子どもの料理!2~3歳からできるお手伝いと簡単なお料理レシピ5選!
子どもは、2~3歳頃から料理のお手伝いができるといわれています。食事の準備をするママやパパの姿を毎日見て、子どもが自然と料理のお手伝いに興味を示すようになったら、親子で一緒に料理を作ってみてはいかがでしょうか。ここでは、2~3歳からできるお手伝いと親子で作る簡単なお料理レシピ5選をご紹介します。
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目次
子どもの料理のお手伝いが食育につながる!
子どもと一緒に料理をすることは、食育につながるといわれています。料理のお手伝いには、どのような効果が期待できるのでしょうか。
好き嫌いが減るきっかけになる
ママやパパと同じようにキッチンに立つことで、子どもの食への意識は高まります。調理を手伝うと、苦手な食材でも口に運んでくれることがあるかもしれません。子どもは食材の見た目だけで嫌いと感じてしまうこともあるため、料理のお手伝いをすることで嫌いな食材を食べるきっかけができますよ。
ただし、子どもが料理のお手伝いをしても、必ず嫌いな食材を食べてくれるわけではありません。子どもの気分次第というケースもあるので、好き嫌いをなくそうと無理強いはしないでくださいね。
料理の楽しみを知ることができる
子どもは好奇心旺盛です。自分で料理をしてみることは子どもが料理の楽しさを知るきっかけになります。親子で一緒に料理をしながら、料理が完成するまでの過程を教えてあげたり、料理の手順や味付けを見せてあげたりすることができるでしょう。
子どもに料理のお手伝いをしてもらう中で、どんな料理が完成するのか想像させるのも楽しいですね。料理を通じて、子どもの創造力やチャレンジ精神を育むことにつながるでしょう。
家族の一員としての役割を自覚できる
子どもが作った料理を食べたら、「おいしい」「上手にできたね」とほめてあげることが大切です。子どもは、ママのお手伝いができたうれしさや、家族の一員として役に立つことができた喜びを感じることができるでしょう。次も料理のお手伝いをしたいという気持ちがふくらみ、子どものやる気が芽生えます。
達成感を得られ、自信につながる
料理のお手伝いは、短い時間で達成感を得られる良い経験です。料理に関わらずさまざまな経験において、この達成感は子どもの自信につながるでしょう。達成感を得る喜びを知ることは、自分から率先して行動することを覚えるきっかけにもなりますよ。
感謝の気持ちがはぐくまれる
料理のお手伝いをするときは、調理前の食材の姿を子どもに見せることができます。野菜や魚、豚・牛・鶏といった生き物の命をもらっていること、野菜や肉を育てている農家の人や魚を獲る漁師さんがいるから食材を手に入れることができることなど、食材が家に届くまでの過程を説明する良いチャンスになるでしょう。食材や食材を作る人への感謝の気持ちが自然とはぐくまれるかもしれません。
料理を手伝っていると、食材の下ごしらえや食後の後片付けなど、さまざまな経験ができます。子どもは、料理の手間を少しずつ実感することができるのではないでしょうか。今までは当たり前のように並んでいた食事も、時間と手間をかけて作られていることがわかるため、子どもみずから進んで食器を運んだり片付けたりしてくれることが増えるかもしれませんね。
2~3歳からできる簡単な料理のお手伝い
料理のお手伝いは、ママやパパの話がしっかりと聞けるようになる2歳頃から始めると良いといわれています。2~3歳頃から料理のお手伝いをスタートする場合は、まるめたりちぎったりと遊びの延長でできる簡単なお手伝いが良いでしょう。
野菜の皮むき・野菜ちぎり
料理のお手伝いを始めたばかりの子どもには、調理道具などを使わず素手で簡単にできるお手伝いがおすすめです。野菜の皮むきや野菜をちぎることから始めましょう。
トウモロコシや玉ねぎの皮むきは、最初は力任せに引っ張ることが多いですが、少しずつむいていくことを覚えていきますよ。ちぎる野菜は、レタスやキャベツなどのちぎりやすい葉物がおすすめです。
材料を混ぜ合わせる
子どもは粘土遊びや泥だんごを作るのが好きな傾向があり、こねたりぐちゃぐちゃに混ぜたりするのが得意です。ホットケーキやお好み焼きを作るときは、ボウルに入れた材料を混ぜ合わせるお手伝いをさせてあげましょう。
子どもは遊びの延長で、料理を作る楽しさを覚えていきます。ただし、生肉を使うときには口に入れないように注意が必要です。
具材を挟む
子どもの安全面を考えると、できるだけ火を使わずにできる料理が良いですよね。サンドイッチは具材を挟むだけなので、料理のお手伝いにおすすめです。いろいろなサンドイッチの具材を用意してあげることで、好きな具材を挟んで簡単に手作りサンドイッチが作れます。
おにぎりをにぎる
ラップに包んで簡単ににぎれるおにぎりは、子どもの料理のお手伝いに人気です。少し冷めたご飯をラップの上に乗せて、子どもににぎらせてあげましょう。ラップを使えば手に米粒がつく心配もありません。ママの後片付けも楽になりますよ。
卵を割る
子どもがおままごとで、「コンコン、パカッ」と卵を割るまねをすることがあります。大人のまねをするのはやってみたいという気持ちのあらわれなので、卵の割り方を教えるチャンスです。
最初はママやパパが実際に卵を割り、割り方を見せてあげましょう。初めから上手に割れる子はいないので、失敗してもやさしく見守ってあげてくださいね。卵を割るときは、生卵より少し中身が固まっている半熟卵を使うのがおすすめです。
豆腐などやわらかいものを切る
子どもに初めて包丁を使わせるときは、包丁の持ち方や切る動作に慣れることを目的とした子ども包丁を選びましょう。切れ味などの実用性は、子どもの包丁選びにおいてはあくまで補足的な要素としてとらえてくださいね。子ども包丁には、初心者向けから大人も使える上級者向けの包丁まであります。
子どもが食材を切ることに興味を持ち始めたら、刃先が丸い初心者向けの子ども包丁を持たせてあげましょう。かたい食材は切るのが大変なうえ、力を入れすぎて指を切るなど怪我の危険があります。豆腐などのやわらかい食材を使い、切る感覚を覚えさせてあげると良いでしょう。
4~5歳からは本格的な料理のお手伝いもできる!
4~5歳頃からは、子どもは本格的な料理のお手伝いができるようになります。料理が完成するまでの一連の工程を理解できるかもしれませんね。「お手伝い中は遊ばない」というようにルールを決めて料理をすることも可能です。料理が好きな子やお手伝いをする機会が多い子であれば、3歳頃から本格的に料理のお手伝いを始めても良いですね。
お米を研ぐ
お米研ぎは、水を捨てるときにお米も一緒に流れないようにすることなど、気を付けるべきポイントがあり、子どもにとって難しいお手伝いのひとつです。途中でこぼしてしまっても怒らず、頑張ってお手伝いをしてくれる子どもを応援しましょう。お米を毎日のように炊く家庭なら、コツさえ覚えてしまえば、いつでも子どもにお米を研ぐお手伝いをお願いできますね。
包丁で野菜を切る
包丁を使うときは、慣れるまでは大人が子どもに手を添えてサポートしてください。野菜を切るときは、「猫の手」で野菜を押さえながら切ることを教えましょう。子どもは切ることに夢中になり、猫の手を忘れてしまうことがあります。ママは、子どもの包丁を持っていない手の置き方にも注意してくださいね。
ハンバーグや肉団子を成型する
ハンバーグや肉団子などを作るときには生肉を触るので、お手伝いのルールを決めながら親子で一緒に料理を作るのがおすすめです。生肉を食べてはいけないことや、ハンバーグや肉団子を成型するときは他のものを触ってはいけないことなど、料理ができるまでのルールを説明してあげると良いでしょう。
子どもが一生懸命作った料理なので、ハンバーグや肉団子の形が少しくらいいびつでもほめてあげてくださいね。
ホットプレートで焼く
ホットプレートなら火を使わず卓上で調理できるので、子どもが料理している姿を見守りやすいです。ホットプレートを使うときは、火傷に気を付けるようママやパパが声かけをしてくださいね。
ホットケーキやお好み焼きは、子どもの料理のお手伝いにおすすめです。ホットケーキならひっくり返すお手伝い、お好み焼きなら具材を生地の上に乗せるところからやらせてあげても良いですね。
子どもが料理を楽しむ環境づくりのコツ
子ども専用の道具を用意する
楽しく料理を作るための最初のステップとして、子どもに自分専用のキッチンアイテムを用意してあげるのがおすすめです。子どもは、お気に入りのキャラクターのエプロンや、子ども用包丁を持たせてあげると喜びます。ママと同じ格好でキッチンに立たせてあげれば、子どものやる気も増すのではないでしょうか。
■サイズ:H21.9cm×D1.5cm×W4.2cm
■重量:約59g
「リトルシェフクラブ」の子ども包丁は、子どもが怪我をしにくいように刃先が丸い設計になっています。刃なしタイプと刃ありタイプが選べます。刃なしタイプからスタートし、慣れてきたら刃ありタイプに切り替えると良いでしょう。
子ども包丁の種類によっては、食材が切りにくいと感じるママもいるようです。リトルシェフクラブの刃ありタイプには、ステンレスの本格的な刃が使われているので、切りやすいと評判です。持ち手が小さいため、小さな子どもでも握りやすいですよ。
すぐに手を出さずに見守る
子どもが料理のお手伝いをしてくれるのはうれしいことですが、火傷や怪我をしないか心配ですよね。ママやパパは口や手を出したくなるかもしれませんが、あまりに干渉しすぎてしまうと、子どもは集中できなかったりやる気がなくなったりすることもあります。
子どもは失敗を繰り返しながら覚えていくので、ママやパパも頑張る我が子を温かく見守りましょう。失敗してしまっても子どもを叱らず、「次は気を付けようね」と優しく声をかけてくださいね。
「ありがとう」をしっかり伝える
子どもがお手伝いをしてくれたとき、忘れてはいけないのが感謝の気持ちを伝えることです。料理のお手伝いしてくれたことに対し、「ありがとう」としっかり言葉にして子どもに伝えましょう。ほめてあげることで子どもの意欲が高まります。
年齢が上がるほど具体的にほめてあげるのが良いでしょう。「今日は野菜を切るのをがんばったね」「味付けが上手になったね」というように、具体的に伝えることで子どもの満足度も上がりますよ。
子どもの料理におすすめなレシピ5選
ゼリー
ゼリーはお鍋に材料を入れてぐるぐるかき混ぜるだけなので、子どものお手伝いにおすすめです。火を使うので、大人が子どもにつき添ってあげましょう。
【カルピスゼリー】
■材料(5個分)
・カルピス原液 120mL
・水 500mL
・粉寒天 4g
■作り方
1.粉寒天と水を鍋に入れ、火にかけたら混ぜながら沸騰させる
2.沸騰したら弱火にし、寒天をよく溶かす
3.寒天が溶けたら火を止め、カルピスを加えて混ぜる
4.あらかじめ水で濡らしたカップに入れ、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やして完成
■コツ・ポイント
寒天と水を沸騰させるときは、吹きこぼれに注意してください。ジュースの味を変えたり、フルーツ缶詰を加えたりしてもおいしいですよ。
ピザトースト
ピザトーストは、食パンの上に好きな具材を乗せられるので、子どもが楽しくお手伝いできる料理です。子どもが包丁を使える場合は、具材を切ってもらうところから手伝わせても良いでしょう。
【ウィンナーとピーマンのピザトースト】
■材料
・食パン 1枚
・ウィンナー 適量
・ピーマン 適量
・スライスチーズ 1枚
・ピザソース 適量
・マヨネーズ お好みで
■作り方
1.食パンは4等分にし、食べやすい大きさにする
2.ウィンナーとピーマンは細切りにする
3.食パンの上にピザソースを塗り、具材を乗せる
4.スライスチーズは手でちぎって具材の上に乗せ、お好みでマヨネーズをかける
5.オーブントースターで焼いたら完成
■コツ・ポイント
サンドイッチのようにパンに乗せる具材が選べるので、子どもも楽しく料理ができるでしょう。
餃子
餃子には、具材をこねたり包んだりといろいろな工程があります。親子で一緒に餃子を作ると、コミュニケーションの幅も広がります。とくに自分で作った餃子はおいしさもひとしおですよね。子どもが上手に包むことができたらほめてあげましょう。
【火を通してから包む簡単餃子】
■材料(50個分)
・豚ひき肉 200g
・キャベツ 1/4個
・干しシイタケ 2個
・ニラ 1/2束
・しょうがチューブ 2cmほど
・餃子の皮 50枚
・塩コショウ 適量
・片栗粉 大さじ1.5
・ごま油 小さじ1
■作り方
1.キャベツ、干しシイタケ、ニラをみじん切りにする
2.サラダ油を入れたフライパンに、干しシイタケとしょうがチューブを入れる
3.香りが出るまで炒める
4.豚ひき肉を加え、塩コショウで味付けする
5.キャベツとニラを加え、ある程度しなしなになるまで炒める
6.片栗粉とごま油を入れ、全体にからめる
7.餃子のタネができたらボウルに入れて冷ます
8.餃子の皮で包み、フライパンで焼いたら完成
■コツ・ポイント
こちらの餃子のタネは、あらかじめ火を通してから包むので、生焼けの心配がありません。100均で購入できる餃子を包むキットを使うと、子どももお手伝いがしやすいですよ。
ポテトサラダ
ポテトサラダは、じゃがいもをマッシュしたり具材を混ぜ合わせたりするので、子どもがお手伝いしやすい料理です。ピーラーを使ってじゃがいもの皮むきに挑戦させてあげるのも良いですね。
【電子レンジで簡単ポテトサラダ】
■材料(4人分)
・じゃがいも 4個
・ハム 4枚
・きゅうり 1本
・マヨネーズ 適量
・塩コショウ 適量
■作り方
1.きゅうりは塩もみし、薄くスライスする
2.ハムは短冊切りにし、じゃがいもは皮をむき火が通りやすいよう適当な大きさに切る
3.耐熱容器にじゃがいもを入れ、500Wの電子レンジで5分ほど加熱する
4.じゃがいもがやわらかくなったらボウルに移し、マッシャーでつぶす
5.ボウルにきゅうりとハムを加え、マヨネーズと塩コショウで味付けをしたら完成
■コツ・ポイント
じゃがいもは火を使わずに電子レンジで加熱するので、子どものお手伝いにも安心です。子どもはつぶしたり混ぜたりするのが好きなので、遊び感覚でお手伝いしてもらえます。
スイートポテト
スイートポテトをまるめる作業は、小さな子どもでもお手伝いしやすいです。おやつに、親子でスイートポテトを作ってみてはいかがでしょう。
【親子で作るスイートポテト】
■材料
・さつまいも 300g
・バター 20g
・牛乳 大さじ3
・砂糖 大さじ3
・卵黄 1個
■作り方
1.さつまいもは皮をむいて1cm幅に切り、10分ほど水につけてあく抜きする
2.耐熱容器にさつまいもを入れ、500Wの電子レンジで5~10分加熱する
3.竹串が通るほどさつまいもがやわらかくなったらボウルに移し、熱いうちにバターを加える
4.バターが混ざったら牛乳と砂糖を加え、さらに混ぜる
5.好みの大きさにまるめ、アルミカップに入れる
6.スイートポテトの表面に卵黄を塗り、オーブントースターで7分ほど焼き色がつくまで焼いたら完成
■コツ・ポイント
スイートポテトがパサパサしないよう、牛乳で調節してください。甘さが足りないようであれば砂糖をプラスしてくださいね。
子どもと一緒に料理を作ろう!
子どもが料理に興味を示したら、ぜひお手伝いをさせてあげましょう。最初は汚したり失敗したりと、ママは後片付けが大変かもしれません。しかし、料理を手伝わせることで、少しずつ成長する子どもの姿を身近で感じられますよ。休日などの時間をゆっくり使えるときに、料理のお手伝いをお願いすると良いでしょう。
自分で作った料理なら、嫌いなものでも挑戦してくれるかもしれません。料理を作るだけでなく、食べることの楽しさも感じられるのではないでしょうか。まずは簡単に作れる料理からスタートしてみましょう。