妊娠中と産後のおすすめ保険4選!出産・帝王切開の保障は?女性の医療保険は必要?
妊娠・出産を控えたり、育児をしたりする中で、お金のことが気になるママは多いのではないでしょうか。公的な補助が受けられる部分もあるとはいえ、補いきれない分の出費に備えたいものですよね。ここでは、保険会社が販売している女性向けの医療保険で、妊娠・出産やママの病気の際に保障される内容、おすすめのプランを解説します。
目次
女性の医療保険とは?女性保険との違いは?
公的医療保険と民間医療保険
医療保険は、大きく分けて2種類あります。
日本では、原則としてすべての国民が公的医療保険に加入しています。公的医療保険では、病気やけがをしたときに病院へ行き保険証を提示することで、基本的には 費用の3割の自己負担で診療を受けることができます。
医療保険というとこちらをイメージする方が多いかもしれません。民間医療保険では、契約した内容に応じて保障を受けることができます。
基本的な保障として、すべての人が加入する公的医療保険があります。一方、公的医療保険では足りない部分を補ったり、リスクに対してより手厚く備えたりしたい場合に利用されるのが民間医療保険です 。ここでは、主に民間医療保険のことを医療保険と呼びます。
医療保険の構成は「主契約+特約」
多くの医療保険は「主契約」と「特約」で構成されています。
主契約は基本的な保障の部分で、「入院給付金」と「手術給付金」が大きな2本柱となっています。入院給付金は入院したときに、手術給付金は所定の手術を受けたときに受け取ることができ、給付金の額や対象になる範囲は、保険商品や契約内容によって異なります。
特約は、主契約でカバーしきれない内容を補うためのものです。特約の内容や呼び方は保険会社によってさまざまですが、通院したときに給付金を受け取ることができる通院特約や、日本人に多い、がん・脳卒中・急性心疾患に対して手厚い保障を受けることができる三大疾病特約などがあります。
女性保険は「女性向けの医療保険」とほぼ同じ
女性保険とは、医療保険に女性特有の疾病に手厚い保障がある女性特約がセットになったもので、医療保険の一種です。女性保険という呼び名はあるものの、実態としては、医療保険に女性特約を加えた女性向けの医療保険と同じであると考えられます。
女性の医療保険は必要?加入のタイミングは?
出産や女性特有の病気に備えたい人におすすめ
通常の医療保険でも、乳がんなど女性に多い病気や、子宮・卵巣・卵管など女性特有の病気を保障できます。一方、女性の医療保険は、たとえば入院日額で受け取れる金額が上乗せされるなど、より手厚い保障を受けることができます。
また、女性の医療保険では、帝王切開になった場合などに入院・手術に対して保障が受けられるものも多いので、妊娠・出産に備えたい場合にもおすすめです。
妊娠前の加入がベスト
女性の医療保険への加入を検討する場合、最も適した加入のタイミングは妊娠前です。今後の妊娠・出産を考慮して20代、30代の女性が加入を検討することも多いようです。
多くの医療保険は、妊娠中でも加入することができますが、妊娠後に加入すると保障の対象外となる項目がある「特定部位不担保」という条件つきの加入となることがあります。たとえば、妊娠前に加入すれば、帝王切開で出産した際に手術給付金がもらえる商品でも、妊娠後に加入すると、帝王切開が給付金の対象外になってしまう可能性があります。
不妊治療を受けている場合には、加入できない、妊娠・出産に関する保障の対象外になることが多いので、不妊治療中の場合は加入条件や保障内容をよく確認しておきましょう。
医療保険は、妊娠中・出産後だと不利な条件つきでの加入になる可能性があるため、妊娠前の加入がおすすめ。
出産後も疾病に備えたい
子どもの教育費や生活費がかかる中、自分自身の健康リスクへの備えとして、女性向けの医療保険を検討するママも多いようです。たとえば、乳がんの罹患率は、30代後半から大きく増加し始め、40代後半から50代前半がピークになります(※1)。さまざまな疾病のリスクは、年齢が上がるとともに高くなる傾向があります。
医療保険は、持病や過去の手術歴により不利な条件がついて加入しづらくなることがあるので、健康なうちに加入するのがおすすめです。また、加入時の年齢が高いほど保険料も高くなるので、これから保険を検討する場合には、年齢が上がる前に申し込むと保険料を抑えることができますよ。
妊娠中に医療保険に加入した場合、保障内容によってはそのときの出産は保障の対象外になっても、次回の出産では保障が受けられるという場合もあります。女性の医療保険は、二人目以降の出産に備えて加入する、という場合にも役立つでしょう。
医療保険は、ママ自身の疾病へのリスクに対する備えとして有効。また、今後の出産に向けた備えにもなる。
妊娠・出産にかかる費用
妊娠中にかかる費用と公的補助
妊娠中は、出産までに通常14回ほどの妊婦健診を受けます。健診費用には健康保険が適用されないため全額自己負担となります。しかし、自治体からの助成が受けられるため、地域によって差がありますが、妊婦健診にかかる自己負担額は合計5~10万円程度です(※2)。
出産にかかる費用と公的補助
一般的に出産には、入院・分娩で平均50万円ほどの費用がかかります(※3)。しかし、出産前に申請することで、公的補助として基本的に一律42万円の出産育児一時金の支給を受けることができます。そのため実際に自己負担となるのは、かかった費用と支給額の差額分です。この自己負担分を補うことができるのが、民間の保険会社が販売している医療保険です。
自然分娩の場合、入院・分娩にかかる費用は基本的に全額自己負担です。一方、帝王切開の場合は、手術や投薬など一部の費用については公的医療保険の対象であるため3割の自己負担で済みます。ただし、帝王切開の場合も、差額ベッド代や入院中の食事代は全額自己負担となります。
差額ベッド代は、1~4人の個室または少人数の部屋に入室する際にかかる費用です。人数などによって異なりますが、平均額は1日あたり平均6,000円ほどです(※4)。帝王切開の入院日数の目安は6~10日間なので、差額ベッド代だけで3.6万~6万円ほどが自己負担でかかる計算です。
妊娠・出産と女性の医療保険
正常妊娠・正常分娩(自然分娩)は病気ではないため、ほとんどの場合、医療保険の対象になりません。一方、異常妊娠・異常分娩は保障の対象になることが多く、対象になる場合は給付金を受け取ることができます。妊娠・出産について、医療保険の保障の対象となる主なケースは以下のとおりです。
●重度のつわり(妊娠悪阻)
●妊娠高血圧症候群
●切迫流産・切迫早産
●流産・早産
●帝王切開
女性の医療保険と妊娠・出産
帝王切開する場合
帝王切開する場合は医療保険の対象となることが多く、対象になっていれば入院や手術の保障を受けることができます。
ただし、帝王切開の保障を受けるためには、妊娠前に保険に加入していること、妊娠中であっても帝王切開の可能性を医師から指摘されていないことなど、条件がつくケースがほとんどです。また、これまでに帝王切開の経験がある場合も保障の対象外となることが多くなっています。
保障を受けるための条件は保険商品によって異なるので、医療保険で妊娠・出産に備えたい場合には内容をよく確認しましょう。
自然分娩
自然分娩の場合、基本的に医療保険で保障を受けることはできません。自然分娩は病気でもけがでもないためです。まれに自然分娩でも給付金を受け取ることができる商品もあるので、チェックしてみると良いでしょう。
女性の医療保険の選び方
女性の医療保険を選ぶ際には、どのような観点で商品を比較すれば良いのでしょうか。チェックしておきたいポイントについて確認しておきましょう。
女性疾病の保障の範囲
子宮内膜症や卵巣がんなどの子宮・卵巣の疾病など女性特有の疾病については、入院給付金の上乗せなどで追加的な保障を受けることができます。ほかにも、乳がん、バセドウ病、鉄欠乏性貧血、関節リウマチ、腎結石など、女性に多いとされている疾病についても、上乗せ保障の対象とされる場合があります。どの疾病までが保障の対象になるかは、女性の医療保険を選ぶときのポイントのひとつです。
妊娠・出産の保障の有無
妊娠・出産に備えたい場合は、子宮外妊娠などの異常妊娠、帝王切開などの異常出産が保障の対象になるかチェックしておきましょう。また、妊娠中の加入は不利な条件がつく、など保険商品によって内容が異なるので、とくに妊娠がわかってから医療保険への加入を検討する場合には、注意してくださいね。
保険のタイプと掛け金
医療保険には、保障が一生続く終身タイプと、保障期間が一定で定期的に契約更新を行う定期タイプの保険があります。終身タイプは、保証内容や保険料が一生変わりませんが、途中で解約がしづらいという特徴があります。定期タイプは、更新のたびに保険料が上がりますが、ライフステージなどに合わせて見直しやすいのが特徴です。
【妊娠中】おすすめ女性の医療保険
ピタッとレディ(ネオファースト生命保険株式会社)
女性特有の疾病などによる入院や手術を一時金で保障する保険です。妊娠21週目までに加入すれば、帝王切開・吸引分娩などの異常分娩や、切迫早産・切迫流産、産後の体調不良による入院などに対して保障を受けることができます。
保険期間 | 5年 |
掛捨・積立・ボーナス | 健康給付金50,000円あり |
入院給付金 | 50,000円(180日に1回 通算50回) |
手術給付金 | 5〜15万円 |
先進医療 | ✕ |
死亡保障 | ✕ |
自然分娩への保障 | ✕ |
帝王切開への保障 | ◯(21週目までの加入・加入時点で異常分娩の可能性を医師から指摘されていないことが条件) |
30歳女性保険料(1ヶ月) | 2,605円 |
●メリット
・帝王切開などの異常分娩への保障が妊娠21週目までの加入で受けられるので、妊娠が判明してから医療保険の加入を検討する場合におすすめ。
・健康でいた場合5年ごとに給付金を受け取れる。
●デメリット
・過去に帝王切開や子宮がん検診・乳がん検診で異常を指摘された経験があると、加入できない場合がある。
・先進医療特約がないので、幅広く手厚い保障を受けたい場合には不向き。
普通保険(エクセルエイド少額短期)
妊娠が判明した後でも、妊娠週数に関わらず加入できる保険です。免責期間である60日を経過すれば、進行中の妊娠での出産についても保障の対象となります。妊娠週数に制限がないので、妊娠がわかってから医療保険への加入を検討し始めた方におすすめの保険です。
保険期間 | 1年定期 |
掛捨・積立・ボーナス | 掛捨 |
入院給付金日額 | 5,000円(1入院60日限度) |
手術給付金 | 入院中:5万円 外来:2.5万円 歯周組織の手術:2.5万円 |
先進医療 | ✕ |
死亡保障 | ✕ |
自然分娩への保障 | ✕ |
帝王切開への保障 | ◯(加入時点で異常分娩の可能性を医師から指摘されていないこと) |
30歳女性保険料(1ヶ月) | 1,175円 |
●メリット
・妊娠が判明した後でも妊娠週数に関わらず加入でき、そのときの妊娠・出産についても保障が受けられる。
・保険料が安く、通院保障つきのプランも用意されている。
●デメリット
・1年ごとに保険料が上がるため、長期的な保障には不向き。
・先進医療特約がないので、手厚い保障が欲しい場合には内容が不足する可能性がある。
【出産後】おすすめ女性の医療保険
医療保険 新キュア・レディ(オリックス生命)
とくに30代女性に人気の女性向け医療保険です。女性特有の病気とすべてのがんに入院給付金の上乗せがあり、手厚い保障を受けることができます。また、終身タイプで保険料が生涯変わらないため、疾病リスクに長期的に備えたい場合におすすめの保険です。
保険期間 | 終身 |
掛捨・積立・ボーナス | 掛捨 |
入院給付金日額 | (1)病気・けがでの入院:5,000円 (2)女性特有の病気、すべてのがんでの入院:上乗せ5,000円 ※(1)と合わせて10,000円(1入院60日限度) |
手術給付金 | 入院中:10万円 外来:2.5万円 |
先進医療 | 通算2,000万円限度 |
死亡保障 | ✕ |
自然分娩への保障 | ✕ |
帝王切開への保障 | ◯ |
30歳女性保険料(1ヶ月) | 1,928円 |
●メリット
・終身タイプなので、保険料と保障内容が生涯変わらず、長期的な保障に向いている。
・無料の付帯サービスが充実している。
●デメリット
・妊娠判明後に加入すると、帝王切開などの異常分娩は保障されない。
・セットで申し込める特約の種類が多くない。
アクサダイレクトの終身医療 女性プラン(アクサダイレクト生命)
「アクサダイレクトの終身医療」に女性疾病入院特約をセットにしたプランです。終身タイプで 、生涯変わらない保険料で変わらない内容の保障を受けることができるため、長期的な保障が欲しい場合におすすめです。
保険期間 | 終身 |
掛捨・積立・ボーナス | 掛捨 |
入院給付金日額 | (1)病気・けがでの入院:5,000円 (2)女性特有の病気、すべてのがんでの入院:上乗せ5,000円 ※(1)と合わせて10,000円(1入院60日限度) |
手術給付金 | 入院中:5万円 外来:2.5万円 |
先進医療 | 通算2,000万円まで |
死亡保障 | ✕ |
自然分娩への保障 | ✕ |
帝王切開への保障 | ◯ |
30歳女性保険料(1ヶ月) | 2,265円 |
●メリット
・女性特有の疾病とすべてのがんで入院給付金が上乗せされ、手厚い保障が受けられる。
・特約やオプションを追加することで自分に合った保障内容と保険料で契約できる。
●デメリット
・妊娠判明後に加入すると、帝王切開などの異常分娩が保障の対象外になる。
・「女性特有の疾患」の対象範囲が広くないので、生涯の保障として不足がないか検討が必要。
女性の医療保険で妊娠・出産、女性の疾病に備えよう
妊娠・出産時は、出費が重なるものです。さまざまなリスクがあるため、想像以上にお金がかかることもあるでしょう。 また、育児中のママにとっても、自分の身体にいつ起こるかわからない疾病が心配になるときがあるかもしれません。そうした不安に手厚い保障で備えることができるのが、女性の医療保険です。今後の妊娠・出産や、いざというときの備えとして加入を検討してみてはいかがでしょうか。
※この記事は2022年3月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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