【保存版】お中元の8つのマナー!お返しや挨拶の仕方、渡し方、添え状について解説!
お中元のマナーにはどういったことがあるでしょうか。お中元は、お世話になった方への感謝や「これからもよろしくお願いします」という気持ちを伝える風習です。ここでは、お中元を丁寧に贈るための渡し方や、添え状・のしの表書きの書き方、手紙の文例などを紹介します。
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目次
お中元とは?
古くから伝わっているお中元を何気なく贈っているという人がいるかもしれませんが、贈り物には温かい意味が込められています。贈る相手の注意点とともに見ていきましょう。
お中元の意味と由来
お中元には、日ごろの感謝や相手の健康を願って贈るという意味が込められています。現在では、先祖へのお供えやお世話になった取引先、上司などに贈り物をする贈答行事になっていますね。それでは、もともとお中元はどういったことがきっかけで始まったのでしょうか。
「中元」とは、古代中国の道教の祭日のひとつであり、旧暦の1年のちょうど半分にあたる7月15日を指します。中元の日を神様の誕生日として、人々がお供え物をする行事がありました。それが日本のお盆の行事「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と結びついたことがお中元のはじまりと考えられているようです。
お中元は誰に贈るの?
お中元はもともと、取引先や上司、会社でお世話になっている方へ贈るケースが多い傾向にありました。しかし、最近では取引先や職場の方へ贈る風習が減ってきて、これからもお世話になる実家や義実家、祖父母や兄弟姉妹、親戚などの身近な人に贈るというケースが比較的多くなってきているようです。
家族や職場以外では、日ごろから付きあいのある友人やご近所、お世話になった先生などに贈る人もいるようです。
お中元は継続して毎年贈るのがマナー
日頃の感謝の気持ちをお中元の時期に伝えたいという方もいるのではないでしょうか。ただし、一度限りの贈り物にする場合には注意が必要です。一般的なお中元では「御中元」という表書きで継続して毎年贈るのがマナーとされています。
一度限りの贈り物にしたい場合、お中元の時期であってものしに「御礼」と書いて贈るのが良いでしょう。
お中元を受け取ることができない職業
贈る相手によっては、お中元などで金銭や物品の贈与が禁止されている職業があります。代表的なのが政治家などの公務員です。公務員の場合は法律によりお中元を贈っても受け取ることができないので注意しましょう。
また、大手企業など一部の民間企業でも、お中元の経済的負担の軽減や人事評価への影響を避けるため禁止とされている場合があります。お中元を贈ってしまうと相手を困らせてしまうことがあるため、下調べをしてから贈るようにしましょう。
お中元を贈る時期は?
お中元を贈る時期は6月下旬ごろから8月15日くらいまでのあいだですが、地域によって期間が異なります。以下の期間を目安としてお中元の準備をしましょう。
地域別のお中元の贈る時期
・北海道
7月中旬から8月15日まで
・東北・関東
7月1日から7月15日まで
(関東は、年々早まってきており、6月下旬から贈る人も多いようです)
・東海・関西・中国・四国
7月中旬から8月15日まで
・九州
8月1日から8月15日ごろ
・沖縄
旧暦7月15日
自分の地域とは異なるところに住む方へお中元を贈る際は、相手の住む地域にあったお中元の時期をリサーチし、適切なタイミングに届くよう手配しましょう。
お中元で使うのし紙と書き方は?
お中元の品物には、適切なのし紙と表書きで贈るのがマナーとされています。相手に気持ち良く受け取ってもらえるよう、基本的なのし紙と表書きのマナーを押さえておきましょう。
のし紙は紅白の5本(または7本)花結びにのし付を
右上の六角形の熨斗(のし)が印刷されたのし紙を使うのが一般的です。のし紙には、お祝い事で用いられる紅白・花結びの水引を使用します。水引の本数は5本が主流ですが、より丁寧に見せたい場合は、7本でも大丈夫です。
ただ、贈る相手が喪中の場合、四十九日は避け、無地ののし紙を包装するのがマナーとされています。
お中元の表書きは?
表書きとは、のし紙の上段部分です。お中元の場合「お中元」もしくは「御中元」と書きます。お中元を一度きりにしたい場合や贈る相手が喪中の場合は「御礼」と書いて贈るのが無難です。
お中元の時期を逃してしまった場合、暑中見舞いや残暑見舞いとして贈ります。その場合、表書きは「暑中(残暑)御見舞」もしくは「暑中(残暑)御伺い」としましょう。
お中元に送り状(添え状)や手紙は必要?
お中元を贈るだけでも気持ちが伝わりますが、お中元に送り状(添え状)や手紙を同封するだけで、より丁寧になります。
宅配便・郵送で贈る場合には送り状を
最近では宅配便や郵送でお中元を贈るケースが増えてきていますが、お中元は上半期の区切りに行うご挨拶のため、宅配便・郵送で贈る場合には送り状や手紙を別途郵送するのが正式なマナーとされています。
品物と一緒に送れる場合は添え状を同封しましょう。同封が難しい場合、品物が届く前に送り状や手紙が届くように手配したいものです。
「送り状」には、時候の挨拶や日頃お世話になっていることへのお礼、お中元が届くことを書きます。ただし、押しつけがましくならないような文章にするのがポイントです。
送り状の文例
送り状では、時候の挨拶や日ごろお世話になっていることへの感謝、お中元の品物を贈ることなどについて書くのが一般的です。
拝啓 盛夏の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てにあずかり、心よりお礼申し上げます。
つきましては、心ばかりの品ではございますが、お中元のおしるしまでに、別便にて○○をお送りいたしました。お口に合うかわかりませんが、○日ごろには届くかと存じますので、ご笑納いただけますと幸いです。
時節柄、お身体の具合を崩されませぬよう、なにとぞご自愛くださいませ。本来ならばお伺いするべきところ、まずは略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます。 敬具
拝啓 連日厳しい暑さが続いておりますが、お父様お母様、いかがお過ごしでしょうか。
日ごろは、何かとお気遣いいただきまして誠にありがとうございます。以前お会いして以来、すっかりご無沙汰してしまって大変申しわけございません。
さて、本日は日ごろの感謝のしるしといたしまして、お父様お母様のお好きな〇〇をお送りいたしました。
召し上がっていただけると嬉しいです。
今度お会いするのが待ち遠しいです。
暑さ厳しき折、ご自愛くださいませ。
まずは書中にて、ご挨拶まで。 敬具
お中元を手渡しする際のマナー
お中元を購入して郵送するケースが多くなっていますが、本来は手渡しするのがマナーとされています。
遠方の場合は手渡しが難しいですが、両親や義実家、親戚など近くに住んでいる方へお中元を贈る場合はぜひ手渡しをして感謝の気持ちを直接伝えましょう。
訪問は早朝や食事どきを避ける
相手の自宅に伺う場合、事前に連絡を入れて都合を聞いてから伺うのがベストです。もし、急な訪問になる場合、午前中であれば10時からお昼前の11時くらいのあいだ、午後は14時から16時くらいに訪問するのが無難です。
早朝や深夜、食事の時間帯は相手側の準備ができておらず、失礼になる可能性があるため避けるようにしましょう。また、急な訪問では玄関先で御中元をお渡ししたらすぐに失礼するのがマナーとされています。
まずは挨拶をしてから品物の風呂敷包みを解く
お中元の品物を渡すのにもマナーがあります。まず、日ごろお世話になっていることに対しての感謝の気持ちを伝える挨拶から行います。
いつも大変お世話になり、ありがとうございます。本日は夏のご挨拶でお伺いさせていただきました。こちら、心ばかりの品です。ほんの気持ちですが、どうぞお納めください。
いつもお世話になっております。こちら、日ごろの感謝のしるしです。お口に合うかどうかわかりませんが、どうぞ。
挨拶の後、贈り物をお渡ししますが、風呂敷や紙袋はほこりや汚れなどから品物を守るためのもののため、品物を出してお渡しするのがマナーです。持参した風呂敷や紙袋は、たたんで持ち帰るようにしましょう。
相手がのしを正面から読める向きで渡す
品物は、相手が文字を読める向きにして差し出します。生ものなど、冷やしておく必要があるものは「冷やしてお召し上がりください」、日持ちしないものの場合は「お早めにお召し上がりください」など、一言付け加えると親切でしょう。
お中元におすすめの定番商品
お世話になったあの方へ、特別なギフトで気持ちを贈りたいという方に選ばれている定番商品をご紹介します。
暑い夏にぴったりな冷たいお菓子
白桃×3個
りんご×4個
甘夏×3個
ピオーネ×3個
ラ・フランス×3個
シロップ漬けにした国産果実がたっぷり入ったゼリーです。白桃、りんご、甘夏、ピオーネ、ラ・フランス、5種類の味わいが楽しめるセットです。
おしゃれなガラスの容器に入っているため、蓋を開けてそのままテーブルへ並べるだけで食後のデザートとしてテーブルに映える一品になる優れものです。
子どもから年配の方まで楽しめるハム・ソーセージセット
骨付きソーセージ(3本)180g
石狩川ベーコン(スライス)80g
荒挽ウィンナー(5本)100g
ピルカウィンナー(4本)120g
ガーデンブルスト 200g
炭火焼焼豚 200g
生ハムローススライス 60g
北海道の牧場「トンデンファーム」で手づくりされているハム・ソーセージのセットです。セット内容は子どもが喜びやすい「骨付きソーセージ」やビールやお酒と一緒に楽しみたい「生ハム(プレーン)」など、年齢を問わず楽しんでもらえるハム・ソーセージの詰め合わせになっています。
お中元のお返しは必要?
初めてお中元をもらった場合、お返しする必要があるのか心配になりますよね。
ただ、お中元はもともと目上の方に、目下の方から贈るものとされています。したがって、目下の方からもらったお中元であれば、必ずしもお返しの品を贈らなければならないわけではありません。
お返しをするならいただいたお中元と同等額程度の品物で
お世話になった実家や義実家、きょうだいや友人、会社の同僚などに贈るという場合、相手がお返しを期待していないことが多いようですが、目上や目下という関係ではない場合は、お返しをするようにしましょう。
ただ、いただいたお中元よりも高い物を返してしまうと、相手に気を使わせてしまう可能性があります。お中元お品物を選ぶ際は、相手のお中元と同程度の品物をチョイスしましょう。
お返しの際ののし紙や表書き
お返しを贈る相手が目下の方の場合、表書きは「御礼」もしくは「お礼」と書きます。お中元の時期であれば「御中元」または「お中元」でも大丈夫です。
ただ、タイミングによっては、お中元の時期が過ぎているケースもあります。その場合、「暑中御見舞」または「残暑御見舞」になるので注意しましょう。
お中元をいただいたらお礼状を
お中元を受け取ったら、お返しをする、しないに関わらず、まずは品物をいただいたことに対するお礼の意を伝えるようにしましょう。お礼の方法としては、お礼状が一般的です。
お礼状は、封書で出すのが正式なマナーとされています。しかし、現代では用件を簡単に伝えられるハガキやメールで済ませる人が多くなってきているようです。ただ、目上の方などには、ハガキでも良いのできちんと手書きのお礼状を出すようにしましょう。
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お中元のマナーを押さえて日ごろの感謝を伝えよう
いつもお世話になっている方に対して贈るお中元は、相手に対する感謝の気持ちが一番大事です。しかし、相手に気持ち良く受け取ってもらうためにも、一般的なマナーについては最低限押さえておくと良いでしょう。
商品選びから品物を贈るまでのあいだにさまざまなポイントがあります。ぜひこの記事を参考にして、基本的なマナーを押さえ、相手にも喜んでもらえる気持ちのこもったお中元を贈ってくださいね。