【助産師監修】イヤイヤ期はいつから?第一次反抗期の8つの対応とやってはいけない接し方
2歳頃から始まる第一次反抗期はイヤイヤ期と呼ばれます。イヤイヤ期は自立心の芽生えによるもので、成長の証といえます。しかし、何でも自分でやりたがり「イヤイヤ」を連発するなどから、育児ノイローゼ気味になるママも多いでしょう。ここでは、イヤイヤ期の期間や対処法、乗り越え方について、先輩ママの体験談を交えながら説明します。
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目次
イヤイヤ期とは?第一次反抗期はなぜあるの?
2~3歳頃は、これまで受け身だった赤ちゃんが自我を持ち、自分の意見を周りの人に伝える幼児へと成長する時期です。何でも自分でやろうとするのと同時に、自己主張が強くなり「イヤイヤ」を連発することがあるでしょう。2歳頃の子どもが激しい自己主張をする時期は、一般的にイヤイヤ期と呼ばれています。また、この時期を第一次反抗期と呼ぶことがあります。
子どもは成長の過程で「イヤ」という言葉を覚えます。「イヤ」という言葉を使うことで、ママやパパに言われたことに従うかどうかを自分で選べる自由があることを知るのです。自分の気持ちを主張できることは、子どもにとって大きな喜びなのかもしれませんね。
そのため、自分の要求が受け入れられないときに「イヤ」を連発するだけではなく、面白がって「イヤ」と言ってみたり、自分の好きなおやつでも「イヤ」と拒否したりすることもあるでしょう。また、何でも自分でやりたい時期のため、ママやパパから口出しされると反抗的な態度を示すことがあります。
イヤイヤ期の子どもは、なんでも「イヤ」と反抗しているように見えますが、親に対してはむかおうという気持ちがあるわけではありません。自我が芽生え、自分でやりたい、自分で決めたいという欲求の表れと考えられています。
イヤイヤ期はいつからいつまで?
イヤイヤ期の真っただ中にある子どもは「魔の2歳児」と表現されるほど、多くのママやパパが対応に手を焼いています。では、イヤイヤ期はいつから始まり、いつまで続くのでしょうか。順にみていきましょう。
1歳半~2歳頃から始まるのが一般的
個人差はありますが、1歳半頃~2歳頃にイヤイヤ期がスタートする子どもが多いようです。
1歳半からイヤイヤが始まり、2歳にはなんでもイヤ。2歳半になった今では、おでかけが大変になるほどのイヤイヤで手を焼いています。お友達におもちゃを貸すことができなかったり、ブランコの順番が守れなかったりするだけでなく、夜泣きのときにもイヤイヤがあり大変です。今は、時間が解決するのをひたすら待っています。
息子はわりとなんでも食べる子でしたが、2歳過ぎから急に食事の好みが出てきて「あれも嫌」「これも嫌」とご飯を食べなくなりました。無理に食べさせようとすると大泣きしたり、スプーンや茶わんを放り投げたり、やりたい放題でした。保育園では残さず給食を食べていたようなので、家だけのイヤイヤだったようです。決まったものばかり食べたがるので、毎日同じようなメニューになっていました。
保育園登園と出勤準備でバタバタする朝は、イヤイヤと戦った挙句、仕方なくお菓子ですませたこともありました。
3歳頃に落ち着く子どもが多い
3歳頃になると、言葉で自分の気持ちを伝えられるようになり、パパやママの話も理解しやすくなるため、イヤイヤ期が落ち着くといわれています。
2歳過ぎに始まったイヤイヤ期は3歳前に落ち着きました。会話で意思疎通がスムーズにできるようになってきたせいか、気づいたら常にイヤイヤしているようなことはなくなっていました。
4歳頃まで続くケースも
イヤイヤ期は一般的に2~3歳頃といわれていますが、なかには4歳頃まで続くケースもあります。イヤイヤ期が長引く理由として、きょうだいが生まれたり、保育園や幼稚園に通うようになったりするなど、環境の変化が影響していることもあります。子どもの様子を見ながら、対応するようにしましょう。
イヤイヤ期は3歳で落ち着いたかのように見えたのですが、弟が生まれた3歳半ごろに再びイヤイヤ期に突入しました。赤ちゃん返りに加えて、何でも自分でやりたがる、思い通りにならないと泣きわめく、などこちらもどうすれば良いかわからないことが多々ありました。
下の子のお世話もあり、つい感情的に叱ってしまったり、そのあとで「なぜあんなにひどいことを言ってしまったんだろう」と落ち込んだりと、母親である私もややノイローゼのようになっていました。3歳半で幼稚園に通い始め、園生活になじんだ3歳8ヶ月頃には自然にイヤイヤ期を卒業していました。
イヤイヤ期の8つの対応
子どもの「イヤイヤ」に最初は戸惑ってしまうパパやママも多いでしょう。イヤイヤ期は多くの子どもにみられるもので、心が順調に成長・発達している証です。
しかし、なかにはイヤイヤ期の子どもの対応にストレスを感じ、ノイローゼ気味になるママやパパも少なくありません。イヤイヤ期の子どもとうまく付き合うには、次の方法を意識して子どもに対応してみましょう。
1.本人の気持ちを受け入れる
イヤイヤ期の子どもはどんなことにもも「イヤ」を連発するため、パパやママもどう対応すれば良いかわからなくなりますよね。大事なのは、子どもの「イヤ」を頭ごなしに否定するのではなく、「そうだね」と共感する姿勢を示すことです。
そのあとで「でもね…」と理由を伝えるようにしましょう。子どもには細かい内容は伝わらなくても、自分の話をちゃんと聞いてくれている、ということは理解できるでしょう。
また、子どもは自分の気持ちをうまく表現できずにイライラすることがあります。「〇〇したかったんだよね」と本人の気持ちを代弁してあげることで、気持ちが落ち着くことがありますよ。
2歳を過ぎたあたりからイヤイヤ期が始まりました。自分の心に余裕があるときは「そうか、嫌なんだね。」となるべくすべてを受け止めるよう心がけています。
2.選択肢を示し自分で選ばせる
イヤイヤ期の子どもは自己主張が強いため、ママやパパに言われて行動することを「押し付けられた」と感じ、拒否してしまうことがあります。そのため、何でも自分でしたい子どもには、選択肢を与えて選ばせてみると良いでしょう。
どの服を着たいか、何を食べたいか、何で遊ぶか、など、それぞれ複数の選択肢を出して子どもに選ばせみてはいかがでしょうか。
着る物へのこだわりが強くなり、自分の着たい服がそのときどきで決まっているようです。お目当ての洋服が洗濯中のときには泣いて抗議をされるので、そのときには「このかっこいいシマシマの服と、〇〇先生(保育園の先生の名前)がかっこいいって言っていた青い服、どっちが良い?」といったように、代替案を示し自分で選ばせています。着て欲しい服のかっこいい部分を強調してアピールすると、意外とすんなり受け入れてくれる気がします。
3.可能なことはとことんやらせてみる
イヤイヤ期の子どもは、自分がやりたいことを止められると強く反抗するものです。ママやパパが無理にやめさせたり、手を出したりすると、かんしゃくを起こし余計に泣きわめいてしまうこともあるでしょう。
もっと公園で遊びたい、自分で着替えたい、などの主張が見られたら、自分が納得するまでとことんやらせてみるのも良い方法です。ママやパパにとっては「汚れてしまう」「時間に遅れてしまう」などの心配がありますが、危険をともなわない限り、子どもの成長にとって大事なステップととらえて、温かく見守りましょう。
2歳4ヶ月の子どもは、現在イヤイヤ期真っただ中です。とにかく自分でなんでもやりたがります。靴下を履く、服を選ぶ、エレベーターのボタンを押す、鍵をあけるなど、日常のありとあらゆるアクションを自分でやりたいと主張します。可能な限り、やりたいようにさせています。
4.気持ちが落ち着くまで待ってあげる
かんしゃくを起こしているときは、自分でも泣き止むきっかけを見つけられないことがあります。ひどい泣き方をしているときは、気持ちが落ち着くまでそっとしておくのも良いでしょう。とはいえ、放置したり、無視したりするのではなく、温かく見守ってあげることが大事です。子どもが抱っこを求めて来たら、応じてあげてくださいね。
子どものかんしゃくが酷いときは、とりあえずそっとしておくようにしています。すると、少し落ち着いたら自分からママに寄って来るので、一緒に子どもの好きなことをして遊ぶと、気分を立て直すことができるようです。
5.やるべきことの理由をしっかりと話す
子どもはママやパパから頭ごなしに否定されると、かえって強いストレスを感じます。自己主張はいけないことと受け止めてしまいかねません。そのため、「なぜ○○をすべきか」あるいは「○○をしてはいけないのか」をわかりやすく説明することが大事です。
相手は小さい子どもなので、すべて理解するのは難しいかもしれませんが、真摯に向き合う姿勢を見せることが大事です。そうしているうちに、自分の要望がなぜ受け入れられないのか、理解できるときが来るでしょう。
6.ほかのことに興味をそらす
シチュエーションによっては、子どもの「イヤイヤ」に付き合えないときもありますよね。もし「イヤイヤ」が始まったら、ほかのことに興味をそらすのも良いでしょう。
子どものなかには、強いこだわりがないのに「イヤイヤ」と反応していることも多くあります。ほかに面白そうなことを見つけると、案外スムーズに興味が移ることがありますよ。
イヤイヤの時期には、歯磨きのたびに大泣きで拒絶。虫歯ができてしまうことは子どものためにならないと思い、心を鬼にして毎回身体を抑えつけて歯磨きをしていました。そんなときに友人から聞いたのが、子どもの好きな歌を「あ」だけで歌わせるという方法です。お気に入りの歌を歌詞をつけずに「あ」だけで口ずさむというのが新鮮のようで、歯磨きをしているあいだにご機嫌でうたってくれるようになりました。ただし一曲で飽きるので、スピード勝負です。
7.親が余裕を持って行動する
イヤイヤ期の子どもがいると、なかなか思うように物事が進みません。何をするのも嫌がったり、あるいは着替えや片付けなど、なんでも子どもが自分でやりたがったりするので、余計に時間がかかってしまいます。ここで口出しするとかえって強く反抗することもありますよね。できる限り子どもに付き合ってあげるためには、時間に余裕を持って行動するようにしましょう。
極力子どものやりたいという気持ちは尊重したいので、時間に余裕を持って行動するようにしています。いつ何をやりたいと言い出すかわからないので、すべての行動において多めに時間を見積もるようにしています。
子どものイヤイヤの行動のパターンが決まっているのであれば、子どもの行動を予測して行動すると親も余裕を持てますよ。この時期は、食事のメニューにこだわらず、いざというときに子どもに食べさせる物を用意しておくのもおすすめです。
イヤイヤ期の子どもは、ご飯ものばかり食べて肉や魚や野菜をまったく口にしてくれなかったので、肉と野菜をたくさん使ったピラフを大量に作って冷凍していました。これさえ食べていれば栄養は大丈夫!と思えたので、イヤイヤに付き合って毎日同じメニューになっても、少しは気が楽でした。
8.危険をともなうことには毅然とした態度で!
子どもはイヤイヤをしながら親の反応を見て、どこまでOKでどこからダメなのかを判断していることがあります。全て「ダメ」と言うと、子どもは何が良くて何が悪いのか判断できなくなります。「危険なことはダメ」「人に迷惑をかけることはダメ」など、家庭で「ダメ」のルールを定めるようにしましょう。特に、道路に飛び出す、人に危害を加えるなど、危険をともなうことについては毅然とした態度を示せると良いですね。
ただし子どもによっては、ママやパパが手をつなぐ前に走り出してしまったり、つないだ手を振り払ったりすることがあるでしょう。どうしても手をつなぐのが難しいといった場合には、ハーネスなどの便利グッズを使ってみてくださいね。
歩くのが上手になってきた2歳前後に、手をつないで歩くのを嫌がるようになりました。保育園のお迎えに行くと、私の手を振りほどいてひとりで歩こうとします。しかし保育園の目の前は交通量が多い場所で非常に危険です。「おててをつながないと歩けないよ」「おててをつながないなら抱っこね」と言って、抱っこで大泣きをする子どもを毎日連れ帰っていました。
2週間くらい押し問答を続けた結果、手をつながないと歩かせてもらえないと理解したようで、外ではちゃんと手をつないで歩くようになりました。今でもときどき手を振りほどこうとすることがありますが、ギュッとにぎって離さないでいると諦めて素直に歩いてくれるようになりました。
イヤイヤ期にやってはいけない接し方
イヤイヤ期についやってしまいがちな、良くない対応例をご紹介します。心当たりがある方は、なるべく控えるように心がけると良いですね。
1.あいまいな言葉を使う
イヤイヤ期は子どもを温かく見守る姿勢が大事ですが、危険をともなうときは具体的な言葉で注意することが大切です。たとえば、子どもが道路に飛び出そうとしたとき、つい「危ない!」と言ってしまいますよね。しかし、子どもにとっては何が危ないのか理解できません。子どもにわかるように伝えるには、「止まって!」という具体的な言葉を使いましょう。
2.頭ごなしに否定する
イヤイヤ期が始まると、つい「ダメ!」「やめなさい!」など、強く否定する言葉を使ってしまいますよね。感情的になってしまうママも多いのではないでしょうか。
しかし、何でもかんでも頭ごなしに否定すると、子どもは「自分が否定された」「自己主張はいけないことだ」と受け取ってしまいかねません。大好きなママやパパに否定され続けた子どもは、自分の意思表示ができない、自分に自信が持てないなど、さまざまな悪影響が心配されます。イヤイヤ期は子どもにとって大事な自己主張の場であると認め、広い心で見守ってあげましょう。
3.交換条件で脅す
いくら優しい言葉で注意しても「イヤ」と拒否されると、つい感情的な対応になってしまいますよね。「もう知らないからね」「○○しないとご飯ないよ」など、冷たい態度を取ってしまうこともあるでしょう。
ママにとっては本気でなくても、子どもは真に受けてしまい、深く傷ついたり恐怖を感じたりすることがあります。不満を感じていても従わざるを得ず、親子関係が歪んだものになりかねません。
たとえ小さくても、子どもをひとりの人間として尊重するには、あくまでも対等な立場で話をすることが大事です。脅しの言葉を使わないように注意しましょう。
4.お菓子やおもちゃで釣る
子どもに言うことをきかせるために、ついお菓子やおもちゃで釣ってしまうというという方も多いでしょう。子どもは自分が欲しいものを手に入れられるので、一時的におとなしくなりますが「駄々をこねれば欲しいものが手に入る」と学習してしまうかもしれません。
結果的に子どもは駄々をこねることが多くなり、欲しいものが与えられなければ大きなストレスになります。また、日によって対応が変わると判断基準がわからず混乱してしまうでしょう。
もし、お菓子やおもちゃを与えるときは「今日だけだよ」「今日は買わないけれど、今度おもちゃ屋さんに行っておもちゃを買おうね」などと約束をして、きちんと守るようにしましょう。
5.子どもの先回りをする
自立心が芽生える2歳頃は、自分がやろうとしていることをママやパパから口出しされると、強く反抗してしまいます。つい手伝ったり先回りしたりしそうになりますがぐっと我慢して、時間が許す限りは子どものやりたいようにさせることが大事です。最後まで自分ひとりでできたときは、どんな状態であってもしっかりほめてあげましょう。
どうしても時間がないときには、「ごめんね、今日は急いでいるからママにやらせてね」など、子どもの気持ちを尊重した声かけをしてあげましょう。
自分でやりたい気持ちが強くなり、でかけるときに靴下と靴を自分で履くようになりました。少しでも手伝おうとすると「じぶん!」と怒鳴られるので、子どもが靴を履き終わるまでじっと我慢です。
時間がないときには「ママがお手伝いしても良いかな」と一声かけるようにしています。靴を履くだけで5分くらいかかるので内心イライラしていますが、今自分でやりたいという気持ちを大切にしてあげることが、将来自分で自分のことをするための第一歩と思い我慢しています。
イヤイヤ期を乗り越えるためのアイデア
イヤイヤ期の子どもを接するのに疲れた、限界を感じている、というママにおすすめしたい、イヤイヤ期を乗り越えるためのアイデアをご紹介します。
イヤイヤ期のエピソードをネタにする
つらい気持ちや悩みは、人に話すことですっきりすることがあります。子どものイヤイヤ期のエピソードやつらい気持ちを、ほかのママやパパに話してみてはいかがでしょうか。周囲から共感が得られたり、良い解決法が見つかったりするかもしれませんよ。
SNSを活用する
イヤイヤ期に悩んでいる人は自分だけではありません。SNSを使えば、同じ境遇の人に出会える可能性がありますよ。「#2015oct_baby」「#イヤイヤ期」などのハッシュハグを使って、同じようにつらい思いをしている人を探してみましょう。
ときには子どもを預けるのもおすすめ
イヤイヤ期の子どもと過ごしていると、ママが精神的に疲れてしまい、ノイローゼになってしまうこともあります。子育てがつらいと感じたら、ひとりで抱えず、パパや周囲の人に相談しましょう。子どもを預けてリフレッシュをしてみるのもおすすめです。周囲に子どもを預ける相手がいない場合には、ファミリーサポートや一時保育を使ってみても良いでしょう。
周囲の人にSOSを出すのは悪いことではない
子育てをしていると、周囲に迷惑をかけてしまうのではないか不安になったり、しっかり子どもを育てなけばいけないと気負ってしまったりすることがあるものです。特に周囲に頼れる親戚や友人がいない場合には、ママがひとりでイヤイヤ期の子どもに付き合わなければならず、途方に暮れることもあるのではないでしょうか。
しかし、すべてをママひとりで抱え込む必要はありません。パパや友人に相談をしてみるか、周囲に相談できる人がいないときには市役所や保健センターの相談窓口や児童相談所を頼ってみてください。保育園でも子育て相談を受けています。全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」に電話をすると近くの児童相談所につながりますよ。児童相談所は、子育ての相談にものってくれる施設です。困ったときには連絡をしてみましょう。
今は周囲の人に助けてもらう時期と考え、自分の子育てがひと段落したら、子育て中のママやパパに手を差し伸べてあげられると素敵ですね。
上の子のイヤイヤ期が始まった1歳6ヶ月頃に下の子の妊娠がわかり、つわりがつらかった時期に、上の子が交通量の多い道路に飛び出しそうになりました。とっさに腕をつかんだら、動きを止められたのが気に入らなかったのか、上の子が道路端でひっくり返りギャン泣き。どれだけ言い聞かせても立ち上がってくれず、荷物もあったので上の子を担いで帰ることもできず途方に暮れました。
そのうち、私もつわりと疲れで立っていられなくなりしゃがみこむと、通りすがりの老夫婦が心配して声をかけてくれたことがありました。優しいお声がけに思わず私が涙ぐんでしまったのですが、私を励ましながら上の子をあやしてくれて、何とか帰宅できた事があります。ギャン泣きの息子に20分以上は付き合っていただき、このご夫婦には感謝してもしきれない思いです。
イヤイヤ期がない子どももいるの?
イヤイヤ期の時期や程度には個人差があります。イヤイヤ期がない子どもは障がいがあるのでは、と心配する人もいますが、子どもの性格が穏やかである場合はイヤイヤ期がほとんどないこともあります。
また、ママやパパが子どものイヤイヤに気付いていない場合や、意識せずにイヤイヤへ上手に接していることもあります。ほかの発達に問題がなければ、イヤイヤ期がなくてもあまり心配いらないでしょう。イヤイヤ期がなくて不安に感じる場合は、かかりつけの小児科や3歳児健診で相談してみてくださいね。
イヤイヤ期に疲れたらママも息抜きしよう
イヤイヤ期の子どもを育てていると、親の思うように物事がすすまずイライラしてしまうことがありますよね。何でも「イヤ」を連発する子どもに対しても、つい感情的になったり、その反動で自己嫌悪に陥ったり、つらい思いをしているママも多いでしょう。
イヤイヤ期の子どもを抱えるママにとって大切なことは、ママが自分を追い込まないようにすることです。子育ての悩みはひとりで抱えず周囲に相談しましょう。家事を完璧にしようとせず、うまく手を抜いたりパパと分担したりして、自分の負担を減らすことが大事です。適度に息抜きや休憩をしながら、イヤイヤ期を上手に乗り越えられると良いですね。