出産内祝いの「のし・水引」のマナー!表書きや名前の書き方、のしテンプレートを紹介

出産内祝いの水引やのしには、何を用意すれば良いのでしょうか。出産の報告や出産祝いに対する感謝、赤ちゃんの名前のお披露目を失礼なくしっかり伝えるために、のしや水引のマナーは押さえておきたいものです。ここでは、出産内祝いののし紙や表書きのマナーと一緒に、自宅でのし紙を用意する方におすすめのテンプレートなどをご紹介します。

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目次

  1. 出産内祝いの「のし」とは
  2. 出産内祝いの「のし」は内のし?外のし?
  3. 水引は花結び(蝶結び)を
  4. 表書きの上には「内祝い」または「御礼」を
  5. 表書きの下には赤ちゃんの名前を
  6. 出産内祝いにはメッセージも添えて
  7. 出産内祝いに命名札は必要?
  8. 商品券を贈るときの「のし」は?
  9. 無料で使える「のし」のテンプレート
  10. ANGELIEBE(エンジェリーベ)は包装無料・のし対応
  11. 正しいマナーで出産内祝いを贈ろう

出産内祝いの「のし」とは

「のし(熨斗)」は、のし紙や祝儀袋の右上にある飾りのことです。のしの中には、「熨斗鮑(のしあわび)」といわれる長細い黄色いものが入っています。

長寿の象徴とされているアワビを薄く伸ばして保存食としたものを贈り物に添えていたことが由来と考えられています。現在では、紙を縦長の六角形に折ったものや印刷された簡略化されたのしが一般的で、のしが付いていないものも増えてきています。

のしは、弔事の際の贈り物には使用されません。そのため、出産内祝いなどのお祝いごとでのしが付いていないものを使用すると、香典のように感じる人がいます。

両親や親戚など、年配の方や目上の方ほど贈り物のマナーには気をつけたいものです。出産内祝いではマナーに気を配り、のし付きのギフトを贈るようにしましょう。

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出産内祝いの「のし」は内のし?外のし?

内のし・外のしとは?

直接品物にのし紙をかけ、その上から包装した表書きが見えない状態を「内のし」といいます。贈り物の目的が見えないことから控えめな印象があり、内祝いに適しているといわれています。

それに対し、「外のし」は、品物を包装紙で包み、その上からのしをかけることをいいます。「外のし」は、ぱっと見て目的や贈り主がわかるため、年賀のあいさつや結婚・出産祝いなどに適しているといわれています。

出産内祝いでは内のしが一般的

内のし・外のしどちらが正しいという決まりは特になく、贈り物を渡す状況によって使い分けるケースが多いようですが、出産内祝いでは「内のし」を用いることがほとんどです。

出産内祝いの場合、遠方の方にはギフトを郵送するケースがあります。「外のし」になっていると、配送によってのし紙を傷つけてしまう可能性があるため、出産内祝いでは「内のし」で贈るケースが多いようです。

水引は花結び(蝶結び)を

贈り物をする際、目的にあった水引を選ぶことが重要です。水引は、願いを込めたさまざまな結び方で相手に気持ちを伝える役割があります。

結び方は、ほどいて何度でも結べる「花結び(蝶結び)」と一度結んだらほどけない「結び切り」の2つに大きく分けることができます。出産は、何度あっても嬉しいことから、出産内祝いでは、ほどいて何度でも結べる「花結び(蝶結び)」が一般的です。

ただし、出産内祝いの水引の選び方には地域差があり、関西では「結び切り」のひとつである「あわじ結び」を使用することがあります。しかし、一般的には「あわじ結び」は何度あっても良いお祝いには使用しないほうが良いとされているため、「花結び(蝶結び)」にしておくのが無難でしょう。

水引には、本数の違いがあります。3本結び、5本結び、7本結び、10本結びがありますが、出産内祝いでは5本結びの紅白の水引を用いるケースが多いようです。より丁寧にしたい場合は、7本結びの紅白の水引を用いるケースもあります。

表書きの上には「内祝い」または「御礼」を

表書きの上には、目的を記します。もともとは目録を添えていましたが、時代の流れとともに目録が簡略化されて表書きの上側に内容を書くようになったといわれています。

出産祝いに対するお返しの内祝いであれば、「内祝」または「出産内祝」と書きます。贈る相手に不幸ごとがあった際や出産祝いをもらっていないけれどお世話になっている方への内祝いの場合、表書きの上を「御礼」とするのが良いでしょう。

表書きの文字色は黒色

表書きを印刷するケースが多いですが、筆ペンなどで書こうと考えている人は、文字の色に注意が必要です。出産内祝いなどの慶事では、黒色を使用し、弔事の場合には灰色や薄い墨色を使用します。

弔事の薄い墨色には、悲しみの涙で墨が薄くなったという気持ちがこめられているため、慶事ごとである出産内祝いには御法度です。自分で表書きを書く際は、文字色に気をつけましょう。

表書きの下には赤ちゃんの名前を

出産内祝一般的な表書きの場合、名字を書くケースがほとんどです。しかし、出産内祝いの場合は、表書きの下には、赤ちゃんの名前を書きます。

出産内祝いを贈るのは赤ちゃんの両親ですが、出産内祝いには赤ちゃんの名前をお披露目する役割もあるため、赤ちゃんの名前のみを書くのが一般的です。名前が漢字の場合、読みやすい名前であっても必ずふりがなをつけて贈るようにしましょう。

出産内祝いにはメッセージも添えて

メッセージを添えて感謝の気持ちを伝えよう

マナーを守って出産内祝いを贈るだけでも感謝の気持ちが伝わり、赤ちゃんの名前のお披露目もできます。出産祝いをいただいたことやお世話になった方への感謝の気持ちをよりしっかりと伝えたいのであれば、メッセージカードを添えると、より相手に気持ちを伝えることができますよ。

メッセージカードを書くときのポイント

メッセージカードを添えようと思っても、何を書けば良いのか悩みがちです。出産内祝いのメッセージカードでは、次のようなポイントを押さえたメッセージを添えると良いでしょう。

・出産祝いに対する「ありがとう」の気持ち
・出産報告と子どもの名前のお披露目
・「これからよろしくお願いします」という願いの言葉

目上の方などには、時候の挨拶などをいれるとより丁寧になりますが、身内や友人などであれば、堅苦しくないフランクなメッセージでも大丈夫です。贈る相手に合ったメッセージを添えましょう。

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出産内祝いに命名札は必要?

「命名札」とは、短冊状の紙に赤ちゃんの名前や生年月日などを書いた札のことです。地域によっては、命名札を内祝いに添えて贈るケースもあるようですが、最近では、メッセージカードを添えて贈る方が多いようです。

贈る相手の慣習に合わせるのがベストですが、命名札を省略する場合は、メッセージカードで赤ちゃんの名前を報告するのが好ましいでしょう。

商品券を贈るときの「のし」は?

出産内祝いで「商品券」を贈る場合も「のし」は必要です。商品券を店頭で購入する場合、その場でのしや包装をしてもらえることが多く、自分で用意する必要はほとんどありません。

ただ、ネットショップなどで商品券を用意する場合、のし対応がないこともあるようです。その場合、自分でマナーに沿ったのしと包装紙を用意して包装する必要があります。

無料で使える「のし」のテンプレート

のしを自分で用意する場合、文具店などでのし紙を購入し、自分で表書きを書くこともできますが、自宅でのテンプレート印刷もおすすめです。自宅にプリンターがあれば、のし紙を買いに行ったり、表書きを書いたりしなくても印刷で簡単に仕上げることができますよ。

「熨斗紙素材館」では、一般的なのし紙のデザインに加え、柄や色付きのかわいいデザインのし紙もあるため、贈る相手に合わせたおしゃれなのし紙を手作りできます。

印象的なのし紙で出産内祝いを贈りたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

ANGELIEBE(エンジェリーベ)は包装無料・のし対応

出産内祝いにぴったりなギフトが豊富な「ANGELIEBE(エンジェリーベ)」には、4パターンの包装紙から好きなデザインを選べるサービスや、マナーに合ったのし対応をしてくれる無料のサービスがあります。

出産内祝いに贈るときに添えるグリーティングカードも、無料でつけることができますよ。

正しいマナーで出産内祝いを贈ろう

出産内祝いでは、「のし」や「水引」を正しく使い分けなければ、せっかく気持ちを込めたギフトを贈っても相手にとって失礼になってしまう可能性があります。

店頭で出産内祝いギフトを選ぶ場合は、店員さんに相談することで的確なアドバイスをしてもらえることが多いので失敗はほとんどありません。

しかし、ネットショップなどでは、のし対応ができないお店が一部あります。もし、のし対応がなければ、自分でのし紙や命名カードを用意しましょう。マナーを押さえて、相手に気持ち良く喜んでもらえる出産内祝いになると良いですね。