【超簡単】離乳食パン粥のアレンジレシピ7選!初期の作り方&冷凍術!いつからいつまであげる?
離乳食でおかゆの代わりに主食となってくれるのがパン粥です。パンは離乳食期から手軽に調理できるので、上手に活用できると良いですよね。ここでは、パン粥の基本の作り方とあげられる時期、アレンジレシピなどを紹介します。冷凍の仕方やパンの選び方も参考にしてみてください。
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目次
離乳食期から与えてあげたいパン粥ですが、調理の仕方やアレルギーが気になる方が多いようです。離乳食にパン粥をうまく取り入れて、赤ちゃんが食べられる食材のレパートリーを増やしてあげてくださいね。
離乳食のパン粥はいつからいつまで?アレルギーは?
離乳食のパン粥は赤ちゃんにいつから与えて良いのでしょうか。お粥がだんだんご飯に変わるように、パン粥はいつまで与えられてパンをそのまま食べられるのはいつごろなのかも気になりますね。
以下の表に離乳食としてパン粥を与える時期の目安をまとめました。
時期 | かたさ・形状 |
---|---|
初期(ゴックン期) 〇 | おかゆに慣れた後半から少量を与える |
中期(モグモグ期) 〇 | 味付けを変えたアレンジ粥に移行する |
後期(カミカミ期) 〇 | 徐々にパンへ移行する |
完了期(パクパク期) 〇 | パンの手づかみ食べ |
パン粥は初期から後期ごろまで
パン粥は離乳食初期(ゴックン期)から後期(カミカミ期)ごろまで与えることができます。初めてあげるときはやわらかくふやかしたものを与えましょう。後期(カミカミ期)ごろから徐々にパンの手づかみ食べに移行するのが理想です。
市販の食パンを使用してかまいませんが、食パンにはイーストフードや乳化剤といった食品添加物が使用されている場合があります。安全性は認められていますが、気になる場合は原材料表示をよく確かめてなるべく無添加のものを選んであげられると良いですね。
パン粥は小麦アレルギーに注意
パンの原材料である小麦粉は食物アレルギーを引き起こす可能性があり、消費者庁が「食品表示基準 (特定原材料)」とする7品目に含まれています。(※)
卵や牛乳と並んでアレルギーが出やすい食材です。初めて与えるときはやわらかくふやかしたものを少量ずつ与え、赤ちゃんの様子をよく見守りましょう。
【簡単】離乳食パン粥の基本の作り方
赤ちゃんに初めてパン粥を与えるときの基本のパン粥の作り方を紹介します。電子レンジで簡単に作れるので試してみてくださいね。
※以下、この記事のレシピでは600Wの電子レンジを使用した場合の加熱時間を記載しています。
材料
・食パン(白い部分) 8枚切り1/4枚
・水 大さじ3
作り方
1.耐熱皿にパンを細かくちぎる
2.水を加えてふんわりとラップをかけ、50秒ほど加熱する
3.なめらかにすりつぶしたら完成
いろいろな種類のパンがありますが、パン粥には食パンの白い部分を使います。
電子レンジでの調理は食材が乾燥しやすいので、パンを水にしっかり浸すのがポイントです。水の量は赤ちゃんが食べやすいかたさになるよう調整してもかまいませんよ。
パン粥はやわらかくて消化が良いため、完了期ごろの赤ちゃんならば風邪をひいたときなどのメニューとしてもおすすめです。離乳食の時期に合わせたパンと水の量は以下を目安にしてください。
時期 | パンの量 | 水の量 |
---|---|---|
初期(ゴックン期) | 8枚切 1/4枚 | 大さじ3 (約50mL) |
中期(モグモグ期) | 8枚切 1/2枚 | 大さじ4 (約60mL) |
後期(カミカミ期) | 8枚切 2/3枚 | 大さじ5 (約80mL) |
完了期(パクパク期) | 8枚切 1枚 | 大さじ5 (約80mL) |
離乳食パン粥の冷凍保存のコツ!解凍法は?
パン粥はまとめて作って冷凍保存できるので、ストックしておくといざというときに便利でしょう。
製氷皿で冷凍
製氷皿に入れて冷凍すると小分けにできて便利です。固まったらフリーザーバッグに移し替えておくと良いでしょう。
フリーザーバッグに入れて冷凍
フリーザーバッグに薄く広げて冷凍するのもおすすめです。菜箸などで軽く筋をつけておくと、折れやすくなって使うときに便利ですよ。
冷凍したパン粥の解凍の仕方
冷凍したパン粥は電子レンジで加熱して解凍しましょう。再加熱して殺菌したほうが安心です。フリージングしたものは1週間以内に使い切りましょう。
離乳食初期(生後5・6ヶ月頃)のレシピ
離乳食初期(ゴックン期)におすすめのパン粥レシピを紹介します。
野菜スープのパン粥
材料
・食パンの白い部分(8枚切) 1/4枚
・野菜スープ 大さじ3
作り方
1.食パンを細かくちぎって耐熱皿に入れる
2.野菜スープを加え、食パンを浸す
3.ふんわりとラップをかけ、電子レンジで50秒ほど加熱する
4.なめらかにすりつぶしたら完成
野菜スープは、赤ちゃんが食べたことのある野菜を鍋でゆでて作ります。特に味付けは必要なく、野菜の風味を教えてあげてくださいね。離乳食の進み具合により、生後5ヶ月から使用できる市販ベビーフードの野菜スープを使用しても良いでしょう。
さつまいものパン粥
材料
・食パンの白い部分(8枚切) 1/4枚
・水 大さじ3
・さつまいも 5g
作り方
1.さつまいもは皮をむき、さっと水にくぐらせてラップで包み、電子レンジで40~50秒加熱する
2.1を裏ごしして、白湯でなめらかにのばす
3.食パンを小さくちぎって耐熱皿に入れ、水を加えて浸す
4.ふんわりとラップをかけ、電子レンジで50秒ほど加熱し、なめらかにすりつぶす
5.2のさつまいもペーストをのせたら完成
少量のさつまいもはレンジで加熱すると固くなりやすいので、様子を見ながら加熱時間を調節してください。
かぼちゃのミルクパン粥
材料
・食パンの白い部分(8枚切) 1/4枚
・粉ミルク(溶いたもの) 大さじ3
・かぼちゃ 5g
1.かぼちゃは皮をむいてワタを取り、さっと水にくぐらせてラップで包んだら電子レンジで30秒ほど加熱する
2.1を裏ごしして、白湯でなめらかにのばす
3.食パンを小さくちぎって耐熱皿に入れ、溶いた粉ミルクを加えて浸す
4.ふんわりとラップをかけ、電子レンジで50秒ほど加熱し、なめらかにすりつぶす
5.2のかぼちゃペーストを混ぜたら完成
普段粉ミルクを使わない場合は、キューブやスティックタイプの粉ミルクを用意しておくと便利です(ほほえみキューブやはぐくみスティックなど)。一度開けたら早めに使い切りたい缶と違い、個包装なので離乳食作りに役立ちますよ。
離乳食中期(生後7・8ヶ月頃)のレシピ
離乳食中期(モグモグ期)に作ってあげたいパン粥レシピを紹介します。アレンジパン粥にチャレンジして味の幅を広げてみましょう。
バナナパン粥
材料
・食パンの白い部分(8枚切) 1/2枚
・水 大さじ4
・バナナ(輪切り) 2cm
作り方
1.バナナをつぶす
2.食パンを小さくちぎって耐熱皿に入れ、水を加えて浸す
3.1のバナナを加えて混ぜる
4.ふんわりとラップをかけ、電子レンジで1分ほど加熱したら完成
食パンと一緒にバナナを加熱すると、やわらかくなって食べやすくなります。甘みが増すメリットもありますよ。
ほうれん草の豆乳パン粥
材料
・食パンの白い部分(8枚切) 1/2枚
・豆乳(無調製) 大さじ2
・水 大さじ2
・ほうれん草(葉先) 10g
作り方
1.ほうれん草をやわらかくゆで、細かく刻む
2.食パンを小さくちぎって耐熱皿に入れ、豆乳と水を加えて浸す
3.ふんわりとラップをかけ、電子レンジで1分ほど加熱する
4.1のほうれん草を混ぜたら完成
豆乳には調製豆乳と無調製豆乳があります。離乳食には調味料などが加えられていない無調製豆乳がおすすめです。
にんじんのミルクパン粥
材料
・食パンの白い部分(8枚切) 1/2枚
・粉ミルク(溶いたもの) 大さじ4
・にんじん 10g
作り方
1.にんじんをすりおろす
2.食パンを小さくちぎって耐熱皿に入れ、1のにんじんと溶いた粉ミルクを加える
3.ふんわりとラップをかけ、電子レンジで1分ほど加熱したら完成
離乳食後期(生後9・10・11ヶ月頃)のレシピ
離乳食後期(カミカミ期)の赤ちゃんにおすすめのパン粥レシピを紹介します。手づかみ食べが始まる時期なので、パンの手づかみ食べレシピもあわせて紹介します。
トマトとチーズのパン粥
材料
・食パンの白い部分(8枚切) 2/3枚
・水 大さじ5
・トマト 20g
・プロセスチーズ 10g
作り方
1.トマトは皮をむいて種を取り、5mm角程度に切る
2.食パンを1cm角程度に切って耐熱皿に入れ、水を加えて浸す
3.1のトマトと食べやすい大きさに切ったプロセスチーズをのせる
4.ふんわりとラップをかけ、電子レンジで1分ほど加熱したら完成
チーズはあるものでかまいませんが、とけるタイプのチーズはしっかりと加熱しましょう。チーズは塩分と脂肪分が多いため与えすぎに注意が必要です。
きなこミルクのくるくるサンド
材料
・食パンの白い部分(8枚切) 2/3枚
・きなこ 大さじ1
・粉ミルク(溶いたもの) 小さじ2
作り方
1.きなこと溶いた粉ミルクを混ぜる
2.食パンに1を塗る
3.端からくるくると巻き、ラップに包んで落ち着かせる
4.食べやすい大きさに切ったら完成
まるでピーナッツクリームのようで赤ちゃんがよろこぶ味です。手づかみ食べにもぴったりですよ。
パン粥の栄養とおすすめのパンの選び方
パン粥の栄養
パン粥はエネルギーとなる炭水化物が豊富なため、ごはんの代わりの主食になります。粉ミルクや牛乳、豆乳や野菜スープなどでやわらかくしているので消化が良く栄養も豊富です。風邪をひいたときなど離乳食をあまり食べないときに作ってあげるのもおすすめです。
やわらかくて食べやすいですが、与えすぎると消化不良を起こして下痢をしてしまう恐れがあるので注意しましょう。
おすすめのパンの選び方
パン粥に使う食パンは市販のものを利用できれば簡単に作れてうれしいですよね。市販の食パンにはイーストフードや乳化剤といった食品添加物が含まれていることがあります。食品添加物は安全性が認められたものですが、赤ちゃんにはなるべく余計なものを摂らせたくないと考えるなら無添加のものを選ぶと良いでしょう。
パスコの「超熟」やフジパンの「本仕込」はイーストフードや乳化剤を使用していないおすすめの食パンです。国産小麦にこだわるなら、国産小麦100%使用の「超熟 国産小麦」がおすすめです。
手軽に作れるパン粥は忙しいママの味方!
パン粥は手軽に調理でき、おかゆと同じように味のバリエーションがつけられて重宝する離乳食メニューです。忙しいときのお助けメニューにもなってくれるでしょう。
レシピに水分量を記載しましたが、基本はパンが浸るくらいの量であれば良いのであまり難しく考えずに作ってみてくださいね。小麦アレルギーが気になるときは、医師に相談してから始めましょう。
※この記事は2019年10月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。