千葉県高校入試のシステムは?前期後期の違い、合格基準、内申点など

この記事では千葉県の公立高校入試情報についてご紹介します。前期入試・後期入試の違い、合格のために必要な点数、千葉県の高校入試における内申点の役割などを解説するので、高校入試を控えた中学生や保護者の方はぜひご覧ください。

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目次

  1. 千葉県の高校入試日程(平成31年度)
  2. 前期入試と後期入試の違いは?
  3. 調査書(内申点)について
  4. 内申点を上げるには?
  5. 千葉県の主な高校の内申点の割合
  6. 千葉県の高校入試情報をもっと知りたい方へ

千葉県の高校入試日程(平成31年度)

千葉県の公立高校の入試は「前期入試」と「後期入試」に分かれており、前期と後期で合計2つの高校を受験することができます。

前期入試の日程

入試日程:2月12日(火)と13日(水)の2日間
合格発表:2月19日(火)

後期入試の日程

入試日程:2月28日(木)の1日のみ
合格発表:3月6日(水)

前期入試と後期入試の違いは?

前期と後期は日程が違うだけではなく、入試の中身も異なります。下記の表を見ながら確認しましょう。前期のほうが募集人数が多いので、「前期で第一志望を受験し、後期では第一志望より少し落とした高校を受験する」のが一般的といえるでしょう。

試験日程
選抜数
入試内容
合格基準
前期日程募集定員の約60%【1日目】 5教科の学力検査(1教科50分100点満点で5教科合計500点満点) 【2日目】 面接、集団討論、自己表現、作文、適性検査、学校独自の検査の中から高校ごとに1つ以上の検査を実施学力検査+面接等の検査+調査書(内申点等)の結果
後期日程募集定員の約40%1日のみの受験で5教科の学力検査(1教科40分)+それぞれの高校が定めた検査(面接等)学力検査+調査書(内申点等)の結果

選抜数

前期入試では募集定員の約60%を募集し、後期入試では募集定員の約40%を募集します。たとえば、募集定員が300名なら前期で約180名、後期で約120名が合格となります。

入試内容

後期試験のほうが試験時間が短くなっています。H29年度までは後期のほうが平均点が高い傾向にありましたが、H30年度は前期平均が294.3点、後期平均が290.9点と前期の平均点が高くなっています。今後、後期入試のほうが難しくなるかもしれませんが、基本的には前期・後期で難易度に差が出ないように作られています。

合格基準

それぞれの配点割合は高校ごとによって違うので事前に調べておきましょう。基本的には学力検査の配点割合が非常に高いです。とくに後期は面接などの結果はほとんど関係がないといわれています。

調査書(内申点)について

「調査書」は学力検査とともに合否を決める大切な要素です。具体的にはどのように評価が決まるのでしょうか。

調査書の評価=内申点

調査書には一般的に下記の事項が記載されています。

・内申点
・出欠の記録
・部活動の記録
・委員会での活動

なかでも一番重要なのは「内申点」です。「調査書の評価=内申点」と考えて良いでしょう。

千葉県の高校入試における内申点

内申点は9教科をそれぞれ5段階で評価し、45点満点になります。千葉県では1年次の内申点(45点満点)、2年次の内申点(45点満点)、3年次の内申点(45点満点)の合計点数(135点満点)が評価されます。

つまり、「1年生のうちから内申点を意識することが難関高校に合格するためには必須」なのです。

内申点を上げるには?

内申点はどのようにして決まるのでしょうか。下記の3つによって評価されるのが一般的です。

・定期テストの成績
・授業での態度
・提出物の提出率・出来栄え

定期テストの成績

内申点をもっとも大きく左右するのが、定期テストの成績です。定期テストで良い成績を取れば取るほど内申点が上がるので、内申点を上げたい場合はまず定期テストの成績を上げましょう。

授業での態度

少し曖昧な評価基準ですが、意欲的に授業を受けているかどうがが内申点に影響します。授業中にずっと寝ていたり、授業と関係のないことをしたりすると、評価が下がってしまいます。

提出物の提出率・出来栄え

教科ごとに量や内容は異なりますが、提出物が課されることがあります。提出物は必ず提出しましょう。もちろんただ提出するだけでなく、しっかりと丁寧に取り組みましょう。

つまり、「テストで良い成績を取り、授業を意欲的に受け、提出物をしっかり出す」ことで内申点は上がります。

千葉県の主な高校の内申点の割合

基本的には学力検査(500点満点)+内申点(135点満点)+面接で合計635点満点となり、それに面接などの点数が加算されます。ただし、高校によっては内申点の割合が高かったり低かったりするため注意が必要です。

有名な高校を例に、内申点の割合を見てみましょう。

県立船橋高校の場合

学力検査500点満点
内申点67.5点満点(130点を圧縮)
面接等10点満点
合計577.5点満点

県立船橋高校は内申点が圧縮されるので、内申点の割合が低くなります。つまり、学力検査重視の高校ということですね。

県立千葉高校の場合

学力検査500点満点
内申点0
作文5点
合計505点満点

県立千葉高校はかなり特殊で内申点の配点が0点です。学力検査の結果のみでほとんど合否が決まると言って良いでしょう。

県立船橋東高校の場合

学力検査500点満点
内申点270点満点
調査書10点満点
面接等3点満点
合計783点

船橋東高校は、内申点を重視しない船橋高校や千葉高校とは逆に、内申点を2倍にして計算します。つまり、中学での態度が良かった生徒を求めている、というわけですね。

このように、高校によって配点が異なるため、自分の受験する高校の情報はしっかり調べておきましょう。

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