個人賠償責任保険は自転車に乗るとき必要?自転車保険との違いと選び方を解説

自転車は子どもから大人まで手軽に使える移動手段ですが、歩行者との衝突など、事故を引き起こしてしまう可能性があるものです。自転車保険や個人賠償責任保険は、相手への賠償金の支払いをはじめとした自転車事故のリスクに備える保険として注目されています。ここでは、ふたつの保険の違いや特徴、選び方について比較・解説します。

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この記事の監修

田中 みゆき
ファイナンシャルプランナー
田中 みゆき

目次

  1. 自転車に乗るには保険が必要?
  2. 個人賠償責任保険と自転車保険の違い
  3. 個人賠償責任保険と自転車保険の選び方
  4. 保険でもしもの自転車事故に対応
  5. ままのて限定!ライフスタイルを考える無料相談
  6. あわせて読みたい

自転車に乗るには保険が必要?

保険加入が義務化されている地域もある

自治体によっては、域内で自転車に乗る人全員に保険への加入を義務づけていることがあります。兵庫県や埼玉県をはじめ、義務化の流れは近年全国に広がっています。

義務化されているのは、自分が事故の加害者になってしまった場合に備える「自転車保険」や「個人賠償責任保険」といった保険です。仮に自転車事故を起こしてしまった場合、自分自身だけでなく、相手もけがをしてしまうかもしれません。こうした場合、相手に対してさまざまな責任を負うことになります。相手への治療費や慰謝料の支払いとった金銭的な責任もそのうちのひとつです。

保険でいざというときの高額請求に備えよう

過去には、小学生や高校生が起こした自転車事故によって、被害者に言語障害などの後遺傷害が残ってしまった事例がありました。いずれのケースでも、加害者側の保護者には9,000万円以上の賠償金が請求されました。万が一重大な事故を起こしてしまった場合、経済的な負担も大きくなります。

自転車保険や個人賠償責任保険では、こうした賠償請求に対して補償が受けられます。自力では一度に支払うのが難しいような大きな金額であっても、補償の範囲内であれば保険金でまかなうことができるので、いざというとき大きな助けになりますよ。

個人賠償責任保険と自転車保険の違い

個人賠償責任保険と自転車保険は、どちらも自分が自転車事故を起こしてしまった場合に補償が受けられる保険です。ではこのふたつはどこがどのように違うのでしょうか。その違いについてみていきましょう。

個人賠償責任保険の補償内容と対象

個人賠償責任保険は、他人のものや身体を傷つけてしまい、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償が受けられる保険です。具体的には、自転車事故で相手にけがをさせてしまった、死亡させてしまった、という場合や、相手が乗っていた自転車の修理代を支払うことになった場合に補償されます。

また、個人賠償責任保険は、自転車事故以外のトラブルも補償の対象範囲に入ります。たとえば、買い物中にお店の商品を誤って壊してしまった場合や、子どもが他人の車に石をぶつけて傷つけてしまった場合なども補償が受けられます。さらに、個人賠償責任保険は、ひとりが加入していれば同居の家族全員が補償の対象になります。加入しておくと、家族全員の日常生活でのリスクに幅広く備えられる保険です。

個人賠償責任保険の注意点

個人賠償責任保険は、基本的に単独で加入できないため、ほかの保険などとセットで加入する必要があります。具体的には、自動車保険や火災保険などの特約として加入するのが一般的です。そのほかに、クレジットカードに附帯する加入方法もあります。

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自転車保険の補償内容と対象

自転車保険は、「傷害補償」と「個人賠償責任補償」が基本的なセットになった保険です。「傷害補償」は、自分のけがに対する補償です。多くの自転車保険では、自転車事故をはじめとした交通事故により、入院、手術、通院した場合に保険金を受け取ることができます。自転車保険では、この補償に他人への損害に対する補償である個人賠償責任補償がセットになっています。自転車事故による自分へのけがと他人への損害の両方が補償されるのが自転車保険です。

自転車保険には、家族型と本人型があり、補償の対象となる範囲が異なります。家族型は加入者の家族全員が、本人型は本人だけが対象です。個人賠償責任保険のように、必ずしも家族全員が補償の対象になるわけではない点には注意しましょう。

個人賠償責任保険と自転車保険の選び方

シンプルに備えるなら個人賠償責任保険

自転車事故を起こしてしまったとき、経済的に大きな負担となりやすいのは、他人に損害を与えてしまったケースです。このリスクにシンプルに備えるのであれば、個人賠償責任保険がおすすめです。

とくに、すでに医療保険や傷害保険に加入している方は、これらの保険により自分のけがに対する補償が受けられます。補償の範囲は保険商品により異なりますが、自転車保険と補償内容が重複する可能性があるので、個人賠償責任保険を選ぶと無駄がないでしょう。補償内容が限定されている分保険料は手頃で、月々100円台のものも多くありますよ。

たとえば、コープ共済の個人賠償責任保険は、月々140円の保険料で1億円までの補償を受けることができます。単独では加入できないため、ほかの共済(保険)商品の特約として加入する必要がありますが、手頃な保険料で充実した補償が受けられますよ。そのほかのおすすめの個人賠償責任保険については、以下のリンクからチェックしてみてくださいね。

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自分のけがにも備えるなら自転車保険

他人への損害だけでなく、自分自身のけがについてもカバーしたい場合には、自転車保険がおすすめです。医療保険や傷害保険に加入していない方は、自分のけがについても補償されると、万が一のとき、より安心でしょう。

また、自転車保険には、ロードサービスなどの自転車保険ならではのサービスが附帯しているものもあります。自動車を持っておらず、事故を起こした自転車の運搬が難しい場合や、ロードバイクで長距離を走る機会が多い方には、ロードサービスつきの自転車保険がおすすめです。

自転車保険の中には、セブンイレブンなどのコンビニで手軽に加入できるものも登場しています。保険料は、家族型・個人型といったプランの類型や補償内容の手厚さによって異なりますが、数百円から数千円が目安です。いくつかのコースから補償内容を選べる保険会社も多いので、自分や家族に合ったものを選ぶと良いでしょう。以下のリンクからおすすめの自転車保険を確認できますよ。

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補償上限1億円以上・示談代行つきがおすすめ

自転車事故に対する保険を選ぶときのポイントとして、補償の上限額があります。過去の事例から考えると、個人賠償責任保険の場合でも自転車保険の場合でも、補償の上限額が1億円以上のものがおすすめです。

また、示談代行サービスが附帯しているか、も確認しておきたいポイントです。示談交渉サービスは、被害者との賠償金の交渉を保険会社の担当者や弁護士が代行してくれるものです。示談はお互いに精神的な負担が大きく、交渉によって賠償金の金額も変わるので、個人賠償責任保険、自転車保険ともに、示談代行サービスが利用できる商品を選ぶのがおすすめです。

保険でもしもの自転車事故に対応

個人賠償責任保険は、契約中の火災保険や自動車保険の特約ですでに加入していた、という可能性があります。また、自転車保険は、医療保険や傷害保険で一部の補償内容がカバーされていた、ということもあり得ます。自転車事故に対する保険を検討するときは、まずは加入中の保険の契約内容を確認してみると良いでしょう。

自転車保険や個人賠償責任保険に加入していれば、手頃な保険料でいざというときに大きな補償が受けられます。義務化されている地域はもちろん、そのほかの地域でも加入を検討する価値がある保険といえるでしょう。気になった方は、どのような商品があるかチェックしてみてくださいね。

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※この記事は2018年7月時点の情報をもとに作成されています。