【管理栄養士監修】妊婦さんの強い味方!ラズベリーリーフティーとは?効果・注意点・飲み方を解説
管理栄養士監修|ラズベリーリーフティーというハーブティーは、お産が軽くなる効果が期待されている妊婦さんの強い味方になるお茶です。ヨーロッパ木イチゴの葉を乾燥させて作られたお茶で飲みやすいでしょう。さらに出産時以外にもうれしい効能がありますよ。ここでは、そんなラズベリーリーフティーの効果や注意点、飲み方を解説します。
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目次
ラズベリーリーフティーとは?
ヨーロッパ木イチゴの葉を乾燥させたハーブティー
ラズベリーリーフティーは、バラ科のヨーロッパ木イチゴの葉を乾燥させて作られたハーブティーです。「出産準備のお茶」「安産のお茶」として古くから欧米などでも親しまれてきたお茶です。タンニン・ビタミンC・ビタミンB群・ミネラル・カリウムなど、妊婦さんに嬉しい栄養素がたっぷり入っています。
安産の秘密はフラガリン
それはラズベリーリーフティーの主成分は「フラガリン」です。フラガリンには、一般的に子宮や腰回りの筋肉を収縮させて正常に保つ働きを促進する役割があるといわれています。そのため「出産準備のお茶」「安産のお茶」といわれています。
ラズベリーリーフティーの味
フルーツのラズベリーを想像すると、甘酸っぱい味を想像するのではないでしょうか。しかし、ラズベリーリーフティーの味は、ほうじ茶のようなさっぱりとした味です。
ラズベリーリーフティーの特徴7つ
1.陣痛の緩和が期待される
ラズベリーリーフティーにはフラガリンという、子宮や腰回りの筋肉を収縮させて正常に保つ効果が望まれる成分を含んでいます。その成分により骨盤や子宮の筋肉が強化され、陣痛を緩和してくれる働きが期待できるのです。
2.分娩の時間が短くなる
一部の研究では、ラズベリーリーフティーを毎日飲んでいた妊婦さんは、子宮口が全開になってから赤ちゃんが出てくるまでの時間が9~6分も短くなったという結果が報告されています。このことからもわかるように、ラズベリーリーフティーには子宮の収縮をサポートしてくれる効果があるので、分娩時間の短縮も期待できるのですね。
3.子宮収縮と血管を縮める効果により分娩時の出血も少なくなる
ラズベリーリーフティーには子宮収縮と血管を縮める効果が期待できます。そのおかげもあり、分娩時の出血が少なくてすむといわれています。分娩時間が短くなるという効果も、分娩時の出血を少なくしてくれることに繋がりそうですね。
4.リラックス効果もあるので出産前に気持ちを落ち着ける
ラズベリーリーフティーはハーブティーなので、リラックス効果も期待できます。ホットで飲めば身体が温まるので、安産に向け身も心もリラックスすることができますよ。
5.母乳の出が良くなる
ラズベリーリーフティーの効果は出産時だけのものではありません。産後もラズベリーリーフティーを飲み続けることによって、子宮収縮の効果を促して母乳の出が良くなるという嬉しい効果が期待できるようです。また、授乳中に必要なビタミンなども摂れるので、栄養を含んだ母乳を赤ちゃんに与えることができます。
6.母体の回復を促進する
子宮を収縮させて母乳がたくさん出るということは産後の母体の回復も早くなるということです。妊娠前とは変わってしまった体型を早く元に戻したい、という思いは多くのママが願うことではないでしょうか。体型を戻したいけれど、しっかり食べて母乳を出さなくてはいけないので食事制限はできませんよね。そんなときにもラズベリーリーフティーが役に立ってくれるのです。
7.生理痛の緩和や生理不順が改善される
ラズベリーリーフティーは産前産後だけではなく、子宮や子宮の周りの骨盤や筋肉に働きかけてくれる効果があるので生理痛や生理不順、月経前症候群(PMS)などの女性特有の症状にも効果が期待できるでしょう。子宮の状態を正常に整えようと、ラズベリーリーフティーに含まれるフラガリンが力を発揮するのです。
女性の多くが悩みを抱える生理にも効果があるとは嬉しいですよね。筆者はもともと生理不順なうえに生理痛も強いため、ラズベリーリーフティーを試してみようと思います。産後、生理痛が辛いけれど薬は飲みたくない…というママでも飲むことができるのが嬉しいですね。
ラズベリーリーフティーはいつから?飲むときの注意点は?
飲んでよいのは妊娠8ヶ月から
ラズベリーリーフティーには子宮を収縮させる作用があるといわれているので、妊娠初期から中期には飲まないように気をつける必要があります。妊娠8ヶ月を迎えた頃から、体調をみて飲むようにしましょう。妊娠初期から飲むのであれば、レモングラスやタンポポコーヒーなどがおすすめです。
初めは1杯から
ラズベリーリーフティーの1日の目安はティーカップ2~3杯です。しかし妊娠中は身体が敏感になっている場合があるため、ハーブに含まれている成分が身体に強く影響してしまうことが考えられます。最初は1杯から始め、様子をみながら徐々に量を増やしていくようにすると安心ですね。
体調の悪いときは控える
妊娠8ヶ月以降でも、お腹の張りが強いときや切迫早産と診断されているとき、また鉄剤を処方されているときは飲むのを控えるようにしましょう。飲み始める前に医師に相談すると安心かもしれません。
ラズベリーリーフティーの効果的な飲み方
飲み方
まず1杯分のラズベリーリーフをポットに入れます。ティースプーン1杯、2g程度が目安です。沸騰した熱湯を注ぎ、ふたをして3~5分置きます。最後に葉をこしてカップに注いだらできあがりです。より成分を出したい場合は、待ち時間を10分にしてみてくださいね。ラズベリーリーフティーを購入するときはティーバッグタイプを選ぶととても便利ですよ。
他のハーブとのブレンドもおすすめ
以下の3つのハーブをブレンドしたものもおすすめです。
・ラズベリーリーフ(ティースプーン1/2を目安に)
・ルイボス(ティースプーン1/2を目安に)
・ローズヒップ(ティースプーン1/2を目安に)
ルイボスはノンカフェインなので妊娠中や授乳中でも飲むことができます。また、ミネラルなどの成分もたくさん含まれているので、母乳を飲む赤ちゃんにもうれしいハ―ブです。ローズヒップもノンカフェインで子宮収縮などの作用がないので、妊娠中でも安心して飲むことができます。ホルモンバランスを整える効果やリラックス効果もあるといわれています。
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ラズベリーリーフティーはヨーロッパでは何千年も昔から活用され、多くの妊婦さんに愛飲されてきました。AMOMAのラズベリーリーフティーには英国オーガニック認証のラズベリーリーフが使用されています。ノンカフェイン、無香料・無着色、国内工場生産にもこだわっているところもポイントです。
ラズベリーリーフティーというと、ラズベリーの実のように甘酸っぱい風味をイメージする人がいるかもしれませんが、AMOMAのラズベリーリーフティーはくせのない穏やかな風味なので飲みやすく、食事にもあわせやすいですよ。きれいな黄金色とハーブの香りを楽しんでくださいね。
ゆったりとした気持ちで出産を待とう
ラズベリーリーフティーは昔から親しまれてきたお茶であり、さまざまな効果が期待されています。特に、出産をひかえたママは安産効果を期待したくなりますよね。
しかしラズベリーリーフティーには、効果に対するはっきりとした根拠がない、ともいわれています。医薬品ではないので、ラズベリーリーフティーを飲んだからといって必ずしも陣痛や生理痛が緩和されるわけではないでしょう。過度に期待しずぎず、まずは妊娠時期に注意しながら普段使いのお茶として取り入れてみるのはいかがでしょうか。