【助産師・保育士監修】生後4~5ヶ月の赤ちゃんの遊び13選!おすすめのおもちゃやシーン別の遊びをご紹介
生後4ヶ月~5ヶ月になると首がすわっている子が増え、うつ伏せや寝返りの練習をする様子がみられます。赤ちゃんは遊びの一環として身体を動かそうとしますが、身体を器用に動かせない歯がゆさに、「キャーッ」と言ってみたり泣いてみたりする時期でもあります。ここでは、赤ちゃんの身体の感覚器の能力を引き出す遊びをご紹介します。
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目次
生後4ヶ月~5ヶ月の赤ちゃんの特徴
生後4ヶ月~5ヶ月の赤ちゃんは首がすわっている子が多く、頭を左右自由に動かすこともできるころです。自分の周りにあるものに興味を示し始める時期でもあり、手を伸ばしてギュっとつかんだり、口に入れてしまったりもします。
足もだんだんと自由に動かすことができるようになってきます。近くにあるものを蹴ったりバタバタさせたり、足を左右に振って寝返りしようと頑張る赤ちゃんもいます。
また、聴覚も発達し、音を聞き分けることができるようになります。聞き覚えのある生活音にはあまり興味を示さなくなりますが、聴きなれない音には敏感に反応する時期です。
生後4~5ヶ月の赤ちゃんが遊ぶのに適した時間帯は?
生後4ヶ月~5ヶ月頃になると昼と夜の区別がつくようになり、生活リズムが整ってきます。必要な睡眠時間は14~15時間ほどといわれており、夜間しっかり寝る睡眠にくわえ、午前中と昼過ぎに昼寝の時間が必要です。
生活リズムを崩さないためにも、昼寝前や夜寝る前にはできる限り赤ちゃんと触れあい、遊ぶ時間を作りましょう。たくさん遊んで身体を動かすことは、赤ちゃんの五感を育てるうえでも欠かせません。身体を動かせば動かすほど心も身体も発達していきますし、ぐっすり眠ることにもつながります。
生後4ヶ月~5ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおうち遊び
カーテンでいないいないばぁ
「いないいないばあ」は、赤ちゃんの見る力を育てる遊びです。パパやママがカーテンの裏に行き、カーテンに隠れたり出てきたりを繰り返します。
ただ見え隠れしていても注目されないので、おなじみの「いないいない…ばぁ」のかけ声や、気を引く巻き舌などを駆使して行ってみましょう。身体が隠れなくでも、顔をしっかり見え隠れさせれば、赤ちゃんは反応してくれます。
お膝で遊ぶ
ママやパパのお膝で、赤ちゃんの運動を促す遊びをしてみましょう。まず赤ちゃんの手をしっかり握って膝の上に座らせ、膝を優しく上下に動かして馬に乗っているような動きをします。向かいあって行うパターンと、赤ちゃんとパパやママが同じ方向を見て行うふたつのパターンあります。
首がグラグラしやすい子は、赤ちゃんの脇から首にかけて、ママやパパの手でしっかり押さえながら行います。また、向かい合わせのときは目と目を合わせ、赤ちゃんに無理がかかっていないか確認しましょう。
同じ方向を見ているときは、表情が見えないので、向かい合わせのときよりもゆっくり揺らしてください。上下運動が激しくなると脳や椎間板への負担が大きくなって危険なので、赤ちゃんと膝が同じ動きになるように気を付けることが大切です。
鏡遊び
鏡にうつる自分を見ることで「自分」を認識することができ、自分と自分以外の人を区別することにつながります。4ヶ月頃の赤ちゃんでは、まだ自分を認識するまでにはいたりませんが、不思議そうに鏡をのぞき込み、鏡にうつる自分に笑いかけたり「あ~」「う~」などと声を出したりして遊ぶことができます。
繰り返し鏡を見ているうちに、鏡にうつっているのが自分だと気づき始めますよ。なお、4~5ヶ月の赤ちゃんに鏡を持たせる場合は、ママが使っているような割れる危険性のある鏡は避けましょう。赤ちゃん用の割れない素材が使われた鏡を選んでくださいね。
生後4ヶ月~5ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ遊び
オ―ボール
オ―ボールは、柔らかい素材で網目状に作られたボールのおもちゃです。網目状なので赤ちゃんもつかみやすく、カラフルな見た目は赤ちゃんの興味をひきます。
渡して遊ばせるだけでなく、転がして追視の練習や首を動かす運動もできます。初めは持って感触を楽しんだり、口に入れたりして遊んでいるだけかもしれませんが、そのうち振ったり投げたりできるようになります。
ガラガラ
振ると音が鳴るガラガラなどの音がなるおもちゃもおすすめです。手にフィットするような小さめのガラガラを握らせると、自分で振って楽しむことができます。遊び方がわからない赤ちゃんには、ママやパパが振る動作を教えてあげましょう。ママやパパがすることを真似て遊べるようになりますよ。
また、ガラガラと音が鳴るおもちゃは手作りもでき、小さめのペットボトルにビーズや小豆など入れてしっかり蓋をするだけで完成です。蓋が開いてしまうと誤飲のおそれがあるので、テープで蓋をしっかりととめましょう。握るには少し大きめかもしれませんが、転がして遊ぶこともできるので、ぜひ作ってみてくださいね。
おきあがりこぼし
「おきあがりこぼし」は手で倒しても起き上がるおもちゃで、手の使い方を覚えるのにぴったりです。赤ちゃんはまだ本来の遊び方がわからないので、まずは握ったり投げたり口に入れたりと、自由に遊ばせてあげましょう。ママやパパが倒して起き上がるという本来の遊び方をして見せると、次第に真似をして遊ぶようになるでしょう。
ベビージム
ベビージムは、赤ちゃんが興味を示しそうなマスコットやおもちゃがアーチ状のバーにぶら下がっているおもちゃです。音楽が鳴るものが多く、しかけも盛りだくさんなので、赤ちゃんの五感をフルに刺激してくれるおすすめのおもちゃです。
だんだんと力もついてくるので、しかけを引っ張りすぎてベビージムが倒れたり、つかんだまま自分を引き上げ、手を離したときに床に頭をぶつけてしまったりといった事故も考えられるので、近くで見守るようにしましょう。
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生後4ヶ月~5ヶ月の赤ちゃんにおすすめの絵本や手遊び
布絵本
布絵本は、紙でできた通常の絵本とは違い、読むというよりも見たり触ったりするために作られた絵本です。しゃかしゃかする素材が使われているものもあり、触り心地や音、カラフルな絵柄に夢中になる赤ちゃんも多くいます。布のページは紙よりもめくりやすいので、本をめくる動作を早くに覚えられるでしょう。
布でできているので洗うこともでき、清潔に保てます。破れてしまうこともなく、口に入れても頭や身体にぶつけても、けがの心配をしなくて済みますね。
手遊び歌「きらきらぼし」
きらきらぼしの歌で、赤ちゃんの手や足をあわせてみたり、ぶらぶら振ったりする手遊びです。赤ちゃんもニコニコになるので繰り返し遊べそうですね。
手遊び歌「きゅうりができた」
寝ている赤ちゃんをきゅうりに見立て、リズムに乗りながら手足を動かす遊びです。足をぶらぶらさせてあげたり、こちょこちょする動作など、赤ちゃんが楽しくなること間違いなしです。繰り返して遊ぶことができますよ。
生後4ヶ月~5ヶ月の赤ちゃんにおすすめの外遊び
お散歩
生後4ヶ月~5ヶ月の赤ちゃんには、お散歩も立派な外遊びです。たくさん話しかけながら外の空気に触れ、いろいろな音や景色を見せてあげましょう。
また、太陽の光を浴びることは生活リズムを整えることにもつながります。お散歩に行くことは、いろいろな景色を見ることで五感を刺激し、適度な疲れを与えます。赤ちゃんが夜ぐっすり眠ってくれるともいわれているので、積極的にお散歩をしてみましょう。
公園で観察遊び
公園にはさまざまな人や動物、虫がいるので、観察遊びをしてみましょう。生後4ヶ月~5ヶ月はさまざまなことに興味を示す時期です。公園で遊ぶお兄ちゃんやお姉ちゃんの姿を見せ、「お兄ちゃんたち、ボールで遊んでいるね」「〇〇ちゃんも一緒に遊んでみたいね」と話しかけてみてください。
また、散歩している犬に出会ったら、「わんわんだよ」と話してみるのも良いですね。大人が思っている以上に、このころの赤ちゃんはさまざまなものををよく見ています。公園はいろいろな人や動物の存在を見せるのに最適な場所です。
葉っぱを触らせよう
生後4~5ヶ月の赤ちゃんはものをつかむ動作も上手ですよね。葉っぱを触らせてあげるのも五感を刺激するのに最適です。「葉っぱだよ。きれいな緑色だね」と話しかけながら実際に触らせてあげましょう。
実際にものに触れることで、見ているだけでは知ることができなかった感触や匂いも感じることができます。赤ちゃんなりに「葉っぱってこんな感じ」と感じ取ることができるでしょう。赤ちゃんが葉っぱなどを手に持っているときは、口に入れないように注意してくださいね。
生後4ヶ月の赤ちゃんの遊び・おもちゃの注意点
不安や疑問をひとりで抱え込まないようにしよう
生後4ヶ月の赤ちゃんがおもちゃに手を伸ばさない・おもちゃで遊ばない場合、不安になってしまうママもいますよね。しかし赤ちゃんにもそれぞの好みやペースがあります。あまり機嫌が良くないのであれば、おもちゃを渡しても怒る・泣くといったこともあるでしょう。
赤ちゃんにおもちゃを渡しても遊ばない場合でも、必要以上に不安がることはありません。日を改めて試してみたり、他の遊びにチャレンジしましょう。赤ちゃんがおもちゃを投げてしまう場合は、投げるという行為を楽しんでいるのかもしれませんよ。けがしないように見守り、投げるのはだめだよとやさしく教えてあげましょう。
それでもやはりおもちゃで遊ばないことが心配であれば、家族や友人に相談してみましょう。自治体・企業の専門窓口や医師・カウンセラーを頼るのも良いですね。ひとりで抱え込まないことが大切ですよ。
おもちゃは消毒・洗濯できるものがおすすめ
生後4ヶ月になると、さまざまなものを口に入れるようになります。このため、おもちゃは水洗いできるプラスチック製のおもちゃや洗える布の絵本などがおすすめですよ。おもちゃを消毒するなら、ノンアルコールタイプの消毒スプレーや哺乳瓶用の消毒剤がおすすめです。
お風呂など水がある場所での遊びに注意
生後4ヶ月の赤ちゃんであれば、まだお風呂に入る時間は長くありません。このためお風呂用のおもちゃは、必要に応じて用意しましょう。
赤ちゃんの手を取ってお風呂のお湯をバシャバシャと叩いたり、蛇口から少しだけ水を出して触らせてあげたりするだけでも遊びになりますよ。ただし少しずつ自分で動けるようになる時期のため、おもちゃを渡したからといって目を離すのは危険です。
生後4ヶ月~5ヶ月の赤ちゃんにいろいろな遊びを体験させよう
赤ちゃんはたくさんの刺激を受けて成長していきます。生後4~5ヶ月の赤ちゃんと「どうやって遊べばいいの」と遊び方がわからない人も多いかもしれませんが、赤ちゃんには何でも遊びになります。外を散歩するだけでも歌を歌ってあげるだけでも、赤ちゃんにとっては楽しめるものです。
頼もしく成長する時期に、ママやパパと楽しく遊んでできることを増やし、力を伸ばしていけたら素敵ですよね。赤ちゃんとたくさん触れ合い、さまざまな遊びを通して「楽しい」という感情を教えてあげられたら良いですね。
月齢が同じ他の赤ちゃんの様子が気になるママもいるかもしれませんが、それぞれ好みがあり成長ペースも異なります。高価なおもちゃではなくても、本人が喜ぶもので楽しく遊ばせてあげましょう。
※この記事は2023年7月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。