幼稚園・保育園に行きたくない!いじめやトラブルへの対処法・相談窓口はあるの?

幼稚園や保育園に「行きたくない」といわれると、パパやママとしてはとても心配ですよね。しかし、登園を嫌がる子どもはとても多く、珍しいことではありません。こちらの記事では、子どもが園に行きたがらない場合の対処方法を中心に、先生への相談方法や、もしものときの相談窓口をご案内します。

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目次

  1. 子どもの「園に行きたくない」はいつごろ多い?
  2. 子どもの園に行きたくない理由は?
  3. 子どもの登園拒否、ママの対処法は?
  4. 子どもの登園拒否、先生にどう頼る?
  5. 幼稚園や保育園でのいじめやトラブルへの対処法
  6. 子どもが登園を嫌がるときは休ませても大丈夫?
  7. 子どもの「園に行きたくない」に関する体験談
  8. 子どもの「行きたくない」は焦らず見守ってあげよう
  9. あわせて読みたい

子どもの「園に行きたくない」はいつごろ多い?

入園して間もないころ

入園直後は、ママと離れて過ごすことに強い不安を感じてしまうものです。「行きたくない」と泣いてしまう子どもは少なくありません。また、慣れない園生活は子どもにストレスを与えてしまいます。1ヶ月程度は様子を見てあげましょう。

大型の休み明け

大型連休や夏休み直後など、家で過ごす日々に慣れてしまうことで、「園に行きたくない」と拒否することがあります。園生活そのものが嫌なわけではないので、登園してしばらくすると言わなくなることが多いです。

幼稚園の場合、子どもの生活を慣らすために、夏休み終盤には1週間程度の夏季保育が実施されることがあります。休み明けにスムーズに園生活が送れるよう、規則正しい生活を心がけましょう。

年少の途中~年中のあいだ

年齢が幼い年少~年中のあいだは、自分の感情を上手くコントロールできない、言葉で思うように伝えられない、といったことが積み重なり、子どもによっては頻繁に登園拒否をしてしまうことがあります。

特に注意したいのが、年少から年中への進級のタイミングです。この時期に登園拒否を起こす園児は少なくありません。原因として、担任の先生が変わってしまった、仲の良いお友だちと違うクラスになってしまった、などがあげられます。新しいクラスになじめるまで、少し様子を見てあげましょう。

常に行きたくない

特定の原因があるというよりも、保育園・幼稚園そのものが嫌というケースです。保育園・幼稚園は楽しいところだとわかると、進んで行きたがる場合もあります。

子どもの園に行きたくない理由は?

ママと離れたくない

ママと離れて過ごすことに、強い不安を感じてしまうケースがあります。登園を嫌がる原因の中で最も多いものといえるでしょう。主に入園直後や長期の休み明けにみられます。時間が解決してくれることが多いですが、心配な方は先生に相談してはいかがでしょうか。

園生活が思うように送れない

おうちでは自分の好きなように過ごせますが、集団生活が基本の保育園・幼稚園ではそうはいきません。たとえば、給食に苦手なものが多く食べられない、排泄がうまくできず我慢したり漏らしたりといった細かいことがストレスとして積み重なり、登園拒否してしまうケースです。子どもが苦手に感じていることを先生に直接伝え、対応方法を相談してみましょう。

先生が怖い

なかには、保育園や幼稚園の先生が怖いと感じている子どももいるようです。先生は子どものためを思って指導してくれているケースがほとんどですが、あまりにも行きたがらないようならば一度園に相談してみても良いでしょう。

まずは、子どもが園でどのような様子なのか先生に尋ねてみるのもおすすめです。先生を責めるのではなく、家での子どもの様子や言っていることを連絡長などで伝えてみましょう。

幼稚園や保育園で何かしら不安なことがある

具体的な理由が原因で登園拒否してしまうケースです。たとえば、友だちとケンカしてしまった、先生の指示が理解できずいつも叱られてしまう、水が怖いのでプールに入りたくない、などさまざまなパターンがあります。子どもがいじめられたと感じていることもあるでしょう。原因がはっきりしているので、本人や担任の先生と相談しながら対応策を考えましょう。

子どもの登園拒否、ママの対処法は?

子どもが登園拒否をした場合、ママは子どもにどのように対応するのが良いのでしょうか。ポイントを3点ご紹介します。

子どもの体調を確認する

子どもの年齢によっては、体調に問題があってもうまく伝えられないことがあります。熱がないか、食欲はあるか、前日はよく眠れたか、便秘や下痢をしていないかなど確認しましょう。

子どもに理由を聞いてみる

お話ができる場合は子どもに直接理由を聞いてみてはいかがでしょうか。最初はあまり話したがらないかもしれませんが、焦らず時間をかけて聞き出してみましょう。どのような理由であれ、否定せずにしっかり受け止めてあげることが大事です。

子どもを安心させてあげる

登園拒否の対応では、子どもの不安を取り除くことがとても大切です。嫌なことがあったら先生に伝えてあげると約束したり、手をつないで教室の前まで送り届けたり、なるべく早くに迎えに行くようにしたりするなど、少しでも安心できるように工夫しましょう。

子どもの登園拒否、先生にどう頼る?

登園拒否が長く続くととても心配ですよね。そうしたときは遠慮せず先生を頼ってみてはいかがでしょうか。

先生に園での様子をたずねる

先生に園での子どもの様子を教えてもらいましょう。バス通園など直接会う機会が少ない場合は、電話や連絡帳を使うのもおすすめです。

泣きながら登園している場合も、その後泣き止んで楽しく過ごしているのか、あるいは1日中泣き続けているのかによって深刻さが異なります。また、相談することで、先生に子どものことを気にかけてもらいやすくなります。

子どもやママが不安に思うことを伝える

自宅で子どもが園のことをどのように話しているか、登園を拒否している様子をありのままに伝えましょう。苦手なお友だちがいる、発表会の練習がストレスになっているなど、具体的な理由がある場合は、先生に相談して対応方法を一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

やむを得ないときはパジャマで登園しても良いか尋ねる

いくら努力をしても子どもが着替えてくれない場合、パジャマのまま登園し、園の中で着替えることを許可している園も多いです。やむを得ない場合はパジャマでも登園できるかどうか、確認しておきましょう。

幼稚園や保育園でのいじめやトラブルへの対処法

園のお友だちによって嫌がらせや仲間外れにあっている場合は、子どもの気持ちをしっかり受け止めたうえで、先生に相談して状況を確認してみてください。必要に応じて適切な対応をしてもらいましょう。

まずは子どもの悲しい気持ちを受け止める

お友だちからいじめられた、嫌がらせを受けたという出来事は、子どもにとっては大変つらいことです。もし、子どもからいじめなどの話があった場合は、子どもの素直な気持ちをしっかり受け止めてあげましょう。子どもにわかるよう、パパやママはいつでも味方でいるという意思表示をしてあげてください。パパとママが子どもの話を聞いて受け止めることで、子どもは安心感を得やすくなります。

子どもの気持ちを否定したり、大した問題ではないと過少に判断したりすることは避けたいですね。ママに受け止めてもらえなかったと感じた子どもは、今後同様のトラブルがあっても、ひとりで抱え込んでしまう可能性があるので気を付けましょう。

まずは先生に園でトラブルがないか尋ねる

幼い年齢の子どもが集まれば、ささいな揉めごとはつきものです。早々にいじめと断定せずに、先生に状況を聞いてみましょう。

子どもが苦手な友達をさりげなく伝える

子どもが特定の子どもの名前をあげる場合、先生に伝えても問題ありません。上下関係があり自分の子どもが嫌な思いをしている、普段は対等な関係で仲が良いがたまにケンカしてしまうなど、どのような付き合い方をしているか確認してもらうと良いでしょう。

各自治体の相談窓口に相談する

幼児間のいじめは一時的なものも多いです。しかし、いじめが長く続く場合や、一時的なものでも子どもが深く傷ついてしまった場合、あるいは幼稚園の先生による解決が望めない場合は相談窓口に連絡してはいかがでしょうか。専門的な見地から対応方法を考えてくれます。

子どもが登園を嫌がるときは休ませても大丈夫?

登園後も一日中泣いて過ごす日が続いている、登園によるストレスで精神が不安定になっているなど、心配な状態が続いているときは無理に登園させる必要はありません。ママとゆっくり過ごし、たくさん甘えさせて心を満たしてあげることが大事です。

子どもの「園に行きたくない」に関する体験談

娘は幼稚園に入園してから1ヶ月ほど「幼稚園に行きたくない」状態が続き、毎朝のように暴れながら訴えてきました。あまりにもひどいときは、運転中の車のドアを開けようとしたこともありました。チャイルドロックがなければ大変な事態になっていたでしょう。

親としてどのように対応すべきか悩み、担任の先生に相談をしました。先生によると、登園時は「行きたくない」と泣き叫んでいるものの、支度を終えるころには落ち着いており、仲の良いお友だちが登園すると笑顔で楽しそうに遊んでいるとのことでした。これを聞いて少し安心しました。

園生活そのものが嫌というわけではなく、私と離れることに不安を感じて泣いているのだとわかりました。そのため、自宅にいるときは一緒に遊ぶ時間を増やすなど、コミュニケーションの密度を高めるように意識しました。

また、どうしても幼稚園に行きたがらないときは、最終手段として「帰ってきたらケーキを食べようね」「あと〇日行ったら、遊園地に行こうね」など、ごほうびで釣ることもありました。

今でも、給食に苦手なものが出るときや1週間の疲れがたまっている金曜日など、行きたくないと言うときがあります。ただ、娘の場合、本当に行きたくないかというとそうではなく、「少し我慢しながらも、頑張って幼稚園に通っていることを認めてほしい」のかなと感じます。

素直な気持ちを否定せず、ありのままを受け止めています。受け止めることで、少しは落ち着いているように見えます。

子どもの「行きたくない」は焦らず見守ってあげよう

大好きなママと自分の好きなように過ごせるおうちとは違い、幼稚園や保育園は集団生活が基本です。幼い子どもにはストレスに感じることも少なくありません。何よりママと離れて過ごすことに強い不安を感じることも多いでしょう。

子どもの登園拒否は甘えやわがままと断定せず、なぜそのように感じているのか、しっかり向き合ってあげることが大切です。自分のことを気にかけてくれていることがわかれば、気持ちが落ち着いてくることもあります。焦らずにあたたかく見守ってあげましょう。

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