新生児が夜に寝てくれない!寝ないのは問題?原因と対策を解説

新生児が夜に眠ってくれないと、何か問題があるのではないかと不安になってしまいますよね。ここでは、新生児の眠りのメカニズムと、赤ちゃんが寝ないときの原因や対処法を紹介します。ママやパパ負担を軽くする方法も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

110271

この記事の監修

河井 恵美
助産師・保育士
河井 恵美

目次

  1. 新生児が夜に寝ない理由とは
  2. 新生児が寝ない原因と対処法
  3. 新生児が夜に寝ないときにママやパパの負担を軽くする方法
  4. 赤ちゃんの昼夜の区別をつけるために
  5. 赤ちゃんが夜に泣くときは寝言泣きの可能性もある
  6. 新生児が夜に寝なくても心配しすぎないようにしよう
  7. あわせて読みたい

新生児が夜に寝ない理由とは

新生児は昼夜の区別がついていない

生後1ヶ月頃までの赤ちゃんは、昼夜の区別が付いていないものです。そのため、夜に眠ってくれなくても不自然ではありません。

生後2~3ヶ月頃から徐々に昼夜の区別が付き始め、生後4ヶ月頃になると昼は起き、夜は眠るようになることが多いです。ただし、個人差があるので、「昼夜の区別がなかなかつかない」と焦らないようにしましょう。

新生児の睡眠サイクル

生まれたばかりの赤ちゃんはの睡眠パターンは、 1~2 時間の覚醒と 1~4時間の睡眠を繰り返します。浅い眠りが多く、ささいな刺激で目を覚ましてしまうことも少なくありません。1日に16〜20時間ほど眠ります。(※1)

新生児が寝ない原因と対処法

お腹が空いている

新生児がなかなか寝てくれなかったり、眠ってもすぐに目を覚ましてしまったりする場合は、お腹が空いているのかもしれません。特に母乳育児の場合は、赤ちゃんがどのくらいの量を飲んだのか目で見てわからないものです。もしも母乳だけでは足りない場合は、ミルクに頼るのも良いでしょう。

ミルクは母乳よりも腹持ちが良いといわれているので、長く眠ってくれるようになるかもしれません。また、ミルクの場合も、授乳中赤ちゃんが眠って既定の量が飲めないようであれば、起こしてしっかりと飲ませ切るようにしましょう。ただし、母乳でもミルクでも、体重増加が正常で順調に成長していれば、それ以上に起こして無理に飲ませる必要はありません。

河井先生のヒトコト「授乳と睡眠」

新生児はおっぱいやミルクを長時間飲めていないと脱水の心配があります。したがって、個人差はありますが3~4時間の間隔で授乳をすることが望ましいです。赤ちゃんが寝ている場合も起こして授乳を試してあげてください。

赤ちゃんが産まれてから2ヶ月ほど経つと、夜はよく寝て、起きたらおっぱいやミルクをよく飲むという赤ちゃんもいます。その場合は、赤ちゃんの授乳のサイクルが整っていると考えられるので、夜中に授乳のために無理に起こさなくても問題ありません。

また、新生児のうちは排尿回数も大切です。24時間で6回以上の排尿がある場合は、脱水の可能性は低いと考えられています。排尿回数も配慮して、おっぱいやミルクを与えるか決めてみてくださいね。

ゲップがでない

母乳やミルクを飲むとき、赤ちゃんはいっしょに空気を飲み込んでしまいます。そのままだと、胸が苦しくて眠れなくなったり、吐き戻したりすることもあるので、ゲップで飲み込んだ空気を外に出さなければなりません。しかし、赤ちゃんは自力でゲップをすることが難しいため、背中を軽くたたくなどして手伝ってあげるようにしましょう。

どうしてもゲップが出ないときは、授乳のときにほとんど空気を飲み込んでいなかったのかもしれません。5~10分経っても出ないときは無理にゲップをさせず、顔を横向きにして寝かせてあげてくださいね。万が一ミルクを吐いてしまっても、気道に入らないので安心ですよ。

「それでも心配…」という方は、赤ちゃんの頭が胃よりも高くなる状態にして5~10分より少し長く抱っこしてあげると良いでしょう。

体がかゆい・不快感がある

新生児の肌はデリケートで汗をかきやすいので、新生児ニキビと呼ばれる乳児湿疹やあせもができやすいものです。体の不快感が強いとなかなか眠れなくなってしまうことがあるので、注意が必要です。汗をかいたらすぐに着替えさせたり、保湿をしたりと肌トラブルに気をつけるようにしましょう。また、こまめにおむつを替えると、おむつかぶれの予防に効果的ですよ。

鼻づまりがある

赤ちゃんは口ではなく鼻で呼吸をしますが、新生児は鼻水のもととなる涙の分泌量がとても少ないです。そのため、鼻水の代わりに、鼻の粘膜に血液を充満させているといわれています。血液が充満しているので鼻の粘膜はむくんだ状態で、またもともと鼻腔が狭いため、鼻づまりが起こりやすくなるのだそうです。

また、仰向けで寝かせていると、鼻が心臓よりも低い位置にくるので、よりむくみやすくなってしまいます。むくみによって苦しくなり、鼻づまりで眠れなくなってしまう場合は、頭を少し高くしてあげると眠りやすくなりますよ。(※2)

便秘

消化器官が未発達だったり、授乳量が十分でなかったりすることで、便秘になってしまう新生児もいます。便秘のせいでお腹が張ったり、不快感があったりして、赤ちゃんが眠れない可能性があります。もしも便秘で苦しそうなら、お腹を「の」の字にマッサージをしてみてくださいね。お風呂の後など温まったときが良いでしょう。綿棒浣腸も、便秘がひどい場合に効果的です。なかなか便秘が解消されないときには、一度医師に相談してみましょう。

室温・湿度が適切でない

部屋が暑すぎたり寒すぎたりすることも、新生児が眠れない原因のひとつです。赤ちゃんはまだ上手に体温調節をすることができないので、空調や服装などを調節してあげるようにしましょう。

体調不良

赤ちゃんがなかなか寝なかったり、機嫌が悪かったりするときは、風邪などで体調が悪い可能性があります。体温を測ったり、便の状態や授乳量などを確認したりして、普段と違う症状がないか注意するようにしましょう。

日中の刺激が強すぎる

赤ちゃんの成長のためにと、日中にたくさん遊んであげたくなるかもしれませんが、過度な刺激は赤ちゃんが眠れない原因を作ってしまうことがあります。始めのうちは5~10分ほどから、赤ちゃんに無理のない範囲で遊んであげるようにしましょう。

精神的な不安

今までお腹の中で育っていた赤ちゃんにとって、子宮外の世界は未知の世界です。そのため、新しい環境に慣れるのに時間がかかり、精神的な不安を感じていることがあります。抱っこをしたり、おくるみを使ったりして、胎内に近い環境を作ってあげると安心して眠ってくれるかもしれません。

また、胎内音がなるぬいぐるみやメリーなどを活用しても良いですね。ビニールのクシュクシュという音を聞かせるのも効果的ですよ。

新生児が夜に寝ないときにママやパパの負担を軽くする方法

無理に寝かせようとしない

新生児が夜に寝てくれないと、赤ちゃんに付き合うママやパパの負担は大きいものです。ただし、無理に寝かせようとすると、ママやパパは寝てくれない赤ちゃんによりストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。そのため、「寝ないなら仕方ない」と開き直ると、少し心が軽くなるかもしれませんよ。

周囲の人に頼る

夜に眠ってくれない赤ちゃんのお世話をしていると、ママやパパ自身が寝不足でつらくなってしまいますよね。寝られなくてつらいときは、パートナーや祖父母など、周囲の人の手を借りるのもひとつの方法です。完全母乳のママでも、あらかじめ母乳を搾乳しておけば、授乳を代わってもらうこともできますよ。

赤ちゃんといっしょに昼寝をする

夜に赤ちゃんが眠らなくて寝不足のときは、ママやパパも赤ちゃんといっしょに昼寝をしても良いですね。妊娠・出産のあとママの子宮や身体が完全に回復するには、およそ1~2ヶ月かかるといわれています。とくに赤ちゃんが新生児のころは無理をせず、休めるときに休息をとるようにしてくださいね。

赤ちゃんの昼夜の区別をつけるために

昼と夜のメリハリをつける

昼は部屋を明るくし、夜は暗くするなど、昼と夜のメリハリをつけるのも、赤ちゃんの生活リズムを整えるのに効果が期待できます。また、昼間は音楽をかけたり、赤ちゃんに話しかけたり、抱っこしたりと楽しく過ごし、夜には静かにしてあまり赤ちゃんを刺激しないようにしてみてはいかがでしょうか。

起こす時間と寝かせる時間を決める

新生児のうちはまだ昼夜の区別をつけることは難しいですが、赤ちゃんの生活リズムを整えるため、赤ちゃんをリビングに連れてくる時間と部屋を暗くして寝かせる環境にする時間をだいたい決めておくことをおすすめします。ママやパパ、赤ちゃんの体調や様子を考慮し、無理のない範囲で実践してみてくださいね。

授乳と眠りを分ける

授乳中に赤ちゃんが眠ってしまうことも少なくありませんが、眠りと目覚め、授乳をできる限り分けるようにすると良いですね。朝は赤ちゃんが半分眠っている状態で授乳するのではなく、しっかりと目覚めさせてから授乳を始めるようにしましょう。生後数週間を過ぎてからは、なるべく授乳しながら眠らせないようにしてみてくださいね。(※3)

赤ちゃんが夜に泣くときは寝言泣きの可能性もある

赤ちゃんが夜に泣いてしまうのは、実は目が覚めたのではなく寝言を言っているだけかもしれません。これを「寝言泣き」といい、2~3分そのままにしておくと治まります。寝言泣きのときに赤ちゃんに声をかけたり抱っこしたりすると、赤ちゃんを起こしてしまうことがあるので注意してくださいね。

40分から1時間おきに目が覚めて泣いてしまう赤ちゃんの場合、寝言泣きの可能性がある(※4)ので、数分間様子を見てから声かけをするようにしましょう。

新生児が夜に寝なくても心配しすぎないようにしよう

赤ちゃんが夜に眠ってくれないと、育児の方法がいけないのかと不安になってしまうかもしれません。しかし、新生児のころは昼夜の区別が付いていないので、授乳やおむつ替え、体温調節などをしても寝ない場合は、心配しすぎないようにしてくださいね。

昼夜にこだわらず、赤ちゃんが眠ったタイミングでママやパパも仮眠をとるなどして、ママやパパの負担を軽減できるように対処していくことをおすすめします。

あわせて読みたい

新生児がよく寝てくれる「おひなまき」とは?効果と巻き方・注意点
https://mamanoko.jp/articles/14372
【月齢別】新生児・赤ちゃんの寝かしつけの方法やコツ!おすすめグッズもご紹介
https://mamanoko.jp/articles/28436
新生児や赤ちゃんの抱っこの仕方は?横抱き・縦抱きの基本を動画で解説!
https://mamanoko.jp/articles/9073
新生児・赤ちゃんの寝ぐずりがひどい!いつまで続く?対処法は?
https://mamanoko.jp/articles/13092
即実践!赤ちゃんが泣きやんで眠れる【姿勢と抱き方】の秘訣
https://mamanoko.jp/articles/4314
赤ちゃんにオルゴールを聞かせよう!赤ちゃんへの影響とおすすめオルゴール15選
https://mamanoko.jp/articles/26960
生後2ヶ月の睡眠時間!うちの子は長い?短い?寝ないときの対策は?
https://mamanoko.jp/articles/10357
添い乳での寝かしつけはいつまで?寝ないときには?夜泣きの原因になるの?
https://mamanoko.jp/articles/29429
新生児や赤ちゃんは添い寝をしていい?添い寝はいつから?リスクを解説
https://mamanoko.jp/articles/19338