2歳のイヤイヤ期の8つの対応法!子どもの癇癪・わがままでイライラしたときの先輩ママの対処法は?

2歳になるとイヤイヤ期を迎える子どもが多く、癇癪やわがままにどう対応すれば良いのか、いつまで続くのかと悩む方が多いことでしょう。ここでは、イヤイヤ期の子どもに見られる行動や、ママやパパがイライラしたときの対処法、イヤイヤ期の期間など、イヤイヤ期に関する情報を紹介します。先輩ママの体験談もあわせてご覧ください。

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この記事の監修

河井 恵美
助産師・保育士
河井 恵美

目次

  1. 2歳児のイヤイヤは成長の一環
  2. 2歳児のイヤイヤ期はいつまで続くの?
  3. みんなの2歳のイヤイヤ期エピソード
  4. 2歳の子どものイヤイヤへの8つの対応法
  5. 2歳児にママやパパがイライラするときの対処法
  6. 2歳のイヤイヤ期がない子どももいるの?
  7. 2歳のイヤイヤ期は成長のための通過点
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2歳児のイヤイヤは成長の一環

2歳頃になると、自己主張が激しくなる、「イヤ」を連発する、何でも自分でしたがるなど、いわゆる「イヤイヤ期」を迎える子どもが多くいます。イヤイヤ期は子どもにとっては自我が芽生えてきた証です。対応に戸惑ってしまうママやパパが多いかもしれませんが、成長の一環だと理解しましょう。

言葉での表現が増える

2~3歳頃は言葉が増える時期です。言葉が話せるようになると、自分の嫌なことやして欲しいことなどを言葉で表現できるようになります。しかし、まだ言葉で自分の気持ちを表現するのは難しいため、感情が爆発する場面も見られます。イヤイヤ期に差し掛かると、「イヤ」という言葉を連発することもあるでしょう。

自立心が強くなる

2歳頃の子どもは「自分は赤ちゃんではない」という気持ちとともに、自立心が強くなります。ママやパパにいわれて行動することを「押しつけられた」と感じ、拒否することもあります。たとえば、手をつなぐのを嫌がる、ママが選んだ服を拒否するなどです。

やや反抗的な面があるかもしれませんが、一時的なものが多く、年齢とともに収まるものと考えられています。

自分でやりたい気持ちが高まる

イヤイヤ期の子どもは自立心の芽生えにあわせて、何でも自分でやりたい、という意欲がでてきます。少し時間がかかるかもしれませんが、身の回りのことやお手伝いなど、いろいろなことに挑戦させるには良い時期です。

イヤイヤしながら感情のコントロールを学ぶ

イヤイヤ期は、感情をコントロールすることを覚えるとても大切な時期です。癇癪を起こしたりわがままをいったりする中で、次第に「自分の感情を周囲にぶつけるだけでは、全ての欲求を受け入れてもらえない」「我慢が必要なときもある」ということを学習します。

イヤイヤを通して相手との関わり方を身につける

イヤイヤ期を迎えた子どもは自己主張が強くなるため、周囲との摩擦が大きくなることがあります。いままで笑顔で接してくれたママが、突然恐い顔をするようになるなど、自分の行動で相手がどう反応するか、次第に理解できるようになるでしょう。

相手の対応によっては子どもが傷つくこともあるかもしれません。しかし、「自分と相手とは違う」ことを学ぶ良いきっかけにもなります。相手との折り合いをつけながら接するための練習期間ともいえるでしょう。

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2歳児のイヤイヤ期はいつまで続くの?

イヤイヤ期はいつまで続くのか、気になるママも多いですよね。イヤイヤ期のピークは2歳頃で、3~4歳を過ぎると自然に落ち着くことが多いようです。イヤイヤ期が長引いても、ママやパパが上手くつき合ってあげることで自己肯定感につながるため、あまり心配はいりません。

みんなの2歳のイヤイヤ期エピソード

イヤイヤ期の子どもにみられる行動について具体例を紹介します。

癇癪を起こす

2歳頃の子どもは、「自分でやりたい」という気持ちが強まるものの、身体の成長が追いつかないために、思うようにものごとが進みません。また、自分の気持ちを言葉で表現することが難しいため、感情が爆発して癇癪を起こすことが多く見られます。

【体験談】お兄ちゃんにおもちゃを投げつけます

2歳の息子がお兄ちゃんと遊んでいて、お兄ちゃんが大切にしているおもちゃを貸してもらえないときに、癇癪を起こしておもちゃをお兄ちゃんに投げつけることがあります。けがをすると危ないので叱りますが、上手く言葉で表現できないために、手が出たりものを投げたりという行動に出てしまうようです。

わがままを通そうとする

イヤイヤ期には、ママやパパのいうことを聞かず、わがままを通そうとする行動が見られます。ママやパパには子どもが反抗しているように感じるかもしれませんが、心が成長して自己主張ができるようになった証ともいえます。

子どものやりたいことに「ダメ」とばかり言っていると、かえって反抗する気持ちが強まったり、自分に自信が持てなくなったりすることがあります。危険をともなわないことであれば親の気持ちを押しつけず、やりたいようにさせるのも良いでしょう。

【体験談】突っ伏しておいおい泣きます

我が家ではジュースは休日のおやつの時間のみと決めているのですが、2歳児の息子が保育園から帰った平日の夜にジュースを飲みたがることがあります。

「晩ごはんの前だから、今度のお休みの日にね」と声をかけますが、納得がいかないようです。何度も「ジュース飲みたい」と言い続けたあと、自分の願いがかなわないとわかると、床に突っ伏しておいおい泣きます。

ジュースの話題だけで15分はかかるので急いでいるときには疲れますが、おいおい泣く姿がかわいくもあり、ついつい笑ってしまいます。

何でも自分でやりたがる

2歳頃は身体が思い通りに動かせるようになり、好奇心が強まる時期です。食事や身支度など、自分で何でもやりたいと主張することが増えるでしょう。しかし、自分で上手くできないと泣き出す場面も見られます。

ママは、イライラしてしまうことが多くなるかもしれません。しかし、自分でやりたいという子どもの意思を尊重し、時間がかかっても子どもの思うようにやらせてあげることが大切です。上手くできなくても、しっかりとほめてあげましょう。

【体験談】靴を自分で履くまでじっと我慢

うちの子どもは2歳頃から自分でやりたい気持ちが強くなり、でかけるときに靴下と靴を自分で履くようになりました。少しでも手伝おうとすると「じぶん!」と怒鳴られるので、子どもが靴を履き終わるまでじっと我慢です。

時間がないときには「ママがお手伝いしてもよいかな」と一声かけるようにしています。靴を履くだけで5分くらいかかるので内心イライラしていますが、今自分でやりたいという気持ちを大切にしてあげることが、将来自分で自分のことをするための第一歩と思い我慢しています。

ご飯を食べない

イヤイヤ期の真っただ中にあると、自分の好きなものしか食べようとせず、ご飯を残す子どもがいます。また、ダラダラ食べることも多いため、テーブルが片づかずにイライラするママが多いのではないでしょうか。2歳頃は食べムラがある時期なので、食事が進まないようであれば適当なタイミングで切り上げると良いですよ。

【体験談】緑の野菜は絶対に食べない!

息子はもともと食べ物の好き嫌いがはっきりしていましたが、2歳頃から嫌いなものは絶対に食べないようになりました。特に緑の野菜は完全に拒否していて、どんなに小さく切っても見つけ出して、ポイっとお皿の外に投げます。お行儀が悪いので注意はするものの、あまりにも徹底しているので親も苦笑いです。

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夜泣きがひどくなる

子どものなかには、イヤイヤ期を迎えたとたんに夜泣きがひどくなったというケースが見られます。夜泣きの原因には、さまざまなものがあります。自分のしたいことができずに不満がたまっている、ママやパパに強く叱られたことが印象に残ってしまったなど、イヤイヤ期と関連していることが少なくありません。

夜泣きが続くようであれば、日中に子どもと多くスキンシップをとるなど、子どもの気持ちをリラックスさせるように対策してみましょう。あまりに長く続き、子どもの睡眠が阻害されている場合は、小児科に相談してみてください。

【体験談】夜泣きで日中のできごとを絶叫

あるとき家族でケーキを食べたのですが、娘が「もうひとつ食べたい」といって聞かないことがありました。ほかのおもちゃで遊ぶなど、上手く気をそらして交わしたつもりでしたが、その日の晩「ケーキが食べたいよー!おかあさーん」と絶叫していました。かわいそうでしたが、ちょっと笑ってしまいました。

2歳の子どものイヤイヤへの8つの対応法

子どものイヤイヤ期はどのように対応すれば良いでしょうか。

1.子どもの気持ちを受け入れる

イヤイヤ期の子どもは自分が感じているイライラを言葉にできず、感情をコントロールできないケースがあります。まずは子どもの気持ちに寄り添って共感してあげることが大事です。「〇〇が嫌だったんだね」と言葉にしてあげましょう。

子どもの気持ちはしっかり受け止めて、やりたいようにさせることも大事です。どうしてもできない場合は、「○○するのがいやなんだね、わかったよ。でもね…」と、しっかり本人の目を見て伝えるようにしましょう。その場ではすべてを理解できなくても、ママが話を聞いてくれた、ということは伝わるでしょう。

2.気持ちが落ち着くまで待ってあげる

癇癪などを起こして子どもの感情が激しく高ぶってしまったときは、話をしても聞こえていないことがあります。子どもの気持ちが落ち着くまでしばらく待ってあげるのも良いでしょう。思い切り泣くことでスッキリする場合があります。

3.選択肢を示して自分で選ばせる

イヤイヤ期の子どもは何でも自分でやりたいという気持ちが強く、食事や今日着る服など、ママが用意したものを「イヤ」と拒否することがあります。ママはいつも通りお世話をしているつもりでも、子どもにとっては自分に押しつけられていると感じてしまうことがあるためです。

子どもの気持ちを尊重しながらスムーズに生活を進めるためには、着る服やおでかけする場所など、できる範囲で選択肢を示し、子どもに選ばせるのもおすすめですよ。

4.本人が納得するまでやらせてみる

子どもが「イヤ」といって聞かないときは、一度イヤイヤを受け入れてしばらく見守ってあげるのもひとつの方法です。ご飯を食べるのが嫌だという主張をするのであれば、無理やり食べさせるのではなく、「お腹が空いたらいってね」と声をかけて主張を受け入れてみましょう。冷静になった子どもがすんなりと食べ始める場合があります。

イヤイヤにつき合うのもコミュニケーションです。時間に余裕がある場合は、ママやパパも子どもの気持ちに寄り添って接してあげましょう。

子どものしたいようにさせてあげる

息子は1歳後半からイヤイヤ期が始まりました。癇癪も激しいため、一度イヤイヤが始まるとおさまりが効かないことも多々ありました。「押してもダメなら引いてみよう」の気持ちで、よほど危険なことがない限りは、本人の好きなようにさせてあげました。あまり厳しくいわないようにしてから、私も気持ちが楽になり、イヤイヤ期も終わっていきましたね。

5.ほかのことに興味をそらす

感情がコントロールできず泣き叫んでいる、暴力的になっているという場合は、ほかのことに興味をそらすのも良い方法です。

外に連れ出す、子どものお気に入りのおもちゃを目の前に差し出すなどして、子どもの気持ちが落ち着くようにしましょう。さっきまで激しく泣いていたことを案外すんなりと忘れてしまうことも珍しくありません。

6.理由をしっかり話す

子どもの要求に対し、ただ「ダメ」と否定するばかりでは、なぜダメだったのかがわかりません。子どもは自分自身が否定されたのではないかと、余計にストレスに感じてしまうことがあります。また、自己主張が悪いことであると受け止めてしまいかねません。

どうしても子どものやりたいようにできないときは、「なぜ○○はダメなのか」を説明することが大切です。すべてを理解できなくても、ママやパパが「ダメ」と言うのには理由があるということが伝わりますよ。

7.ママやパパが余裕を持って行動する

2歳頃の子どもは、どのようなことにも気が済むまで自分でやりたい時期です。時間に余裕がないと、ママやパパが子どもの気持ちに反して行動せざるを得ず、ストレスをためてしまうこともあるでしょう。おでかけなどのスケジュールを立てるときは、時間を多めに見積もって予定を組むと安心です。

8.危険を伴うことには毅然とした態度をとる

危険な行動が見られたら、真剣な表情とはっきりとした言葉で止めさせるようにしましょう。あいまいな態度で注意すると危険性が伝わりません。そのときは、だめなこととわかっても、この年齢の子どもは危ないことは繰り返し注意しなければ理解はできません。ただし、ママの気持ちがエスカレートして怒りすぎたり手を出したりすることがないように、冷静さを保ちましょう。

いつもと違うママの様子に、子どもが怯えることがあるかもしれません。注意した後はしっかりと抱きしめるなどをしてフォローしましょう。

2歳児にママやパパがイライラするときの対処法

イヤイヤ期を迎えると、ママやパパもついイライラしてしまうことがありますよね。子どものイヤイヤ期におけるママやパパの対処法について見ていきましょう。

子どもから少し離れる

イヤイヤ期の子どもと接していると、ママやパパの感情もヒートアップしてしまうことがあります。感情に任せて叱ってしまい、後で「ひどいことをいってしまった」と後悔したことがある方も多いのではないでしょうか。

ついイライラしてしまう気持ちもわかります。しかし、ママやパパが頭ごなしに怒ってしまうと、子どもはますます感情の抑えが効かなくなり、火に油を注ぐことになりかねません。いったん冷静になるためにもその場から離れ、深呼吸をして気持ちを落ち着かせましょう。

数を数えるのもいいですよ。例えば、「100、99、98、97…」と10個くらいです。ちょっと考えなから数える数字がいいですね。「10、9、8…」だと「0」で爆発をイメージしてしまうためおすすめしません。

万が一、感情的になってしまった場合は、きちんと子どもにあやまりましょう。子どもでも一人の人として大切に接する必要があります。

【体験談】イライラが募ったらスマホを持ってトイレへ!

イヤイヤ期の息子と接するときには、なるべく気持ちの余裕を持って…と頭ではわかっていても、イライラが爆発しそうになることがあります。そんなときには息子の好きなテレビをつけて、私はスマホを持ってトイレへ。2~3分SNSなどを見て気分転換をするだけで、少し冷静になれますよ。

自分の時間を作るようにする

イヤイヤ期の子どもと一日中接していると、ものごとが思うように進まずイライラしてしまう方も多いことでしょう。イヤイヤ期の対処法としては、ストレスをため込まないように、ママが心に余裕を持つことが重要です。子育ての合間に息抜きをしたり、自分の好きなことでリフレッシュをしたりして、自分の時間を積極的に作るようにしましょう。

【体験談】子どもの隣で読書

我が子は、2歳になりイヤイヤが激しくなる一方で、ひとり遊びができるようになってきました。私が近くにいないと癇癪を起こすものの、時間帯によっては私が一緒に遊ばなくてもよいようです。

そこで、遊んでいる子どもの隣に座って読書をすることに。出産以来、自分の読書からはすっかり縁遠くなっていましたが、1日15分ほど好きな本を読めるようになり、私もリラックスできています。

SNSやママ友との会話を上手に活用する

イヤイヤ期に悩んでいるのは自分ひとりだけではありません。SNSやママ友との会話を活用しながら、イヤイヤ期の悩みや対処法などを相談するのも良いでしょう。ほかにも同じ悩みをもつ人がいるとわかることで、安心感が得られますよ。

SNSで「#2015oct_baby」「#イヤイヤ期」などのハッシュタグを使うと、ほかのママの体験談が共有できますよ。

【体験談】LINEでママ友と愚痴り合い

イヤイヤがひどい2歳児のころは、保育園のママ友と毎日のようにLINEグループで愚痴り合いをしていました。同じ学年の子ども同士だったので共感し合えるだけでなく、困ったときの対処法を教えてもらえることもあり、とても助けられました。

お互い子どもの性格を知っているので、周囲から見た子どもの良い部分をママ友から教えてもらえることもあります。我が子の良い面に気づかされたときはとても嬉しかったです。

2歳のイヤイヤ期がない子どももいるの?

イヤイヤ期に悩むママやパパが多い一方で、子どもが特にイヤイヤすることがなく不安に感じるケースもあるようです。子どもの発達や性格はそれぞれ違うため、2歳になってイヤイヤ期が来なくても不思議ではありません。なかにはママやパパが無意識のうちに上手く対応している場合もありますよ。

2歳のイヤイヤ期は成長のための通過点

イヤイヤ期は、子どもが赤ちゃんのように扱われることを嫌がる一方で、まだまだ周囲の大人に頼らねばやっていけない、という矛盾を抱えた時期です。ママやパパは対応に悩むことがあるかもしれません。しかし、多くの子どもが通る通過点です。イヤイヤ期を乗り越えることで子どもは大きく成長すると認識し、温かく見守ってあげましょう。

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