したいけどできない…余裕のある子育てってどうすればいいの?

ママに余裕が必要、育児書ではそう言われるけれど、実際余裕をもって子育てができているママなんていません。三児のママである筆者も含め、みんなそれぞれ悩んでいます。笑顔になりたいなと思ったら、一度、日々に追われる理由、自分に何が足らないかを振り返ってみませんか。そこから糸口が見つかるかもしれません。

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目次

  1. 余裕の子育てができているママなんて、いないはず
  2. 欲しいのは、時間の余裕?
  3. 欲しいのは、お金の余裕?
  4. 欲しいのは、体力の余裕?
  5. 欲しいのは、心の余裕?
  6. できないものはやらない選択もアリ
  7. ママが元気でないと、全てうまくいきません!

余裕の子育てができているママなんて、いないはず

「余裕をもって毎日楽しく子育てしています♪」そんなこと言ってみたいと思うけれど、毎日いろいろなことに追われて余裕ゼロなママは多いのではないでしょうか。
雑誌を見ればキラキラな親子の写真。美辞麗句で「笑顔が大切」なんて言われても、実際できてる人なんているの!?卑屈になっちゃいますよね。

余裕というのは、自分にかける時間ができてこそ感じられるもの。子どものために頑張っているママたちに「余裕を持った子育てが必要」は酷な押し付けだと筆者は思います。
他人の姿は輝いて見えるものです。「私だけできていない」…いいえ、みんな髪振り乱して怒ったり泣いたり悩んでます。

憧れのニコニコママになるために、まずは、自分の余裕のなさが、どこから来るものか考えてみましょう。そこから、何か見えるものがあるはず…。

欲しいのは、時間の余裕?

急いでいるときに限ってモタモタ準備をする、早く食べてほしいのにずっと遊び食べ。寝てほしいのにテンションマックス。ああっもう!忙しいのに!間に合わないのに!やることあるのに!早くしてっ!
これって大体子どものいる家なら日に一度は行われる光景じゃないでしょうか。

勿論ママも経験上、子どもの行動は余裕が必要だとはわかっているはず。
駅まで徒歩15分なら子どもの足で30分かな…、余裕見て40分前に家を出よう。そう予定していても、玄関で「おしっこ~」。家を出てから「あのおもちゃがなきゃ嫌!」道端で「見てみて、虫!」…気が付いたら、15分の道のりに1時間、そんなこともあります。
時間に追われてばかりいると、いつもせかせかしてしまいますよね。

欲しいのは、お金の余裕?

子育ては本当にお金がかかります。将来的なことはもちろんだけど、目の前の些細なこと、外食や文具ひとつから、気が付けば何かと財布を緩めざるを得ないのがママのお財布。
贅沢をしようなんて思ってません。ただ、いつもギリギリのお財布だとちょっとキツイ…。

給料日前だけどあの支払いがまだできてない!今週は節約メニューだ!なんていう時に、通りすがりのおもちゃをねだられて暴れられると、「今度ね」なんて優しくなだめる余裕はありません。「ダメったらダメっ!」

細かい話になりますが、筆者は昔、ファストフードはお手軽だと思っていました。でも子ども3人の親になり、マックで2千円超えは当然。ファストフードは安いという感覚はとうになくなりました。外食ひとつでも慎重になってしまいます。
お金に余裕がないと心が荒みますよね。

欲しいのは、体力の余裕?

寝てない、動きっぱなし、抱っこしっぱなし、日々何かとストレスも多い。毎日疲れてます。加えて、子どもの成長と共に当然ですがママも歳を重ねます。昔より出産年齢が上がってきて、子育てを体力勝負で乗りきることも大変になってきました。兄弟がいるママは上の子の時と比べてしんどいと感じることもあるのではないでしょうか。

同じように遊んでも、子どもはお昼寝できる、でもママはその間にやらなきゃいけないことがある。回復する時間がないんです。用事を終えて、疲れたからコーヒーでも飲もうとやっと座った途端、「ママだっこ…」泣いて起きだした…。コーヒーが熱いまま飲める余裕がありません。
疲れていると笑顔になれませんよね。

欲しいのは、心の余裕?

やりたいことをやりたいと思ったときにできることが、どんなに自由か。そんな人として当たり前のことに制限がかかるのが子育て中というもの。これはパパにはなかなか理解してもらえない事であり、一番理解してもらいたい心の余裕というものです。

子どものいる生活で何かを成し遂げようとするのは本当に時間のかかること。
洗濯物を干してる最中にトイレに呼ばれ、世話をしていたら下の子が泣く。あやしに行くとさっき中断したままの食器の山をシンクに発見。そういえば書きかけの書類まだたった、アイロン半分かけたままだったっけ。その横で「ママ牛乳こぼしちゃった」!

…中途半端な用事だけがどんどん積み重なっていきます。

パパが気を使って「今日は俺がみておくから今からお茶でもしてきたら?」なんて言われても、心に余裕がないと、嬉しいどころか腹立つことも。「今は行きたくないんだよっ。行きたいと思ったときに自由に行かせてよ!」ってね。

できないものはやらない選択もアリ

子どものことはしっかりやらねばと思うから余裕がなくなってきます。助けてほしいと言う声をあげるだけで、もしかしたらその重圧から少し解放されるかもしれません。
できないものはできない、1人じゃ無理なら誰かにヘルプを、それでも無理なら現状を受け止めて、諦める。できないことを嘆くより、頑張った自分を褒めてください。
ママ本当にいつもお疲れ様です。


時間に追われていると思ったら、やることを大幅に減らしていいです。あれもこれもしないといけないわけじゃありません。歯磨きしないで学校に行っても、靴下の色が違ってもいいから、世話を減らして夫や子どもに任せるのもひとつです。

お金に余裕がないと思ったら、買わない選択を。必要と思うものも、ちょっとくらいなくても生きていけます。もしその余裕のなさが子どもにかけるお金なら、一度立ち止まって。子どもは親に何を望むか、お金より時間をかけてもらう方が嬉しいはず…。

体力が足らないと思ったら、無理のない体力作りを。それは頑張って運動をしろというのではなく、子どもと一緒に体を少し動かすことでもできることです。そして、ひとつ仕事を減らしてその分寝ましょう。睡眠が笑顔を作るはず。

そして、心の余裕は、1人で全部抱え込まないこと…。

ママが元気でないと、全てうまくいきません!

偉そうにこんなことを書いていますが、筆者も全ての余裕がなくて日々追われています。他のママが皆キラキラ輝いて見えて、子育ても仕事も自分のこともできているような気がして落ち込みます。でも、その相手も筆者を見て、キラキラに見えると言いました。
きっとみんな同じはず。

頑張りすぎて鬼の形相より、何もしないけど笑顔のママのほうが、絶対子どもは好きですよ。

その詰め込んだ予定の半分を消しちゃって、誰かとお喋りに行きましょう。たまには子育てじゃない会話で盛り上がって。
家にいると家事が気になるなら、朝から晩までお出かけして、家族でいっぱい笑いましょう。
溜まった仕事は、またそのうち。なんとかなります。

長いように見えて短い子育ての期間です。子どもとの生活は何もかもが濃すぎて、今、一時的にママの余裕はなくなっている状態です。でも、「あんなに手がかかると嘆いていたのに、スルっと離れて行っちゃったわ…」そんなことを思う日は、もしかしたらすぐなのかもしれません。

余裕がない、笑えてない、と気付いたら。キャパオーバーな自分を認め、全て投げ出す時間を作ってみる。
適当で案外うまくいくんです。深呼吸しましょう。