更新日:2017年04月19日

恐ろしい実験…スキンシップの無い赤ちゃんにもたらされたもの

今から約800年ほど前、現在のイタリアで生まれた神聖ローマ帝国の皇帝フリードリヒ2世。このフリードリヒ2世が生まれたばかりの赤ちゃんにとても恐ろしい実験をしました。 赤ちゃんが産まれてからのお世話にスキンシップも話しかけもしなかったという育児。そうすると子供はどのように育つかと言う実験。その結果は……

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目次

    フリードリヒ2世がやろうとした実験

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    学問と芸術を好み、時代に先駆けた近代的君主として振る舞い「王座上の最初の近代人」と称されたフリードリヒ2世。

    このフリードリヒ2世が本来やろうとした実験は、「言葉を教わらないで育った子供が、どんな言葉を話すのか」疑問を持ったことが始まりでした。
    六カ国語を話すことができたフリードリヒ2世は、人間は生まれたときから自分の言葉をもっていると思っていました。それはきっとヘブライ語にちがいないと、期待していたのです。

    恐ろしい実験の内容

    この実験のため、部下に50人もの赤ちゃんを集めさせたそう。赤ちゃんを部屋に隔離し、そこで面倒をみるのですが、そこに決まりがありました。
    面倒をみる際、

    〇目を見てはいけない
    〇笑いかけてもいけない
    〇語りかけてもいけない
    〇ふれあいを一切してはいけない

    と命じたのです。
    しかし、しっかりとミルクは与えて、お風呂も入りもちろん排泄の処理もする。生きるのに必要なことはすべて与えるのです。
    ただ一つだけ与えられなかったものは、スキンシップ。すなわち愛情です。

    恐ろしい実験の結果

    その実験の結果は恐ろしいものでした。
    子供達は、全員が1歳の誕生日を迎えることなく誰一人として育たなかったそうです。愛情を示してもらえず、言葉もかけてもらえず全員が死んでしまったそうです。
    何とも心が痛む悲しい実験です。

    もう一人の実験者。心理学者、ルネ・スピッツ

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    心理学者のルネ・スピッツ(1887– 1974)も、戦争で孤児になった乳児55人に対し、フリードリヒ2世同様人間的スキンシップを一切行わない実験をしました。

    その結果、55人中、27人が2年以内に死亡。残った子供も17人が成人前に死んでしまい、11人は成人後も生き続けましたが、その多くには知的障害や情調障害が見られたとの事です。
    何とも恐ろしい結果で胸が痛みます。

    このような結果になった原因

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    フリードリヒ2世にとっては誤算となったこの結果。なぜこのような結果になったのでしょうか。
    これは、スキンシップが無かった事による成長ホルモンの障害だと考えられています。
    泣くという行為は言葉の話せない子供の唯一のコミュニケーション方法であり、これを無視すると子どもの情緒に大きな影響を与える可能性があるとのことです。

    また、20世紀の孤児院でも赤ちゃんの死亡率が高く悩まされていたそう。その頃の最新の育児法は『子どもにあまり触れてはいけない』というもの。
    裕福で育児法を勉強できた孤児院は、その最新の育児法を実践していました。逆に貧乏で勉強を学べなかった孤児院では、いつも通り抱いたりあやしたりしていたからか、育児法を実践した裕福な孤児院の子どもの死亡率よりもはるかに低かったそうです。

    大人にも必要な成長ホルモン

    この成長ホルモン、主に「スキンシップ」と「睡眠時」に大量に分泌されるそうです。子供に関わらずいくつになってもこの原理は変わらないそうですよ。
    成長ホルモンが分泌することによって、

    ・新陳代謝が高まる
    ・疲労を回復させる
    ・肉体を再生させる

    という働きがあるようです。ですので、大人でも成長ホルモンの分泌が悪いと、肌の調子が悪かったりすぐに風邪をひいたりと身体にとって悪影響である症状が見られます。

    また、現在の研究結果では、生まれてから3歳までの間に、母が子どもの相手をする時間が、毎日4時間より少ないと脳が正常に機能しなくなる可能性があるというデータも出ているようです。

    このような説を見ると、例えばワーキングマザーの方などはいい気はしませんよね。
    しかし、要は長さよりも濃さとの事。出来るときに目いっぱい子供とスキンシップを楽しむことが大切なようです。

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    【生後0ヶ月】赤ちゃんとの生活~生活リズム・コミュニケーション・食事・やっておきたいこと~

    赤ちゃんとママ。スキンシップが与える良い影響

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    では、スキンシップよって与えられる良い影響とは何でしょう?
    これは、言うまでもないと思いますが、スキンシップは赤ちゃんならずママにとってもとても良い影響を与えます。

    〇お互いに安らぎや安心をもたらす効脳がある
    〇安らぎを感じるホルモン:オキシトシンが脳から分泌され、情緒が安定する
    〇親自身も同様に赤ちゃんに触れることでオキシトシンが分泌される
    〇赤ちゃんの体を成長させ病気に対する免疫力や抵抗力を強くする
    〇温もりを感じる事で親子の絆を作る

    などなど、あげたらきりがありませんね。
    スキンシップがいかに成長にとっていかに大切か痛感させられます。

    スキンシップが不足すると

    スキンシップが不足してしまうと、思春期にキレやすい子になるというデータもあるようです。というのも、高校生と母親の調査を行った際、乳幼児の頃に母親とのスキンシップが不足していた子どもは、衝動的に攻撃する傾向が強いという結果があります。

    また、親の温もりを知らない赤ちゃん猿は、成長した後に群れに戻されても、他の猿を怖がり仲間に入れないという結果もあるようです。

    このような結果を見ると、なぜスキンシップが大切か改めて痛感させられる事実ですね。

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    ■この本に関する口コミ
    幸せになる脳はだっこで育つの題名そのものが説得力いっぱいで書かれた内容でした。
    それに、肌と肌の触れ合い(スキンシップ)の重要性や、どれだけ心を人間性を育てるのか?などが、い~っぱい詰まった本でした。
    仕事をしていて赤ちゃんとの触れあう時間が取れなかったりして、あまり抱っこできない時の対処法や抱っこの方法なども書かれてあります。
    こちらの先生の(脳と体にいいことずくめのベビーマッサージ)の本もお勧めですし、早期教育を考えるならば、こちらの本を読むのが先決にも感じました。
    とにかく世の中の全てのママに読んでほしいと思いました。

    まとめ

    例えば、仕事が忙しくて子どもとのスキンシップがなかなか取れなかったり、病気などで取れなかったり、ご家庭によってさまざまなスタイルがあると思います。
    しかし、この実験結果は、極端にスキンシップをとらなかった場合、このような結果になったと言う事実です。

    なので、日ごろの生活でスキンシップをとる時間が少ないと言っても悩む必要はありません。出来るときに出来るだけスキンシップをとる事が大切との事です。要は時間より濃さなのですね。
    このような恐ろしい実験が過去になされていたと思うとただただ胸が痛むばかりですが、この事実を頭において何時も子どもとのスキンシップを大切にしていきたいものですね。

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