【助産師・保育士監修】生後7ヶ月の睡眠時間や授乳回数!1日のスケジュール例は?生活リズムの整え方をご紹介

助産師・保育士監修|生後7ヶ月頃になると、離乳食は2回食になるので、生活リズムが整いやすい時期です。一方で、夜泣きが始まり、生活リズムが崩れた、理想通りにいかないと悩む方も多いでしょう。ここでは、生後7ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間や授乳回数、1日のスケジュール例、生活リズムなどについて先輩ママの体験談を交えて解説します。

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この記事の監修

河井 恵美
助産師・保育士
河井 恵美

目次

  1. 生後7ヶ月頃の睡眠時間や授乳回数、過ごし方
  2. 生後7ヶ月の1日のスケジュール例
  3. 生後7ヶ月の睡眠時間とお昼寝
  4. 生後7ヶ月の理想の生活リズムの整え方
  5. 生活リズムが整えばママも自分の時間を確保しやすい
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生後7ヶ月頃の睡眠時間や授乳回数、過ごし方

生後7ヶ月頃になると、離乳食にも慣れ生活リズムがある程度整っている時期でしょう。おすわりやずりばいができる赤ちゃんも多く、日を追うごとに成長が感じられますよね。ここでは、生後7ヶ月頃の赤ちゃんの生活リズムや過ごし方について説明します。

睡眠時間が安定してくる

生後7ヶ月頃になると、お昼寝や離乳食・授乳の時間が定まり、生活リズムが整いやすくなります。運動量が増えるので夜中はぐっすりと眠るようになるでしょう。生後7ヶ月の睡眠時間の合計は12時間~15時間で、お昼寝は午前・午後の2回程度が目安です。

離乳食は2回が目安

離乳食は午前と午後の2回を目安に進めます。離乳食を上手に飲み込めないなど、ペースがゆっくりの場合は無理に二回食にする必要はありません。

食事の前後には「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつをしましょう。赤ちゃんによって食べる量や好みが違いますが、あまり神経質になる必要はありません。

好奇心が強い時期なので、おもちゃやテレビに気が散らないように、食事に集中できる環境を整えます。初めて食べる食材は、病院の空いている日の午前中に与えましょう。

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授乳は1日4~5回が目安

生後7ヶ月の赤ちゃんの授乳回数は4~5回が目安です。離乳食が進むにつれ食後の授乳量が少なくなり、夜中もぐっすり眠ってくれることが多いです。

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遊ぶ時間が増える

生後7ヶ月頃になると、好奇心がますます強くなり、集中して遊ぶ時間が多くなります。手や指を動かす力が発達するので、つかむ、たたく、ひっぱる、ふるなどの動作が活発になります。さらに、「スイッチを押すと光る」「引っ張ると音が出る」など、原因と結果を結び付ける力が身につき始めます。

おすわりができるとねんね期とは視界が変わるため、近くにあるスマホや箱ティッシュなどに手を伸ばすことも多くなるでしょう。危険も増えるため、赤ちゃんから目を離さないように気を付けましょう。月齢に合ったおもちゃやボール、積み木などで遊んであげると良いですね。

生後7ヶ月の1日のスケジュール例

生後7ヶ月頃の赤ちゃんはどのような1日を過ごしているのでしょうか。完全母乳育児、混合栄養・完全ミルク育児、保育園児の3タイプにわけて、スケジュール例を紹介します。

完母の場合のタイムスケジュール

完全母乳の場合の授乳回数は、離乳食後を含め3~5回程度です。1回の授乳時間は15~20分程度を目安にしましょう。添い乳で寝かしつけをしている場合は、夜中の授乳が続くこともあります。

生後7ヶ月頃の生活リズム

雪が多く日照時間が少ないところに住んでいたので、生後7ヶ月頃は、日中はお日様が出ていればなるべく外に出るようにしていました。

朝7時半 起床、授乳、身支度、家事をこなすママを見つめながらごろごろ体操をしたりぬいぐるみで遊んだりしているうちにうとうとお昼寝。
朝10時 離乳食・授乳・買い物
12時 授乳・お天気が良ければ日向ぼっこ・お昼寝
15時 お風呂・授乳・絵本タイム
18時 離乳食・授乳・帰宅後のパパと触れ合う
21時 泣きながら就寝

混合・完ミの場合のタイムスケジュール

混合栄養育児、完全ミルク育児の授乳回数は、2回の離乳食後+3回前後が目安です。離乳食後の授乳は赤ちゃんが欲しがるだけ与えます。

生後7ヶ月頃の生活リズム

ずっと家にいても赤ちゃんも自分も退屈なので、天気の良い日はできるだけ近所にお散歩に出かけるようにしています。外出すると寝つきが良くなる気がします。最近になって、お昼寝の時間が一定になり、午前に1時間、午後に3時間程度寝るようになりました。

8時 起床・授乳
11時 お昼寝
12時 離乳食・授乳・おでかけもしくはママと遊ぶ
15時 おやつやお茶・お昼寝
18時 授乳
20時 お風呂・授乳
22時 就寝

保育園児のタイムスケジュール

生後7ヶ月頃になると、保育園に通い始める赤ちゃんも多いですよね。保育園ではミルク・離乳食・お昼寝の時間が決まっているので、生活リズムが整いやすくなります。

お昼寝は午前・午後に1回ずつが一般的ですが、保育園に通っていて夜が遅くなる子の場合には、午後に2回お昼寝をするなど調整してもらえることがあります。なるべく日中の活動に支障が出ないように、早寝早起きを身につけたいですね。

保育園児の過ごし方

朝、保育園にお見送りした後、11時ごろ昼食、食後1~2時間程度お昼寝をして、日中の温かい時間には園庭で日向ぼっこをします。午後からは室内でしっかり身体を動かし、おやつを食べた後またお昼寝をして、夕方にお迎えに行きます。

帰ったら急いで夕食を用意し、ゆっくり食べた後、少し休んでお風呂に入ります。20~21時ごろにはミルクを飲んで就寝。まだ寝るのが嫌なのか、ダブルベッドの上を寝返りし続け、しばらくすると指をしゃぶりながら寝ています。

生後7ヶ月の睡眠時間とお昼寝

生後7ヶ月頃の赤ちゃんの睡眠時間は何時間程度が目安でしょうか。合計睡眠時間や昼寝の回数、気になる夜泣きについて説明します。

睡眠時間の合計は12時間~15時間

米国の国立睡眠財団(NATIONAL SLEEP FOUNDATION)によると、生後7ヶ月では12時間~15時間の睡眠時間が必要だといわれています(※)。成長ホルモンの分泌に欠かせない良質な睡眠は、成長段階にある赤ちゃんにとって重要です。日中はしっかり身体を動かし、夜はぐっすり眠れるようにしましょう。

お昼寝は午前と午後に1回ずつ

生後7ヶ月頃の赤ちゃんのお昼寝の時間は、午前と午後の1回ずつが一般的です。よく活動した日などは、一度に3~4時間ほどまとめて眠ってしまうこともあります。午後のお昼寝の時間が遅くなると、夜の寝る時間が遅くなってしまうので、なるべく早めにお昼寝をさせましょう。

お昼寝の時間にお小遣い稼ぎ

出産後は仕事を辞めてお金がとにかくなかったので、アンケートサイトやモニターサイトに登録し、お小遣い稼ぎに没頭していました。報酬はささやかなものでしたが良い息抜きになり楽しかったです。

夜泣きでリズムが崩れる子も

生後7ヶ月頃になると、ひどい夜泣きに悩まされるママやパパは多いですよね。せっかく整い始めた生活リズムが崩れ、寝る時間が日によってバラバラになってしまう赤ちゃんも多いです。

夜泣きの原因には個人差がありますが、生活リズムを整え、日中は身体をしっかり動かすように心がけることで、少しずつ解消することがあります。

夜泣きのたびに授乳をしたり抱っこしたりすると、赤ちゃんがひとりで寝つくことができないことがあるので、あまり夜泣きが長引く場合は夜間断乳やネントレも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

姉妹ともに激しい夜泣きでした

長女次女ともにこの時期は何回起きたかわからないほど夜泣きしていました。初めはしっかり立って抱っこして寝かしつけよう、抱き癖がついたらいけないからトントンで寝かせようといろいろ考えていました。

しかし、夜中に何度も立つのが大変で、トントンしても一時間経っても泣きやみませんでした。夜寝ないでいると自分も大変だと思い、「添い乳しよう」と楽な方法を取っていました。

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生後7ヶ月の理想の生活リズムの整え方

赤ちゃんの心と身体の発達にとって、規則正しい生活はとても大事です。赤ちゃんが夜ふかしをしていると、睡眠中の成長ホルモンの分泌や自律神経の働きを阻害する可能性があります。

親が夜型の生活を送っていると赤ちゃんも夜ふかしをしやすくなるので、この機会にパパやママの生活リズムを改めてみてはいかがでしょうか。

朝は決まった時間に起こす

早く寝かせるには早起きをすることが大事です。毎朝6~8時くらいには赤ちゃんを起こしてあげましょう。決まった時間に起こすことで、決まった時間に寝るようになりますよ。朝はカーテンを開け、光を浴びせると自然に身体が目覚めやすくなります。

日中にしっかりと身体を動かす

日中にしっかり身体を動かすと寝つきが良くなります。生後7ヶ月頃であれば、下記のような月齢に合った運動を取り入れていきましょう。

・両手で積み木を打ち合わせる
・少し離れたところにおもちゃを置き寝返りで取りに行かせる
・パパやママがすわった状態で太ももに赤ちゃんを立たせてぴょんぴょんとジャンプさせる

赤ちゃん教室や子育てサークルに積極的に参加

生後2ヶ月頃から赤ちゃん教室や子育てサークルに参加しています。 週1~3回は何かしらイベントがあるので、友達ができたりたくさんのおもちゃで遊べたりするだけでなく、生活のリズムも整ってくるので、メリットが多いですよ。日中にたくさん遊んでいるからか、夜寝ると朝まで起きなくなりました。

お風呂は早めにすませる

生後7ヶ月頃であれば、パパの帰りを待ってからお風呂に入る赤ちゃんも多いですよね。ただし、お風呂の時間があまり遅くなると寝る時間も遅くなってしまうので、もしもパパの帰りが遅くなる場合は、待たずに早い時間に入浴させる方が良いでしょう。

ママひとりでお風呂に入れるのが不安なときは、バスチェアなどの便利グッズを試してみるのもおすすめです。

決まった生活パターンを繰り返す

規則正しい生活を送るためには、1日のスケジュールを定めておくと良いでしょう。食事、外出、お昼寝、お風呂の時間がいつも同じだと、決まった時間に目覚めたり眠たくなったりします。あまり細かくスケジュール管理をするとストレスのもとになるので、意識する程度から始めましょう。

19時に入浴し20時半に寝かしつけ

生後7ヶ月にしてやっと早寝早起きのリズムがきちんとできてきました。19時ごろに眠そうな仕草をするので、その前にお風呂に入れ、20時半には布団に入るようにしています。

お昼寝の時間を調整する

お昼寝の時間が遅くなると、夜になかなか眠れないことがあります。生後7ヶ月の睡眠時間を確保するためにも、お昼寝の時間は遅くとも午後3時ごろまでに起きられるように調整しましょう。お昼寝する部屋を暗くすると目覚めにくくなるので、カーテンは開けた状態でお昼寝させます。

生活リズムが整うとママも安心

昼間は活発に行動するようにしました。昼寝の時間は、午前に1回、午後に1回と安定していたので、お昼寝に合わせて行動するようにしました。眠くなりそうな時間帯には、ぐずぐずしても問題ない場所にいるようにしたり、自宅にいるようにして工夫しました。

お昼寝に合わせて行動することで、こちらも予測や準備ができるので家事がしやすくなりました。たまに予想とはずれることはありますが、基本的な1日のリズムをもっておくと、あわてずに落ち着いて1日を過ごすことができると思いました。

生活リズムが整えばママも自分の時間を確保しやすい

生後7ヶ月頃の赤ちゃんの生活リズムを整えるには、1日の過ごし方をある程度決めておき、スケジュールに沿ってお世話をすることが大事です。規則正しい生活は赤ちゃんの健康や発達にも良い影響を与えます。

決まった時間にお昼寝や寝かしつけができると、ママも自分の時間が確保しやすくなりますよ。子育ての合間にゆっくりリラックスしたり、趣味の時間を過ごしたりして上手に息抜きをしてくださいね。

※この記事は2023年11月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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