【生後6ヶ月・7ヶ月】定期健診のチェック項目一覧

乳幼児定期健診では、赤ちゃんの成長や発達を確認することができます。特に6~7ヶ月健診では、寝返りやお座りなど、赤ちゃんの発達の遅れを確認しやすいといわれています。今回は、そんな6~7ヶ月健診について紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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この記事の監修

染谷 朋之介
小児科医
染谷 朋之介

目次

  1. 6~7ヶ月健診とは
  2. 6~7ヶ月健診の準備
  3. 6~7ヶ月健診の検査項目
  4. 6~7ヶ月健診を受診しよう
  5. あわせて読みたい

6~7ヶ月健診とは

成長や発達を確認し、育児の不安を解消できるもの

乳幼児健診は、赤ちゃんの成長や発達の状態を確認するための大切なものです。身体測定だけでなく、寝返りやお座りをするかどうか、おもちゃへの関心、離乳食の状況など、さまざまなチェック項目があります。赤ちゃんの発達やお世話について疑問や悩みが多い時期なので、そうした不安を解消することもできるかもしれませんよ。

集団健診と個別健診

6~7ヶ月健診には、集団健診と個別健診があります。集団健診の場合は、健診場所や日程が決まっているので、前もって確認しておきましょう。

個別健診の場合は、医療機関や日程をパパやママが選ぶことができますが、予約が必要になる場合があるので注意が必要です。集団健診か個別健診かは自治体によって異なるため、早めに確認しておいてくださいね。

受診期間

6~7ヶ月健診を受診できる期間は、自治体によって異なります。生後6~7ヶ月頃が基準になることもあれば、生後9ヶ月になる前日まで受診できることもあります。乳幼児健診は余裕を持ってスケジュールを立てておくと、慌てずにすみますよ。

6~7ヶ月健診の準備

赤ちゃんの様子をメモする

乳幼児健診を受けるときは、前もって赤ちゃんの様子で気になるところを書き出しておくことをおすすめします。いざ当日になって「何を聞くのか忘れてしまった」という事態にならないよう、母子手帳などにメモをしておきましょう。

当日の持ち物

6~7ヶ月健診を受診するときの持ち物は、以下になります。

・母子手帳
・受診票

個別健診の場合は、下記のものが必要になることがあります。

・健康保険証
・診察券
・助成券

また、健診の案内に持ち物の欄がある場合は、記載されているものを忘れないようにしましょう。ミルクや哺乳瓶、おむつ、着替え、おもちゃなどの赤ちゃんのお世話に必要なものも用意しておくと安心ですよ。

受診料

6~7ヶ月健診は、自治体によって実施されていないことがあります。任意で受診することはできますが、任意の場合の受診料は自己負担となるので注意してくださいね。費用の目安は3,000円程度のことが多いようですが、前もって確認しておくようにしましょう。

自治体が6~7ヶ月健診を助成の対象としている場合は、無料で受診することができます。ただ、費用の一部のみが助成されるところもあるので、自治体のホームページや案内などをチェックするようにしてくださいね。

6~7ヶ月健診の検査項目

身長

2歳未満の赤ちゃんは、身長計の上に寝かせて身長を測ります。生後6~7ヶ月頃の身長の目安は、以下の通りです。

・男の子 63.6~73.6cm
・女の子 61.7~71.9cm

赤ちゃんの身長には個人差があり、健診を受けるタイミングによって目安も変わるので、あまり神経質に考えすぎないようにしましょう。

体重

6~7ヶ月健診での体重は、スケールの上に赤ちゃんを寝転がせたり、座らせたりして測ります。このころの体重の目安は、以下になります。

・男の子 6.44~9.87kg
・女の子 6.06~9.37kg

体重にも個人差があるので、ほかの赤ちゃんと比べないようにしましょう。授乳や離乳食に不安があったり、赤ちゃんの体重について心配だったりするときは、医師に相談してみてくださいね。

胸囲・頭囲

生後6~7ヶ月の赤ちゃんの胸囲の目安は、以下になります。

・男の子 40.4~48.6cm
・女の子 39.3~47.2cm

また、このころの頭囲の目安は、以下になります。

・男の子 41.0~46.5cm
・女の子 39.9~45.2cm

赤ちゃんの頭が急激に大きくなっている場合は、水頭症の可能性があります。大泉門の張りや嘔吐、ぼーっとした状態が続くなどの症状があるときは、医師に相談しましょう。

ハンカチテスト

赤ちゃんの顔にハンカチなどの布をかけ、反応を見るのが「ハンカチテスト」です。布を顔にかけたときに反応があるか、自分で布を取ることができるかどうかなどを確認します。

首すわり

首すわりの目安は生後3ヶ月以降です。生後4~5ヶ月頃になると首の筋肉が発達し、首を自由に動かせるようになります。そのため、生後6ヶ月頃になると、ほとんどの赤ちゃんの首すわりが完了しているでしょう。首すわりの確認は3~4ヶ月健診で行われていますが、健診のときに確認できていなければ6~7ヶ月健診でも行われます。

寝返り

赤ちゃんが寝返りをできるかどうかも、検査項目のひとつです。ただし、赤ちゃんが寝返りを始める時期は個人差が大きいものです。なかには、うつぶせになりたくないから寝返りをしない赤ちゃんもいるようです。そのため、赤ちゃんがなかなか寝返りをしないからと、無理に練習をさせなくても大丈夫ですよ。

お座り

赤ちゃんがお座りをできるかどうかのチェックも、このころの乳幼児健診で行われますよ。生後6ヶ月頃は両手を前につき、背中を丸めて座る赤ちゃんが多いです。この状態で短時間座ることができるのかを確認します。

生後7ヶ月頃になるとひとり座りが安定し、おもちゃを持って遊ぶことができるようになるでしょう。

そのほかの検査項目

6~7ヶ月健診では、赤ちゃんの成長を確認するためにさまざまな検査が行われます。主なものを簡単に紹介しますね。

・全身観察(皮膚、姿勢などに問題がないか)
・胸部聴診
・腹部触診
・頭部触診
・口腔内視診(歯が生えているかどうか)
・聴覚テスト
・目の検査(斜視、目やに、目の動きなど)
・問診(人見知りの有無、離乳食の進み具合、赤ちゃんの様子など)

受診する医療期間によって、健診の内容は異なります。紹介していない検査が行われることもあれば、紹介した検査が行われないこともあります。そのため、不安なことがあればママから医師に相談するようにしましょう。

6~7ヶ月健診を受診しよう

6~7ヶ月健診の実地の有無や内容は、自治体や医療機関によって異なります。このころは、赤ちゃんの発達の遅れが判定しやすい時期だといわれているので、できる限り受診することをおすすめします。6~7ヶ月健診は、日頃の育児の相談ができるチャンスにもなりますよ。

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