眠りが浅いものですが、もし目を覚ましたとしても、ひとりぼっちではないとわかると安心して眠ってくれます。
水分をとらせる
断乳後は水分をしっかり摂取するように気を付けましょう。アレルギーがなければ、牛乳を少し温めたものを与えても良いかもしれません。ジュースなどの糖分が高いものは虫歯になりやすいので注意しましょう。なお、寝る直前はぬるめの白湯がおすすめです。
寝つくまで背中やお腹をトントンする
一定のリズムで背中やお腹をトントンすると、眠気を感じて寝てしまう赤ちゃんが多いものです。これは大人でもあてはまります。たとえば、電車に乗っていると、一定のリズムの揺れや走行音によって眠気を感じる人は多いでしょう。
寝かしつけの際には、添い寝をしながら背中やお腹をトントンします。赤ちゃんによって好みの強さやリズムが異なります。コツをつかむまで少し時間がかかるかもしれませんが、試してみてください。
子守唄を歌う・音楽をかける
聞き慣れたママの声は赤ちゃんに安心感をもたらします。添い寝をしながら、やさしい声で子守唄を歌ってあげましょう。
音楽をかける場合は、心を落ち着かせてくれるゆったりとしたメロディのものを選びましょう。特にオルゴールなどがおすすめです。歌によって赤ちゃんを興奮させないように注意してください。
抱っこでゆらゆら・抱っこをして歩く
一定のリズムをとって抱っこで揺らしてあげることで、眠りにつきやすくなります。抱っこ紐を使うと便利です。ただし、妊娠中のママには負担が大きいため、あまりおすすめできません。
安眠グッズを取り入れる
お気に入りのぬいぐるみや肌触りの良いタオルなど、赤ちゃんが安心できるグッズを取り入れてみましょう。
ママやパパが寝たふりをする
ママやパパが起きていると、遊んでほしい、構ってほしいと感じ、なかなか寝ようとしないこともあります。寝たふりを一定時間続けると、赤ちゃんも諦めて寝てくれることがあります。
断乳・卒乳後の赤ちゃんが夜泣きしたときの対処法
断乳・卒乳後から数日は、夜間の授乳の時間になると夜泣きをすることがあります。赤ちゃんによっては長時間泣き続けてしまうこともあり、断乳の正念場といえるでしょう。
赤ちゃんがかわいそうになり、おっぱいをあげたくなるかもしれませんが、ママも辛抱してください。背中をトントンする、抱っこをするなどして乗り越えるようにします。数日で夜泣きの回数が減り、朝までしっかり眠ってくれるようになるでしょう。
断乳・卒乳を温かく見守ってあげよう
断乳・卒乳はママにとっても少しだけ寂しく思うものです。残り少ない授乳時間を大事にし、スムーズに断乳・卒乳を迎えられるようにしましょう。おっぱいがなくても、ママと赤ちゃんの絆が変わることはありません。断乳・卒乳後は今まで以上にスキンシップを取るようにしてくださいね。
断乳・卒乳は赤ちゃんにとって最初の「親離れ」であり、ママにとっては「子離れ」ともいえます。赤ちゃんの自立の第一歩をぜひ温かく見守ってあげましょう。