更年期の生理不順の症状と原因。不正出血との見分け方は?

アラフォーと呼ばれる頃から、なんとなく体が思うように動かなくなったり、イライラする事が多くなったりする女性がいます。心は晴れず、体は不快。そんな状態が始まりだし、更年期へと突入していきます。女性にとって避けられない更年期におこりやすい生理不順や不正出血についての知識を身に付けておきましょう。

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この記事の監修

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産婦人科医
杉山 太朗

目次

  1. 更年期の生理不順とはどんな症状?
  2. 更年期はいつから始まる?
  3. 更年期に生理不順が起こる原因は?
  4. 更年期に、生理不順になると妊娠できない?
  5. 生理不順と間違えやすい不正出血
  6. 更年期の生理不順の対処方法
  7. 更年期の生理不順と不正出血
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更年期の生理不順とはどんな症状?

更年期の生理不順として見られる症状は、女性ホルモンのバランスが崩れや、卵巣年齢が衰えると共に卵巣機能の働きが低下し月経周期が定まらなくなります。その為、中年の女性は閉経前の準備として生理不順が起こるのです。生理がいつ来るかわからず、月経の出血量にも大きな変化があり、非常に大きな負担を感じます。

更年期はいつから始まる?

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更年期の始まる年齢と期間

閉経を迎える年齢は全体平均51歳がというデータがあります。更年期とは通常、閉経の前後5年間の期間を示すので、46歳~56歳までの間が一般的な日本人女性の更年期の期間となります。
更年期に入ると閉経を迎える前の準備として生理不順を起こしますが、期間は個人差も大きく2年から~8年程と言われており、前触れもなく急に月経が止まる人もいるようです。

更年期症状のセルフチェックと診断方法

■怒りっぽく、イライラしがち
■憂うつな気分を感じる
■疲れやすく、寝つきが悪い
■動悸や息切れを起こす
■顔がほてり、汗をかきやすい
■腰痛や肩こり、手足の痛みがある
■手足が冷えやすい
■頭痛やめまいを起こす

上記の症状に当てはまるものが多い場合、更年期障害が始まっているかもしれません。
更年期障害特有の、顔のほてり、発汗、手足の冷え、寝つきの悪さ、動悸や息切れの症状が強く出ている場合は、婦人科や心療内科などを受診しましょう。

更年期に生理不順が起こる原因は?

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女性ホルモンの分泌量が減少

更年期を迎えると卵巣の中にある卵胞の数が急激に減少しはじめます。生理不順が起こるのは、女性ホルモンの分泌量が減少していき卵胞自体も老化するため、妊娠しにくい体になっていくからです。

閉経の前兆

更年期の生理不順は閉経の前兆です。閉経を迎えるまでに下記の現象が一般的に起こると言われています。

■月経周期が短縮した頻発月経の状態が続く
■次に月経周期が通常より長くなる稀発月経の状態を起こす
■徐々に月経の回数が減っていき、年に数回となります。
■月経が1年以上なくなると、閉経を迎えた事になります。

更年期に、生理不順になると妊娠できない?

生理不順でも、排卵があれば妊娠します。更年期の女性は、無排卵月経が多くなり1年に1回か2回しか生理が来ない場合でも排卵さえあれば、妊娠可能です。排卵しているかどうかは、基礎体温が参考になります。

更年期の生理不順な時期に避妊を怠り、月経が来ないので閉経かと思っていたら妊娠していた。というようなケースもあります。子育て期間を考慮して中年女性が人工妊娠中絶を希望する事が多いのも実態です。完全に閉経するまでは妊娠を望まないのであれば、更年期の生理不順期間でもしっかりと避妊しましょう。

生理不順と間違えやすい不正出血

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更年期に不正出血が起こる原因

更年期は、卵巣機能が低下し徐々に排卵が起こらなくなるために、月経周期が不規則になります。
その為、単に生理不順を考えてしまいますが、不正出血の裏に病気が隠れていることもあり、子宮や卵巣の病気が原因の場合もあるのです。

不正出血の特徴

更年期には、閉経を迎える為の準備期間に入るため不正出血がおこります。また、女性ホルモンのバランスが崩れ通常の月経周期以外に不正出血する場合もあります。

しかし、子宮内の異常による不正出血も考えられ、特に出血が10日以上続き出血量も多い場合には、「子宮筋腫」を疑います。40歳以上の4人に1人が持っていると言われる病気です。

不正出血を症状とする「卵巣のう腫」や「子宮内膜症」など、子宮にかかわる病気もありますので、普段と違う不正出血がある時は、迷わずに早めに受診しましょう。

更年期の生理不順の対処方法

更年期の生理不順の対処法として、何よりも不正出血の症状を見逃さず、体の変化を敏感に感じ取るように心がけましょう。
体の変化が心にも大きく影響しやすい時期です。極力リラックスできる環境を取り入れて、精神的な不安を排除しながらセルフケアしていく事が重要です。
数年かけて迎える閉経の時まで、不安定な月経とも向き合わねばなりません。突然の出血に備えて生理用品は常備しておきましょう。

更年期の生理不順と不正出血

更年期には不順な月経と付き合わなければならず、不快な症状も伴う為、心も体も不安定な時期が続きます。
初潮が始まってから長年付き合ってきた生理が終わる事。それは、女性として少し切ない気分になりますよね。
でも、この数十年。しっかりと女性とし成熟した人生を歩んできたのです。年齢と共に老化していく事は恥ずべき事でなく、むしろ輝かしい軌跡だと思います。
閉経までの期間は新たな人生の分岐点と受け止めて、まだまだ続く長い人生を歩む為にも不正出血の症状や更年期障害を軽視せず、おかしいと感じたら必ず受診をし、健康を維持していきましょう。

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