【七夕の歌】全歌詞をわかりやすく紹介!「のきば」「すなご」の意味とは?
7月になると童謡「たなばたさま」の歌を歌う機会が多くなりますよね。「たなばたさま」の歌には「のきば」や「すなご」など、聞きなれない言葉が多く登場します。子どもたちに歌詞の意味を聞かれて困ったというママやパパは多いかもしれません。ここでは、七夕の歌である「たなばたさま」の歌詞の意味についてわかりやすく解説します。
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目次
七夕の歌の歌詞
七夕の歌といえば、「ささのは さらさら」で始まる曲を思い浮かべる方が多いでしょう。童謡「たなばたさま」は、1941年(昭和16年)3月に文部省発行の「うたのほん 下」に掲載された唱歌で、現在に至るまで多くの子どもたちに歌い継がれてきました。「たなばたさま」の歌詞は次の通りです。
「たなばたさま」
作詞:権藤はなよ
補作詞:林柳波
作曲:下総皖一
ささのは さらさら のきばにゆれる
おほしさま きらきら きんぎんすなご
ごしきの たんざく わたしがかいた
おほしさま きらきら そらからみてる
「のきば」とは
「のきば」は、漢字で軒端と表記するものです。軒端は屋根の端を意味します。日本家屋にみられる、軒先(のきさき)や軒下(のきした)をイメージするとわかりやすいでしょう。
「すなご」とは
「すなご」は漢字で砂子と表記します。金箔や銀箔を粉末にしたもので、襖紙(ふすまし)や色紙、短冊などの装飾として用いられてきました。「たなばたさま」の歌の中では、夜空の星たちが金や銀にきらめき、砂子のようであるとうたわれています。
「ごしき」とは
「ごしき」は漢字で「五色」と表記します。五色とは、古代中国の陰陽五行説に由来するもので、青・赤・黄・ 白・黒(紫)の色を指します。七夕では、短冊や吹き流しに5つの色を用いることで、魔除けの意味をもたせたと伝えられています。
子どもに教えよう!七夕の歌の意味
童謡「たなばたさま」の歌詞にはどのような意味が込められているのでしょうか。下記を参考にしながら、ママやパパの言葉に置き換えて、子どもたちに伝えてみてくださいね。
笹の葉さらさら 軒端にゆれる
家の軒先に飾った笹の葉が、風でさらさらと揺れている
お星さまきらきら 金銀砂子
夜空にきらめくお星さまは、まるで金銀砂子のよう
五色の短冊 わたしが書いた
わたしが書いた、五色の短冊飾りのねがいごと
お星さまきらきら 空からみてる
きらきらと輝くお星さまが、空から見ているよ
「たなばたさま」の歌詞の意味を親子で考えてみよう
「たなばたさま」を歌う機会が多くあっても、言葉の意味を考えたことがなかったというママやパパは多いでしょう。子どもと一緒に歌詞の意味を調べたり、考えたりすることは良い体験になりますよ。歌詞への理解がすすむことで、今まで以上に七夕の歌を歌うのが楽しくなるのではないでしょうか。