4歳におすすめの絵本20選 〜想像力や感性を育てよう〜
子どもは絵本が大好き!絵を楽しむもの、ストーリーを楽しむもの、知識を得られるものなど、絵本にはたくさんの種類があります。4歳の子どもは、幼稚園では年少から年中になる年頃です。言葉を理解して文字に興味を持つ時期でもあります。そんな、4歳児におすすめの絵本20選をご紹介します。
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目次
4歳が喜ぶ絵本とは?
4歳の子どもは、幼稚園や保育園に通い家庭以外で過ごす時間が増えていきます。集団生活やお友達との交流の中で、「折り紙は楽しい」「走るのはイヤ…」といったプラスとマイナスの感情面がさらに豊かになっていき、お友達同士の譲り合いや、集団生活でのルールを身に付けていきます。新たな経験をすることで自我も芽生え、さらなる心の成長時期でもあります。
4歳児が喜ぶ絵本として、ストーリー展開が豊富な絵本がおすすめです。その後の展開を想像しやすい絵本は、子どもの想像力や考察力を身に付けるきっかけにもなります。心の発達が進む4歳の子どもは、物語の主人公になった気分で絵本を読んでいるかもしれません。パパやママが一緒に役になりきって読んであげると、もっと絵本好きになるのではないでしょうか。
4歳児の絵本を選ぶときのポイント
絵本は学ぶための最適な教材
感受性や想像力が豊かになる4歳の子どもは、友達を交えての遊びが増えていきます。外遊びでは、葉っぱや枝を使っておままごと遊びをしたり、砂場で泥だんごやお山を作ったりと、自然に触れた遊びが上手にできるようになります。「これは何?」とたくさんの疑問が飛び出したら、絵本は最適な教材になるのでおすすめです。知識を身に付けられる学習型の絵本や色彩が豊富な絵本、動物やキャラクターがたくさん登場する絵本など、絵本を通して知識や心が育める絵本が4歳児の絵本選びのポイントです。
感情移入しやすいもの
3歳頃には、おおきなかぶの「うんとこしょ どっこいしょ」のような音のリズムや話の内容を楽しめるようになっています。4歳頃には話のストーリーが理解できるようになり、パパやママと一緒に物語の展開を考えていくことができます。物語に夢中になることは、集中力も身に付くいいきっかけにもなるでしょう。
文字が読めなくても大丈夫!
友達とのお手紙交換などで文字に興味を持つ子どももいれば、全くといっていいほど無関心という子どももいます。文字を読めるようになるのはあくまでも個人差があり、その子の興味が向くかにもよって異なります。今はその時期ではないということなので、子どものペースに合わせてあげましょう。
そのため、無理に覚えさせるのではなく、パパやママが読み聞かせをして文字に関心を向けてあげることが大切です。絵本は無理に読ませるのではなく、子どもが読みたいと思わせるように誘導してあげてください。子どもが好きなキャラクターが載っている絵本など、まずは好きな絵本から文字に繋がるといいですね。
4歳児におすすめの絵本20選
1.11ぴきのねこ
■作:馬場 のぼる
■出版社:こぐま社
■出版年:1967年
11ぴきのねこはシリーズ化されていて、その第一作である「11ぴきのねこ」は、4歳児にもわかりやすいストーリーです。お腹を空かせた11匹のねこは、大きな魚を求めて湖に出かけます。冒険の要素もあり、ワクワク・ドキドキの展開に子どもも夢中になるのではないでしょうか。
引用元:review.rakuten.co.jp■この商品に関する口コミ
・昔からの絵本で、懐かしさもあり親子で楽しめました。
・ワイルドな動きやセリフは子どもにも分かりやすく、全シリーズ欲しいくらいです。
2.しょうぼうじどうしゃじぷた
■作:渡辺 茂男 画:山本 忠敬
■出版社:福音館書店
■出版年:1966年
じぷたは古いジープを改良した、消防署の隅っこにいるちっびっこ消防車です。いつも町の子どもにからかわれていたじぷたですが、ある日山小屋の火事を消す大仕事が!無事にじぷたは火を消せるのでしょうか?子どもと一緒にじぷたを応援してくださいね。
3.ちょっとだけ
■作:瀧村 有子 画:鈴木 永子
■出版社:福音館書店
■出版年:2007年
お姉ちゃんになったなったちゃんの、可愛らしく感動的な物語。ママは赤ちゃんのお世話で大忙しで、髪を結んだり牛乳をコップに入れたりと、なっちゃんがして欲しいことには気付いてもらえません。一生懸命自分でやろうとするなっちゃんが、最後にママにお願いしたのは…なっちゃんがお姉ちゃんになろうと頑張る姿が、とても感動的です。
4.おばけのバーバパパ
■作:アネット・チゾン/タラス・テイラー 翻訳:山下 明生
■出版社:偕成社
■出版年:1972年
有名なバーバパパの絵本は、子どもから大人まで幅広い年代に愛されています。自由自在に形を変えられるバーバパパが、どんな姿に変わるのかページをめくるのが楽しくなります。おばけなのに可愛らしいバーバパパは、実は庭から生まれたそうです。バーバパパの第一作目となる「おばけのバーバパパ」には、まだバーバママや子どもたちは登場していないので、その後のシリーズもぜひ読んでみたいですね。
5.ぐるんぱのようちえん
■作:西内 ミナミ 画:堀内 誠一
■出版社:福音館書店
■出版年:1966年
汚れた一人ぼっちの象「ぐるんぱ」は、たくさんの仕事に挑戦します。しかし、どこで働いても特大サイズのものばかりを作ってしまい大失敗。張り切りすぎて失敗してしまうぐるんぱに心打たれますが、最後にはたくさんの子どもたちに囲まれて、幸せに暮らせるように。失敗から立ち直る姿は、子どもが上手くいかないことがあったときにも、「ぐるんぱを思い出して」と立ち直るきっかけになりそうです。
6.みんなうんち
■作: 五味 太郎
■出版社: 福音館書店
■出版年:1981年
人間を含む、動物たちみんながうんちをすることを教えてくれます。幼稚園や学校のトイレではうんちができないという子どもも多いようです。この絵本から、うんちは恥ずかしくない、生き物は食べるからうんちが出るということを教えられる絵本ではないでしょうか。
7.おふろだいすき
■作:松岡 享子 画:林 明子
■出版社:福音館書店
■出版年:1982年
お風呂が大好きな男の子「まこちゃん」の、お風呂の中で起こる不思議で楽しいファンタジーの世界。お風呂の中から次々にあらわれる動物たちに、今度は何の動物かな?と先の展開を予想するのも楽しいです。お風呂が苦手な子どもにも、おすすめの1冊ではないでしょうか。
引用元:www.amazon.co.jp■この商品に関する口コミ
・ファンタジーの世界が広がり、子どもが生き生きとして読んでいます。
・動物たちは、ママが声をかけるとパッと消えてしまう…子どもの想像力を育む素敵な絵本です。
8.ラチとらいおん
■作:マレーク・ベロニカ 翻訳:とくなが やすもと
■出版社:福音館書店
■出版年:1965年
弱虫なラチが、らいおんと出会ったことで逞しく強く成長する姿が描かれた絵本です。子どもが何かに挑戦しなければいけないとき、思うように上手くできないときなどに、ラチの姿を思い出してチャレンジしてほしいです。この絵本から、勇気や諦めない気持ちを学べるのではないでしょうか。
9.かいじゅうたちのいるところ
■作:モーリス・センダック 翻訳:じんぐう てるお
■出版社:冨山房
■出版年:1975年
やんちゃな男の子「マックス」は、毎日大暴れでお母さんに怒られて寝室にほうりこまれてしまいます。なぜか気付くと「かいじゅうたちのいるところ」に舞台はうつります。かいうじゅうの王様になるマックスですが、次第に帰りたくなっていきます。それはなぜでしょう?言葉はとても少なく、絵の描写からマックスの気持ちや、怪獣の迫力を味わえる絵本です。
10.おおきなおおきなおいも
■作・画:赤羽 末吉
■出版社:福音館書店
■出版年:1972年
実際の幼稚園での遊びを基に作られた絵本です。幼稚園のおいもほりが雨で延期になってしまい、子どもたちが大きなおいもを想像しながら、お芋の絵を描いていきます。子どもの発想力が養われる素敵な絵本です。読み終わったら、子どもと一緒においもの絵を描いて、どうやっておいもを掘り出すか想像してみるのも楽しいですね。
11.からすのパンやさん
■作:加古 里子
■出版社:偕成社
■出版年:1973年
からすの町のパンやさんは、お父さんとお母さん、子どもが4羽暮らしています。パンやさんと言うだけに、だくさんのパンが登場するのですが、何とその数は80種類以上!かにパン、ゆきだるまパン、ヘリコプターパンと出てくるパンはユニークなものばかりです。次に何のパンが出てくるのか想像しながら読むことで、想像力や発想力が養われます。
引用元:www.amazon.co.jp■この商品に関する口コミ
・パンが登場するだけで子どもの想像力が刺激され、いつもワクワクしながら読んでいます。
・パン屋さんのお話ですが、子育ての大変さも盛り込まれているストーリーで、親も共感しながら読んでしまいます。
12.三びきのやぎのがらがらどん
■作:ノルウェーの昔話 画:マーシャ・ブラウン 翻訳:瀬田 貞二
■出版社:福音館書店
■出版年:1965年
ノルウェーの昔話ですが、日本で発売されてから永きにわたり愛されている絵本です。タイトルの「がらがらどん」は3匹のやぎの名前で、大きさの違うやぎですが名前はみんな同じなのです。この絵本は、やぎと鬼との対決が見どころとなりますが、何と言っても鬼の怖さには驚いてしまうかもしれません。しかし、3匹で協力して鬼に向かっていく姿は、読んでいる子どもに勇気やパワーを与えてくれるのではないでしょうか。
13.100かいだてのいえ
■作:岩井 俊雄
■出版社:偕成社
■出版年:2008年
100階建ての最上階に住んでいる住人から、「遊びに来てください」と手紙をもらったトチくん。頂上に行くまでには全ての階の部屋を上がっていきます。10階ごとに住んでいる動物たちが違うようです。1階はねずみさんのお家、では11階は誰のお家でしょう?ページをめくるたびに誰のお家かワクワクしますね。家の中の様子が動物によって違うのも見どころです。それでは、100階の最上階にはだれが住んでいるのか、子どもと想像しながら考えてみましょう。
14.くれよんのくろくん
■作:なかや みわ
■出版社:童心社
■出版年:2001年
くれよんの仲間たちが、白い画用紙にカラフルな絵を描いていきます。しかし、くろくんだけ仲間に入れてもらえません。せっかくきれいな色で描いたのに、黒くされたくないと思っているようです。悲しい気持ちのくろくんですが、くろくんはその後大活躍します!どうやってくろくんはみんなと仲良くなれたのでしょう?くろくんの立場、クレヨンたちの立場それぞれの視点から、物事を考える力を養えるのではないでしょうか。
15.こんとあき
■作: 林 明子
■出版社:福音館書店
■出版年:1989年
ぬいぐるみの「こん」と赤ちゃんのときから仲良しの「あき」が、おばあちゃんのところまで二人きりで旅に出ます。大好きなぬいぐるみと一緒に旅行ができるなんて、きっと我が子も行ってみたいと連想させるのではないでしょうか。冒険やハプニングと、はらはらドキドキの展開にページをめくるのが楽しくなりますね。
16.しろいうさぎとくろいうさぎ
■作・画:ガース・ウイリアムズ 翻訳:まつおか きょうこ
■出版社:福音館書店
■出版年:1983
しろいうさぎとくろいうさぎの2匹はとても仲良し。いつも一緒にいるのが当たり前ですが、くろいうさぎはそれでも「ずっと一緒にいられますように」と願う姿が印象的です。純粋で心がきれいな証拠であり、子どもの正直で素直な面と重なる部分があるのではないでしょうか。好きな人や大切な人を想う気持ちを学べる、読んでいて優しい気持ちになれる絵本です。
17.ぼく、だんごむし
■作:得田 之久 画:たかはし きよし
■出版社:福音館書店
■出版年:2005年
私たちの身近に住んでいるだんごむし。子どもたちが大好きなだんごむしですが、実はその生態には意外と知らない事実がたくさんあるようです。読んでいて思わず「へぇ~」と頷いてしまうだんごむしの実態を学ぶことができます。昆虫好きな子どもにもおすすめです。
18.おしゃべりなたまごやき
■作:寺村 輝夫 画:長 新太
にわとり小屋にぎゅうぎゅうに詰め込まれたにわとりを、可愛そうと逃がした王様。しかし、王様のこの行動が、予期せぬ展開に発展します。たまごやきが大好きな王様の運命は?簡単な漢字や文字数が少し多めで読み応えがありますが、次の展開を推理するように読んでいけるので、子どもも飽きずに読み進めることができるようです。
引用元:www.amazon.co.jp■この商品に関する口コミ
・王様はわがままで好き勝手やっているけど、単純で素直にいい人なのです。王様と子どもの感覚が似ているせいか、子どもが夢中になって聞いてくれます。
19.すてきな三にんぐみ
■作:トミー・アンゲラー 翻訳:今江 祥智
■出版社:偕成社
■出版年:1969年
お宝集めに夢中だった3人組の泥棒のお話です。ひょんなことから、泥棒たちは孤児を救う展開に!表紙の黒に包まれた泥棒たちの怖さはどこへ行ったのかと思うほど、心温まるハッピーな物語です。良し悪しを学ぶ、いいきっかけになる絵本ではないでしょうか。
20.おおきくなるっていうことは
■作:中川 ひろたか 画:村上 康成
■出版社: 童心社
■出版年:1999年
タイトル通り、大きくなることはどういうこと?と疑問に思うことを、子どもにもわかりやすく伝えている絵本です。例えば、服が小さくなること、小さい人に優しくできること、というように、子どもの心と身体の成長を絵本を通して学べます。親子で一緒に、大きくなることについて考えてみましょう。新しい発見があると、子どももきっと大喜びです。
絵本の読み聞かせによる効果
想像力・感受性が豊かに
4歳頃には絵本の物語を理解できるようになるため、絵本に登場する人物やキャラクターに感情移入できる時期でもあります。読み聞かせをするときは、ママもその役になりきって読んであげると、よりリアリティがあり子どもの想像力を膨らませます。たくさんの絵本を読み聞かせることで、子どもは刺激になり感受性が豊かになるでしょう。
言葉を学ぶ
子どもは興味があることを一生懸命理解し、吸収しようとします。絵本の読み聞かせは、子どもが言葉や文字を覚えられる良い機会でもあります。お気に入りの絵本を見つけて、たくさん読み聞かせをしてくださいね。その中で、好きな文章や言葉を自然と吸収し、たくさんの言葉を覚えられるきっかけになります。
親子の貴重なコミュニケーションの場
普段は仕事で忙しいパパも、家事や育児に大忙しのママも、寝る前や少し手が空いたときに絵本の読み聞かせをしてあげましょう。絵本の読み聞かせは、ただ読むだけでなく子どもとのスキンシップやコミュニケーションが増える貴重な時間です。ジェスチャーを加えて読んであげたり、読んでいるときは膝の上や近くに寄り添ったりすることで、子ども自身も読み聞かせの時間が好きになるのではないでしょうか。
知識を身に付けられる
絵本には、図鑑のように動物や食べ物の名前など、知識を学べるものがたくさんあります。文字や時計といった今後必要となる知識は、楽しく身に付けさせてあげたいですよね。クイズ形式で「この動物の名前は?」と聞いてあげることで、子どもも楽しく覚えられるのではないでしょうか。成長していく上で、ルールや人との関わり、良し悪しを学ぶきっかけにもなります。
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子どもに絵本の楽しさを教えよう!
テレビや映画と違い、絵本は動かない描写の中で、子どもの想像力や好奇心を膨らませていきます。この続きはどうなると思う?と聞いてみると、大人では思いつかないような返答があるかもしれません。絵本選びには、子どもが好きなキャラクターを選ぶなど、絵本が好きになるきっかけ作りも大切です。その中で、絵本の楽しさを子どもに伝えていけたら良いですね。