生後1ヶ月の赤ちゃんの外出デビュー!服装や持ち物、注意点を先輩ママの体験談とともにご紹介

生後1ヶ月頃に赤ちゃんと初めて外出する家庭が多いようです。お宮参りや1ヶ月健診があるのもこのころですね。しかし、小さな赤ちゃんとの外出は、慣れ親しんだ場所でもちょっとした冒険になるでしょう。ここでは、初めての赤ちゃんと外出をする上での服装、持ち物などのポイントを紹介します。先輩ママの体験談も必見ですよ。

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この記事の監修

河井 恵美
助産師・保育士
河井 恵美

目次

  1. 赤ちゃんは生後1ヶ月から外出できるの?
  2. 生後1ヶ月の赤ちゃんの外出時の注意点
  3. 生後1ヶ月頃のおでかけの服装は?
  4. 赤ちゃんとの外出での持ち物
  5. 赤ちゃんの外出に関するQ&A
  6. 赤ちゃんとの外出で、初めての表情が見れるかも
  7. あわせて読みたい

赤ちゃんは生後1ヶ月から外出できるの?

赤ちゃんのおでかけについては、具体的にいつからなら良いという医学的根拠はありません。一般的には1ヶ月健診で問題がなければ徐々に外出を始める家庭が多いようですね。昔からの風習として続いているお宮参りもこの時期なので、生後1ヶ月はさまざまな節目と考えられていそうですね。

赤ちゃんの様子

生まれた直後はほっそりして頼りない印象だった赤ちゃんは、生後1ヶ月を迎える頃には体重が増えてずいぶんふっくらして見えるでしょう。首はまだすわらないものの、身長は伸びてしっかりしてきます。物を目で追いかけて見ることもできるようになりますよ。

ママの様子

個人差はありますが、産後の子宮の状態が少しずつ元に戻り、悪露がおさまる時期です。1ヶ月健診で問題がなければ入浴と夫婦生活が可能になります。徐々に産前の生活に戻っていくことができるようになりますが、まだ無理はしないでくださいね。

生後1ヶ月の赤ちゃんの外出時の注意点

長時間の外出は避ける

赤ちゃんにとって外の世界は刺激が強いものです。5~10分の外気浴からスタートし、少しずつ時間を伸ばし外の空気に慣れるところから始めましょう。ママも産後で体調が万全ではないので、最初はベランダに出たり近所を散歩したりして、慣れてきたら近所のスーパーなどに行ってみると良いですね。

天候や気温をチェックする

赤ちゃんとの外出を予定しているときは、あらかじめ天候や気温をチェックして天気や気温の穏やかな日を選ぶことがポイントです。真夏や真冬、雨の日や風の強い日は赤ちゃんにとって負担になるので、無理に出かける必要はありません。夏なら涼しい午前中のうちに、そのほかの時期は暖かい日中のおでかけがおすすめですよ。

赤ちゃんの生活リズムを崩さない

生後1ヶ月になると、個人差がありますが少しずつ授乳や睡眠のリズムができてくる赤ちゃんもいるかもしれません。赤ちゃんが普段と同じリズムで過ごせるように外出時間を調整すると、お世話をするママやパパも楽ですよ。

人混みをなるべく避ける

赤ちゃんには、出産後はママからもらった免疫力があるといわれていますが、それでも思わぬ病気にかかることがあります。予防接種を受けるまではなるべく人混みを避けたほうが安心です。特に風邪やインフルエンザが流行する冬は注意してくださいね。

授乳やおむつ替え対策を万全にする

生後1ヶ月の赤ちゃんの授乳サイクルは短く、1日のうちに何回も授乳が必要になります。外出中にいつ授乳することになっても慌てないよう、授乳室などを事前にチェックしておくと良いでしょう。

おむつ替えも同様です。あらかじめおむつ台の有無を確認し、予備のおむつはすぐ取り出せるようにしておきましょう。車での移動であれば、赤ちゃんと過ごしやすいサービスエリアなどを把握しておくと安心ですよ。

【体験談】ファミリー向けの商業施設がおすすめです

我が家の初めてのおでかけは、よく行く近場のデパートでした。理由はファミリーが多く、授乳室やおむつ台があることがあらかじめわかっていたからです。ママやパパが行き慣れている場所ならトイレやエレベーターなどを探す手間も省けますよ。

イオンや百貨店など家族連れをターゲットにしている商業施設は、赤ちゃん向け設備も整っています。おむつ替えや授乳が頻回のうちは公園より行きやすかったです。

帰宅後に十分授乳する

外出先で落ち着いて授乳ができず、赤ちゃんがいつもと違う環境で思うように母乳やミルクが飲めていないことも考えられます。帰宅後にあらためて授乳し、栄養や水分を補給をしてあげてくださいね。

生後1ヶ月頃のおでかけの服装は?

春・秋

春や秋は過ごしやすく、赤ちゃんにとってもおでかけ向きの季節です。しかし、朝晩はまだ冷え込むこともあるので、外出時の赤ちゃんの服装は、室内での服装+1枚と考えておきましょう。

基本的には短肌着もしくは長肌着+カバーオールで十分です。カバーオールの素材はその日の気温によって決めてくださいね。ベビーカーを使用するときはタオルケットやブランケットがあると安心ですよ。

夏は汗っかきの赤ちゃんにとってつらい季節でもあります。基本的には肌着+コンビ肌着または半袖ロンパース、もしくはコンビ肌着のみでも問題ありません。汗をかいて服が濡れると、不快感やあせもの原因となることもあります。着替えの予備を持つようにしましょう。

冬はとにかく防寒対策が大切ですが、屋外と屋内の温度差が大きいため、注意が必要です。着せすぎると赤ちゃんが汗だくになってしまうので、脱ぎ着しやすい洋服を選びましょう。

住んでいる地域にもよりますが、冬のおでかけには肌着+カバーオール+防寒アイテム、もしくは肌着+長袖ボディスーツ+パンツ+防寒アイテムがおすすめです。靴下や帽子といった小物も使って防寒を万全にしてあげましょう。

【体験談】ママコートを防寒具代わりに!

冬生まれの息子とのおでかけ時には、長袖肌着+カバーオール+上着+帽子を着用させて抱っこ紐で抱っこし、ママコートでガードしていました。

しかし、外の散歩だとこれでも良いのですが、屋内だと汗だくになってしまいます。コートを脱いで抱っこ紐から息子を降ろし、上着を脱がせるのはスペース的にも大変な作業です。車移動や屋内メインのときは防寒具を着せずにママコートを羽織り、厚ければ脱ぐというように調整していました。

赤ちゃんとの外出での持ち物

母子手帳、保険証、乳児医療証

外出先でけがをした場合などに、すぐに医療機関を利用できるように母子手帳と保険証は常に持ち歩きましょう。母子手帳は、持病や出生時の情報を伝える上での大切な資料となります。

おむつ、おしりふき

月齢が低い赤ちゃんは頻繁に排泄します。短時間のおでかけでも予備のおむつは必ず持ち歩くようにしましょう。普段は布おむつを使用している家庭も、外出時は使い捨てのコンパクトな紙おむつを使用するということもあるようです。

【体験談】おむつとおしりふきは常にセットで

パパにバッグを預けておむつだけを持って女子トレイに入ったものの、おしりふきを忘れてまた戻る、ということが何度かありました。おむつ、おしりふき、持ち帰り用のビニール袋はまとめて持ち歩けるようにしておきたいですね。専用のおむつポーチなどもありますが、私は雑誌の付録のポーチで代用しました。

ビニール袋

ビニール袋は何かと使えるアイテムです。ミルクを吐き戻したりおしっこで洋服を汚してしまったりしたときにも、ビニール袋にしまえばバッグ内の他の荷物を汚すことはありません。

場所によってはおむつを捨てられないこともあるので、ビニール袋は使用済みおむつの持ち帰り袋として使用することもできます。においが気になる場合は、ファスナー付きのビニール袋がおすすめです。

授乳ケープ

出先で授乳室が見つからないときのために、人目を隠せる授乳ケープがあると安心です。ちょっとした物陰ですぐに授乳できますよ。ストールや大きめのタオルをゴムやクリップなどで縛って代用しても良いでしょう。

【体験談】ワイヤー入りの授乳ケープを重宝

あまり必要性を感じていなかったのですが、先輩ママから授乳ケープをもらってその便利さに驚きました。授乳室がない施設も多く、ベビー休憩室にもパパがいるため、意外と授乳場所は限られます。

ケープがあれば、レストランでもパパの実家でもひとりになれる場所を探さずに授乳できました。おすすめはワイヤー入りのものです。普通の布と違ってふにゃふにゃにならなので、赤ちゃんの顔に布が触れることがありません。ママは赤ちゃんの授乳姿がきちんと確認できて安心できます。

携帯用粉ミルク、哺乳瓶、調乳用のお湯

携帯できるコンパクトなスティックタイプの粉ミルクやキューブ型の粉ミルクは、清潔に保てる上にかさばらないのでおすすめです。調乳用のお湯は小さい水筒などに入れて持ち歩きましょう。ミルク育児の場合はどうしても荷物が多くなりがちなので、授乳時間にかぶらないように外出時間を調整しても良いでしょう。

【体験談】うんちトラブルが多く着替えは必須

離乳食が始まる前の赤ちゃんのうんちはゆるゆるで水っぽく、おむつの隙間から漏れてしまったことが何度かありました。しばらくは2セットほど着替えを持ち歩いていました。肌着、ロンパースとあらかじめ重ねてセットにしておくと、着替えさせるときに楽ですよ。

タオルケット、ブランケット

屋外へのおでかけだけでなく、デパートなどの室内でも思いのほか空調が効いていて肌寒いことがあります。タオルケットやブランケットは、おくるみ代わりになったりベビーカー移動のときの温度調整に使えたりと、とさまざまなシーンで役立つ便利なアイテムです。

ガーゼハンカチ

赤ちゃんはミルクの吐き戻しやよだれが多く、洋服を汚してしまうことがあります。そのため、繊細な口元をぬぐうためのガーゼハンカチを持ち歩くと良いでしょう。ガーゼハンカチは、暑い季節は全身の汗拭きとしても活躍しますよ。

着替え

赤ちゃんは吐き戻しや汗で洋服を汚してしまうことがあります。念のため着替え一式を持ち歩きましょう。

携帯電話

大半の人は常に携帯電話を持ち歩いていますが、たとえ短時間の散歩でも置いて出かけることがないようにしましょう。赤ちゃんの体調が急変することもあります。最近は公衆電話の数が減っているので、緊急事態に対応できない可能性があります。

赤ちゃんの外出に関するQ&A

初めてのおでかけでのポイントは?

生後1ヶ月では、ママ自身まだ赤ちゃんのお世話にも慣れていません。加えて大荷物でのおでかけとなれば、その苦労は想像以上のものです。1ヶ月健診やお宮参りなどは、パパやおばあちゃんなどに付き添ってもらいましょう。荷物を持ってもらって両手が空くだけでもずいぶん楽になりますよ。

生後1ヶ月未満で外出しても良いの?

新生児は免疫力が低いため、なるべく生後1ヶ月までは外出を控えたほうが良いでしょう。絶対にでかけてはいけないわけではありませんが、感染のリスクがあると心得ておいたほうがよいですね。買い物は通販やネットスーパーなどを利用し、パパにも手伝ってもらってくださいね。

ただし、上にきょうだいがいる場合は幼稚園や保育園のお迎えが必要なこともあるでしょう。上の子がいる場合も、家族にお願いしたり、ファミリーサポートなどのサービスを利用したりしてみてください。

やむを得ずに赤ちゃんを連れて外出するときは、短時間で済ませるように気をつけたいですね。負担をかけないよう、移動ではタクシーを利用するなど工夫しましょう。

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ベビーカーと抱っこ紐はどちらが便利?

ベビーカーの場合は赤ちゃんをフラットに近い状態で寝かせられるので、抱っこ紐に慣れていない場合でも安心して使えるという利点があります。

ただし、段差が多い場所や乗り降りが大変な公共機関を使用する場合は、身軽に動ける抱っこ紐が便利です。横抱きができる抱っこ紐や、首すわり前から使える抱っこ紐を使用してくださいね。それぞれの家庭の事情や行先に応じて使い分けてみましょう。

抱っこ紐を使用する前には、必ず練習をしておきましょう。途中でおむつ変えなどで、赤ちゃんを降ろしたり抱っこしたりすることがあることも想定しておくと良いですね。

車でのおでかけでの注意点は?

自分たちのペースで行動でき授乳やおむつ替えも車内で済ませられる車でのおでかけは、公共機関に比べて赤ちゃんやママ、パパにとって負担が少ない方法です。短時間のおでかけでもチャイルドシートをしっかり使用し、急ブレーキを避け安全運転を心がけましょう。

赤ちゃんとの外出で、初めての表情が見れるかも

赤ちゃんとの外出は、始めのうちはどれだけ対策していても、予想外のできごとが起こって焦るものです。気を張りっぱなしで、帰宅するころには赤ちゃんよりママのほうが疲れているかもしれませんね。

しかし、回数を重ねるうちにどんどん慣れていくため、無理のない範囲で外出してみましょう。赤ちゃんも目や耳や肌でたくさんのことを感じ、初めての表情を見せてくれるかもしれません。ママにとっても良い気分転換になりますよ。

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