明治安田生命の学資保険の評判は?つみたて学資の返戻率や販売停止の可能性を解説
つみたて学資とは、明治安田生命が販売している学資保険です。貯蓄をプラスにしつつ、大学進学に向けてしっかり備えたい家庭に注目されています。ここでは、つみたて学資のメリット・デメリットについて、実際に加入している人の評判と一緒にご紹介します。さらに、ほかの学資保険との比較も解説するので、保険選びの参考にしてみてくださいね。
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目次
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」とは?
明治安田生命の「つみたて学資」は、子どもの大学進学に向けて教育資金を貯めたい家庭に人気の学資保険です。ちょうど大学4年間にあたる18~21歳のタイミングで、学資金を受け取ることができます。
さらに、学資保険の返戻率(へんれいりつ)は年々低下しているといわれている中で、つみたて学資はそこそこの返戻率を保っています。子どもの年齢が6歳でも入れるプランもあるため、子育てに追われて学資保険に入るタイミングを逃してしまった人にもおすすめです。
明治安田生命の学資保険の口コミとメリットは?
大学進学の教育資金にしっかり備えられる
つみたて学資の特長は、そこそこの返戻率を保ちつつ、大学進学にかかる教育費にしっかりと備えられる点です。18歳から21歳の毎年4回学資金を受け取ることができます。
返戻率の高い学資保険の中には、学資金の受取時期に大学卒業後が含まれるプランがあります。大学卒業後に学資金を受け取る場合、最も教育費がかかるといわれている大学進学に十分に備えられなくなってしまうかもしれません。つみたて学資では、学資金の受け取り時期がちょうど大学4年間に当たるため、大学進学に向けて貯蓄をすることができます。
・大学入学時期が一番お金のかかる時期であり、進路によってどの程度お金がかかってくるのか不明確なので、その時期にピンポイントでお金を受け取れるというのは、非常に心強いです。
(みずきママさん/33歳)
・つみたて学資は4年に分けて戻ってきますが、高校3年生の秋に一括で戻ってくるものでも良いと思っていました。他の商品にそのようなものがあり、どちらにするか迷いましたが、やはり返戻率の高さで明治安田生命を選びました。4年かけて戻ってくるのも、今ではそんなに問題ないように思います。
(utaさん/31歳)
・大学資金を貯めるために加入しました。しっかりその時期に受け取れるので満足しています。将来設計が立てやすいのでつみたて学資に加入して良かったです。
(mamaponnさん/歳)
妊娠中から入れる
つみたて学資には、出産予定日の140日以内であれば加入することができます。産後は何かと忙しくなりやすいので、出生前にゆっくり検討しておけるのはうれしいですね。
受取総額が280万円以上の場合割引がある
学資金の受取金額が高額の場合、保険料の割引を受けることができます。割引が適用される条件は基準保険金額(*)が70万円以上のときで、1ヶ月あたりの割引金額は基準保険金額10万円につき30円です(※1)。割引によって保険料が安くなる分返戻率が上がるため、学資保険で280万円以上備える予定の家庭にはおすすめのポイントです。
*基準保険金額
保険会社から受け取る学資金の金額を算出する際に、基準とする金額のこと。つみたて学資は、18歳~21歳の毎年1回ずつ基準保険金額を受け取るプランなので、基準保険金額が70万円の場合、学資金の受取総額は280万円ということになる。
子どもは6歳まで加入できる
以下の表は、契約者である親と被保険者である子どもの加入可能な年齢です。
〇…保険料払込期間が10歳、15歳までのどちらでも加入できる
△…保険料払込期間が15歳までの設定に限り加入できる
×…加入することはできない
18~40歳 | 41~45歳 | |
0~1歳 | 〇 | 〇 |
2歳 | 〇 | × |
3~6歳 | △ | × |
つみたて学資には、6歳の子どもでも入れるプランがあります。学資保険によっては、子どもの年齢が3歳を超えると入れなくなってしまうケースがある中で、6歳まで入れるのはメリットといえるでしょう。ただし、契約者である親の年齢が45歳を超えると加入できなくなってしまう点には注意してくださいね。
学資金の据え置きができる
据え置きとは、受取時期になっても保険会社から学資金を受け取らず、預けたままにしておくことです。一般的に返戻率は、保険会社にお金を預けている期間が長いほど高くなるため、据え置きをするとよりお得になるでしょう。据え置きできる期間は、契約満期から5年です。
保険料払込免除の保障付き
保険料払込免除とは、契約者に万が一のことがあった場合、それ以降の保険料の払込が免除されるという保障です。保険料の払込が免除されるケースは、契約者が亡くなってしまったときと、保険会社側の定める身体障害状態になったときです。保険料の払込をしなくても、学資金を予定通り受け取ることができます。
24時間妊娠育児相談サービス付き
つみたて学資に加入すると、24時間妊娠育児相談サービスを無料で利用することができます。看護師や保健師などの専門家による24時間対応で、育児はもちろん妊娠に関する相談もでき、ママやパパの心強い支えになるでしょう。
保険料の支払いは15歳まで
つみたて学資では、保険料の支払いが遅くても15歳までに終わります。高校進学以降の出費に余裕を持ちやすくなりますね。ただし、18歳までに支払うタイプの学資保険と比べて短期間で保険料を支払う分、保険料が高くなってしまう点はデメリットになるでしょう。
・10歳、15歳までと、支払期間の選択肢が豊富なところは魅力的だと思います。
(みずきママさん/33歳)
明治安田生命の学資保険をシミュレーション
実際に加入した場合の返戻率と保険料
以下の条件で明治安田生命に加入した場合、保険料と返戻率はどのくらいになるのでしょうか。学資金の受取時期と受取金額についても解説します。
●契約者…30歳男性
●被保険者…0歳
●受け取る学資金の総額…200万円(=基準保険金額50万円)
●払込期間別の保険料と返戻率
保険料払込期間 | 返戻率 | 月払保険料 |
---|---|---|
10歳 | 104.7% | 15,910円 |
15歳 | 102.7% | 10,814円 |
●受取時期と受取金額
受取時期 | 18歳 | 19歳 | 20歳 | 21歳 |
受取金額 | 50万円 | 50万円 | 50万円 | 50万円 |
保険料の払込を早く終わらせるほど返戻率が上がりますが、保険料も高くなります。そのため、払込期間が15歳の保険料よりも10歳の保険料のほうが、約1.5倍高くなっています。受取金額は基準保険金額に合わせて設定されていて、18歳~21歳の4年間、毎年1回ずつ基準保険金額を受け取れます。
つみたて学資の公式サイトでは、契約者と子どもの年齢に合わせて保険料をシミュレーションすることができます。高額割引の返戻率も確認することができるので、試してみても良いですね。
そのほかの学資保険との比較
以下2つの保険料と返戻率は、契約者を30歳の男性、被保険者を0歳、保険料払込期間を10歳とし、つみたて学資に近いプランで算出したものです(ニッセイ学資保険は、学資金の受取総額が210万円となっています)。
返戻率…105.5%
月払保険料…15,788円
受取時期…17~22歳の毎年1回(40万×5)
返戻率…105.8%
月払保険料…16,534円
受取時期…18歳(70万)と19~22歳の毎年1回(35万×4)
上記2つの学資保険は返戻率が高く、つみたて学資の返戻率は上記2つの保険よりも少々低めになっています。返戻率を重視する場合は、これらの保険を検討しても良いでしょう。
返戻率…104.9%
月払保険料…15,883円
受取時期…18~21歳の毎年1回(50万×4)
明治安田生命の学資保険に加入した人の決め手は?
様々な会社の商品と比較した結果、返戻率が一番高かったから。広告も内容もシンプルで分かりやすかったから。
(utaさん/31歳)
他社の学資保険と比べましたが、返戻率も良くて受け取り時期も考えていたプランに合っていました。また、友達のすすめも加入した決め手です。
(mamaponnさん/30歳)
明治安田生命の生命保険に加入していて、営業の方から勧誘があったからです。子どもの将来のために資金を備えることの重要性を説明されました。
(みずきママさん/33歳)
明治安田生命の学資保険のデメリットは?
クレジットカード払いができない
学資保険によっては、保険料をクレジットカードで支払うことができます。クレジットカード払いはポイントの付与を期待できるため、その分お得になるでしょう。
しかし、つみたて学資は保険料をクレジットカードで支払うことができません。現在、1回目の保険料の支払いに限りクレジットカード払いができるよう、検討がおこなわれています。
返戻率が109%を超えるプランは一括払い
つみたて学資の公式サイトには「受取率(※返戻率のこと)109%」と記載されていて、一見魅力的に感じるでしょう。しかし、返戻率を109%にするには保険料を一括で支払う必要があり、まとまったお金を用意しなくてはなりません。たとえば、子どもが0歳のときに30歳の男性が加入する場合、返戻率を109%にするために一括で支払う総額は、約275万円です。
途中解約は損になりやすい
貯蓄を目的とした学資保険には、途中で解約をすると損になりやすいというデメリットがあります。一般的に、契約時に予定されている返戻率を実現するには、満期まで契約を続ける必要があります。途中で解約をすると返戻率が予定よりも低くなってしまい、場合によっては支払った保険料よりも保険会社から受け取る金額が下回ってしまうでしょう。
つみたて学資も例にもれず、途中解約をすると返戻率が低くなってしまいます。そのため、契約時の保険料は無理なく継続して支払える金額にしておくことが大切です。
返戻率の高い5年払いは販売停止
以前のつみたて学資には、10歳・15歳までに保険料を支払うプランのほかに、5年間で支払うプランがありました(※2)。5年払いは高めの保険料を短期間で支払う分返戻率が高く、120%を超えるケースもあったようです。
しかし、5年払いのプランは現在販売を停止しています。さらに、2017年4月には保険料が変更され、返戻率が下がりました(※3)。これは、2016年にはじまったマイナス金利政策の影響を受けたためで、明治安田生命以外にも多くの生命保険会社が保険料の値上げをおこないました。
そのほかに、つみたて学資では「Ⅱ型」の取り扱いも停止しています(※4)。Ⅱ型とは、保険料払込免除の保障の範囲にがんを含めたタイプのことで、現在はⅠ型のみが扱われています。
大学進学に備えたい人向けの学資保険
数多く販売されている学資保険の中には、つみたて学資よりも返戻率の高い学資保険があります。しかし、返戻率の高い学資保険の中には、受取時期や受取金額が異なり大学進学の時期に備えきれないものもあるでしょう。
学資保険を選ぶ際は返戻率だけでなく、本当に必要なタイミングで学資金を受け取れるかどうかも検討し、バランスの良いものを選択できると良いですね。受取時期や受取金額に悩む場合は、無料の代理店に相談してみるのもおすすめです。
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※この記事は2022年2月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。