【生後4ヶ月】生活リズムを例とともに解説!睡眠時間や授乳、お風呂は?体験談あり|助産師監修
生後4ヶ月になると昼夜の区別がつき始める赤ちゃんが増えます。生活リズムを整えるために、タイムスケジュールを見直すことが大切になる時期といえるでしょう。生後4ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間の目安や、一日のタイムスケジュール例、生活リズムの整え方について紹介します。生後4ヶ月のお世話のポイントや体験談も参考にしてみてくださいね。
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目次
生後4ヶ月の赤ちゃんの特徴と生活リズム
生後4ヶ月頃になると、昼夜の区別がつき始め、赤ちゃんの日中起きている時間が少しずつ長くなっていきます。生活リズムを整えるための大切な時期なので、赤ちゃんとの過ごし方にも注意しましょう。日中は日光浴や散歩など、外の空気に触れて刺激を与えると良いですね。
パパやママ、祖父母などいろいろな人と接する機会を増やすことも、赤ちゃんの情緒を育むことにつながります。
生後4ヶ月の睡眠時間と生活リズム
生後4ヶ月の睡眠時間の目安
生後4ヶ月の赤ちゃんに必要な睡眠時間の目安は12時間~15時間(※)といわれています。睡眠のリズムには個人差があるものの、だんだんと朝と夜の区別がつきリズムができてくる赤ちゃんが多い時期です。
夜にまとまって眠るようになる赤ちゃんが増える
生まれたばかりの赤ちゃんは、昼夜の区別がなく3~4時間おきに目を覚まします。そのため、夜間の授乳に苦労しているママも珍しくありません。生後4ヶ月頃からは昼と夜の区別がつくようになるので、夜に8~10時間ほどまとまって眠ってくれる赤ちゃんもいます。
しかし、赤ちゃんの睡眠時間には個人差が大きいことを覚えておきましょう。生後4ヶ月頃になっても睡眠時間に変化がなく、頻繁に目を覚ましてしまう赤ちゃんもいますが、あまり心配しすぎないでくださいね。
夜は毎日お風呂に浸かって湯船で水遊びを楽しんだあと、ミルクを飲むとすぐに寝てくれるようになりました。だいぶ生活リズムがついた頃だったので、夕方のグズリ以外は穏やかに過ごせていました。夜中の授乳も2~3回ほどで、たまに早朝まで爆睡の日もあるほどです。
昼寝は1日に2~3回
生後4ヶ月頃の赤ちゃんには、1日に2~3回お昼寝をさせてあげましょう。3回の場合は朝・昼・夕、2回の場合は朝・昼にそれぞれ1回ずつお昼寝をします。お昼寝が3回から2回になったら、夜スムーズに眠りにつけるよう、できる限り15時までにお昼寝を切り上げると良いですね。
また、1回あたりのお昼寝の時間は、3時間を超えないように調整してあげましょう。
夜泣きをする赤ちゃんもいる
夜泣きは生後6ヶ月頃から始める赤ちゃんが多いですが、生後4ヶ月頃から始まることもあります。赤ちゃんが夜泣きをするときは、日中たっぷりと身体を動かして遊ばせたり、太陽の光を浴びせたりしてはいかがでしょうか。
また、寝る前の授乳をしっかりと行ってお腹を満たしてあげ、お風呂はぬるま湯で早めに済ませておくと良いですね。
生後4ヶ月の授乳と生活リズム
生まれたばかりのころは1日に10回以上授乳をしていましたが、生後4ヶ月頃になると授乳回数は1日に5~6回程度が目安となります。しかし赤ちゃんの授乳のペースは個人差が大きいため、頻繁におっぱいを欲しがる赤ちゃんもいるようです。
生後5ヶ月頃から開始する離乳食をスムーズに進められるよう、1日の中で授乳する時刻を少しずつ決めていくと良いですね。また授乳間隔をあけ、赤ちゃんが空腹になる時間を作ることも大切です。
ミルクの量は、1回の授乳につき200mL前後が目安です。母乳の場合、赤ちゃんの哺乳量がわからないため、足りているのかどうか心配になるかもしれません。母乳量が不足していないか心配な場合は、当てはまるものを下記のチェックリストで確認してみましょう。
・おしっこやうんちの回数が少ない
・体重が増えない
・赤ちゃんの機嫌が悪い
・授乳後1時間程度で泣く
・授乳時間が1回30分以上と長い
当てはまるものがあれば、母乳が足りていない可能性があります。心配な場合は、母乳外来やかかりつけの小児科などで相談してみましょう。ただし授乳後すぐに赤ちゃんが泣いても、だっこなどで落ち着くようなら空腹で泣いているわけではないので、問題はないようです。
また、生後3ヶ月頃から母乳を飲む量が減る赤ちゃんもいます。これは赤ちゃんが満腹感を認識できるようになった証拠なので、心配しなくても大丈夫ですよ。
生後4ヶ月の生活リズム!お風呂は?
赤ちゃんの生活リズムを整えるとき、注意したいのがお風呂に入る時間です。パパが赤ちゃんをお風呂に入れるという家庭も多いかもしれません。しかし、お風呂の時間が遅くなってしまうと、その分就寝時間も遅くなってしまいます。
パパの帰りが遅いときはパパを待たずに、ママが赤ちゃんをお風呂に入れるようにしましょう。パパにとっては寂しいことかもしれませんが、赤ちゃんの生活リズムを整えることを優先してあげてくださいね。
また、お風呂の時間は必ずしも夜でなければいけないというわけではありません。それぞれの家庭の状況に応じて、朝風呂にしてみるのもひとつの方法です。赤ちゃんやママ、家族にとって負担の少ない時間を「お風呂の時間」と決め、なるべく毎日決まった時間にお風呂に入れるようにしましょう。お風呂の時間は授乳直後を避けるようにしてくださいね。
夫が夕方18時ごろに帰宅するため、夫に赤ちゃんをお風呂に入れてもらっていました。お風呂上がりに授乳したあと、食事と片付け。片付けが終わると夫が赤ちゃんと遊んでいるあいだに私がお風呂に入るようにしていました。
生後4ヶ月のタイムスケジュール例
生後4ヶ月の赤ちゃんの1日のスケジュールは、どのようにすればよいのか悩むママも少なくありません。赤ちゃんによって個人差はありますが、以下のタイムスケジュール例を参考にしてみてはいかがでしょうか。
お昼寝が3回の赤ちゃんのタイムスケジュール
生後4ヶ月でお昼寝が3回のタイムスケジュールは、起床が7時ごろ、就寝が21時ごろですね。お昼寝は9時から1時間、15時から1時間、18時から30分の計3回です。
午前中に散歩を取り入れているのが、良い刺激となっていますね。夜中に数回授乳のために起きていますが、昼夜の区別がついているのがわかります。
お昼寝が2回の赤ちゃんのタイムスケジュール
生後4ヶ月でお昼寝が2回のタイムスケジュールは、起床が7時ごろ、就寝が20時ごろです。午前中にしっかりと遊ぶ時間を取り入れることで、朝とお昼にたっぷりとお昼寝をすることができ、夕方のお昼寝は卒業しているようです。1日6回の授乳もバランスの良い時間であるため、離乳食をスムーズにスタートできるでしょう。
夜中も一度授乳に起きる程度で、9時間ほどまとまって眠ってくれるようになっているので、パパやママの負担も軽減されているはずです。
生後4ヶ月の赤ちゃんの生活リズムを整えるためのポイント
朝は決まった時間に起こす
赤ちゃんの起床時間は、朝6~7時が理想です。カーテンを開け、太陽の明るい光を浴びせて起こしてあげましょう。雨の日は部屋の照明をつけてあげると良いですね。光で目が覚めないようなら、やさしく起こしてあげてください。
ただし朝どうしても赤ちゃんが起きないときは、起床時間だからと無理やり起こさなくても問題ありません。前日の刺激が強すぎて疲れていたり、睡眠不足だったりする可能性もあります。その場合はお昼寝の時間を短めにし、就寝時間は普段通りになるように調整してあげましょう。
また赤ちゃんが眠っているからといって、朝も夜と同じように静かに過ごす必要はありません。わざと騒がしくすることはありませんが、自然な生活音を立てることも、赤ちゃんに起床時間を知らせる良い合図になるのではないでしょうか。
起きたら太陽の光を浴びる
赤ちゃんの生活リズムを整えるために大切なのが、起床後に太陽の光を浴びることです。赤ちゃんの睡眠サイクルには「メラトニン」と呼ばれるホルモンが関係しているといわれています。メラトニンは別名「睡眠ホルモン」とも呼ばれ、人間の体内時計にとても大きな影響を与えているのです。
メラトニンが正常に分泌されることにより、体内時計のズレがリセットされ、夜になると自然に眠くなるといわれています。メラトニンが分泌されるのは、朝起きて太陽の光を浴びてから、約14~16時間後です。カーテンを開け、太陽の光が届くところで過ごすだけでも良いので、ぜひ実践してみてくださいね。
ただし、夜に強い光を浴びてしまうと、メラトニンの分泌が阻害されてしまいます。夜は部屋を暗くし、赤ちゃんのそばでスマホを使ったり、テレビを見たりするのは控えるようにしましょう。
赤ちゃんに朝と夜の区別をつけさせたかったので、生後1ヶ月半頃から生活リズムを意識して生活していました。心がけていたのは、朝6時にはカーテンを開けて朝日が入るようにし、夜は必ず9時には電気を消して部屋を暗くし寝る時間だということを教えることです。
その成果があってか、生後4ヶ月頃には昼間はちょこちょこ起きるものの、夜電気を消した状態だとぐっすり寝てくれるようになりました。
決まった生活パターンを繰り返す
赤ちゃんの生活リズムを整えるため、毎日決まった生活パターンを繰り返すこともポイントです。生後4ヶ月のタイムスケジュール例を目安にしても良いでしょう。
起床時間や就寝時間、授乳時間やお風呂の時間などを毎日固定することで、自然とリズムが整っていくはずです。また昼間はにぎやかに過ごし、夜は静かに過ごすことを心がけることも、赤ちゃんの生活リズムを整えるのに効果的だといえるでしょう。
散歩や室内遊びを取り入れる
赤ちゃんの生活パターンをいくら固定しても、日中ほとんど身体を動かしていなければ、夜に眠くならないかもしれません。そのため、散歩や室内遊びを取り入れ、赤ちゃんに適度な刺激を与えることが重要です。いないいないばあをしたり、赤ちゃんをひざに乗せてゆらゆら揺らしてあげたりして、親子のコミュニケ―ションを取りましょう。
また、オーボールやベビージムなどのおもちゃを活用しても良いですね。ただ夕方以降は激しい遊びは避け、静かに過ごすようにしましょう。強すぎる刺激は赤ちゃんの夜泣きを引き起こす可能性もあるので、注意が必要です。
午前中に片付けや掃除を済ませ、授乳したあとに子育てセンターに行ったりお散歩したりするようにしていました。おでかけの時間はだいたい10~12時のあいだです。
規則正しい生活を心がけよう
赤ちゃんの生活リズムを整えるのは、パパやママにとって大変なことですよね。しかし、規則正しい生活は、赤ちゃんの健やかな成長を促します。1日のリズムが安定するまで時間がかかってしまうかもしれませんが、毎日根気強く続けてみてくださいね。
生活リズムが整い、赤ちゃんが夜にしっかりと眠ってくれるようになると、パパやママの負担も軽減されるはずです。
※この記事は2023年11月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。