更新日:2017年01月05日

愛情不足が原因??ぬいぐるみやタオルが手放せない「ブランケット症候群」とは?

「ブランケット症候群」という言葉を耳にしたことはありますか?特定のタオルやぬいぐるみをいつも持っていないと落ち着かなかったり寝られなかったり…。このような状態を「ブランケット症候群」と呼ぶのですが、これってもしかして愛情不足が原因なの?と思ってしまいませんか?「ブランケット症候群」の原因や対処法についてまとめました。

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ブランケット症候群とは?

「ブランケット症候群」とは心理学用語では「安心毛布」と呼ばれています。またスヌーピーの登場人物である青色のタオルをいつも引きずって歩いている「ライナス君」にちなんで「ライナス毛布」と呼ばれることもあります。

幼い子どもがお気に入りのタオルケットやぬいぐるみなど、ある特定のものに執着して毎日肌身離さず握りしめていたり眠るときに抱いて寝たりすることで安心感を得ている状態を「ブランケット症候群」と呼びます。執着するものはその子によってタオルケットやぬいぐるみ、枕や特定のおもちゃなど変わってきます。

ブランケット症候群の原因は?

ブランケット症候群の原因は多くの場合、子どもが何かに不安を感じ心理的・環境的なストレスを感じている場合に起こるそうです。例えば両親がそばにいない不安や、慣れ親しんだ場所以外で家族以外の人と関わっている状況での不安などにストレスを感じている場合です。

それらの不安やストレスから解放されたいという強い思いから、執着のあるタオルケットやぬいぐるみなど、特定のものに常に触っていたり匂いを嗅いだりして安心を得ているのだといいます。

洗濯するのもイヤがるほど執着する

ママとしてはいつも子どもが肌身離さず持っているブランケットやぬいぐるみをたまには洗濯したいと思いますよね。クタクタになって少しニオイもし始めますから当然です。しかし「ブランケット症候群」の子どもは洗濯されてしまうのをとても嫌がります。

洗濯してしまえば安心材料であるそのものの匂いが薄れてしまったり手触りが変わってしまったりするからです。子どもにとってたとえ臭っても汚くても「そのまま」がいいのです。「汚くなったから新しいのに変えよう」「洗濯したいんだけど」は通用しないのです。

ブランケット症候群はやめさせた方がいいの?

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成長の過程でおさまっていく

そんな「ブランケット症候群」。そろそろ卒業してもらいたいと思っているママも少なくないでしょう。無理やりにでもやめさせていいもの?と思いますよね。しかし心配しないでください。成長の過程で特定のもにへの執着は次第に薄れていくと言われています。

また子どもが特定のものから安心感を得て不安やストレスを解消している唯一の手段ですので無理にやめさせる必要もないとのこと。ずっとしゃぶってて歯並びが悪くなるなど、何かしら生活に支障が出る場合以外はそっと見守っていて大丈夫だということです。

子どもの気持ちを知るきっかけに

子どもによってはいつも執着しているものを持ち歩いているわけではありません。不安やストレスを感じたときや眠いとき、また甘えたいときだけ「ブランケット症候群」の症状が出る子がいます。ですから特定のものを子どもが触り始めたら「甘えたいのかな?眠いのかな?不安なのかな?」と子どもの気持ちに気づいて接してあげましょう。

子どもの不安やストレスを瞬時に察知することはとても大切なことですがなかなか思うようにうまくいきません。ですからその気持ちを知るきっかけとなる「ブランケット症候群」は無理にやめさせることはなく、むしろ気持ちを知ることができる方法であると認識し、付き合っていくのがいいのかもしれません。ママが気持ちに気づいてくれて対応してくれることで、子どももものへの執着が落ち着いていくかもしれませんね。

自立していく過程で誰もが経験すること

「ブランケット症候群」とは子どもが成長し自立していく過程でよくみられる症状のひとつです。執着するものがブランケットやぬいぐるみ、また枕やおもちゃなど違いはありますが誰もが通る道と考えて良さそうですね。

ママと離れ集団生活が始まったり新たな環境に置かれたり…子どもが感じる不安は親が想像する以上に大きいのかもしれません。子どもが特定のものに執着することは決して悪いことではありません。ましてや精神的な疾患でもなくごく普通のことで、自立していく過程で誰もが経験することなのです。

あたたかく見守って

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いかがでしたか?「ブランケット症候群」は子どもが感じる不安やストレスから解放されたいために起こることが多いようです。決して愛情不足が原因なのではありません。

大人も「これがあるとなんか落ち着く!」といったものがありますよね。それと一緒で癒されるものが子どもにも存在するのです。子どもなりに必死に不安を和らげようとしています。自立に向けてひたむきに成長し続ける子どもをどうかあたたかい目で見守ってあげましょう。いつかそのブランケットやぬいぐるみが大切な思い出となる日がきますよ。

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megumegutone

小学3年生の男の子と小学1年生の女の子を育児中です。2人と…

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