織姫と彦星の物語をわかりやすく説明!七夕の伝説や星座も紹介

七夕伝説は織姫と彦星の悲恋の物語として知られています。しかし、なぜふたりは引き離されてしまったのか、なぜ1年に1度だけ会えるのかという理由を説明できる人は少ないのではないでしょうか。実は七夕伝説は子どもに伝えたい教訓の詰まった物語なのです。今年の七夕は織姫星と彦星を探しながら、七夕の物語を子どもに教えてあげましょう。

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目次

  1. 七夕の織姫と彦星ってどんな人?
  2. 織姫と彦星の物語を簡単に解説!
  3. 織姫と彦星の星座を見つけよう
  4. 豆知識!催涙雨とカササギ
  5. 織姫と彦星の物語からわかる教訓
  6. 折り紙で織姫と彦星を制作しよう
  7. 人間味溢れる七夕伝説から学ぼう
  8. あわせて読みたい

七夕の織姫と彦星ってどんな人?

七夕伝説は中国から伝わったといわれています。織姫と彦星を引き合わせたのは織姫の父親である天帝(てんてい)でした。七夕の物語は天帝が娘の結婚相手として青年・彦星を連れてきたところから始まります。天空の世界を舞台に語られる織姫と彦星の悲しい恋物語に加え、親である天帝の心情にも注目です。

名前
人物紹介
織姫美しい娘。機織りの名人で神々の衣を作っている。
彦星真面目な青年。牛追いを生業とする。
天帝天上の最高神。織姫の父。

織姫と彦星の物語を簡単に解説!

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天帝は真面目すぎる娘の将来を心配していた

織姫は神様たちの衣を織る仕事を任されていました。織姫の織る布はたいそう美しく、5色に光り輝き季節によって色が変わるという素晴らしい布でした。

真面目で日夜機織りに励む織姫でしたが、あまりに熱心で自分の身なりにも構わず、遊びに行くこともありません。父である天帝は気の毒に思い、また娘の幸せを願って良き伴侶を探し始めます。

織姫と彦星が出会って恋におちる

そこで見つけたのが牛追いを生業とする彦星です。この勤勉な青年ならばきっと娘を幸せにしてくれる、そう考えた天帝はふたりを引き合わせます。ふたりはすぐに恋に落ち、めでたく夫婦となります。

彦星は織姫の住んでいた天の川の西側に移り住み、仲睦まじく暮らし始めます。

織姫と彦星が仕事を怠けるようになり神様が激怒!

織姫と彦星は結婚してさらに惹かれ合うようになります。ところが、ふたりは楽しさにかまけて遊んでばかりになり、だんだんと仕事がおろそかになっていきました。

織姫が機織りを怠けるので新しい着物は作られず、神々の着物はボロボロになっていきます。彦星も牛の世話を怠り、牛は痩せ細ってついには病気になってしまいました。

この堕落ぶりに激怒した天帝は、織姫と彦星を天の川を挟んで東と西に引き離してしまいます。ふたりはお互いの姿を見ることすらできなくなってしまいました。

ふたりは7月7日だけ会うことを許される

広い天の川の両岸に離れ離れになり、織姫は寂しさのあまり泣いて暮らすようになります。悲しむばかりで機を織ることすらできません。あまりに不憫に思った天帝は、以前のように真面目に働くのであれば年に1度だけ彦星と会うことを許します。それが7月7日の七夕です。

織姫と彦星は心を入れ替え、七夕を楽しみにしながらふたりが出会う前にも増して熱心に働くようになりました。

織姫と彦星の星座を見つけよう

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7月上旬から9月上旬のあいだは、織姫と彦星を星座でも見ることができます。子どもと一緒に探してみましょう。きっと、天空を舞台にした七夕の物語がさらに身近に感じられますよ。

まず東を向いて空を見上げます。するとひときわ明るい3つの星が目に入るでしょう。こと座のベガが織姫、わし座のアルタイルが彦星だといわれています。このふたつに、はくちょう座のデネブを加えたものが有名な「夏の大三角形」です。

3つのうち1番明るいのは織姫星であるベガです。白く輝くベガから南東に視線を下げると、周囲に比べて明るい星が見つかるでしょう。これが彦星であるアルタイルです。そしてベガとアルタイルのあいだに南北に光る小さな星々が天の川です。

目で見るとそこまで遠くは感じませんが、ベガとアルタイルのあいだには約14光年もの距離があり、宇宙の途方もない広さを感じることができますね。

天の川を形作る星々はとても小さく、街なかでは見ることが難しいかもしれません。よく晴れた日に、街灯などの光がなく空の澄んだ場所でなら見えることがありますよ。

豆知識!催涙雨とカササギ

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七夕伝説と一緒によく語られるのが「催涙雨(さいるいう)」「カササギ」のふたつの単語です。豆知識として知っておくと物語にさらに深みが出るので、子どもにも教えてあげましょう。

催涙雨

7月7日に降る雨のことを「催涙雨(さいるいう)」といいます。催涙雨については諸説ありますが、雨で再会が叶わなくなった織姫と彦星の涙だという説が一般的ですね。意味を知っていると雨の七夕がいっそう美しく感じられるでしょう。

カササギ

カササギは日本ではあまり馴染みのない鳥ですが、中国では縁起物として知られています。中国が舞台である七夕伝説では、カササギが活躍するエピソードがあります。

雨で天の川が見えず、会うことができずに悲しむ織姫と彦星に前にやって来たのがカササギです。カササギは翼を広げて群れとなり、織姫と彦星をつなぐ橋となったそうです。イメージするととても美しい光景ですね。

織姫と彦星の物語からわかる教訓

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七夕伝説は完全なハッピーエンドとはいえないかもしれませんね。厳しい側面のあるお話ですが、だからこそ胸に残るストーリーでもあります。

人には誰でも役割があり、楽しいからといって怠けてばかりではいけないこと、また遠くにいる人とたまに会える機会を大切にすることなど、物語を通して子どもにも教えてあげたいですね。

折り紙で織姫と彦星を制作しよう

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七夕の飾りには折り紙を使った制作がおすすめです。七夕の定番モチーフである星など、さまざまな折り方がありますよ。また、本物の笹が手に入らない場合には笹の葉を折り紙で作り、手作りの織姫や彦星と一緒に壁に貼って七夕らしさを楽しむこともできます。

こちらの記事では初めての七夕を迎える0歳児向けの制作も紹介していますよ。

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人間味溢れる七夕伝説から学ぼう

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七夕伝説の登場人物は、みんなそれぞれ人間らしさに溢れています。子どものときには、織姫と彦星のことをかわいそうだと感じた方が多かったかもしれません。親になって振り返ると、父である天帝の気持ちも少しわかるような気がしますよね。

リアルに感じられる点もある話だからこそ読み取れる、学ぶべき教訓がたくさんあります。親子でそれぞれ我が身を振り返って考える時間が持てると良いですね。七夕の物語を厳しくも温かい物語として語り継いでいきましょう。

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