子どもの生命保険は必要?いつから入る?おすすめの種類や選び方を解説

子どもが生まれたら生命保険に入ったほうが良いのか、いつから入れば良いのか、入るならどのような保険が良いのか悩むママもいるのではないでしょうか。「生命保険」の範囲は意外に広く、子どもが加入できる保険の多くは生命保険に分類されます。ここでは、その種類や保障内容、選び方のポイントについて解説します。

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この記事の監修

田中 みゆき
ファイナンシャルプランナー
田中 みゆき

目次

  1. 子どもの生命保険の種類は?
  2. 子どもの生命保険は必要?
  3. 子どもの生命保険はいつから入る?
  4. どう選ぶ?子どもにおすすめの生命保険
  5. 子どもの保険は目的を持つと決めやすい
  6. ままのて限定!ライフスタイルを考える無料相談
  7. あわせて読みたい

子どもの生命保険の種類は?

生命保険は、名前のとおり人間の「生命」に関する保険です。病気やけが、万が一の死亡、逆に長生きしたときの老後の生活や介護など、人生におけるさまざまなリスクに対してプランが用意されています。具体的には、死亡保険や医療保険などが生命保険の中に含まれます。こうした大人向けの生命保険の中には、赤ちゃんや子どもでも加入できるプランがあります。

また、子どもに起こりうる多様なリスクに備える子ども向けの総合保険など、幅広い保障がセットになった保険もあります。子ども向けの保険の中には、生命保険としての機能だけでなく、他人への損害を保障する個人賠償責任保障が含まれるものがあります。

子どもが成長すると、生活費や習い事などにかかるお金も増えていきます。保険を選ぶとき、心配だからとさまざまな保険に入りすぎて家計を圧迫してしまうことは避けたいですよね。子どもが加入できる保険の種類や内容を知るのとあわせて、保険を活用してリスクに備えたいのか、貯蓄したいのか、といった優先順位を決めておくと選びやすくなりますよ。

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子どもの生命保険は必要?

そもそも子どもに生命保険は必要なのでしょうか。まずは、いわゆる生命保険としてイメージされることの多い死亡保障(死亡保険)についてみていきます。

死亡保障は、被保険者が死亡したときに受取人が給付金を受け取ることのできる保険です。この死亡保障は、基本的に子どもには必要ないといえるでしょう。なぜなら死亡保障は、本来被保険者が亡くなったときの経済的損失を補うためのものだからです。

万が一子どもが亡くなった場合、精神的な苦しみは計り知れません。しかし、子ども自身が収入を得ているわけではないので、経済面での損失は一般的には大きくないといえます。

生命保険には、死亡保険のほかに、学資保険や医療保険などがあります。子どもの場合は死亡への備えよりも、今後の教育資金や疾病リスクへの備えとして、別の生命保険を優先すると良いでしょう。

親の死亡保障は必要?

子どもには必要ない一方で、家庭の収入を担う親の万が一に対して死亡保障は大きな意味を持ちます。主に子どもが独り立ちするまでのあいだ、親自身が死亡保障に加入しておくことは、もしもの場合に備える方法のひとつです。子どもが2人、3人と複数いる場合には特に考えておきたい点です。

子どもの生命保険はいつから入る?

加入が早いほど保険料は安い

一般的に民間の保険は加入時の年齢が低いほど月々の保険料が安く設定されています。早めに加入することで、保険料が抑えやすくなるでしょう。

また、民間の保険会社が提供する学資保険については、子どもは3~7歳、親は50~60歳ほどの加入年齢制限があるものが多くなっています。学資保険は、時期をのがすと選べるプランが減ってしまうため、早めに検討することでより幅広いラインアップから選ぶことができます。

加入できる年齢は保険商品によって異なる

加入できる年齢は、保険の種類や保険会社によって異なります。たとえば、学資保険には出生140日前からなど、子どもが生まれる前に加入できるものも多くあります。一方、医療保険はどんなに早くても出生後からしか加入できません。さらに、医療保険の中でも、0歳から加入できるものもあれば、20歳以上でないと加入できないものもあります。

どう選ぶ?子どもにおすすめの生命保険

学資金の準備なら学資保険

子どもの保険として最初に思い浮かぶのが学資保険ではないでしょうか。子どもの教育費は、大学まですべて公立の場合約780万円、すべて私立の場合約2,200万円といわれます(※1、※2、※3)。

学資保険は、教育資金の貯蓄のための保険です。貯まった学資金は子どもの進学などのタイミングで受け取ることができ、将来に向けた教育資金を計画的に積立できるのが特長です。また、もしも親が亡くなってしまった場合には保険料の払込が免除されます。この場合も学資金は変わらず受け取ることができるので、親の万が一への備えとしても心強い保険です。

終身保険は学資保険の代わりになる?

基本的に子どもに死亡保障は必要ありませんが、「低解約返戻金型終身保険」というタイプの終身保険に加入して、解約金を子どもの教育資金や結婚資金などにする活用する人もいます。

低解約返戻金型終身保険は、保険料の払込期間の途中で解約した場合に戻ってくるお金(解約返戻金)を抑えた保険です。一方、払込期間を過ぎた後に解約することで、支払った保険料を上回る解約返戻金を受け取ることができます。さらに、その後も契約を据え置くことで返戻率が上がっていきます。いつ解約するかは契約者自身が決めることができ、解約時期の自由度が高いのも特長のひとつです。

学資保険の代わりとして低解約返戻金型終身保険に加入する場合、子どもの大学進学に備えた18年ほどの短期間であれば、返戻率は学資保険のほうが高くなる傾向にあります。一方、さらに長期的な据え置きを考えるのであれば、低解約返戻金型終身保険のほうが、返戻率が高くなることもあります。

ただし、この2つの保険は、途中解約すると解約返戻金が支払った保険料を下回ってしまうことがほとんどです。いずれも長期的な契約を前提にした保険である点には注意しましょう。

低解約返戻金型終身保険と学資保険

2つの保険は、貯蓄の目的や加入期間によってどちらがより適しているかが別れます。検討する場合には、できれば保険代理店への相談や保険会社の見積(シミュレーション)により、プランや返戻率を具体的に比較したい保険です。

疾病リスクに備えるなら医療保険

病気やけがをしたときの入院や手術に備えるのが医療保険です。子どもの医療費の大部分は医療費助成制度などの公的な助成でまかなえるため、優先順位は高くはないかもしれません。しかし、医療保険へ加入するためには、基本的に健康であることが条件となります。将来病気をわずらってしまい、医療保険への加入が難しくなってしまうリスクに備えることにもなるので、早めに加入しておいても良いですね。

民間の保険会社の提供する医療保険には、0歳の赤ちゃんでも加入できるものがあります。シンプルな保障での契約であれば、月々の保険料は1,000円以下に抑えることも可能ですよ。

リーズナブルさ重視なら共済

共済は協同組合が運営する制度で、国民共済や県民共済などの種類があります。保障の仕組みは民間の保険会社とほとんど変わらない一方、営利を目的としていないため、手頃な掛け金(保険料)で保障を受けられるのが特長です。

共済には月々1,000円ほどで加入できる子ども向けのプランが用意されており、子どものための保険として人気があります。また、掛け捨てではあるものの、決算で余剰金があった場合には割戻金として戻ってくるお金があるため、実質の負担額はさらに手頃になることもあります。

共済の子ども向けプランには、手頃な保険料でさまざまなリスクに対応できるものが多く、子どもの病気やけが、障害や死亡、親の万が一、他人への損害などの要因に対して保障を受けることができます。そのほか、保険による保障だけでなく、ランドセルの特別販売会などのサービスが受けられる共済もあり、人気の理由のひとつとなっています。

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保障の広さなら総合保険

幼稚園や保育園、小学校のPTAなどで紹介されることが多いのが、子ども向けの総合保険です。民間の保険会社が提供するもので、園児総合保険、こども総合保険などの名称がついています。保険料の目安は月々数百円から2,000円ほどです。

子ども向けの総合保険の特徴は保障内容の広さです。子どもの病気やけが、親の万が一、他人への損害など多様なリスクへの保障がセットになっています。食中毒や熱中症、自転車事故による他人へのけがなど子どもの生活で起こりうるリスクに備えることができますよ。ただし、商品によっては病気が対象にならない場合があるなど、保障範囲には違いがあります。

子ども向けの総合保険は、他人への損害を保障する個人賠償責任保障が手厚い傾向にあります。ただし、これは親が火災保険や自動車保険などに加入していればカバーできる内容です。保障範囲が広い分、ほかの保険と内容が重複する可能性が高い点には注意しましょう。

子どもの保険は目的を持つと決めやすい

ひと言で子どもの生命保険といってもその種類はさまざまです。将来に向けた貯蓄か、リスクに対する保障か、といった目的をはっきりさせておくと選びやすいでしょう。また、学資保険や終身保険など、途中で解約すると損をしてしまうものもあるので、長期的に保険料を払い続けられるかという点も考慮して検討できると良いですね。

そうはいってもどう選べば良いかわからない場合や、具体的にどの商品がお得なのか比較したい場合は、保険代理店に相談してみても良いでしょう。保険のプロが個別の状況を踏まえて相談に乗ってくれますよ。

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※この記事の情報は、2018年6月時点の情報をもとに記載されています。